「米・官・業利権複合体と闘うことは命を懸けるということ」。
「おわりに」の見出しでの著者自身の言葉であるが、そこには、いささかの誇張もない。
著者自らが、命を投げ打って巨悪を暴き、真正面からの闘争を挑んでいる。
冤罪をも経験した著者の生きざまがそれを物語るが、本書の随所からも圧倒的な気迫が伝わってくる。
また、著者の権力構造と経済、財政に対する縦横無尽な知識と思索の鋭さにも驚嘆の思いを抱いた。
消費税に関して、「増税の前にやるべきことがある」という言葉は、これまでにも度々耳にしてきた。
私は「その通り」と思いながらも、どちらかというと「精神的」「倫理的」な問題と思っていた。
ところが、「天下りシロアリ族」に12兆円規模の国費が注がれていると知れば、もはや、メスを入れるべき巨大な「実体」として看過できない。
この「シロアリ退治」を明言し、天下りを無くしてからでないと、消費税は上げない。
そう明言していたのが、かつての野田総理である。
だからこそ付託された権力を、今、真逆に行使しようとしている。
背景には、米・官があり、いいように操られている現総理がいる。
こうしたからくりが、本書を通してよく分かり、激しい怒りが込み上げてきた。
また、著者は「財政のために経済が存在するのではなく、経済活動の安定のために、健全な財政運営が必要なのだ」と言う。
この「目的」と「手段」の位置づけを、何度も確認しながら、論を展開している。
「国民」のための「権力」であり、決して「権力」のための「国民」ではないということ。
この一点に対するブレがないので、常に主張に説得力がある。
主権者である国民が、こうした健全な「モノサシ」を当てながら、心して政治を監視しなくてはならない。
そして、正しく権利を行使していかねばならない。
本書は、今後の日本の動向に影響力を持ち得るほどの、力ある名著である。志ある方に一読を、と願う。
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消費増税亡国論 単行本 – 2012/4/18
植草一秀
(著)
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なぜマスメディアは野田総理の白昼堂々の公約違反を追及しないのか? 民主主義を踏みにじる野田政権、許されざる三つの過ち
1.マニフェスト違反の官僚利権(天下り)擁護
2.日本財政は真正危機にあるとの風説の流布
3.社会保障制度改革なき「単なる増税」の推進
亡国の増税シナリオの裏を知り抜く最も危険なインサイダーが命懸けの徹底告発。 衆議院を解散し消費増税選挙を実施せよ!
主権者国民勢力が政権を奪還できるか、それとも対米隷属政権が持続してしまうのか?
1.マニフェスト違反の官僚利権(天下り)擁護
2.日本財政は真正危機にあるとの風説の流布
3.社会保障制度改革なき「単なる増税」の推進
亡国の増税シナリオの裏を知り抜く最も危険なインサイダーが命懸けの徹底告発。 衆議院を解散し消費増税選挙を実施せよ!
主権者国民勢力が政権を奪還できるか、それとも対米隷属政権が持続してしまうのか?
- 本の長さ368ページ
- 言語日本語
- 出版社飛鳥新社
- 発売日2012/4/18
- 寸法11.8 x 2.2 x 17.2 cm
- ISBN-104864101639
- ISBN-13978-4864101639
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商品の説明
出版社からのコメント
「シロアリ退治なき消費増税」こそギリシャ化への道だ 巨大消費増税を推進する財務省の裏を知り抜く最も危険なインサイダーが命懸けの徹底告発
民主主義を踏みにじる野田政権、許されざる三つの過ち
1.マニフェスト違反の官僚利権(天下り)擁護
2.日本財政は真正危機にあるとの風説の流布
3.社会保障制度改革なき「単なる増税」の推進 迫りくる総選挙で主権者国民が審判を下すための必読書
民主主義を踏みにじる野田政権、許されざる三つの過ち
1.マニフェスト違反の官僚利権(天下り)擁護
2.日本財政は真正危機にあるとの風説の流布
3.社会保障制度改革なき「単なる増税」の推進 迫りくる総選挙で主権者国民が審判を下すための必読書
著者について
植草一秀(うえくさ・かずひで)
1960年東京都生まれ。東京大学経済学部卒業。大蔵省財政金融研究所研究官、京都大学助教授(経済研究所)、米スタンフォード大学フーバー研究所客員フェロー、野村総合研究所主席エコノミスト、早稲田大学大学院教授、大阪経済大学大学院教授、名古屋商科大学大学院教授を経て、現在、スリーネーションズリサーチ株式会社代表取締役。内外経済金融市場分析を経て、経済政策論、金融政策論を研究。現在は、近現代史を踏まえた広範な政治経済問題への評論活動を展開。スリーネーションズリサーチ社発行の会員制レポートは、内外経済金融情勢に対する正確な予測で定評がある。政治ブログ、有料メルマガも多数の読者を獲得している。
1960年東京都生まれ。東京大学経済学部卒業。大蔵省財政金融研究所研究官、京都大学助教授(経済研究所)、米スタンフォード大学フーバー研究所客員フェロー、野村総合研究所主席エコノミスト、早稲田大学大学院教授、大阪経済大学大学院教授、名古屋商科大学大学院教授を経て、現在、スリーネーションズリサーチ株式会社代表取締役。内外経済金融市場分析を経て、経済政策論、金融政策論を研究。現在は、近現代史を踏まえた広範な政治経済問題への評論活動を展開。スリーネーションズリサーチ社発行の会員制レポートは、内外経済金融情勢に対する正確な予測で定評がある。政治ブログ、有料メルマガも多数の読者を獲得している。
