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ヨーロッパII 中世 単行本 – 2000/5/1
ノーマン・デイヴィス
(著),
別宮 貞徳
(翻訳)
キリスト教世界の成立と分裂、ルネサンスと宗教改革、コロンブスのアメリカ上陸とロシア帝国の成立まで。
- 本の長さ520ページ
- 言語日本語
- 出版社株式会社共同通信社
- 発売日2000/5/1
- ISBN-104764104563
- ISBN-13978-4764104563
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商品の説明
商品説明
途方もない大著が4巻本として日本の読者に送られた。ヨーロッパの歴史を詳しく、幅広く、そして実におもしろく描いた作品『Europe: A History』の邦訳が、1年あまりで我々の前に並べられたのである。まずもって訳者の労を多としなければならないし、その労にふさわしくまことに見事な翻訳である。それにしてもこの書物のスケールの大きさには恐れ入るしかないし、目配りが行き届いていること、これまた驚嘆するしかない。ヨーロッパの成立に始まり、転変ただならぬこの世界を時間の流れに沿って描くだけでも気の遠くなるようなものだが、それを著者の専門である東欧圏への目配りを十分行いつつ書いていくのだから、地理的な広がりという点からも類書は見出せないと言えるものだ。普通こうしたスケールの本となれば、重要な史実を網羅して、しかし時に事実の羅列が読者を倦(う)ませる危険があるものだが、本書にはそうした懸念は無用である。なにしろやたらとおもしろいエピソードが満載で、本文で足りないとなると、「カプセル」と名づけられたコラムでさらに次々と追加が行われる。ご用とお急ぎの方は、このコラムだけを拾い読みしてもいい。とはいうものの、本書の醍醐味は長きにわたるヨーロッパの歴史のうねりを縦横無尽に描き出す、いわば歴史絵巻のごとき筆致にあるわけで、それを味わうにはじっくりと最初から読んでいくに勝るものはない。そしてその歴史のうねりとともに、もうひとつ大きな魅力は登場する人物たちの個性あふれる姿であって、1000年前のヨーロッパの辺境に住む人間が、まるでつい昨日会った人物であるかのごとく感じられてしまうのだ。その最大の理由は、やはり著者の文章にあるのだろう。何しろデイヴィスは、どんなに偉い人間を描いても、あるいはどんなに悲惨なできごとを描いても、常に冗談を忘れないのである。日本史もこういう風に描いてほしいものだ。(小林章夫)
内容(「MARC」データベースより)
キリスト教世界の成立と分裂、ひろがる恐怖と引き続く戦乱、宗教的情熱と科学的発見、ルネサンスと宗教改革までを壮大な規模で描く、第2巻。
登録情報
- 出版社 : 株式会社共同通信社 (2000/5/1)
- 発売日 : 2000/5/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 520ページ
- ISBN-10 : 4764104563
- ISBN-13 : 978-4764104563
- Amazon 売れ筋ランキング: - 930,944位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,441位ヨーロッパ史一般の本
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2017年1月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
シリーズものの一巻だが極めて安い価格で入手でき満足している。
2008年3月21日に日本でレビュー済み
様々な歴史書を読んできましたが、これだけダイナミックな記述に富んだ通史に出会ったことは僥倖だと思っています。手放しで絶賛したいと思う内容でした。
普通、世界史に関する書物と言えば、狭い時代もしくは狭い領域(地域・国家)に関して、治世者の変遷を記した政治史を中心とした記述で、門外漢には取っ付き難く、途中で読むのを止めてしまうものも多々ありました。
本書の著者のノーマン・デイヴィス氏は、1939年生まれのロンドン大学名誉教授で、スラヴ・東欧史が元々の専門領域だとは思いますが、西欧も東欧も目配りの効いた記述で、政治史は当然のこととして、国際関係史、文化史、の領域も見事にカヴァーしており、知的好奇心をくすぐるもので、500頁強のボリュームでしたが、ワクワクしながら読み進めました。
