ドラマCDを先に購入し、聴いたらとてもとても良かったので原作も購入致しました。
個人的に木下先生の作品の中でも、お気に入りの作品になると思います。
さらっと読みやすい作品なのでは。
俊成さんのせいかもしれませんが、他の作品より甘さが割増な気がします。勿論、木下先生独特の透明感や切なさも損なわれていません。
陽気なシェフ×カタブツ公務員という組み合わせも面白いですね。
レストランが舞台の、洋画のラブストーリーの雰囲気を感じました。
始まりが「朝起きると、隣に見知ら男性が寝ていた」と最近良く見るパターンなので、またかと思いましたが楽しめました。
二人の大体の会話が敬語で進んでいくのも、雰囲気の良さなのかもしれません。
笹川さんはカタブツとは言われているけど、決してツンツンしているわけではなくて。
とても真面目だけれど、恥ずかしがり屋で不器用で、何事にも一生懸命で、可愛らしい方なんですよね。とても。
作中で「暗い」ってよく言われているけれど、イライラするほどでもないと思うし、笹川さんの気持ちも私には良くわかります。
だから、職場での彼への風当たりが結構きつくて、読んでいてとてもつらかったですね。
そんな彼の良さをちゃんと見ているお相手の俊成さん。
笹川さんに彼の様な存在が現れてくれて、本当に良かったと思います。
「フランス人か?!」と思わせるほどの情熱的で臭い台詞やアプローチが不思議とうざったく感じませんでした。
そんな態度も彼にだけっていうのもキュンときました。
大切な彼が傷付けられれば、少々暴力的にもなってしまったり…。
そんな彼らだからこそ、すれ違いも起こってしまって…でも、ラストは笹川さんからアクションを起こすというのがとても良かったです。
安永さん(笹川さんの高校の時の同級生)が笹川さんのことをレストランで話すシーン。
何度読んでも嫌な気持ちになってしまいますが、俊成さんがズバッと言ってくれてスッキリします。
タイトルにあるように、「愛」に満ちています。
心が温かくなれる、優しい作品です。

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召し上がれ愛を (ディアプラス・コミックス) コミック – 2011/2/28
木下 けい子
(著)
ひどく酔った日の翌朝、カタブツで人付き合いが下手な国家公務員・笹川が目覚めると、裸の男が横で寝ていた!
その男・俊成はなんと隣人で、マンションの一階にある店のシェフだった。
衝撃の出会い以来、俊成は「運命」と言って笹川を口説いてくるようになり……?
不器用な大人たちのデリシャス・ロマンス!
- 言語日本語
- 出版社新書館
- 発売日2011/2/28
- ISBN-104403662994
- ISBN-13978-4403662997
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登録情報
- 出版社 : 新書館 (2011/2/28)
- 発売日 : 2011/2/28
- 言語 : 日本語
- ISBN-10 : 4403662994
- ISBN-13 : 978-4403662997
- Amazon 売れ筋ランキング: - 6,963位ボーイズラブコミックス
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2011年3月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
カタブツ公務員の笹川と、その笹川にしつこくも愛を説き好きだと告げ続けるレストランのシェフ俊成。
笹川の性格や不器用な所作がなんともかわいくも切なく、同時に萌えを誘います。
不器用な男のま正直なセリフや真剣に怒ったり赤くなったりする姿が可愛くてしょうがない。
そんな彼がたやすく傷ついてしまう姿に、いたたまれなくなり無茶な行為に走ってしまう俊成の気持ちもよく伝わってくる。
さらさらと音もなく流れていくお話だけれど、思わずふと手を止めてガン見してしまうシーンがちりばめられていて、そつない優男×不器用男系がお好きな方におススメです。
