◆フジツボ
私はこちらの本を知るより先に、jamstec(海洋研究開発機構)さんのyoutubeの番組「シンカイジン」でナビゲーター役を務めておられた著者の方を興味をもち、知りました。
海に行くと必ず目にする生き物、フジツボ。
そのフジツボたちを、著者の方は愛着を込めて“F”と呼んでいるそうです。
本に紹介されている魅力的なF達を共感してみたいと思い、私は購入してみました。
100ページと少しというボリュームの中に収められた、Fに関する魅力的な言葉たち。
また、非常に多くの角度でFを紹介しています。
例えば・・・
・Fの代表的な種類、
・生息場所
・サンプル画像
・生物学的分類、
・年齢
・意外な付着場所(イルカの葉・ウミヘビのしっぽ等)
・フジツボにまつわる都市伝説!?
・食事の方法
・フジツボの一生
・ダーウィンとF
・江戸時代の本草画とF
・ノーベル賞詩人のフジツボ ポエム
・切手やカードに見るF
・食材としてのF
・フジツボと日露戦争
・日本の特許第一号とF
・環境モニタリングとしてのF
・バイオミメティクス(生物に学びながら私たちの暮らしを良よりくすること)とF
・日本付着生物学会
・ビーチコーミングとF
・付録のフジツボ観察のHow To
・付録のフジツボの型紙を作る
・Fの移入種問題
・偉大なるFへの賛辞
・・・などです。
倉谷うららさんのFに対する情熱がこの本に凝縮されていると思いました。
フジツボという生物の紹介を超えた、魅力的な本ですね!
何度も読み返したいと思います(^-^)
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フジツボ――魅惑の足まねき (岩波科学ライブラリー〈生きもの〉) 単行本 – 2009/6/24
倉谷 うらら
(著)
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購入オプションとあわせ買い
泳ぎ,歩き,逆立ちし,慎ましく脱ぐ.招く脚とつぶらな瞳──ダーウィンが愛した魅惑の生物,その殻に隠された素顔がいま明らかに.人体に生えるって本当?東郷平八郎がバルチック艦隊に勝ったのはフジツボのおかげ?なぜ歯医者さんが注目?美しい写真や歴史的な博物画も満載.図鑑・観察ガイド・変態パラパラ付き!充実のオールカラー.
- 本の長さ126ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日2009/6/24
- 寸法13.5 x 1 x 19.5 cm
- ISBN-104000074997
- ISBN-13978-4000074995
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商品の説明
出版社からのコメント
■著者からのメッセージ
自分でもあきれるほど,フジツボに心を奪われている.「好きな生き物は?」と聞かれたら,「フジツボです」と答える.相手が初対面なら,十中八九けげんな顔をされる.それも次第に慣れてしまって,最近は開き直り気味だ.フジツボを「美しい,偉大だ」と形容すると,変わった嗜好の人のように思われるかもしれない.しかしフジツボとある程度関わると,その魅力にとりつかれる.かのダーウィンがすっかり夢中になり,いつしか「愛しのフジツボ」と呼んでいたように.この本では,そんなフジツボの基礎知識から,生活史,フジツボ学の歴史,ダーウィンとの密接な関係,医療への応用の可能性まで,「海岸で足をすりむいたら,後日,体内にフジツボがビッシリ生えていた……」という都市伝説の真偽や,ノーベル賞作家のフジツボ・ポエム,食文化に関わるエピソードなども交えながら,広く,わかりやすく紹介したい.(本書「はじめに」より)
自分でもあきれるほど,フジツボに心を奪われている.「好きな生き物は?」と聞かれたら,「フジツボです」と答える.相手が初対面なら,十中八九けげんな顔をされる.それも次第に慣れてしまって,最近は開き直り気味だ.フジツボを「美しい,偉大だ」と形容すると,変わった嗜好の人のように思われるかもしれない.しかしフジツボとある程度関わると,その魅力にとりつかれる.かのダーウィンがすっかり夢中になり,いつしか「愛しのフジツボ」と呼んでいたように.この本では,そんなフジツボの基礎知識から,生活史,フジツボ学の歴史,ダーウィンとの密接な関係,医療への応用の可能性まで,「海岸で足をすりむいたら,後日,体内にフジツボがビッシリ生えていた……」という都市伝説の真偽や,ノーベル賞作家のフジツボ・ポエム,食文化に関わるエピソードなども交えながら,広く,わかりやすく紹介したい.(本書「はじめに」より)
著者について
倉谷うらら (くらたに うらら)
愛知県生まれ.ウェールズ大学バンガー校海洋科学学部海洋生物学科卒業,同大学博士課程中退.東京大学三崎臨海実験所での実験補佐,日本動物学会の職員を経て,海洋生物研究家.所属団体は,日本付着生物学会,日本動物学会,日本古生物学会,日本湿地ネットワーク,海の生き物を守る会.10代の頃,よく干潟で渡り鳥を眺めていたが,ある日を境に鳥が食べている泥の中の生物(ゴカイやカニ)が気になりはじめる.その頃,レイチェル・カーソンの『沈黙の春』に影響され,環境汚染にも関心をもつ.海洋生物学を学んだ英国で,フジツボにすっかり魅了される.
