「ホタルよ いまからごご七じまで その目をあけて おまえに おもしろい
ものをみせてやろう」という何者かからの声で幕開けます。主人公のホタルは
生まれつき目が見えない少年。この声の直後、7時間だけ目が見えるように
なります。
ところが周りの様子は変。お母さんも、飼い猫も目が見えなくなってしまった
のです。町の人々も、みんなそう。町にサイレンが響き渡り、敵が襲ってくる
という放送が流れます。女性と子どもは電車に乗って避難を始めます。成人男性
は武器を持ってこの得体のしれない敵を迎え撃ちます。
ところが、敵である大男は、町の男性を軽々なぎ倒し、ホタルたちが乗った
電車を追いかけてきます…。電車の中で、ホタルは緑色で羽を持った不思議な
少女と出会い、ビビと名づけます…。
話は進み、午後7時まであと1時間に迫った時、ビビはホタルに最後に見たいもの
を聞かれます。海を見たいと答え、海を生まれて初めて目にしたホタルは、しかし、
逆に悲しくなってしまいます…。そして、ホタルが再び目が見えなくなる前に、
一番見たいものを見つけます…。
ホタルが一番見たいものとは何でしょうか…?そして、大男の正体とは…?ビビ
の正体とは…?是非、ご自分の目でご覧になってください。
子ども用の本ですが、手加減なしの大迫力の絵、不思議で空恐ろしさを感じさせる
ストーリー、読み終わった後に強烈な余韻を残す…。
吉本ばななさんも絶賛する圧倒的な大迫力の絵本の復刊です。

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ビビを見た! (fukkan.com) 単行本 – 2004/1/1
大海 赫
(著)
- 本の長さ131ページ
- 言語日本語
- 出版社復刊ドットコム
- 発売日2004/1/1
- ISBN-104835440862
- ISBN-13978-4835440866
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
盲目のホタルに「7時間だけ見えるようにしてやろう」と言う声が聞こえる。初めて見る世界に喜ぶホタルだが、気づくと他の人はなぜか盲目になっていた。そんな中、美しい緑色の少女ビビを見つけるが…。74年理論社刊の再刊。
登録情報
- 出版社 : 復刊ドットコム (2004/1/1)
- 発売日 : 2004/1/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 131ページ
- ISBN-10 : 4835440862
- ISBN-13 : 978-4835440866
- Amazon 売れ筋ランキング: - 220,438位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 37,105位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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2010年3月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
アラフォーです。
子供の頃からとにかく本が好きで、昔も今も図書館に入り浸っています。
今まで、何百冊本を読んだことでしょう。
でも30年以上たっても心に残っている本、それがこれです。
最後の「ぼくが、ぼくだけがビビを見たんだ。」
(一語一語は違うかもしれませんが。)
挿絵効果もあると思いますが、この一文は幼い心に多少なりとも
インパクトを与えました。
今こそ子供大人を問わずに読んで欲しい本です。
再販されているのを知りませんでした。
「メキメキえんぴつ」とともに、早速購読しなければ。
子供の頃からとにかく本が好きで、昔も今も図書館に入り浸っています。
今まで、何百冊本を読んだことでしょう。
でも30年以上たっても心に残っている本、それがこれです。
最後の「ぼくが、ぼくだけがビビを見たんだ。」
(一語一語は違うかもしれませんが。)
挿絵効果もあると思いますが、この一文は幼い心に多少なりとも
インパクトを与えました。
今こそ子供大人を問わずに読んで欲しい本です。
再販されているのを知りませんでした。
「メキメキえんぴつ」とともに、早速購読しなければ。
2017年8月20日に日本でレビュー済み
『ビビを見た!』は1974年理論社刊で2004年に再刊された。
文も版画も大海さんの手になるもので、
よしもとばななさんをはじめ熱烈な要望により復刊された。
この児童書のインパクトたるや絶大で避けられない。
不条理で説明のつかない物語と赤や黒等の少色のみを使って
飛び込んでくる不気味な原色の挿絵版画が合間って、
