手はじめに、格差社会とウォール街が跋扈する米国を非難する。もちろん、欠陥通貨ユーロもけなす。中国も酷いものだ。意図的に不動産に占める建物割合を嵩上げして?GDPを嵩上げ。こんなやり方があるんだと素直に思った。過剰投資国家、消費の半分が不動産投資とは。そして、中国は分裂すると言いたい放題。だから、増田先生のコメントは小気味良い。経済理論にも則しているので、頭に滑らかに入ってくる。
これらの国々に対して一人勝ちする日本。付加価値の高い部品や研究開発機能は日本国内にきっちり残る。日本国内で大半が賄われる国債も安全資産だ。大変したたかだ。ちょっとだけ「本当に今でもそうか?」と思わないこともないが。
ここで金かっ!
ここで金とする理由を「主要国のマネーサプライが激増続きだったのに対し、金山からの金の新規供給量があまりにも小さいから」とシンプルに経済理論で説明する。2021年現在、確かに金価格は、執筆時点の2011年当時は急下降していたが、2014年を底に上昇を続けている。予想は的中だ!
鬱状態の世の中でちょっとスカッと痛快だった。真面目な話、日本も外貨準備を米国国債一辺倒でなく、金利がつかなくてもデフレにもインフレにも強い金をもう少し持ったらどうかと思った。

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日本と世界を直撃するマネー大動乱 単行本(ソフトカバー) – 2012/1/19
増田 悦佐
(著)
前作『日本と世界を揺り動かす物凄いこと』の続編は、2012年に日本と世界が体験するさまざまな金融事情を、分かりやすく、辛辣に、的確に解説する。
2012年――。
アメリカもヨーロッパも2011年の初夏あたりから噴出し始めた問題はますます深刻化し、多岐化してくるだろう。中国をはじめ新興国からは隠し切れないボロが出てくるだろう。そして、世界中が大暴風雨に見舞われたような経済環境になる。
でも、その中で、金と日本経済は変わらぬ価値を光り輝かせるはずだ!
2012年――。
アメリカもヨーロッパも2011年の初夏あたりから噴出し始めた問題はますます深刻化し、多岐化してくるだろう。中国をはじめ新興国からは隠し切れないボロが出てくるだろう。そして、世界中が大暴風雨に見舞われたような経済環境になる。
でも、その中で、金と日本経済は変わらぬ価値を光り輝かせるはずだ!
- 本の長さ246ページ
- 言語日本語
- 出版社マガジンハウス
- 発売日2012/1/19
- ISBN-104838723709
- ISBN-13978-4838723706
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商品の説明
著者について
増田悦佐(ますだ・えつすけ)
1949年、東京都生まれ。一橋大学経済学研究科終了後、ジョンズ・ホプキンス大学大学院で歴史学・経済学の博士課程修了。ニューヨーク州立大学助教授を経て、外資系証券会社で建設・住宅・不動産担当アナリストを務める。現在、(株)ジパング経営戦略本部シニアアナリスト。著書は、『それでも「日本は死なない」これだけの理由』(講談社)、『2012年・空前の日本投資ブームが始まる』(PHP研究所)、『日本と世界を揺り動かす物凄いこと』(マガジンハウス)ほか多数。
1949年、東京都生まれ。一橋大学経済学研究科終了後、ジョンズ・ホプキンス大学大学院で歴史学・経済学の博士課程修了。ニューヨーク州立大学助教授を経て、外資系証券会社で建設・住宅・不動産担当アナリストを務める。現在、(株)ジパング経営戦略本部シニアアナリスト。著書は、『それでも「日本は死なない」これだけの理由』(講談社)、『2012年・空前の日本投資ブームが始まる』(PHP研究所)、『日本と世界を揺り動かす物凄いこと』(マガジンハウス)ほか多数。
登録情報
- 出版社 : マガジンハウス (2012/1/19)
- 発売日 : 2012/1/19
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 246ページ
- ISBN-10 : 4838723709
- ISBN-13 : 978-4838723706
- Amazon 売れ筋ランキング: - 2,161,365位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 12,847位経済学・経済事情
- カスタマーレビュー:
著者について
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ジョンズホプキンス大学 大学院の歴史学・経済学博士課程修了。 HSBC証券などで株式アナリストを務めたのち、著述業に転ずる。
代表作に「奇跡の日本史」(PHP研究所)「内向の世界帝国日本の時代がやってくる」(NTT出版)「デフレ救国論」(ビジネス社)「お江戸日本は世界最高のワンダーランド」(講談社) などがある。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
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2012年1月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
さきほど、アマゾンから郵送されてきました。
まだ、目次を読んでいるだけですが、世界経済の「現在進行形」を浮き彫りにしてくれている本だと思われます。
目次などを少し紹介しておくと、購入の判断材料になるかもしれませんので、書き込んでおきましょう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
第1章 全米市民もようやく目覚めたのか
アメリカは財務省・ウオール街複合体に潰される?
