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絶望名人カフカの人生論 単行本 – 2011/10/22
購入オプションとあわせ買い
誰よりも前に進もうとしなかった人間の言葉――
将来に、世の中に、自分の心の弱さに、
結婚に、人づきあいに、不眠に、学校に、
そのほかありとあらゆることに絶望したときに読む本!
「いちばんうまくできるのは、倒れたままでいることです」――カフカ
……………………………………………………
・頑張りたくても頑張ることができない
・手にした勝利を活用できない
・人生のわき道にそれていく
・気苦労が多すぎて、背中が曲がった
・散歩をしただけで、疲れて三日間何もできない
・やる気がすぐに失せてしまう
・死なないために生きるむなしさ
・親からの見当違いな励まし
・教育は害毒だった
・会社の廊下で、毎日絶望に襲われる
・愛せても、暮せない/ほか――目次より
……………………………………………………
カフカの絶望の言葉には、不思議な魅力と力があります。
読んでいて、つられて落ち込むというよりは、
かえって力がわいてくるのです。――編・訳者まえがきより
- 本の長さ240ページ
- 言語日本語
- 出版社飛鳥新社
- 発売日2011/10/22
- 寸法14 x 1.8 x 19.3 cm
- ISBN-104864101159
- ISBN-13978-4864101158
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商品の説明
著者について
フランツ・カフカ(Franz Kafka)
小説家。生涯独身、子供なし。41歳の誕生日1ヵ月前にほとんど無名のままこの世を去った。
代表作には『変身』、『訴訟(審判)』、『失踪者(アメリカ)』、『城』などがある。
編訳者
頭木弘樹(かしらぎ・ひろき)
カフカの翻訳と評論を行っている。
訳書に『「逮捕+終り」―『訴訟』より』フランツ・カフカ(創樹社)がある。
登録情報
- 出版社 : 飛鳥新社 (2011/10/22)
- 発売日 : 2011/10/22
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 240ページ
- ISBN-10 : 4864101159
- ISBN-13 : 978-4864101158
- 寸法 : 14 x 1.8 x 19.3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 49,176位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 9位ドイツ文学(名言・箴言)
- カスタマーレビュー:
著者について
文学紹介者。筑波大学卒。
大学3年の20歳のときに難病になり、13年間の闘病生活を送る。そのときにカフカの言葉が救いとなった経験から、2011年『絶望名人カフカの人生論』(飛鳥新社/新潮文庫)を編訳、10万部以上のヒットとなる。以後、さまざまなジャンルの本を執筆している。
編訳書に『絶望名人カフカ×希望名人ゲーテ 文豪の名言対決』(草思社文庫)、『ミステリー・カット版 カラマーゾフの兄弟』(春秋社)。
監修書に『マンガで読む絶望名人カフカの人生論』(平松昭子、飛鳥新社)。
著書に『絶望読書』(河出文庫)、『カフカはなぜ自殺しなかったのか?』(春秋社)、『食べることと出すこと』(医学書院)、『落語を聴いてみたけど面白くなかった人へ』(ちくま文庫)、『自分疲れ』(創元社)。
編者を務めたアンソロジーに『絶望図書館』『トラウマ文学館』『うんこ文学』(いずれもちくま文庫)、『絶望書店 夢をあきらめた9人が出会った物語』(河出書房新社)、『ひきこもり図書館』(毎日新聞出版)がある。
共著に『病と障害と、傍らにあった本。』(里山社)、『366日 文学の名言』(三才ブックス)、『こどもに聞かせる一日一話 「母の友」特選童話集』(福音館書店)。
ラジオ番組の書籍化に『NHKラジオ深夜便 絶望名言』『NHKラジオ深夜便 絶望名言2』(共に飛鳥新社)。
NHK「ラジオ深夜便」の『絶望名言』のコーナーに出演中。
日本文藝家協会、日本うんこ文化学会会員。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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絶望名人って?
読むとわかります。
「参りました」
カフカの「絶望」に勝てる人はいないでしょう。
本当にしんどい時、ポジティブになんかとてもなれない時、名人級の「絶望」を読んでみましょう。
不思議とエネルギーが湧いてきましたよ。
この著者の方の文面も秀逸。
読みながらニヤニヤしてしまった。もちろんいい意味で。
マイ本棚、永久レギュラー入りの本を見つけた時のニヤニヤです。
囲気を醸し出しつつも、有力な医学書(=海外版)を読むと、問題解決にまだ11年かかると説く論文
もある。
事実オミクロンはさらに変異を増やし、猛威を振るわんとしているようにもみえ、昨今世間では「第
八波」の到来間近とも報じられている。かつその11年間に、コロナと同じような新規のウイルス性伝
染病が地球を襲わんとも限らぬとも言う。
コロナ禍を機会に、カミュやサルトルを遅まきながら読んだ口だが、カフカは、どことなく斜に構え
て、物ごとに真剣に向き合っていないような不真面目さ、自信の無さ、自己主張の弱さを感じていた
が、本書を読むと、そんな逃げ腰の不真面目な人ではない、一種純真・生真面目さを成す人であるこ
とがわかって考えさせられた。面白かった。
あと、袋の裏側に「絶望名」って書いてあって少し不気味でした。なんだろうって思いました。
ただ商品に関しては特に問題点はありませんでした。