趣味は,泥だらけになって干潟の生物観察にいそしむこと,フジツボ関連グッズ(博物画,古書,化石など)の蒐集. ☆現在は「冨士うらら」のペンネームで活動中.(2019年10月~)
愛知県生まれ.ウェールズ大学バンガー校海洋科学学部海洋生物学科卒業,同大学博士課程中退.東京大学三崎臨海実験所での実験補佐,日本動物学会の職員を経て,海洋生物研究家.所属団体は,日本付着生物学会,日本動物学会,日本古生物学会,日本湿地ネットワーク,海の生き物を守る会.10代の頃,よく干潟で渡り鳥を眺めていたが,ある日を境に鳥が食べている泥の中の生物(ゴカイやカニ)が気になりはじめる.その頃,レイチェル・カーソンの『沈黙の春』に影響され,環境汚染にも関心をもつ.海洋生物学を学んだ英国で,フジツボにすっかり魅了される.
趣味は,泥だらけになって干潟の生物観察にいそしむこと,フジツボ関連グッズ(博物画,古書,化石など)の蒐集. ☆現在は「冨士うらら」のペンネームで活動中.(2019年10月~)
登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (2009/6/24)
- 発売日 : 2009/6/24
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 126ページ
- ISBN-10 : 4000074997
- ISBN-13 : 978-4000074995
- 寸法 : 13.5 x 1 x 19.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 436,790位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,469位動物学
- カスタマーレビュー:
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イメージ付きのレビュー

5 星
F=フジツボ=G=偉大☆
◆フジツボ私はこちらの本を知るより先に、jamstec(海洋研究開発機構)さんのyoutubeの番組「シンカイジン」でナビゲーター役を務めておられた著者の方を興味をもち、知りました。海に行くと必ず目にする生き物、フジツボ。そのフジツボたちを、著者の方は愛着を込めて“F”と呼んでいるそうです。本に紹介されている魅力的なF達を共感してみたいと思い、私は購入してみました。100ページと少しというボリュームの中に収められた、Fに関する魅力的な言葉たち。また、非常に多くの角度でFを紹介しています。例えば・・・・Fの代表的な種類、・生息場所・サンプル画像・生物学的分類、・年齢・意外な付着場所(イルカの葉・ウミヘビのしっぽ等)・フジツボにまつわる都市伝説!?・食事の方法・フジツボの一生・ダーウィンとF・江戸時代の本草画とF・ノーベル賞詩人のフジツボ ポエム・切手やカードに見るF・食材としてのF・フジツボと日露戦争・日本の特許第一号とF・環境モニタリングとしてのF・バイオミメティクス(生物に学びながら私たちの暮らしを良よりくすること)とF・日本付着生物学会・ビーチコーミングとF・付録のフジツボ観察のHow To・付録のフジツボの型紙を作る・Fの移入種問題・偉大なるFへの賛辞・・・などです。倉谷うららさんのFに対する情熱がこの本に凝縮されていると思いました。フジツボという生物の紹介を超えた、魅力的な本ですね!何度も読み返したいと思います(^-^)
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2016年6月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入

◆フジツボ
私はこちらの本を知るより先に、jamstec(海洋研究開発機構)さんのyoutubeの番組「シンカイジン」でナビゲーター役を務めておられた著者の方を興味をもち、知りました。
海に行くと必ず目にする生き物、フジツボ。
そのフジツボたちを、著者の方は愛着を込めて“F”と呼んでいるそうです。
本に紹介されている魅力的なF達を共感してみたいと思い、私は購入してみました。
100ページと少しというボリュームの中に収められた、Fに関する魅力的な言葉たち。
また、非常に多くの角度でFを紹介しています。
例えば・・・
・Fの代表的な種類、
・生息場所
・サンプル画像
・生物学的分類、
・年齢
・意外な付着場所(イルカの葉・ウミヘビのしっぽ等)
・フジツボにまつわる都市伝説!?
