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悪女について (新潮文庫) 文庫 – 1983/3/29
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- 本の長さ528ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日1983/3/29
- 寸法14.8 x 10.5 x 2 cm
- ISBN-104101132194
- ISBN-13978-4101132198
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悪女について | 開幕ベルは華やかに | 芝桜〔上〕 | 芝桜〔下〕 | 不信のとき〔上〕 | 不信のとき〔下〕 | |
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醜聞にまみれて死んだ美貌の女実業家富小路公子。男社会を逆手にとって、しかも男たちを魅了しながら豪奢に悪を愉しんだ女の一生。 | 「二億用意しなければ女優を殺す」。大入りの帝劇に脅迫電話が。舞台裏の愛憎劇、そして事件の結末は──。絢爛豪華な傑作ミステリ。 | 芸者の宿命に泣く一本気の正子。男を手玉にとりἛを本当と言いくるめる蔦代。二人の対照的な芸者の凄まじい愛憎の絡み合い。 | 浮気が露見してあわてる男の愚かしさ、愛が憎しみに変貌したときの女の凄まじさ!不信にみちた現代の男女の相剋を描いた問題作。 |
商品の説明
メディア掲載レビューほか
悪女は永遠の謎である。約40年前の傑作小説が今も古びない理由
簿記学校で知り合った可憐な少女の思い出を、1人の男が語りはじめる。小さな声で話す品のよい少女・鈴木君子。男は彼女に恋心を抱くも交流は絶え、のちに彼女が富小路公子と名を変えて時代の寵児となったことを知る……有吉佐和子の長編『悪女について』はこうしてはじまる。
莫大な富を築いた実業家・富小路公子が謎の死を遂げた。所有するビルからの転落死。自殺か他殺かも不明。それを受けて、生前の彼女を知る男女が彼女についてのインタビューに応える――というのが本書の体裁で、ジャンル分けしにくい小説だが、知的スリルの横溢した徹夜本であることは間違いない。
冒頭の純朴な青年の他、幼馴染の女、公子と結婚していた男、離婚を扱った弁護士など、27人に及ぶ男女が1人1章の形式で公子の思い出を語ってゆく。戦後を生き抜き、成功を収めた女の華麗で奇妙な一代記が編み上がってゆくわけだが、新たな章に突入するたびに物語が転調してゆくのが妙味。
あれは悪女だったと言う者も、あんないい子はいなかったと言う者もいる。前章までは事実と思われていたことが次章で引っくり返り、2章前のある事実が新たな章の事実とふいにつながって出来事の意味が劇変したりもする。
富小路公子という女の謎は、明かされるたびに却って深まっていく。次の章では何が語られるのか? 彼女は何者なのか? 1章1章が短いせいもあり、急き立てられるように一気読みしてしまう寸法である。
1978年の作品だが、約40年を経ても古びているのは町並みや物価くらい。堅牢な構成は時代を問わず美しく、人間というものの謎は普遍のものだからである。(紺)
評者:徹夜本研究会
(週刊文春 2017.04.20号掲載)登録情報
- 出版社 : 新潮社; 改版 (1983/3/29)
- 発売日 : 1983/3/29
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 528ページ
- ISBN-10 : 4101132194
- ISBN-13 : 978-4101132198
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 5,430位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について

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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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淑女の皮を被った男好きではあったようだが、多くの男が口を揃えて「とにかく体が最高だった」「やりまくった」「尽くしてもらった」「最高の女だった」と言ってはいるので、相手に損をさせているようには見えない。実際、それほど無理に貢がせてもおらず、やるだけやった挙句に何も世話をしていない...むしろ公子に支えてもらっていた男達も数々登場する。
こんな女は大嫌い!最低!と憎々しく感じる常識人が多いのは納得だけれども、そんな種類の人ほど実際に富小路公子に遭遇したらコロリと心酔してしまう...それが自分でもわかるので拒絶反応を示すのではないだろうか。
悪女かどうかはさておき、主人公の勤勉さと高い能力には脱帽です。
東野圭吾や湊かなえの小説が好みですが、こちらの作品もとっても楽しめました。
個人的には最後はええっ?!おわり?!と感じました。
悪女というより天性の魔性の魅力がある主人公という感想です。映像化されてるみたいなので機会があったらみてみたいな。
途中、16歳でオッサンの沢山と肉体関係になるところで吐き気がして読みやめたけど、気を取り直して読み切った。
勧善懲悪ものであれば、こういうひどい女は必ずひどい報復をされ因果応報めでたし、となるのだけど、このお話ではそうならない。最後まで、愛とか美しいとか、夢みたいとか、そんな世界で本人の中では完全に完結しており、周りの人を巻き込みはするが誰も手出しできない、一人勝ち状態のまま終わる。
不器用で馬鹿正直で損ばかりしてきた、男にうまく甘えたり頼ったりもできない自分は、自分の真逆を行く公子の存在そのものが癇に障って仕方がなく、どこかでギャフンと天罰がおりないか!自分のような不器用で踏み付けにされてきた人間の気持ちにならないか、とジリジリしながら読んだけど、残念ながらそういうシーンは見られなかった。死に際すらも綺麗。
だけれども後半になってくると、長男の結婚相手に嫌がらせして恨みを買ったりなど、明らかな犯罪者気質があらわになってきて、ああ、こいつは単なるダメ人間、クズの類なんだな、と見下すことで多少苛立ちはおさまっていった気がする。
話の中では、男にも女にも人気者と描かれているけど、こういう人は現実にいたら多分女に嫌われるタイプだと思う。
えげつない札付きの悪女なのに、初対面が好印象とか、長い付き合いでも慕われ続けている一面もあるということはどういうことなのか?と不思議に思った。あと病的な虚言癖も。単なる悪人ではなく、精神科に厄介になるべき人格障害者、多重人格の類いかもしれない。
本当に魅力的な人であれば、もっと思想があったり、キャラが立っていていいと思うのだけど、何かこの人は掴みどころのない、輪郭がぼんやりした印象がある。何にも考えてない、見掛け倒しの、たんなる嘘つき金集めマシーンみたいに思えて、全然惹かれない。むしろ、絶対関わりたくないタイプ。
唯一好感が持てたキャラクターは、公子の母親。盗癖があったり口が悪かったりするけど、人間味があって優しいところがあり、共感できる。
あと没落華族の烏丸も嫌いじゃない。
ワイドショー的に楽しめるエンタメという感じでした。
黒川の手帳や白夜行とか好きな方に向きそうな本です。
何人もの男をたぶらかし、
身ごもればそれを武器に
同時並行で数人から莫大な金をしぼりとり、
宝石と土地転がしで成り上がった
虚飾の女王・富小路公子の口癖は
「愛」「夢」「美」。
すみずみまで
生々しくリアルで、身の回りの
プチ悪女たちの断片が
次々に浮かんで重なった。
二人の息子のうち、
公子がなんの期待もかけなかった
できのよくない次男が
いちばん母親の本質を見抜き、愛し、
「ママは夢のような一生を送った
可愛い女だったんだよ」と
証言するエンディングに、
「可愛くなければ悪女じゃない」という
有吉佐和子の美学が炸裂している。
27人の証言によって
富小路公子の素顔と所業を
戦後日本の復興、なんでもありだった時代背景、
貴族や華族の没落を織り交ぜつつ巧みに
浮かび上がらせ…とみせかけて
1章ごとに
公子の新たな顔と、あっと驚く権謀術策が現われ、
最後の次男の告白で
煙に巻かれつつ
そうだったのか、と深く頷いてしまう
有吉佐和子の筆力、構成力…豪腕に魅了された。