登録情報
- 出版社 : 飛鳥新社 (2012/4/18)
- 発売日 : 2012/4/18
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 368ページ
- ISBN-10 : 4864101639
- ISBN-13 : 978-4864101639
- 寸法 : 11.8 x 2.2 x 17.2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,392,405位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 132,510位社会・政治 (本)
- - 144,914位ノンフィクション (本)
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上位レビュー、対象国: 日本
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2012年5月8日に日本でレビュー済み
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2012年6月6日に日本でレビュー済み
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『消費税アップによる財政健全化』と『社会保障を改善する為』と(東日本大震災の復興の為と言ってたのはどうなった?(怒))財務官僚の勝某の操り人形に過ぎない無能の極致の野田総理は繰り返している。歴史に名を残す政治家で経済音痴は珍しくない。かのチャーチルやM・サッチャーがそうだが彼らは補って余りある外交手腕があった。野田は残念な事に外交手腕と呼べるモノは全く無く、経済音痴では無く「経済白痴」と呼ぶ方が相応しい! あるいはこんなデフレの時期に消費税アップ推進論者の国会議員達(その筆頭が与謝野某であり、自民党総裁のハニトラ谷垣だろう…しかし小泉政権時に入閣して経済政策を誤って経済成長に水を注した、そんな与謝野某が政界きっての切れ者、「政策通」と呼ばれているのは恐れ入る(苦笑))、また財務官僚達はこの本に対する明確にして明瞭な反論。この本自体の文体はかなり読みやすいのでより明確な文体と明瞭な文章での反論をすべきで有権者だけで無く選挙権を持たない若年層を含めた全國民に対し、この本の内容が全くの間違いであり、著者の妄言と理想論、机上の空論の融合物に過ぎず自分たちが進めようとしている政策がいかに正しいかという事をきちんと説明する責任があると思う! 財務官僚にとって出世するにはとにかく「税金を多く取る事」、そして最も出世するのは『増税を成功させた実績』だといわれている。だからタバコや酒類は増税しやすい事から真っ先に狙われる! 要は財務官僚達の出世の為に日本という国家は『財政健全化』と『社会保障を改善』、『東日本大震災の復興』(東日本大震災の復興を増税の言い訳にする財務官僚はシロアリというより鬼畜にも劣る!)という美名に惑わされ、また税率アップ→財務官僚による特定企業(新聞社etc)や団体への例外措置→その企業や団体への天下りという場合もある…財務官僚によって食い物にされて亡国の道を突き進もうとしている。97年の橋本政権時に消費税率を3%→5%にして20年近いデフレにある(もっともそれと過剰な円高と異常な株安を野放しにしてきたのも財務省と日銀であるが(怒)!)によってさらに日本の経済にブレーキがかけられるかもしれない事を国民の目からそらす為、小沢一郎が被告とされた裁判と呼べない茶番劇が繰り広げられていた…はじめから無罪になるのは仕組まれてたんだろうな(怒) クリーンで立派な政治家である小沢一郎が無罪を当たり前に勝ち取り、消費税がアップする事で国の借金が無くなり(そもそも国民が政府にお金を貸してる。つまり国民が1人あたり1千万円近く政府に貸しているんだが…)、東日本大震災の復興が為され、なおかつインフラが整備されて日本が災害に対して強靭化されると共に社会保障が今よりも良くなって素敵なバラ色の老後が待っていると本気で思っている正真正銘のくるくるパーはこんな本を読むどころか存在する事すら知らんだろう…本気で日本の未来を憂いている人なら必携、必読の一冊! おそらく現時点では消費税増税反対を最も分かりやすくかつ的確に書いている本ではないだろうか…これ程の内容の本を書ける人間があんな卑劣な事はしないだろ、やっぱり(コリアンの血を引く)小泉と(部落出身)の竹中政権の政策批判してたからハメられたんだろうな…
2012年4月26日に日本でレビュー済み
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筆者の植草さんは、終始一貫、小気味良いほどのぶれない姿勢で「シロアリ退治なき増税」に反対している。
さきほど(2012年4月26日午前10時)小沢一郎氏に無罪判決が出たところだが、この馬鹿馬鹿しい裁判に対してもしっかりした論理で反論している。
欲を言えば言えば、小沢氏の中国寄りの姿勢についてどう考えているのか、もっと知りたかった。
