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シャネルの真実 (新潮文庫 や 61-1) 文庫 – 2008/3/28
山口 昌子
(著)
- 本の長さ322ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2008/3/28
- ISBN-104101343519
- ISBN-13978-4101343518
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2008/3/28)
- 発売日 : 2008/3/28
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 322ページ
- ISBN-10 : 4101343519
- ISBN-13 : 978-4101343518
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,123,267位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 11,924位新潮文庫
- - 125,256位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年7月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
シャネルという人間の悲惨な過去と華やかな人生が素晴らしい文章力で対比されていて面白く読めました。
2009年10月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
時代背景や真実をつかもうとすると、このように歴史の解説書のようになるのはしかたないだろう。
現地に足を運び、インタビューをし、原書にもあたり、かなりの歳月を費やして書かれたこの本は紛れもないシャネルの真実であると確信する。貴重な写真や言葉の解説もついており、親切である。
今、読んでいる途中であるが、たしかに読み進めるのに時間がかかる。しかし、読みごたえのある1冊である。
この本を読む前に映画を観、「ココ・シャネル時代に挑戦した炎の女」を読んでからであったので、より楽しめている。
あれこれ読み比べるのも面白いかもしれない。
現地に足を運び、インタビューをし、原書にもあたり、かなりの歳月を費やして書かれたこの本は紛れもないシャネルの真実であると確信する。貴重な写真や言葉の解説もついており、親切である。
今、読んでいる途中であるが、たしかに読み進めるのに時間がかかる。しかし、読みごたえのある1冊である。
この本を読む前に映画を観、「ココ・シャネル時代に挑戦した炎の女」を読んでからであったので、より楽しめている。
あれこれ読み比べるのも面白いかもしれない。
2009年9月7日に日本でレビュー済み
ああ、しんどかった!
この本、読むのが本当にしんどかった。
本全体を通してフォーカスがぼやけまくっていて、話も飛ぶし、登場人物が多い割にはそれぞれの人物の重要度が分からないし、シャネル自身に関する話と時代背景を説明するエピソードが同列に入り乱れるおかげで、メモを取りながら読まなくちゃいけないんじゃないかと思うような複雑さだった。
とにかく一気に読み進めることが難しいくらい時代とエピソードと登場人物が入り乱れて登場するので、その流れを無視してとにかくひたすら読み進めるという読み方に切り替えるまでものすごく苦労してしまった。
登場人物もすごく多いのだが、2ページ前にたくさん搭乗した人物のうちの一人がシャネルの人生に大きな影響を与えたというのは周知の事実だと言わんばかりに再登場して面食らうこともしばしば。
多分シャネルの成功は時代背景と切っても切れない関係にあるし、たくさんいた愛人たちとも深いつながりがあるのだと思う。
それを説明したいという著者の意気込みは伝わってくるが、あまりに個別エピソードのディテールにこだわりすぎた結果、シャネルの全体像がものすごくぼやけてしまっている。
シャネルの人生を一つの流れとしてとらえるのがものすごく難しいのだ。
つまり、シャネルの人生や、彼女を取り巻く重要人物・時代背景をあらかじめ理解していないと非常に読みづらいという、非常に矛盾のある伝記になってしまっている。
それが知りたいから伝記を手に取るのに!
この本、読むのが本当にしんどかった。
本全体を通してフォーカスがぼやけまくっていて、話も飛ぶし、登場人物が多い割にはそれぞれの人物の重要度が分からないし、シャネル自身に関する話と時代背景を説明するエピソードが同列に入り乱れるおかげで、メモを取りながら読まなくちゃいけないんじゃないかと思うような複雑さだった。
とにかく一気に読み進めることが難しいくらい時代とエピソードと登場人物が入り乱れて登場するので、その流れを無視してとにかくひたすら読み進めるという読み方に切り替えるまでものすごく苦労してしまった。
登場人物もすごく多いのだが、2ページ前にたくさん搭乗した人物のうちの一人がシャネルの人生に大きな影響を与えたというのは周知の事実だと言わんばかりに再登場して面食らうこともしばしば。
多分シャネルの成功は時代背景と切っても切れない関係にあるし、たくさんいた愛人たちとも深いつながりがあるのだと思う。
それを説明したいという著者の意気込みは伝わってくるが、あまりに個別エピソードのディテールにこだわりすぎた結果、シャネルの全体像がものすごくぼやけてしまっている。
シャネルの人生を一つの流れとしてとらえるのがものすごく難しいのだ。
つまり、シャネルの人生や、彼女を取り巻く重要人物・時代背景をあらかじめ理解していないと非常に読みづらいという、非常に矛盾のある伝記になってしまっている。
それが知りたいから伝記を手に取るのに!
