最初に「檻の中の女」を読みその面白さに脱帽!そして、3作目のこちらが評判が高いのでこれを先に読み、次に2作目の「キジ殺し」を読みました。結果、この「Pからのメッセージ」が今のところ一番面白かったです!
プロローグで、Pからのボトルメッセージが投げ込まれたところから、もう目が離せません。たった一つのボトルメッセージがいくつもの事件を解決に導くなんて奇跡ですね。まあ、こんな話は「Q」のようなオモシロおかしい架空の物語の中でしかないことでしょうけれど。
私は今流行りの北欧ミステリが苦手なんですけど、この特捜部Qシリーズだけはハマりました!なんといっても、カールとアサドの珍コンビのやりとりが楽しい。キジ殺しをとばして、先にこちらを読んでしまったので、ローセの登場を見逃していたので、いきなりユアサの登場から入ったのですが、いや~ビックリしました(笑)。これもまたQですね。
特捜部Qシリーズ、おすすめです。1作目からでもいいし、シリーズ最高傑作のこちらから入ってもいいかなと、個人的には思います。

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特捜部Q ―Pからのメッセージ― (ハヤカワ・ミステリ 1860) 単行本 – 2012/6/8
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「特捜部Q」――未解決事件を専門に扱うコペンハーゲン警察の新部署である。今回「Q」のカール・マーク警部補と奇人アサドのコンビが挑むのは、海辺に流れ着いたボトルメールの謎。瓶から取り出された手紙の冒頭には「助けて」との悲痛な叫びが。書き手の名前の頭文字はP。しかし、手紙の損傷は激しく、内容の完全な買得は難航した。Pはどうやら誘拐されたようなのだが……。過去の記録に該当する事件は見当たらない。北欧を代表するミステリ賞「ガラスの鍵」賞に輝く著者の最高傑作。人気の警察小説シリーズの第三弾
- 本の長さ582ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2012/6/8
- ISBN-10415001860X
- ISBN-13978-4150018603
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商品の説明
著者について
1950年、コペンハーゲン生まれ。デンマークを代表するミステリ作家。北欧、ヨーロッパで絶大な人気を誇る。本作で北欧最高峰の「ガラスの鍵」賞を受賞した。
登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2012/6/8)
- 発売日 : 2012/6/8
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 582ページ
- ISBN-10 : 415001860X
- ISBN-13 : 978-4150018603
- Amazon 売れ筋ランキング: - 378,912位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 568位ハヤカワ・ミステリ
- カスタマーレビュー:
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2015年12月8日に日本でレビュー済み
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2014年11月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
商品に問題なく包装も丁寧でした。類似の本に比べて新刊価格と中古価格の差が小さいのは、人気のシリーズだからだと思いますので価格にも不満はありません。
2016年7月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
どんどんよく鳴るホッケの太鼓♪忘れさられ文面も消え失せたボトルメールにたったひとつ残されたhelpの文字!カールの無関心を他所に興味を持って取り組もうとするアシスタント達、同時進行していく隠された犯罪…犯罪者の企みと被害者の抵抗、やがて捜査線上に浮かび上がった犯行の影…“ガラスの鍵賞”受賞の本作は期待どうりの最高級のミステリーでした。
2012年7月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