・食事の方法
・フジツボの一生
・ダーウィンとF
・江戸時代の本草画とF
・ノーベル賞詩人のフジツボ ポエム
・切手やカードに見るF
・食材としてのF
・フジツボと日露戦争
・日本の特許第一号とF
・環境モニタリングとしてのF
・バイオミメティクス(生物に学びながら私たちの暮らしを良よりくすること)とF
・日本付着生物学会
・ビーチコーミングとF
・付録のフジツボ観察のHow To
・付録のフジツボの型紙を作る
・Fの移入種問題
・偉大なるFへの賛辞
・・・などです。
倉谷うららさんのFに対する情熱がこの本に凝縮されていると思いました。
フジツボという生物の紹介を超えた、魅力的な本ですね!
何度も読み返したいと思います(^-^)
私はこちらの本を知るより先に、jamstec(海洋研究開発機構)さんのyoutubeの番組「シンカイジン」でナビゲーター役を務めておられた著者の方を興味をもち、知りました。
海に行くと必ず目にする生き物、フジツボ。
そのフジツボたちを、著者の方は愛着を込めて“F”と呼んでいるそうです。
本に紹介されている魅力的なF達を共感してみたいと思い、私は購入してみました。
100ページと少しというボリュームの中に収められた、Fに関する魅力的な言葉たち。
また、非常に多くの角度でFを紹介しています。
例えば・・・
・Fの代表的な種類、
・生息場所
・サンプル画像
・生物学的分類、
・年齢
・意外な付着場所(イルカの葉・ウミヘビのしっぽ等)
・フジツボにまつわる都市伝説!?
・食事の方法
・フジツボの一生
・ダーウィンとF
・江戸時代の本草画とF
・ノーベル賞詩人のフジツボ ポエム
・切手やカードに見るF
・食材としてのF
・フジツボと日露戦争
・日本の特許第一号とF
・環境モニタリングとしてのF
・バイオミメティクス(生物に学びながら私たちの暮らしを良よりくすること)とF
・日本付着生物学会
・ビーチコーミングとF
・付録のフジツボ観察のHow To
・付録のフジツボの型紙を作る
・Fの移入種問題
・偉大なるFへの賛辞
・・・などです。
倉谷うららさんのFに対する情熱がこの本に凝縮されていると思いました。
フジツボという生物の紹介を超えた、魅力的な本ですね!
何度も読み返したいと思います(^-^)
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2011年2月24日に日本でレビュー済み
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子供の頃から、港や海岸などで当たり前にどこにでもくっついているモノと認識していました。フジツボさま、ごめんなさい。あなたがそんなに深くて素敵だって知らなかった。全部一緒だと・・・何種類もあるなんて知らなかった。友人間でもちょっと話題になりました。ただ、水産試験場の知り合いはくっつかない工夫をする為に役立てようとしているのが複雑な気持ち・・・
2010年4月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
東京のFM局「J-WAVE」の「東京Remix族」でしょこたんと山田五郎が紹介していた本だったので読んでみました。
食い足りないというレビューもありましたが、学術書ではないし、むしろ、学術書と一般の興味をつなぐ本としては、ちょうど良いのではないかと感じました。何より、ちょっと登場している著者のうららさんのかわいらしい容姿と内容とのギャップが楽しめました。もうちょっと彼女の写真があったら、もっと楽しめたかも。
「お弁当を持って旅に出るフジツボの子供」というのがやっぱりロマンティックでよかったですね。ということで、さっくり楽しむ本ですが、そのつもりで読むと、思ったより雑学が増えて、楽しめます。尚、フジツボのペーパークラフトとか、アクセサリーとか、こういう発想を学者さんがするところもなんともほほえましく、21世紀的じゃんと思いました。(by paco@<おとなの社会科>)
食い足りないというレビューもありましたが、学術書ではないし、むしろ、学術書と一般の興味をつなぐ本としては、ちょうど良いのではないかと感じました。何より、ちょっと登場している著者のうららさんのかわいらしい容姿と内容とのギャップが楽しめました。もうちょっと彼女の写真があったら、もっと楽しめたかも。
