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マイ・バック・ページ (初回限定生産) [DVD]
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フォーマット | ワイドスクリーン, ドルビー, 色 |
コントリビュータ | 石橋杏奈, 松山ケンイチ, 山下敦弘, 妻夫木聡, 忽那汐里 |
言語 | 日本語 |
稼働時間 | 3 時間 24 分 |
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商品の説明
妻夫木 聡 × 松山ケンイチ 遂に初共演!
監督:山下敦弘(『リンダ リンダ リンダ』)が挑む新境地!
日本映画界屈指の才能たちが、<実在の事件>を基に描く、衝撃と感動のドラマ!
激動の時代に翻弄された、若者たちのすべて――
俺たちは“何を”信じるのか……
【初回封入特典】
■「マイ・バック・ページ」特典ディスク(約60分予定)
・メイキング:「Our Back Page」
・『マイ・バック・ページ』公開記念特番
(妻夫木 聡編、松山ケンイチ編、山下敦弘監督編)
・舞台挨拶ダイジェスト
■ブックレット
◎妻夫木 聡、松山ケンイチの魅力満載!
■特製スリーブケース
【毎回映像特典】
・予告編
・TVスポット
【内容】
1969年。理想に燃えながら新聞社で週刊誌編集記者として働く沢田(妻夫木 聡)。彼は激動する“今”と葛藤しながら、日々活動家たちを追いかけていた。
それから2年、取材を続ける沢田は、先輩記者・中平とともに梅山(松山ケンイチ)と名乗る男からの接触を受ける・・・・・・。
「銃を奪取し武器を揃えて、われわれは4月に行動を起こす」
沢田は、その男に疑念を抱きながらも、不思議な親近感を覚え、魅かれていく。
そして、事件は起きた。「駐屯地で自衛官殺害」のニュースが沢田のもとに届くのだった――。
【スタッフ】
監督:山下敦弘/脚本:向井康介/原作:川本三郎「マイ・バック・ページ」(平凡社刊)/音楽:ミト(fromクラムボン)、きだしゅんすけ
主題歌:「My Back Pages」真心ブラザーズ+奥田民生(キューンレコード)/製作:映画「マイ・バック・ページ」製作委員会(WOWOW、バンダイビジュアル
アスミック・エース エンタテインメント、日活、ホリプロ、ビターズ・エンド、Yahoo! JAPAN、マッチポイント)/企画・制作プロダクション:WOWOW FILMS
マッチポイント/制作協力:ビターズ・エンド/配給:アスミック・エース
【キャスト】
妻夫木 聡/松山ケンイチ
忽那汐里/石橋杏奈/韓英恵/中村 蒼
長塚圭史/山内圭哉/古舘寛治/あがた森魚/三浦友和
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 日本語
- 製品サイズ : 25 x 2.2 x 18 cm; 173 g
- EAN : 4934569642233
- 監督 : 山下敦弘
- メディア形式 : ワイドスクリーン, ドルビー, 色
- 時間 : 3 時間 24 分
- 発売日 : 2011/12/2
- 出演 : 妻夫木聡, 松山ケンイチ, 忽那汐里, 石橋杏奈
- 販売元 : バンダイビジュアル
- ASIN : B004PVTF2Y
- ディスク枚数 : 2
- Amazon 売れ筋ランキング: - 135,246位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
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上位レビュー、対象国: 日本
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立川シネマシティで『マイ・バック・ページ』を観た。川本三郎の同名青春記を、山下敦弘が映画化した作品。
川本さんの原作は、私がこれまでに読んだすべての本の中で五指に入るほど好きな作品。私は2年前に川本さんと鈴木邦男の対談集で映画化が進行中だと知り、以来完成を待ちわびていた。
で、ようやく観た結果……上出来の映画化だと思った。原作ファンの私も納得。これは青春映画の傑作だ。
まず、舞台となる1970年代初頭の東京の再現がパーフェクトである。とか言って、私もそのころの東京を肌で知っているわけではないのだが、少なくとも私が知識として知っている1970年代初頭は、隅々まで見事に再現されている。
山下敦弘と脚本の向井康介は、原作をただなぞるような真似はしていない。随所に潤色を加えつつ、しかも原作のテイスト、エッセンスはちゃんと抽出している。「本の映画化はこういうふうにやるもんだよ」というお手本のような仕事ぶりである。
過去の山下敦弘作品にあったオフビートなユーモアは影を潜めており(随所で隠し味にはなっているが)、終始シリアスなので、山下ファンは戸惑いを感じるかもしれない。しかし、私はこれこそ山下の代表作になり得るものだと思った。
俳優陣もみんないい。とくに、新聞記者たちや刑事たちのリアリティはすごい。映画の中の作り物のブンヤ、デカというより、本物の匂いがする。まるでドキュメンタリーのようだ。