第2章 アメリカの金権社会は、荒療治でしか直せない
第3章 悪夢と化したアメリカン・ドリームとこれから隆盛するジャパニーズ・ドリーム
第4章 ほんとうに危ないのはドイツとイギリス
復活は永遠にありえないユーロ経済の真実
第5章 明らかに変調する中国
崩壊へのカウントダウンはすでに始まっている!
第6章 なぜかマスメヂィアは絶対報道しない日本と金だけが一人勝ちする世界
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
内容のコメントは、またの機会にでも。
ツイッキー(追記)1
「アメリカという不思議の国」という表現で、アメリカを客観視しようとする姿勢が著者に見られます。
親米・嫌米という極端なポジションに陥らないところに好感が持てます。
たしかにアメリカは、ちょっと変わっている「変人」ならぬ「変な国」という視点を持っていないと、まだまだ経済的にも軍事的にも強国に世界は振り回され続けます。
ツイッキー2
本の受領後24時間以内に読了しました。
別に、全然偉くはないのですが、書いてみました(笑)
ところで、増田さんの著作の中には、色々な本の引用があるので、興味を持てた引用本は、アマゾンで取り寄せて読んでいます。
最近は、ジェームズ・デビッドソン&ウリアム・リース・モッグの共著である『世界経済が破綻する時』『大いなる代償』を読んでいました。
これらの本も中々示唆に富む良書だと、思いました。
ツイッキー3
増田さんの本は、ご自身の経歴というか自伝的感想というか、心情表現みたいなものもタマに書かれていて親近感を持てます。
以前の本では、「特にこれといったあてもなく広い範囲の読書」研究をされていた時代があったそうです。
そんなとき「こんな読書していて、いったい何になるんだろうな」と思いながら読書を続けておられたとか・・・・・・
しかし、その「特にアテのない広範な読書」がベースになって、今の著作活動に生かされていると思われます。
やや過激とも言えそうなご発言でも、その当時の読書等で培われた「教養」が、深みと味わいを醸し出してくれていると思われます。
今回の本では、著作の基礎となるデータを提供してくれているブログサイトへの感謝を捧げながら、それらのお陰で「経済時論書の著者の寿命を10年か20年延ばしてくれたような気がする」と、さりげなく書かれています。
今後のご活躍を、陰ながらお祈り申し上げます。
ツイッキー4
最近、増田さんは雑誌『SAPIO』にも寄稿されていたんですね。
若手の三橋貴明さんも寄稿されていて、なんか面白そうな雑誌になりつつあります。
と同時に、SAPIOには大前研一さんとか落合信彦さんも並んでいて、豪華と言うかなんというか、彼らは欧米特に『アメリカよアメリカよ』派の人たちで「日本ってダメよね、おバカさんよね♪」派の人たちではなかったですかね?
