ロールズの初期の論文を集めたものである。まだ文章がこなれておらず、四重否定の箇所もあった。ただし、基本的には簡潔な文章なので、まだ読みやすいほうである。
後の「格差原理」はまだ形がまとまっていない。最初の論文では反対にも読める箇所も出てくる。
翻訳者も書いているが、偉大なロールズの初期の考えの史料として有意義である。

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公正としての正義 単行本 – 1979/3/10
- 本の長さ338ページ
- 言語日本語
- 出版社木鐸社
- 発売日1979/3/10
- ISBN-104833200643
- ISBN-13978-4833200646
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登録情報
- 出版社 : 木鐸社 (1979/3/10)
- 発売日 : 1979/3/10
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 338ページ
- ISBN-10 : 4833200643
- ISBN-13 : 978-4833200646
- Amazon 売れ筋ランキング: - 482,925位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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2020年12月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2001年4月26日に日本でレビュー済み
ロールズといえば「正義論」が有名であるが、これはかなり大著となるため、興味があってもなかなか手が伸びない。本書は、ロールズの正義論の基礎をなす小論文が収められており、彼の考え方を理解する上では最適。「正義論」を読もうと思って書店に行ったが、本の太さと値段に辟易した人にお勧め。
2005年9月22日に日本でレビュー済み
本書はロールズ教授の初期の論文を集めており、
もはや法哲学における古典かと思います。
まずは冒頭の田中教授の解説を熟読して全体像を把握しましょう。
その上で精読あるいはゼミなどで輪読するべきかと思います。
ちなみに私は電車やトイレ、風呂等でお手軽に読み始めたのですが、
なかなか苦労し、学生時代の不勉強を反省した次第です。
ただ、もっとも不利な人間に目を向けることを熱弁する点や、
市民的不服従を理論的にサポートする点など、
ロールズ教授の真摯な姿勢には大いに感銘を受けました。
今後の日本で、本書の説く正義論が必要になる日が来るはずだ、
と勝手に思い込む今日この頃です。
もはや法哲学における古典かと思います。
まずは冒頭の田中教授の解説を熟読して全体像を把握しましょう。
その上で精読あるいはゼミなどで輪読するべきかと思います。
ちなみに私は電車やトイレ、風呂等でお手軽に読み始めたのですが、
なかなか苦労し、学生時代の不勉強を反省した次第です。
ただ、もっとも不利な人間に目を向けることを熱弁する点や、
市民的不服従を理論的にサポートする点など、
ロールズ教授の真摯な姿勢には大いに感銘を受けました。
今後の日本で、本書の説く正義論が必要になる日が来るはずだ、
と勝手に思い込む今日この頃です。