前作2編は図書館で借りて読んだが、本作は発売と同時に購入した。予想を裏切らない面白さ。主人公、その傍らにいる人々、犯人、その周囲の人たち、描き方がすばらしい。忘れられない作品のひとつになりそう。
次の作品はすでに独語に翻訳されたらしいが、ぜひ、早川書房さんにがんばって次作も出版してほしい。早めに。
次の作品はすでに独語に翻訳されたらしいが、ぜひ、早川書房さんにがんばって次作も出版してほしい。早めに。
2013年11月2日に日本でレビュー済み
コペンハーゲン警察内「特捜部Q」。主人公カール警部補と助手アサドがともに手がけるのは「未解決事件」の山。
第一作「檻の中の女」では女性議員失踪事件。第二作「キジ殺し」ではセレブ階級の闇をあばいて公私ともに疲労困憊しているカール警部補の唯一のなぐさめはカウンセラー、モーナ・イプスン。
このシリーズはカール周辺の人々のおこすサブストーリーが実に面白いのだ。
シリア人アサドには謎が多く、文化の違いによる日常生活でドタバタがおきるし、カールのアシスタント、ローセも自己中な女で本作では姉のユアサが登場。彼女もとんでもない女性でオフィスをピンク1色で飾りたてカールの頭は爆発寸前のところへ別居中の妻が帰ってくるは、アサドが謎の老人と密談しているところを見てしまうはで疲労感一杯の状態である。
しかしメインストーリーはいつものように衝撃的なプロローグで幕を開ける。
少年はボート小屋の中で手足を革紐で後ろ手に縛られ、口には粘着テープを貼られたまま3日間放置されているのだ。助けを求めるために手首に木片を突き刺し紙に血で手紙を書く。最後の署名をすると瓶の首にそれを詰め込んだ。
<瓶は放たれた。>
長い時間をかけてその瓶が流れついたのはスコットランド。中には血で書かれた手紙が入っていた。が、書かれた言語はアイスランド語のようだ。時はめぐり手紙は「特捜部Q」のもとへたどりつく。はっきりと読める字は「助けて」と「P」だけだった。
本作の事件は宗教がらみに見事なひねりを加えたプロットで進行していく。
「彼」は幼いころ<現実の厳しい視線と厳しい言葉から逃れ>ながら<退屈な現実と親の不当な要求を克服>しなければならず<彼と妹の暮らしの中で笑う者はいない>生活を強いられて育った。そしてついに重い事故が起き「彼」は<すべてに報復すること>を決意する。
その知的で冷血な「彼」がとった方法とは?
いくつもの事件があったと予想されるのに何故一度も告発されていないのか。それは<故意に閉鎖的な環境で行われた>からではないのか。
13年前の事件と現代の事件が重なり合ったとき、特捜部Qのメンバーたちは怒涛のごとく「彼」を追いつめていく。この終盤は三作中最もサスペンスあふれる追跡劇が展開され劇的なエンディングは警察小説として最高の読後感を読者にあたえてくれる。傑作。
<彼はどれほど多くの人に苦しみを与えてきたのだろう。そして誰が、あの男を止められるのだろう。>
第一作「檻の中の女」では女性議員失踪事件。第二作「キジ殺し」ではセレブ階級の闇をあばいて公私ともに疲労困憊しているカール警部補の唯一のなぐさめはカウンセラー、モーナ・イプスン。
このシリーズはカール周辺の人々のおこすサブストーリーが実に面白いのだ。
シリア人アサドには謎が多く、文化の違いによる日常生活でドタバタがおきるし、カールのアシスタント、ローセも自己中な女で本作では姉のユアサが登場。彼女もとんでもない女性でオフィスをピンク1色で飾りたてカールの頭は爆発寸前のところへ別居中の妻が帰ってくるは、アサドが謎の老人と密談しているところを見てしまうはで疲労感一杯の状態である。
しかしメインストーリーはいつものように衝撃的なプロローグで幕を開ける。
少年はボート小屋の中で手足を革紐で後ろ手に縛られ、口には粘着テープを貼られたまま3日間放置されているのだ。助けを求めるために手首に木片を突き刺し紙に血で手紙を書く。最後の署名をすると瓶の首にそれを詰め込んだ。
<瓶は放たれた。>
長い時間をかけてその瓶が流れついたのはスコットランド。中には血で書かれた手紙が入っていた。が、書かれた言語はアイスランド語のようだ。時はめぐり手紙は「特捜部Q」のもとへたどりつく。はっきりと読める字は「助けて」と「P」だけだった。
本作の事件は宗教がらみに見事なひねりを加えたプロットで進行していく。
「彼」は幼いころ<現実の厳しい視線と厳しい言葉から逃れ>ながら<退屈な現実と親の不当な要求を克服>しなければならず<彼と妹の暮らしの中で笑う者はいない>生活を強いられて育った。そしてついに重い事故が起き「彼」は<すべてに報復すること>を決意する。
その知的で冷血な「彼」がとった方法とは?