随所に見受けられるコラム欄「カプセル」も面白く、美術史・音楽史の項目まで取り上げられており、博識振りと膨大な知識量にただただ圧倒されるばかりでした。
訳者の別宮貞徳氏は、翻訳家で、元上智大学教授とのこと。この方の訳もこなれていて、翻訳書にありがちなギスギスした文章とは次元が違いました。
高校で習う世界史は、暗記物と認識されています。それが一般的に歴史離れの要因になっているとしたら悲しいことですね。でも大切なことは、世界で今も起こっている争いの元は過去の出来事に由来しているのです。そのダイナミックなうねりをしっかりと捉えることが現代を知ることにつながります。
このような観点から、日本史や東洋史を記述する歴史家がいれば良いのに、と心底思っています。絶賛しておりますが、本当に一度手に取ってください。
普通、世界史に関する書物と言えば、狭い時代もしくは狭い領域(地域・国家)に関して、治世者の変遷を記した政治史を中心とした記述で、門外漢には取っ付き難く、途中で読むのを止めてしまうものも多々ありました。
本書の著者のノーマン・デイヴィス氏は、1939年生まれのロンドン大学名誉教授で、スラヴ・東欧史が元々の専門領域だとは思いますが、西欧も東欧も目配りの効いた記述で、政治史は当然のこととして、国際関係史、文化史、の領域も見事にカヴァーしており、知的好奇心をくすぐるもので、500頁強のボリュームでしたが、ワクワクしながら読み進めました。
随所に見受けられるコラム欄「カプセル」も面白く、美術史・音楽史の項目まで取り上げられており、博識振りと膨大な知識量にただただ圧倒されるばかりでした。
訳者の別宮貞徳氏は、翻訳家で、元上智大学教授とのこと。この方の訳もこなれていて、翻訳書にありがちなギスギスした文章とは次元が違いました。
高校で習う世界史は、暗記物と認識されています。それが一般的に歴史離れの要因になっているとしたら悲しいことですね。でも大切なことは、世界で今も起こっている争いの元は過去の出来事に由来しているのです。そのダイナミックなうねりをしっかりと捉えることが現代を知ることにつながります。
このような観点から、日本史や東洋史を記述する歴史家がいれば良いのに、と心底思っています。絶賛しておりますが、本当に一度手に取ってください。
2013年10月2日に日本でレビュー済み
別宮貞則氏の翻訳は、他書でも読んだことがありますが、
相変わらず、やはり翻訳文章の域を離れておらず、
原文の文法、語順あるいは言い回しに従ってしまっているゆえ、
非常に不自然な日本語になってしまっているのは残念。
やはりどちらの言語もわかる立場からすると、どうしてこなれた
日本語にできないのか、意訳を恐れているのか、憤りすら感じるので、
表紙を開けるのが嫌になりました。
しかも巨大な単行本4冊なので、手に余ります。
原書が読める人なら、文句なしにこちらの原書をお勧めする。
相変わらず、やはり翻訳文章の域を離れておらず、
原文の文法、語順あるいは言い回しに従ってしまっているゆえ、
非常に不自然な日本語になってしまっているのは残念。
やはりどちらの言語もわかる立場からすると、どうしてこなれた
日本語にできないのか、意訳を恐れているのか、憤りすら感じるので、
表紙を開けるのが嫌になりました。
しかも巨大な単行本4冊なので、手に余ります。
原書が読める人なら、文句なしにこちらの原書をお勧めする。
2004年9月23日に日本でレビュー済み
まず、おもしろい。それも半端じゃなく、おもしろい。
ミクロに見れば、文章の端々からユーモアがこぼれ落ちる。悲劇のときも冗談をおりまぜ、偉大なことにも軽口を忘れない。
マクロに見れば、そもそもヨーロッパというのが、実におもしろい。最高の人間達が侃々諤々アタマを突き合わせ、実に愚かな失敗を、それも何度も繰り返してきたという風にも読めるし、まったく下らない取るに足らない人々が、自分でも何をやっているのか分からぬうちに、すばらしい金字塔を打ち立ててきた、というふうにも読める。
歴史を、その国の「偉人達」の活躍だけで埋めて、ただ国民感情を鼓舞しさえすればよいと考えている人たちや、あるいは拭いきれない愚かしさや情けなさを、ただ嘆いておけばいいと思っている人たちは、きっと歴史をこんな風には描いてみせることなんて、思いもつかないのだろう。
歴史学者でも、歴史煽情家(デマゴーグ)でもない、歴史家は、こんなにも人の知恵と心の糧になる歴史を、書いてみせることができるのだ。
ロンドン在住の歴史家ノーマン・デイヴィスには、最近刊に、満を持して出たイギリス史The Isles: A Historyなるものまであるらしい。「神の遊び場God's Playgroud」(!)という題のついたのポーランド史とともに、ぜひとも読みたくなる。
