この本を読んだのは、昨年のクリスマス前です。
その少し前に、ある人の勧めで、内田光子さんの
「モーツァルト ピアノ協奏曲第２０番」に傾倒していました。
ベストなタイミングでこの本を読むことになりました。
クリスマスのミサで、子どものパパ友である牧師さまが
包帯を見せてくれました。
マタイによる福音書
２：１０ 学者達はその星を見て喜びにあふれた。
２：１１ 家に入ってみると、幼子は母マリアと共におられた。
彼らはひれ伏して幼子を拝み、宝の箱を開けて
黄金・乳香・もつ薬を贈り物として捧げた。
この、もつ薬の解説で包帯を見せて下さったのです。
包帯。
「ミイラ布にくるまれた冥府の糸巻きが
九十九折れの小径の糸をほどくのか」
「ミイラの包帯をほどいてゆけば、それは美しい螺旋を描くであろう。
そしてそれはそのまま再生と復活のイメージにほかならない」
と、なかにし礼さんはおっしゃいます。
包帯は傷を保護し、包帯の中で傷は再生・復活している。
イシスとオシリスのように、私は再生と復活を試みてみました。
クリスマスだから。
もしかしたら、一人では再生・復活は難しいのかもしれません。
誰かのエネルギーを借りなければ。
でもこの本があれば、一人でもできます。
この本を友に、モーツァルトをBGMにしていれば
悲しみの細胞が生まれ変わる周期を早められます。
復活の時が、一般的な経過より早く訪れると思います。
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