いくつもの事件があったと予想されるのに何故一度も告発されていないのか。それは<故意に閉鎖的な環境で行われた>からではないのか。
13年前の事件と現代の事件が重なり合ったとき、特捜部Qのメンバーたちは怒涛のごとく「彼」を追いつめていく。この終盤は三作中最もサスペンスあふれる追跡劇が展開され劇的なエンディングは警察小説として最高の読後感を読者にあたえてくれる。傑作。
<彼はどれほど多くの人に苦しみを与えてきたのだろう。そして誰が、あの男を止められるのだろう。>
2012年8月25日に日本でレビュー済み
特捜部Q 『檻の中の女』『キジ殺し』そしてこの『Pからのメッセージ』
いずれも相当なボリュームだが、ページを繰る手を止めさせない極めて良質なエンターテイメント警察?小説だ。
“手を止めさせない”理由はいくつもあるが、
まず、
・いずれもサイコパスと呼べる犯人の人物造形や犯行に至る背景がしっかりと描かれていること→やはり犯人がどうしようもなく卑劣ではあるもののある意味魅力的でないとカタルシスが得られません。
・絶体絶命のタイムリミットが絶妙に設定されていること→ハラハラドキドキ大事です。
・ハラハラドキドキの中にも主人公カールと助手アサドやローセとの軽妙な会話やカールの胸中のつぶやきなど(下品なものも多いが)上質なユーモアあるいは社会風刺がちりばめられていること
・(主人公を取り巻く様々な人物との)複数の魅力的なサイドストーリーが絶妙に挿入されていること→アサドの正体は?ハーディーは治る?モーナやヴェガとどうなる?etc.etc.
そして何よりも、救い様のない犯罪を描きつつも、(警察官のみならず)正義に向けて必死に戦う人たちがいて、ちゃんと(表現が古いが…)「勧善懲悪」で終わるところが良い。
そしてこの『Pからのメッセージ』では、誘拐された子供の両親(特に母親)の大活躍や犯人の妻とその恋人の奮闘等メインのストーリーに厚みがあり、
また、アサドやローセ(ユアサ)の活躍もますます板につき、サイドストーリーも従来作以上に充実しており、3作目にして確実に面白さが増していると言えよう。
この手のものでいえば、ここ数年で読んでいる中では、ジェフリー・ディーヴァーの「リンカーン・ライム」シリーズが出色だったが、
“ライム”の推理が当たり過ぎ、私的には若干魅力が薄れてきつつある。今後はこの「特捜部Q」シリーズに大いに期待していきたい。
いずれも相当なボリュームだが、ページを繰る手を止めさせない極めて良質なエンターテイメント警察?小説だ。
“手を止めさせない”理由はいくつもあるが、
まず、
・いずれもサイコパスと呼べる犯人の人物造形や犯行に至る背景がしっかりと描かれていること→やはり犯人がどうしようもなく卑劣ではあるもののある意味魅力的でないとカタルシスが得られません。
・絶体絶命のタイムリミットが絶妙に設定されていること→ハラハラドキドキ大事です。
・ハラハラドキドキの中にも主人公カールと助手アサドやローセとの軽妙な会話やカールの胸中のつぶやきなど(下品なものも多いが)上質なユーモアあるいは社会風刺がちりばめられていること
・(主人公を取り巻く様々な人物との)複数の魅力的なサイドストーリーが絶妙に挿入されていること→アサドの正体は?ハーディーは治る?モーナやヴェガとどうなる?etc.etc.