ミクロに見れば、文章の端々からユーモアがこぼれ落ちる。悲劇のときも冗談をおりまぜ、偉大なことにも軽口を忘れない。
マクロに見れば、そもそもヨーロッパというのが、実におもしろい。最高の人間達が侃々諤々アタマを突き合わせ、実に愚かな失敗を、それも何度も繰り返してきたという風にも読めるし、まったく下らない取るに足らない人々が、自分でも何をやっているのか分からぬうちに、すばらしい金字塔を打ち立ててきた、というふうにも読める。
歴史を、その国の「偉人達」の活躍だけで埋めて、ただ国民感情を鼓舞しさえすればよいと考えている人たちや、あるいは拭いきれない愚かしさや情けなさを、ただ嘆いておけばいいと思っている人たちは、きっと歴史をこんな風には描いてみせることなんて、思いもつかないのだろう。
歴史学者でも、歴史煽情家(デマゴーグ)でもない、歴史家は、こんなにも人の知恵と心の糧になる歴史を、書いてみせることができるのだ。
ロンドン在住の歴史家ノーマン・デイヴィスには、最近刊に、満を持して出たイギリス史The Isles: A Historyなるものまであるらしい。「神の遊び場God's Playgroud」(!)という題のついたのポーランド史とともに、ぜひとも読みたくなる。
2001年6月14日に日本でレビュー済み
日本語訳も出ていますが。高いので英語のペーパーバック版で読みました。味わい深いユーモアがあり、おしゃれなセンスが光ります。その上興味深いトピックがたくさんあります。イギリスにはこういう信じられないような知識人がいまでもいるのですね。うらやましい限りです。狭い専門の話しか知らない日本の歴史家に反省してほしいですね。
他の国からのトップレビュー

DS
5つ星のうち5.0
Very good overall history of Europe.
2024年3月16日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
It's a long read but very informational.

antoine, montreal
5つ星のうち5.0
Bravo
2023年1月27日にカナダでレビュー済みAmazonで購入
Very nice work done by the author. Narration was superb!!!

Niraj Kela
5つ星のうち5.0
Timely delivered in good condition.
2018年7月4日にインドでレビュー済みAmazonで購入
European development has always fascinated me. I want to understand as to how this process evolved. And the book Europe : a history is able to give all the answers to my queries and help me understand the entire process of evolution of the coming of modern Europe. A must read if you want to understand Europe.

Mustela
5つ星のうち5.0
Muy recomendado
2016年4月2日にスペインでレビュー済みAmazonで購入
Realmente el autor ha sabido reunir los componentes mas importantes de la historia de europa en un solo libro y de forma muy correcta.

Cliente Amazon
5つ星のうち5.0
Efficenza pura
2016年2月16日にイタリアでレビュー済みAmazonで購入
Arrivato nei tempi previsti, entro un giorno, in perfette condizioni, non si può chiedere di più. Prodotto consigliato. Non trascura la storia del Est nel racconto della stroria dell'Europa, come fanno una grande parte dei libri di storia Inglesi.