大前さんは、最近やっと『さらばアメリカよ』で、「いち抜けた〜」して今度は「やっぱり君だよ、ユー・ユー・ユーロ」派に転身したばかりなのに、今度はソブリン危機で・・・・・「ソ(ブリ)ンな馬鹿な」「ユーロよ、お前もか」という心境かも知れません・・・・・・「オー・マエ・ゴッド!」・・・・お察し申し上げます。
ツイッキー5
増田さんの本は、変化の早い現代の世界情勢の分析を分かりやすくデータを添えて説明してくれるので有難いです。
優秀なアナリストを、個人で抱えているような感じで、御著書を定価で購入するのは、コストパフォーマンスのいい【投資】のような気がしています。
2度目を読み始めていますが、再読してもなかなか味わいのある文章と内容だと思います。
ツイッキー6
それにしても、増田さんの批評と言うか批判は、痛快です。
とある国々への、そしてとある社会階級への筆誅は、読者をして内心「よくぞ言ってくれた」と思わしめるものがありますかね。
最近のネット社会では、猫も杓子も偉そうな物言いが増えていますが、やはりモノを言うにはそれなりの資格資質みたいなものが必要かと思われます。
そういう自覚がある人々には、中々言いたくても言えない事が鬱積しているものですが、それを誰か言う資格を持った人に代弁して貰うとスッキリします。
そんな「痛快」さがマスダ本には、あると最近気付きました。
そして、そういう痛快さを味わった後には、なんとなく気持ちに余裕が出来るのか、内心ですが「まあまあ、増田さん、全くおっしゃる通りですが、その辺で勘弁してあげてください」などと批判対象をかばってあげている自分に気づいて、思わず「苦笑」です。^^
批判対象にとっては、どことなく「上から目線」の擁護になりますが、これも楽しみかも?
「一粒で二度美味しい」マスダ本は、やっぱりお買い得かも・・・・・・と密かに思いました。
ツイッキー7
増田さんの新しい本『いま資産を守るためにいちばん大切なこと―大恐慌を読み解く10の真実』が出版されてますかね。
正式な出版日は1月31日なのに、もう30日あたりには書店で売られてます。
それからアマゾンでは、もう中古本が2冊「展示」されています。
日本のこの出版サイクルの早さは、新本・中古本合わせて見事だと思われます。
一種の「文化度」を示す指標なのかな・・・・・などと、ついつい日本人らしからぬ「自慢」になってしまいました(笑)
【追記8】 2014・1・11
一昨日、105円古本で2冊目購入しました。
最近は、増田さんの本が105円コーナーによく並ぶようになりました。
それだけ沢山売れている、という事だと思います。
この本は勿論、定価で新本を買って読んでありますが、久しぶりに105円本で気持ちを新たに読み直すのも、勉強になると感じています。
まだ、目次を読んでいるだけですが、世界経済の「現在進行形」を浮き彫りにしてくれている本だと思われます。
目次などを少し紹介しておくと、購入の判断材料になるかもしれませんので、書き込んでおきましょう。
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第1章 全米市民もようやく目覚めたのか
アメリカは財務省・ウオール街複合体に潰される?
第2章 アメリカの金権社会は、荒療治でしか直せない
第3章 悪夢と化したアメリカン・ドリームとこれから隆盛するジャパニーズ・ドリーム
第4章 ほんとうに危ないのはドイツとイギリス
復活は永遠にありえないユーロ経済の真実
第5章 明らかに変調する中国
崩壊へのカウントダウンはすでに始まっている!