そして何よりも、救い様のない犯罪を描きつつも、(警察官のみならず)正義に向けて必死に戦う人たちがいて、ちゃんと(表現が古いが…)「勧善懲悪」で終わるところが良い。
そしてこの『Pからのメッセージ』では、誘拐された子供の両親(特に母親)の大活躍や犯人の妻とその恋人の奮闘等メインのストーリーに厚みがあり、
また、アサドやローセ(ユアサ)の活躍もますます板につき、サイドストーリーも従来作以上に充実しており、3作目にして確実に面白さが増していると言えよう。
この手のものでいえば、ここ数年で読んでいる中では、ジェフリー・ディーヴァーの「リンカーン・ライム」シリーズが出色だったが、
“ライム”の推理が当たり過ぎ、私的には若干魅力が薄れてきつつある。今後はこの「特捜部Q」シリーズに大いに期待していきたい。
2012年7月3日に日本でレビュー済み
特捜部Qは毎回必ず面白い。決して裏切られることはないのです。
シリーズが進むにつれ、難解になりすぎたり、お馴染みのキャラクターのお馴染みの行動だけをなぞってしまう作家も多くいますが、『Q』は常に新鮮さを保ち続けてくれています。
作者近影の写真(取っつきにくそうな面構え)からはちょっと想像もできないほどの、細やかな人間観察からくる描写。
個人的にツボにはまったのは『多重人格について知っていることといえば、義理の息子(イェスパ)の様子が十秒で変わってしまうことくらいだった。かわいらしく微笑む少年が、突然、百クローネ欲しいと言いだし、むかつく野郎に変身して部屋も片付けなくなるのだ。』
ティーンエイジャーの不可解な行動をどんぴしゃで言い表しています。
とはいえ、今回のイェスパは、笑えるほどの行動力を発揮してカールの悩みを超スピーディに解決してくれるのですが。まるでマジシャンのように。
さらにこのシリーズの良い点は、結末に救いが用意されていること。
今回もイーヴァが迷路のような新興宗教の信心への道を歩んでしまうのかと思いきや、小さな甥っ子への愛で本来の愛の形を取り戻しました。
最近はデンマーク、スウェーデン、ドイツなどの優れたミステリーが次々と翻訳されています。
この流れが途切れないことを願っています。
シリーズが進むにつれ、難解になりすぎたり、お馴染みのキャラクターのお馴染みの行動だけをなぞってしまう作家も多くいますが、『Q』は常に新鮮さを保ち続けてくれています。
作者近影の写真(取っつきにくそうな面構え)からはちょっと想像もできないほどの、細やかな人間観察からくる描写。
個人的にツボにはまったのは『多重人格について知っていることといえば、義理の息子(イェスパ)の様子が十秒で変わってしまうことくらいだった。かわいらしく微笑む少年が、突然、百クローネ欲しいと言いだし、むかつく野郎に変身して部屋も片付けなくなるのだ。』
ティーンエイジャーの不可解な行動をどんぴしゃで言い表しています。
とはいえ、今回のイェスパは、笑えるほどの行動力を発揮してカールの悩みを超スピーディに解決してくれるのですが。まるでマジシャンのように。
さらにこのシリーズの良い点は、結末に救いが用意されていること。
今回もイーヴァが迷路のような新興宗教の信心への道を歩んでしまうのかと思いきや、小さな甥っ子への愛で本来の愛の形を取り戻しました。
最近はデンマーク、スウェーデン、ドイツなどの優れたミステリーが次々と翻訳されています。
この流れが途切れないことを願っています。
2014年6月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まだ、読み終わっていないが、期待していた通りのないよう内容で満足している。
ミステリ-ファンの皆さんに読んでいただきたい一冊です
ミステリ-ファンの皆さんに読んでいただきたい一冊です