ゲーム中、実質的にやってることはつるはしで土を掘っているだけなのに妙にハマリます。
ゲーム内容は、トレーニングモードとストーリーモードに分かれていますが、
どちらも其々の面白さがあります。
ストーリーモードは、途中セーブが出来ません。
魔王が勇者に連れ去られてしまったら、また1からダンジョンを作り直すことになります。
このストロングな姿勢が、個人的には好印象でした。
しかしイベントやストーリー重視でゲームを選ぶ方は、注意した方がいいかもしれません。
難易度は若干高めかと思います。
最初の内は、強くなりすぎた植物に蟲が全滅させられて涙したり、
理不尽な勇者たちに生態系をズタズタにされる度に苛立ちが募ったりしましたが、
変な中毒性があって「もうちょっとだけ…」と思わせるゲームです。
憎めないデザインのモンスターたちや、変な魔王語(?)の他、
図鑑機能や、トレーニングモードにも小ネタ満載で飽きさせない工夫が見られ、
全体的に丁寧なつくりの良作だと思います。
モンスターの数がかなりになっても、動作は淀みなくプレイは快適です。
また、連続の台詞は×でスキップ可能な点も地味に嬉しい。
操作の単純さに対してゲーム自体は奥が深く、
何度も挑戦することで新しい楽しさが発見できる作品です。
余談ですが、
プレイしていると「生態系は一度崩れると回復が難しいんだなあ」と、
しみじみ思ってしまう一本だったりします。ぜひお試しあれ。