描き下ろしもしっかりあるので雑誌で読んでいた読者でも新話で楽しめると思います。
笹川の性格や不器用な所作がなんともかわいくも切なく、同時に萌えを誘います。
不器用な男のま正直なセリフや真剣に怒ったり赤くなったりする姿が可愛くてしょうがない。
そんな彼がたやすく傷ついてしまう姿に、いたたまれなくなり無茶な行為に走ってしまう俊成の気持ちもよく伝わってくる。
さらさらと音もなく流れていくお話だけれど、思わずふと手を止めてガン見してしまうシーンがちりばめられていて、そつない優男×不器用男系がお好きな方におススメです。
描き下ろしもしっかりあるので雑誌で読んでいた読者でも新話で楽しめると思います。
2011年5月28日に日本でレビュー済み
木下先生の作品で、私の中ではトップ1、2を争う大好きなお話です。
こういう世間離れしたカワイイ男性、いいですね〜。
普通の人からは理解しにくいが、彼自身は一生懸命頑張ってる。そこがカワイイ。ツボです。
そんな彼を遠くから見て理解してくれる男性がいた・・・。
現実的なドロドロ感よりも、夢のようなお話が好きな人にはたまらないと思います。
こういう世間離れしたカワイイ男性、いいですね〜。
普通の人からは理解しにくいが、彼自身は一生懸命頑張ってる。そこがカワイイ。ツボです。
そんな彼を遠くから見て理解してくれる男性がいた・・・。
現実的なドロドロ感よりも、夢のようなお話が好きな人にはたまらないと思います。
2011年3月3日に日本でレビュー済み
すごく良いです!
木下けい子先生のは他にも色々読んでますが、シリアス系とほんわか系を描くのが本当に上手い方です。この作品は後者のほうです。受の笹川さんは人付き合いが苦手だけど、本当の人嫌いというわけではなく、恥ずかしがり屋の可愛い人です☆☆ホントに可愛いです!ツボでした☆攻の俊成さんは物腰やわらか〜な、情熱的で恥ずかしいセリフをさらっと言ってしまえる人。可愛い可愛いを連呼するところが逆に可愛い(笑)
同時期発売の「愛こそすべて」も読みましたが、私の好みはこちらですね☆☆ ほんわか心が暖かくなります!オススメです☆☆
木下けい子先生のは他にも色々読んでますが、シリアス系とほんわか系を描くのが本当に上手い方です。この作品は後者のほうです。受の笹川さんは人付き合いが苦手だけど、本当の人嫌いというわけではなく、恥ずかしがり屋の可愛い人です☆☆ホントに可愛いです!ツボでした☆攻の俊成さんは物腰やわらか〜な、情熱的で恥ずかしいセリフをさらっと言ってしまえる人。可愛い可愛いを連呼するところが逆に可愛い(笑)
同時期発売の「愛こそすべて」も読みましたが、私の好みはこちらですね☆☆ ほんわか心が暖かくなります!オススメです☆☆
2011年3月3日に日本でレビュー済み
タイトルどおりな、作者の描きたいことがそのまま伝わってくる作品。
登場人物も殆ど主人公二人だけ、ストーリーも画もすっきりと無駄の無い印象。
けれどそれだけに、ワンシーンを何度も見直してしまうような愉しさもある。
木下作品の魅力って不思議ですね☆さすがだなと思いました。
近作「幾千の〜」や「今宵〜」のような、少し複雑なもどかしさや葛藤はないけれど
生真面目で不器用な笹川(受)と優しい俊成(攻)、「愛」すべきキャラ二人の心の揺れが読み手をくすぐり
時に切なくもさせます。
心が少し疲れたとき、そんな時にも安心して楽しめる「愛」おしくやさしい良作だと思います。
登場人物も殆ど主人公二人だけ、ストーリーも画もすっきりと無駄の無い印象。
けれどそれだけに、ワンシーンを何度も見直してしまうような愉しさもある。
木下作品の魅力って不思議ですね☆さすがだなと思いました。
近作「幾千の〜」や「今宵〜」のような、少し複雑なもどかしさや葛藤はないけれど
生真面目で不器用な笹川(受)と優しい俊成(攻)、「愛」すべきキャラ二人の心の揺れが読み手をくすぐり
時に切なくもさせます。
心が少し疲れたとき、そんな時にも安心して楽しめる「愛」おしくやさしい良作だと思います。