当時の読者の小学生に一度読んだらゼッタイ忘れない、
というトラウマとカリスマを叩き込んだ本なのです。
真っ黒なページに白抜きの文字で始まる不思議。
「七時間だけ目が見えるようにしてやろう」
三月も終わりのある日、生まれてから目が見えないホタルに、
突然声が頭の中に聞こえた。
何故なのかの説明は一切ないまま物語は転がります。
ホタルの目が痛み始め、目が見えるようになる瞬間、
「ホタルのまぶたに、たくさんの、すごく小さい、
あやしい虫が羽音もたてずにたかる」ーそれが光だった。
初めて目で世界を赤ん坊のように見ることに驚くホタルで
あったが、気がついてみると、ホタルの他の人々は母親を
はじめ、皆、目が見えなくなっていた。
ホタルの目が見えるようになったと同時に何か非常事態が発生しているようだ。
正体不明の敵が訪れたとアナウンサーがテレビで告げている。
何と残酷なことだろう。
限られた時間に、もっともっと見たいものがあるだろうに、
何ものか分からない敵から逃げ出さねばならず
追われるホタル一行。
美しい世界を見る余裕もなくホタルは疎開の特急コガラシ号
に乗る。
そこで、美しい緑色の少女ビビに出会う。
残された時を惜しむように、ホタルはビビを見つめる。
ビビもどういう理由か目が見えているようだ。
特急を地平線の彼方から謎の醜い超巨人が追いかけてくる。
どうやらビビを掴まえたいようである。
巨人は殺戮と破壊をもたらしまくるがビビ以外の人間は
虫ケラ以下としか目に映らない
この本は胎児の絵に始まり、地蔵菩薩像の絵に終わる、
どちらも他に色彩も絵もなく黒一色でホタルの盲目の世界
を表しています
繰り返しますが多くの不条理な出来事は全て中途半端、
説明の無いまま物語は終わってしまいます。
巨大なインパクトを受けながら困惑し考え込む読者達。
確かにこれは一度読んだらゼッタイ忘れられません。
文も版画も大海さんの手になるもので、
よしもとばななさんをはじめ熱烈な要望により復刊された。
この児童書のインパクトたるや絶大で避けられない。
不条理で説明のつかない物語と赤や黒等の少色のみを使って
飛び込んでくる不気味な原色の挿絵版画が合間って、
当時の読者の小学生に一度読んだらゼッタイ忘れない、
というトラウマとカリスマを叩き込んだ本なのです。
真っ黒なページに白抜きの文字で始まる不思議。
「七時間だけ目が見えるようにしてやろう」
三月も終わりのある日、生まれてから目が見えないホタルに、
突然声が頭の中に聞こえた。
何故なのかの説明は一切ないまま物語は転がります。
ホタルの目が痛み始め、目が見えるようになる瞬間、
「ホタルのまぶたに、たくさんの、すごく小さい、
あやしい虫が羽音もたてずにたかる」ーそれが光だった。
初めて目で世界を赤ん坊のように見ることに驚くホタルで
あったが、気がついてみると、ホタルの他の人々は母親を
はじめ、皆、目が見えなくなっていた。
ホタルの目が見えるようになったと同時に何か非常事態が発生しているようだ。
正体不明の敵が訪れたとアナウンサーがテレビで告げている。
何と残酷なことだろう。
限られた時間に、もっともっと見たいものがあるだろうに、
何ものか分からない敵から逃げ出さねばならず
追われるホタル一行。
美しい世界を見る余裕もなくホタルは疎開の特急コガラシ号
に乗る。
そこで、美しい緑色の少女ビビに出会う。
残された時を惜しむように、ホタルはビビを見つめる。
ビビもどういう理由か目が見えているようだ。
特急を地平線の彼方から謎の醜い超巨人が追いかけてくる。
どうやらビビを掴まえたいようである。
巨人は殺戮と破壊をもたらしまくるがビビ以外の人間は
虫ケラ以下としか目に映らない
この本は胎児の絵に始まり、地蔵菩薩像の絵に終わる、
どちらも他に色彩も絵もなく黒一色でホタルの盲目の世界
を表しています
繰り返しますが多くの不条理な出来事は全て中途半端、
説明の無いまま物語は終わってしまいます。
巨大なインパクトを受けながら困惑し考え込む読者達。
確かにこれは一度読んだらゼッタイ忘れられません。
2013年2月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
数十年前、小学校の夏休みの推薦図書として図書館から借りて読み、カフカの『変身』並みの不条理なストーリー、子ども向けなのに手加減ゼロのイラスト、恐怖に震え上がった思い出がほとんどトラウマのように記憶に残っていました。インターネットの時代になり、あの本はいったい何だったのだろう、何を伝えたかったのだろうと思い出して検索、今回手に入れた次第です。
大海赫さんの復刊にあたってのあとがきで、なぞが氷解するとともにどっと涙が出ました。すばらしい作品です。もうこの本は手放さず、一生大切に手元においておきたいと思います。