第6章 なぜかマスメヂィアは絶対報道しない日本と金だけが一人勝ちする世界
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内容のコメントは、またの機会にでも。
ツイッキー(追記)1
「アメリカという不思議の国」という表現で、アメリカを客観視しようとする姿勢が著者に見られます。
親米・嫌米という極端なポジションに陥らないところに好感が持てます。
たしかにアメリカは、ちょっと変わっている「変人」ならぬ「変な国」という視点を持っていないと、まだまだ経済的にも軍事的にも強国に世界は振り回され続けます。
ツイッキー2
本の受領後24時間以内に読了しました。
別に、全然偉くはないのですが、書いてみました(笑)
ところで、増田さんの著作の中には、色々な本の引用があるので、興味を持てた引用本は、アマゾンで取り寄せて読んでいます。
最近は、ジェームズ・デビッドソン&ウリアム・リース・モッグの共著である『世界経済が破綻する時』『大いなる代償』を読んでいました。
これらの本も中々示唆に富む良書だと、思いました。
ツイッキー3
増田さんの本は、ご自身の経歴というか自伝的感想というか、心情表現みたいなものもタマに書かれていて親近感を持てます。
以前の本では、「特にこれといったあてもなく広い範囲の読書」研究をされていた時代があったそうです。
そんなとき「こんな読書していて、いったい何になるんだろうな」と思いながら読書を続けておられたとか・・・・・・
しかし、その「特にアテのない広範な読書」がベースになって、今の著作活動に生かされていると思われます。
やや過激とも言えそうなご発言でも、その当時の読書等で培われた「教養」が、深みと味わいを醸し出してくれていると思われます。
今回の本では、著作の基礎となるデータを提供してくれているブログサイトへの感謝を捧げながら、それらのお陰で「経済時論書の著者の寿命を10年か20年延ばしてくれたような気がする」と、さりげなく書かれています。
今後のご活躍を、陰ながらお祈り申し上げます。
ツイッキー4
最近、増田さんは雑誌『SAPIO』にも寄稿されていたんですね。
若手の三橋貴明さんも寄稿されていて、なんか面白そうな雑誌になりつつあります。
と同時に、SAPIOには大前研一さんとか落合信彦さんも並んでいて、豪華と言うかなんというか、彼らは欧米特に『アメリカよアメリカよ』派の人たちで「日本ってダメよね、おバカさんよね♪」派の人たちではなかったですかね?
大前さんは、最近やっと『さらばアメリカよ』で、「いち抜けた〜」して今度は「やっぱり君だよ、ユー・ユー・ユーロ」派に転身したばかりなのに、今度はソブリン危機で・・・・・「ソ(ブリ)ンな馬鹿な」「ユーロよ、お前もか」という心境かも知れません・・・・・・「オー・マエ・ゴッド!」・・・・お察し申し上げます。
ツイッキー5
増田さんの本は、変化の早い現代の世界情勢の分析を分かりやすくデータを添えて説明してくれるので有難いです。
優秀なアナリストを、個人で抱えているような感じで、御著書を定価で購入するのは、コストパフォーマンスのいい【投資】のような気がしています。
2度目を読み始めていますが、再読してもなかなか味わいのある文章と内容だと思います。
ツイッキー6
それにしても、増田さんの批評と言うか批判は、痛快です。
とある国々への、そしてとある社会階級への筆誅は、読者をして内心「よくぞ言ってくれた」と思わしめるものがありますかね。
最近のネット社会では、猫も杓子も偉そうな物言いが増えていますが、やはりモノを言うにはそれなりの資格資質みたいなものが必要かと思われます。
そういう自覚がある人々には、中々言いたくても言えない事が鬱積しているものですが、それを誰か言う資格を持った人に代弁して貰うとスッキリします。
そんな「痛快」さがマスダ本には、あると最近気付きました。
そして、そういう痛快さを味わった後には、なんとなく気持ちに余裕が出来るのか、内心ですが「まあまあ、増田さん、全くおっしゃる通りですが、その辺で勘弁してあげてください」などと批判対象をかばってあげている自分に気づいて、思わず「苦笑」です。^^
批判対象にとっては、どことなく「上から目線」の擁護になりますが、これも楽しみかも?
「一粒で二度美味しい」マスダ本は、やっぱりお買い得かも・・・・・・と密かに思いました。
ツイッキー7
増田さんの新しい本『いま資産を守るためにいちばん大切なこと―大恐慌を読み解く10の真実』が出版されてますかね。
正式な出版日は1月31日なのに、もう30日あたりには書店で売られてます。
それからアマゾンでは、もう中古本が2冊「展示」されています。
日本のこの出版サイクルの早さは、新本・中古本合わせて見事だと思われます。
一種の「文化度」を示す指標なのかな・・・・・などと、ついつい日本人らしからぬ「自慢」になってしまいました(笑)
【追記8】 2014・1・11
一昨日、105円古本で2冊目購入しました。
最近は、増田さんの本が105円コーナーによく並ぶようになりました。
それだけ沢山売れている、という事だと思います。
この本は勿論、定価で新本を買って読んでありますが、久しぶりに105円本で気持ちを新たに読み直すのも、勉強になると感じています。