主演の2人もいい。松山ケンイチが演じる虚言癖のある“ニセ革命家”梅山のキャラクターは原作よりも大幅に肉付けされているが、その肉付けも成功している。
妻夫木聡が泣くラストシーンもよい。『ジョゼと虎と魚たち』のラストもそうだったが、彼は泣く場面で素晴らしい演技を見せる俳優だと思う。
今作の場合、途中で「私はきちんと泣ける男の人が好き」という印象的なセリフが出てくるので、それがラストシーンの伏線になっていて、いっそう印象的だ。
終盤、新聞社を懲戒解雇された主人公が映画評論家となって試写会に行く場面では、妻夫木くんが川本三郎に見える。いとをかし、である。
エンディングに流れるのは、ボブ・ディランの「マイ・バック・ページ」(原作のタイトルもこの曲に由来)を真心ブラザーズと奥田民生が一部和訳して歌った曲。これがまたじつによい。
……と、観てきた直後の勢いで絶賛してしまったが、1つ言っておきたいのは、この映画は原作の魅力の半分しか伝えていないということ。
というのも、映画の副主人公・梅山をめぐるドラマは原作では後半に出てくるものであり、前半はもっとリリカルな60~70年代グラフィティだからである。
この原作を映画化する場合、後半の事件に的を絞るのは当然で、前半に出てくるさまざまなエピソードまで詰め込んだらストーリーがグチャグチャになってしまう。だからこの脚本の方向性は正しいのだが、この映画を観ただけで原作を知ったつもりになられてしまったら、ちょっと困る。この映画には取り上げられていない前半部分(※)に、いいエピソードが目白押しなのだから。
この映画が気に入って、しかも原作をまだ読んでいない人には、鈴木いづみ、永島慎二、コルトレーン、鶴田浩二などという時代のアイコンが続々と登場する前半部の素晴らしさを、ぜひ味わってほしい。
※ただし、前半部分のうち、保倉幸恵(劇中では倉田眞子)をめぐるエピソードはこの映画で印象的に用いられている。当時『週刊朝日』の表紙モデルをしていた保倉幸恵は、編集部で最も若い記者だった川本さんと親しくなった。彼女は1975年、22歳で鉄道自殺を遂げている。
伝える。殺害されたのは何の罪もない隊員だった。つまりは、「赤邦軍」
を名乗る梅山(松山ケンイチ)ら集団の「自衛隊から武器を奪う計画」の
哀れな犠牲者だったのだ。
「週刊東都」の編集記者・沢田(妻夫木聡)は殺害事件の主犯である
梅山の思想に感化され、犯行の証拠となる品を破棄した上、写真などの
証拠資料の提出も拒んでいた・・・。
結果として、どんな理由があろうとも、何もしていない人間を殺害する行為は
絶対に許されないし、それを知っていながら見て見ぬふりをした人間も同罪で
ある。
結局、梅山というのは、「時代の変革」という誤った大義名分を振りかざして、
その後どのような世界を作りたいのかが明確に示せない、勢いだけの自己
陶酔型の人間だったんだろうね。
1970年前後の、こういった時代背景に興味のある人にはお勧めの作品です。
左派の雑誌記者の目から描いた作品。
青年の若さゆえの過ちやその場しのぎの様子が良く表れていた。
口ばかりで自己顕示欲丸出しの主人公がリーダーということもあり
なかなか物語が進まず起伏に欠ける。
また、オチもやや弱いように感じた。
一人のジャーナリストの人生転倒ストーリーで、
妻夫木聡と山口ケンイチの演技の良さと
舞台背景への懐かしさには心動かされたが
ただそれだけの作品だった。
何度も途中で見るのをやめようと思ってしまったが
最後まで見て観て良かったと思ったのは
主人公が人生を振り返るシーンで、妻夫木聡の見せた
演技力だけだった。
その幻想をしっかりと否定し、ありのままの当時の革命戦士の惨めな姿を晒していて、この時代を扱った映画としてはかなり良い作品ではないでしょうか。
ジャーナリストになりたいと願っていた雑誌記者は、潜入取材先のウサギ売りでへまをして取材相手のフーテンがボコボコにされる中、申し訳ないと言ってお金を渡そうとします。このシーンからも彼が取材対象者に共鳴しすぎて距離の取り方がわからなくなっている未熟な記者だとわかります。決して友人にはなれない取材対象者とジャーナリストの関係に、彼自身が戸惑っているような。彼の甘さが原因で死んでいったウサギはきっと、その後の自衛隊の事件を暗示しているのでしょう。
その後に出会った新左翼の青年と彼は一曲の歌を介して心を通わせます。ただ、ここでもまた、その青年との距離を測りかね、その後の青年が起こす事件の重大な結末を自分の特ダネとして打つことがジャーナリストとしての使命だと思い込んでしまいます。
この時僕が感じたのは、あの有名なピュリッツァー賞の写真、餓死寸前の子供を狙うハゲワシの写真でした。目の前で死にゆく命を助ける前にシャッターを切った写真家は、その事実を伝える使命よりも大切なことがあること苦悩し自殺をしました。この記者も、当初一人の自衛隊員が死んでいった事件に興奮し、シャッターを切って犯人を匿おうとすらします。
ジャーナリストとしての使命が社会の正義と一致しなかったが故の悲劇は、その後も彼を苦しめたのでしょう。ラストシーンで、過去に取材対象者だったフーテンの男にかけられた「生きてりゃいいよ」の言葉が、彼自身消化できずにいたカタルシスを開放してしまう姿は、過去に失敗を経験しひざまずいてきた人達は痺れる名場面でしょう。
新左翼の青年を演じた松ケンの時代の風でから回った革命戦士の卑屈ぶりも見ごたえあって、隠れた名作ですね。