大海赫さんの復刊にあたってのあとがきで、なぞが氷解するとともにどっと涙が出ました。すばらしい作品です。もうこの本は手放さず、一生大切に手元においておきたいと思います。
2013年1月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
小学生の頃に読んで面白かったと記憶していましたので、子供にも読ませたくて購入しました。
文も絵柄も、とても懐かしかったです。
文も絵柄も、とても懐かしかったです。
2008年12月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
三月も終わりのある日のこと、生まれつき目が見えないホタルに、突然「七時間だけ目が見えるようにしてやろう」と言う声が聞こえた。ホタルは、目が見えたらいいななんて思ったことがない。「目が見えなくてかわいそう」と人はよく言うけれど、ホタルは目が見えないのを少しもかなしんでなんかいない。
真っ黒なページに白抜きの文字で始まる不思議な絵本。
ホタルの目が痛み始め、目が見えるようになる瞬間、「ホタルのまぶたに、たくさんの、すごく小さい、あやしい虫が羽音もたてずにたかる」ーそれが光だった。光というものをこんな風に描写できるなんて! すばらしい表現にがーんと衝撃を食らってしまった。
生まれたばかりの赤ん坊のように光を浴びたホタルであったが、気がついてみると、ホタルの他の人々は皆、目が見えなくなっていた。ホタルの目が見えるようになったと同時に何か非常事態が発生しているようだ。敵が訪れたとアナウンサーがテレビで告げている。
限られた時間に、もっともっと見たいものがあるだろうに、目が見える唯一の存在として、何ものか分からない敵から人々を守るために戦おうとするホタル。ホタルにとっての限られた時間が非常事態とは、何と残酷なことだろう。ホタルは、パニックに陥っている人々とお母さんを労わりながら、バスに乗り、特急コガラシ号に乗る。そこで、美しい緑色の少女ビビに出会う。残された時を惜しむように、ホタルはビビを見つめた。
23歳になる私の娘は点頭てんかんにという重い病を抱えて生まれてきた。知的な障害を抱えて生きている。『ビビを見た!』を読んで、父親である主人が「娘にも七時間でいいから、健常児としての時間を過ごさせてやりたい」と言った。確かに、娘が、もし、健常児だったら…という思いを母親の私も抱かないわけではない。
娘は、周囲の人からの支えなしでは生きてゆけない。日常生活を送る中では、困った存在となることもしばしばだが、明るく前向きに生きている。親ばかだろうが、たとえようもないくらい純粋で可愛い。私は、娘が知的な障害を抱えているがゆえに、美しい心を持ち続けているのかもしれないと思う。
ホタルは、目が見えなかっただけに本当に美しい物を捉えることができたのではないだろうか。ホタルとビビと謎の敵ワカオが織り成す悲しく、はかなく、残酷な物語を限りなく美しいと思えるのは、娘のお陰かもしれない。
『ビビを見た!』は、74年理論社刊の再刊である。解説を書いているよしもとばななさんもその一人であるが、この絵本を愛し続けてきた読者たちの熱意によって、復刊された。よしもとばななさんは、この復刊を「過去からのすばらしい贈り物」であると述べている。『ビビを見た!』を29年間も大事に読み返してきたよしもとばななさんの解説の言葉が、初夏の緑のようにきらめいている。そして、作者である大海赫さんの「あとがき」が燻し銀のような輝きを放っている。
胎児の絵に始まり、菩薩像の絵に終わる一冊の絵本、ビビ以外の人々は、亡霊のように不気味に描かれている。黒と白と赤と緑の色彩の世界が神秘的だ。本当に見るとは、また、本当に美しいものは何かを考えさせらた。また、自分の命が限られた命であることをぞくっとする形で認識させられた。解説と「あとがき」まで、たっぷり味わうことが出来た。
「過去からのすばらしい贈り物」を手にすることができて、思いがけない喜びを味わっている。『ビビを見た!』を愛し続けて、復刊ドットコムに投票して下さった皆さんの熱意と誠意を持って復刊に携わって下さったスタッフの皆さんに心からお礼を申し上げたい。そして、「過去からのすばらしい贈り物」をたくさんの方と共有したい。大人のあなたにも、まだ、子どもである君たちにも、お勧めの一冊。
真っ黒なページに白抜きの文字で始まる不思議な絵本。
ホタルの目が痛み始め、目が見えるようになる瞬間、「ホタルのまぶたに、たくさんの、すごく小さい、あやしい虫が羽音もたてずにたかる」ーそれが光だった。光というものをこんな風に描写できるなんて! すばらしい表現にがーんと衝撃を食らってしまった。
生まれたばかりの赤ん坊のように光を浴びたホタルであったが、気がついてみると、ホタルの他の人々は皆、目が見えなくなっていた。ホタルの目が見えるようになったと同時に何か非常事態が発生しているようだ。敵が訪れたとアナウンサーがテレビで告げている。