媚中姿勢は植草さんが糾弾する米国隷属の裏返しではないからだ。
これからも植草さんのご活躍を期待します。
さきほど(2012年4月26日午前10時)小沢一郎氏に無罪判決が出たところだが、この馬鹿馬鹿しい裁判に対してもしっかりした論理で反論している。
欲を言えば言えば、小沢氏の中国寄りの姿勢についてどう考えているのか、もっと知りたかった。
媚中姿勢は植草さんが糾弾する米国隷属の裏返しではないからだ。
これからも植草さんのご活躍を期待します。
2013年1月25日に日本でレビュー済み
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消費増税の前にやることがあると叫ぶことは、結局、増税容認にすぎない。消費税の本質的目的を隠す役目をするに過ぎません。
2012年9月30日に日本でレビュー済み
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消費税をきっかけに話が始まるが、本の内容は日本の税制を含む国家規模でのカネの流れにメスを入れるものである。カネの流れを守る為には、政治家などいともたやすく葬る既得権益層。国民にウソを吹聴し、メディアを動員してネガティブ・キャンペーンを行い、必要とあらば検察を動かし審査会制度を悪用してでも社会的抹殺を企む。このメカニズムで昨今の政財界の動きを見れば、そこにある一貫した法則性を理解出来よう。
テレビ、新聞などのメディアでどういう事を主張するのが権益の走狗なのか。本書を読めば見抜く事が出来るようになる。
例えば、最近、憲法改正論議がやたらと出てくる。明治憲法回帰を唱える者すら居る。明治憲法では官僚は天皇から勅命を受けてその業務を行う立場だった。今の日本国憲法を読んでみよう。公務員は国民に対する奉仕者と書かれている。そのスタンスは180度違うのだ。本来、憲法の主旨に沿うのであれば、官僚の天下りなど許されない。だが、権力を握りカネの流れを思うがままにしたい場合、それでは困る。憲法改正論議の裏にはこういう事情もある事をこの本は指摘する。九条さえ守れば良いのではない。
内容が幅広く豊富な一方で値段は安価だ。孫崎享氏の主張する、日本従米論とも内容が重なる。読み合わせる事で日本の真の仕組みが更に良く見えて来るだろう。
テレビ、新聞などのメディアでどういう事を主張するのが権益の走狗なのか。本書を読めば見抜く事が出来るようになる。
例えば、最近、憲法改正論議がやたらと出てくる。明治憲法回帰を唱える者すら居る。明治憲法では官僚は天皇から勅命を受けてその業務を行う立場だった。今の日本国憲法を読んでみよう。公務員は国民に対する奉仕者と書かれている。そのスタンスは180度違うのだ。本来、憲法の主旨に沿うのであれば、官僚の天下りなど許されない。だが、権力を握りカネの流れを思うがままにしたい場合、それでは困る。憲法改正論議の裏にはこういう事情もある事をこの本は指摘する。九条さえ守れば良いのではない。
内容が幅広く豊富な一方で値段は安価だ。孫崎享氏の主張する、日本従米論とも内容が重なる。読み合わせる事で日本の真の仕組みが更に良く見えて来るだろう。
2014年5月7日に日本でレビュー済み
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友人に勧めたくなる本です。本物と思われる人物が何故に茨の道を歩かされるのか不思議だ。悪の大魔王に狙われた?
2012年7月8日に日本でレビュー済み
2012年、植草一秀氏の著書です。
本書は、消費増税反対本です。
消費増税反対の根拠となる以下3点を、「民主主義を踏みにじる野田政権の許されざる3つの過ち」として挙げています。
一、 マニフェスト違反の官僚利権(天下り)擁護
二、 日本財政が真性危機にあるとの風説の流布
三、 社会保障制度改革なき「単なる増税」の推進
最も分かりやすいのは、やはり「一、 マニフェスト違反の官僚利権(天下り)擁護」だと思いますので、チョット書きます。
野田佳彦氏は、2009年7月14日の衆議院本会議で、麻生太郎政権に対し、次のように述べています。
「私どもの調査によって、今年の5月に平成19年度のお金の使い方でわかったことがあります。
2万5千人の国家公務員OBが、4500の法人に天下りをし、その4500法人に12兆1000億円の血税が流れていることがわかりました。
これだけの税金に一言で言えばシロアリが群がっている構図があるんです。
そのシロアリを退治して、働きアリの政治を実現しければならないのです。」(本書P17・参照)
また、野田佳彦氏は、2009年8月15日、大阪府堺市にて、民主党公認候補・森山浩行氏の応援演説で、次のように述べてます。
「(前略)〜 消費税1%分は2兆5,000億円です。
12兆6000億円ということは、消費税5%ということです。
消費税5%分の皆さんの税金に天下り法人がぶら下がっている。 〜(後略)」(本書P14〜15・参照)
野田氏の発言からは、「消費税収・12兆6,000億円とほぼ同額の12兆1,000億円が天下りへ流れている」ことが読み取れます。
そして、民主党は、2009年・第45回衆議院総選挙で、「天下り、渡りの斡旋を全面的に禁止する」旨をマニフェストに掲げました。
(民主党アーカイブ「Manifesto マニフェスト2009」PDFファイル・参照)
しかし、現状、天下りはどうなっているのでしょうか?
