1983年に新潮社から出た『うまいものには目がなくて』と、1984年に同じく新潮社から出た『食べてびっくり』を再編集して一冊の文庫本としたもの。
著者は美食家として知られ、料理誌『四季の味』編集長を務めた人物。本書に収められた17篇の美食探訪記は、同誌に連載された「味の巡歴」からピックアップしたもの。昭和50年代に書かれたものだが、現在も営業を続けている店の記事が選ばれており、巻末には掲載店の電話なども付いている。
厳選された高級店を食べ歩いた話ばかり。ロオジエ、志摩観光ホテル、招福楼、銭屋など、全国の有名店が次々と出てくる。どれも美味しそう。著者の厳しい批評眼(舌)にも感服させられる。器への注目がなされているのも特徴的。
しかし、心から楽しめたかというと、ちょっと。高級店が美味しいのは当たり前という気もするし、太鼓持ちっぽい文の調子も気にかかる。なにより、あまりに濃厚で品数も多く、一気に通読したら食傷してしまった。

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うまいものには目がなくて (グルメ文庫 も 1-1) 文庫 – 2004/10/1
森須 滋郎
(著)
- 本の長さ221ページ
- 言語日本語
- 出版社角川春樹事務所
- 発売日2004/10/1
- ISBN-10475843137X
- ISBN-13978-4758431378
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