限られた時間に、もっともっと見たいものがあるだろうに、目が見える唯一の存在として、何ものか分からない敵から人々を守るために戦おうとするホタル。ホタルにとっての限られた時間が非常事態とは、何と残酷なことだろう。ホタルは、パニックに陥っている人々とお母さんを労わりながら、バスに乗り、特急コガラシ号に乗る。そこで、美しい緑色の少女ビビに出会う。残された時を惜しむように、ホタルはビビを見つめた。
23歳になる私の娘は点頭てんかんにという重い病を抱えて生まれてきた。知的な障害を抱えて生きている。『ビビを見た!』を読んで、父親である主人が「娘にも七時間でいいから、健常児としての時間を過ごさせてやりたい」と言った。確かに、娘が、もし、健常児だったら…という思いを母親の私も抱かないわけではない。
娘は、周囲の人からの支えなしでは生きてゆけない。日常生活を送る中では、困った存在となることもしばしばだが、明るく前向きに生きている。親ばかだろうが、たとえようもないくらい純粋で可愛い。私は、娘が知的な障害を抱えているがゆえに、美しい心を持ち続けているのかもしれないと思う。
ホタルは、目が見えなかっただけに本当に美しい物を捉えることができたのではないだろうか。ホタルとビビと謎の敵ワカオが織り成す悲しく、はかなく、残酷な物語を限りなく美しいと思えるのは、娘のお陰かもしれない。
『ビビを見た!』は、74年理論社刊の再刊である。解説を書いているよしもとばななさんもその一人であるが、この絵本を愛し続けてきた読者たちの熱意によって、復刊された。よしもとばななさんは、この復刊を「過去からのすばらしい贈り物」であると述べている。『ビビを見た!』を29年間も大事に読み返してきたよしもとばななさんの解説の言葉が、初夏の緑のようにきらめいている。そして、作者である大海赫さんの「あとがき」が燻し銀のような輝きを放っている。
胎児の絵に始まり、菩薩像の絵に終わる一冊の絵本、ビビ以外の人々は、亡霊のように不気味に描かれている。黒と白と赤と緑の色彩の世界が神秘的だ。本当に見るとは、また、本当に美しいものは何かを考えさせらた。また、自分の命が限られた命であることをぞくっとする形で認識させられた。解説と「あとがき」まで、たっぷり味わうことが出来た。
「過去からのすばらしい贈り物」を手にすることができて、思いがけない喜びを味わっている。『ビビを見た!』を愛し続けて、復刊ドットコムに投票して下さった皆さんの熱意と誠意を持って復刊に携わって下さったスタッフの皆さんに心からお礼を申し上げたい。そして、「過去からのすばらしい贈り物」をたくさんの方と共有したい。大人のあなたにも、まだ、子どもである君たちにも、お勧めの一冊。
2017年8月20日に日本でレビュー済み
小学校の時、クラスでトップ3常連なほど本を読んでいたが
この本もまたマイ トップ3に残るほど、忘れられないものだ。
さいきん何十年ぶりに読んで改めて衝撃を受けた。
鮮烈、強烈、ぐいぐいひきこまれ
すこしこわく、なぜだか美しい。
さいごの1行は、永遠に心に残っている。
ホタルにとっての7時間は、それがすべてだった。
この本もまたマイ トップ3に残るほど、忘れられないものだ。
さいきん何十年ぶりに読んで改めて衝撃を受けた。
鮮烈、強烈、ぐいぐいひきこまれ
すこしこわく、なぜだか美しい。
さいごの1行は、永遠に心に残っている。
ホタルにとっての7時間は、それがすべてだった。
2007年3月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大海先生の本は「ドコカの国にようこそ!」しか知らないつもりでいました。しかし今作を買って開いて・・・ようやく蘇る記憶。小学校の図書室に通った頃、古めかしい棚の片隅、いつも背表紙で「ビビを見た!」というやや奇天裂なタイトルを目の端で追っていた。
そして一回、開いて読んだのですが・・たぶん終わりの黒に塗られたページ絵に少し驚いて、当時のわたしは記憶から消していた・・いや、早くも小さなコンプレックスにとらわれた自分はそれで胸がいっぱいだったんだなあ。
いまだに人の中に居るのが苦手で、「そうは見えないね」なんて言われつつもなにかカタマリを抱えて生きている。そんな自分を濯いでくれる本ですね。
きれいなきれいなモノだけでは・・・・癒されませんね。
そして一回、開いて読んだのですが・・たぶん終わりの黒に塗られたページ絵に少し驚いて、当時のわたしは記憶から消していた・・いや、早くも小さなコンプレックスにとらわれた自分はそれで胸がいっぱいだったんだなあ。
いまだに人の中に居るのが苦手で、「そうは見えないね」なんて言われつつもなにかカタマリを抱えて生きている。そんな自分を濯いでくれる本ですね。
きれいなきれいなモノだけでは・・・・癒されませんね。