「何ひとつ手をつけられていない」ようです。(← 本書P9・参照)
皆さんの意見は、人それぞれです。
本書に対して、あるいは本書内の各論に対して、賛否両論あって当然です。
しかしながら、本書には、報道されない内容が多く記載されており、皆さんの意見を形成のための素晴らしい材料になると思います。
1人でも多くの方に、読んでいただきたいです。
(参考)
東日本大震災の復興予算は、2011年度から5年間で、国・地方合わせて19兆円とされています。
安住・財務相は、2012年7月3日の記者会見で、20兆超となる見通しを示しています。
ところで、平成19年度は、いくらの血税が天下りへ流れていったのでしょうか? 昨年度は、いくらなのでしょうか?
野田佳彦氏に、ご回答いただきたいです。
本書は、消費増税反対本です。
消費増税反対の根拠となる以下3点を、「民主主義を踏みにじる野田政権の許されざる3つの過ち」として挙げています。
一、 マニフェスト違反の官僚利権(天下り)擁護
二、 日本財政が真性危機にあるとの風説の流布
三、 社会保障制度改革なき「単なる増税」の推進
最も分かりやすいのは、やはり「一、 マニフェスト違反の官僚利権(天下り)擁護」だと思いますので、チョット書きます。
野田佳彦氏は、2009年7月14日の衆議院本会議で、麻生太郎政権に対し、次のように述べています。
「私どもの調査によって、今年の5月に平成19年度のお金の使い方でわかったことがあります。
2万5千人の国家公務員OBが、4500の法人に天下りをし、その4500法人に12兆1000億円の血税が流れていることがわかりました。
これだけの税金に一言で言えばシロアリが群がっている構図があるんです。
そのシロアリを退治して、働きアリの政治を実現しければならないのです。」(本書P17・参照)
また、野田佳彦氏は、2009年8月15日、大阪府堺市にて、民主党公認候補・森山浩行氏の応援演説で、次のように述べてます。
「(前略)〜 消費税1%分は2兆5,000億円です。
12兆6000億円ということは、消費税5%ということです。
消費税5%分の皆さんの税金に天下り法人がぶら下がっている。 〜(後略)」(本書P14〜15・参照)
野田氏の発言からは、「消費税収・12兆6,000億円とほぼ同額の12兆1,000億円が天下りへ流れている」ことが読み取れます。
そして、民主党は、2009年・第45回衆議院総選挙で、「天下り、渡りの斡旋を全面的に禁止する」旨をマニフェストに掲げました。
(民主党アーカイブ「Manifesto マニフェスト2009」PDFファイル・参照)
しかし、現状、天下りはどうなっているのでしょうか?
「何ひとつ手をつけられていない」ようです。(← 本書P9・参照)
皆さんの意見は、人それぞれです。
本書に対して、あるいは本書内の各論に対して、賛否両論あって当然です。
しかしながら、本書には、報道されない内容が多く記載されており、皆さんの意見を形成のための素晴らしい材料になると思います。
1人でも多くの方に、読んでいただきたいです。
(参考)
東日本大震災の復興予算は、2011年度から5年間で、国・地方合わせて19兆円とされています。
安住・財務相は、2012年7月3日の記者会見で、20兆超となる見通しを示しています。
ところで、平成19年度は、いくらの血税が天下りへ流れていったのでしょうか? 昨年度は、いくらなのでしょうか?
野田佳彦氏に、ご回答いただきたいです。
2012年4月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
小生、植草氏が野村総研にいらした時
からののファンです。まだ読み始めですが、期待感を持って読みます。本屋になかったのでアマゾンを使いました。これからも意欲的な出版を望みます。
からののファンです。まだ読み始めですが、期待感を持って読みます。本屋になかったのでアマゾンを使いました。これからも意欲的な出版を望みます。