「お弁当を持って旅に出るフジツボの子供」というのがやっぱりロマンティックでよかったですね。ということで、さっくり楽しむ本ですが、そのつもりで読むと、思ったより雑学が増えて、楽しめます。尚、フジツボのペーパークラフトとか、アクセサリーとか、こういう発想を学者さんがするところもなんともほほえましく、21世紀的じゃんと思いました。(by paco@<おとなの社会科>)
2010年2月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
特殊生物の探究書としてはそもそも意図されていないと思います。フジツボを通して色々な「思索」の種が散りばめられていて豊かな気分になります。大型貨物船がバラストに海水を使い母国で排水することが移入種の原因になっていることまでに及ぶ記述は博物学的で、国際会計基準やISOやISMSによって国際化が進む一方で損なわれる自国の伝統や文化の行く末に、思いを至らせてくれました。こういう軽妙洒脱なユーモアがある書籍が増えてくると毎日が楽しくなりますね。
2014年5月19日に日本でレビュー済み
生きている雑貨を愛したくなる気分、と言えばいいのか。読後感。
たまには変わった本をと気晴らしに手に取ってみて、
改めて気付く。作者名も変わっている。
だからこういう分野に進んだのかなどと妄想を抱きながら読み進むうちに、
どっぷり筆者のフジツボワールド、フジツボ愛、蘊蓄フジツボ物語の世界にはまる。
フジツボのどこに「足招き」出来る足があるんだと思いながらも、けっこう楽しめた。
海辺で幼少期を過ごしたのでフジツボは身近な存在だった。
それにしても、こんなにも色んな種類のものがあるとは・・・。
フジツボラブ引き込まれて、読んでいて面白い本だったのは確か。
実際職場という場所から動けずに、悩ましいこと続出なので、
処世術めいたフジツボの生き方にしみじみしたり、微笑んでしまったり。
あれ? 理系の本あと思っていたのに、読後感は人生読本みたい。
たまには変わった本をと気晴らしに手に取ってみて、
改めて気付く。作者名も変わっている。
だからこういう分野に進んだのかなどと妄想を抱きながら読み進むうちに、
どっぷり筆者のフジツボワールド、フジツボ愛、蘊蓄フジツボ物語の世界にはまる。
フジツボのどこに「足招き」出来る足があるんだと思いながらも、けっこう楽しめた。
海辺で幼少期を過ごしたのでフジツボは身近な存在だった。
それにしても、こんなにも色んな種類のものがあるとは・・・。
フジツボラブ引き込まれて、読んでいて面白い本だったのは確か。
実際職場という場所から動けずに、悩ましいこと続出なので、
処世術めいたフジツボの生き方にしみじみしたり、微笑んでしまったり。
あれ? 理系の本あと思っていたのに、読後感は人生読本みたい。
2009年10月10日に日本でレビュー済み
私は生物を扱う職種なので、
かねがね本を書いてみたいと思っていた
書店でこの本を見かけた時に
「フジツボの本なんかがあるのなら、私にだって」と
張り合うような気持ちで購入したのが切っ掛けであった
ところが、読み終わる前に「フジツボなんて」とか、「私にも書ける」と思った気持ちは、
遥かかなたに消え去っていた
それだけでなく、著者の優しい文体に
トゲトゲしていた私の心は癒され、不思議な暖かさに包まれているのだ
誰にでもできることではない
悔しいけれど、素直にこの本の魅力を認めることにしよう
大手新聞各紙で絶賛されていることも知り、さらに納得した
自然科学書は山ほどよんでいるが、こんなにも感銘を受けた本はこれまでなかった
思いがけない効果に、自分でも驚くばかり
しかも、それがフジツボの本だったという点がすごい
生物学的な話にとどまらず、歴史や文化まで幅広く網羅しており
同業者でも学ぶことがたくさんある
科学に馴染みの薄い人にも解りやすく、関心をもってもらえる要素が多い
きれいな写真も満載で、細部にまでコダワリと気配りがみてとれる
ページの隅にあしらわれたパラパラ漫画も
フジツボの子供がしだいに成長してゆく様子がわかって、すばらしい
隅々から著者のフジツボへの愛がビビッドに伝わってくる
