Amazonより
1919年のプラハ、昼は保険会社で働き、夜は屋根裏部屋で小説を書きながら生活しているカフカ(ジェレミー・アイアンズ)は、親しかった会社の同僚が溺死体で発見されたことから、独自の調査を始めていく。やがて彼はアナーキストたちとの交流の中から“謎の城”で恐るべき実験を行っているムルナウ博士が事件の鍵を握っていることを知り…。
『セックスと嘘とビデオテープ』でカンヌ国際映画祭史上最年少グランプリ監督となったスティーヴン・ソダーバーグ監督が、続いて撮った長編第2作。実在の作家カフカを主人公に、1920年代に流行したドイツ表現派映画を意識した幻想怪奇的かつ悪夢的世界の構築をめざしたかのような意欲作。プラハの町並がモノクロ映像でとらえられ、城の内部に入るやカラーに変わるなど、映像テクニックで町そのものを迷宮にすべく腐心している。(的田也寸志)
レビュー
製作総指揮: ポール・ラッサム/マーク・ジョンソン 製作: スチュアート・コーンフェルド/ハリー・ベン 監督・編集: スティーヴン・ソダーバーグ 脚本: レム・ドプス 撮影: ウォルト・ロイド 音楽: クリフ・マルティネス 出演: ジェレミー・アイアンズ/テレサ・ラッセル/アレック・ギネス/イアン・ホルム/アーミン・ミューラー・スタール/ジョエル・グレイ/ジェローン・クラッペ
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)