P.M.9.で一世を風靡した後、帰国黄金期を迎えた矢沢のサウンドは、当時の世界的アーティストたちのセンスにより、国内最強のパワーとなり、その後、30年もの時を経てなお、美しく、矢沢永吉 という、日本ロック界のレジェンドの歴史に花を添えることになっている。帰国黄金期の中でも、I am a modelは、ブリティッシュ・ロックの色合いが強く、P.M.9.は、アメリカン・ロックカラーが前面に押し出されている。その後のアルバムの為PM9,I am a modelと3枚の中でも、ブリティッシュ・ロックのウェット感と、アメリカン・ロックのドライ感が見事に調和して、アレンジされた、完成度が高く、美しいアルバム。