この本のように、万人に楽しめ、かつ、レベルも高い本はなかなかないと思った
「すばらしい」のひと言、是非読んで下さい
かねがね本を書いてみたいと思っていた
書店でこの本を見かけた時に
「フジツボの本なんかがあるのなら、私にだって」と
張り合うような気持ちで購入したのが切っ掛けであった
ところが、読み終わる前に「フジツボなんて」とか、「私にも書ける」と思った気持ちは、
遥かかなたに消え去っていた
それだけでなく、著者の優しい文体に
トゲトゲしていた私の心は癒され、不思議な暖かさに包まれているのだ
誰にでもできることではない
悔しいけれど、素直にこの本の魅力を認めることにしよう
大手新聞各紙で絶賛されていることも知り、さらに納得した
自然科学書は山ほどよんでいるが、こんなにも感銘を受けた本はこれまでなかった
思いがけない効果に、自分でも驚くばかり
しかも、それがフジツボの本だったという点がすごい
生物学的な話にとどまらず、歴史や文化まで幅広く網羅しており
同業者でも学ぶことがたくさんある
科学に馴染みの薄い人にも解りやすく、関心をもってもらえる要素が多い
きれいな写真も満載で、細部にまでコダワリと気配りがみてとれる
ページの隅にあしらわれたパラパラ漫画も
フジツボの子供がしだいに成長してゆく様子がわかって、すばらしい
隅々から著者のフジツボへの愛がビビッドに伝わってくる
この本のように、万人に楽しめ、かつ、レベルも高い本はなかなかないと思った
「すばらしい」のひと言、是非読んで下さい
2012年6月29日に日本でレビュー済み
フジツボって気持ち悪い、そういうイメージを持っている人が多いですが「じゃあどんな生き物なの?」っていうと意外と知らない人が多い。
本書はフジツボの生態をメインに日本文化に見られるフジツボの話や、ダーウィンの研究、フジツボと人間の関係(環境、食べ物)など様々な視点からフジツボを解説しています。
専門家ではない我々一般人が「へー、フジツボってそうなんだぁ!」と思えるような本です。
残念に思うのはキプリス幼生が成体になるまでの過程、付着してからの変化の解説が肝心なところで曖昧になっているところですね。
ちなみに著者はネイチャーテクニカのフジツボのガチャポンの解説も担当。
このガチャガチャが中々出来が良い。ただ、巻貝に付着したミョウガガイストラップはミョウガガイが大変邪魔でストラップとしては困ったものですw
本書はフジツボの生態をメインに日本文化に見られるフジツボの話や、ダーウィンの研究、フジツボと人間の関係(環境、食べ物)など様々な視点からフジツボを解説しています。
専門家ではない我々一般人が「へー、フジツボってそうなんだぁ!」と思えるような本です。
残念に思うのはキプリス幼生が成体になるまでの過程、付着してからの変化の解説が肝心なところで曖昧になっているところですね。
ちなみに著者はネイチャーテクニカのフジツボのガチャポンの解説も担当。
このガチャガチャが中々出来が良い。ただ、巻貝に付着したミョウガガイストラップはミョウガガイが大変邪魔でストラップとしては困ったものですw
2010年8月9日に日本でレビュー済み
フジツボについての総合的な入門書。
著者はイギリスの大学でフジツボについて専攻したという珍しい経歴の持ち主。
本書は、日本で見られるフジツボの種類を図解で紹介したり、ダーウィンのフジツボ研究を語ったり、江戸時代の本草書にあらわれたフジツボを分析したりといったもので、かなり多様な角度からフジツボを取り上げている点が面白い。
文系と理系の合わさったような内容なのだ。博物学という感じがする。
一般には知られていないフジツボの世界を垣間見ることが出来て、とても楽しかった。
ただ、浅く広くという書き方なので、やや物足りない読後感。
著者はイギリスの大学でフジツボについて専攻したという珍しい経歴の持ち主。
本書は、日本で見られるフジツボの種類を図解で紹介したり、ダーウィンのフジツボ研究を語ったり、江戸時代の本草書にあらわれたフジツボを分析したりといったもので、かなり多様な角度からフジツボを取り上げている点が面白い。
文系と理系の合わさったような内容なのだ。博物学という感じがする。
一般には知られていないフジツボの世界を垣間見ることが出来て、とても楽しかった。
ただ、浅く広くという書き方なので、やや物足りない読後感。