2013年4月17日に日本でレビュー済み
「本書は産経新聞の大型企画『20世紀特派員』の枠組みで1997年6月2日から7月18日まで
『皆殺しの天使』の題名で連載され、加筆して『 シャネルの真実 』と改題されて2001年に
出版されたものである。……ガブリエル・シャネル(1883-1971)はその意味で、20世紀と
いう時代、消費社会の到来と女性解放という二つの大きな潮流をまさに具現している人物
だった。実はこの重大な意味に気づいたのは、連載のための取材をはじめてからだった。
取材は改めて、シャネルが誕生した当時の第3共和制からシャネルが死去した第5共和制の
フランスの歴史を辿ることでもあり、第1次大戦から第2次大戦へと、その間のあだ花の
ような、いや文化が燃え盛ったベル・エポックやレザネ・フォール(狂気の時代)という
時代を描くことでもあった」。
分かりやすい起承転結があるでもなく、盛り上がる山場が用意されるでもない。物語的に
内面を推察するでもなければ、ただ淡々と時系列に沿って生涯を辿るでもない。
評伝の形式として、よく言えばユニーク、率直に言えば選ぶべきことばに苦しめられる、
そんなテキスト。
この人物についての説明を読まされるのはこれで何度目だろうか、このエピソードは
既に使用済み、なんてことも他のレヴュアーの指摘する読みづらさ、私のことばでは
かったるさに大きく寄与する(この点については、あとがきにおいて新聞連載の単行本化と
知らされて多少納得したものの、ならば修正の過程で削除するとか、やりようはいくらでも
あっただろうに)。フランス好きにいかにもありがち、セオリーを「テオリー」などとわざわざ
表記してみたくなっちゃう面倒くささもなんとかならないものか。les annees follesは
いちいち「フォール」なんて伸ばさないよね、なんて余計なストレスも盛り沢山。
裏表紙によれば「徹底した取材により新事実を明らかにし」となってはいるし、丹念な
現地調査とインタビューにも一定の敬意は表するが、関係者の多くが既にこの世を去って
しまっている以上、実は孤児院出身者だった、なんて「新事実」の衝撃は今さら生じる
余地も残されてはいない。
「モードではなく、スタイルだった」。
20世紀の「モード」を嗅ぎつける鋭敏な機知がそうさせたのではなく、偶然か、必然か、
彼女が既に身に着けていた「スタイル」が同時代性との幸福なカップリングを実現させた。
時代の寵児、ただし孤独な。
使い古されたといえばその通りの、そんなココ・シャネル像を再構成した一冊。
『皆殺しの天使』の題名で連載され、加筆して『 シャネルの真実 』と改題されて2001年に
出版されたものである。……ガブリエル・シャネル(1883-1971)はその意味で、20世紀と
いう時代、消費社会の到来と女性解放という二つの大きな潮流をまさに具現している人物
だった。実はこの重大な意味に気づいたのは、連載のための取材をはじめてからだった。
取材は改めて、シャネルが誕生した当時の第3共和制からシャネルが死去した第5共和制の
フランスの歴史を辿ることでもあり、第1次大戦から第2次大戦へと、その間のあだ花の
ような、いや文化が燃え盛ったベル・エポックやレザネ・フォール(狂気の時代)という
時代を描くことでもあった」。
分かりやすい起承転結があるでもなく、盛り上がる山場が用意されるでもない。物語的に
内面を推察するでもなければ、ただ淡々と時系列に沿って生涯を辿るでもない。
評伝の形式として、よく言えばユニーク、率直に言えば選ぶべきことばに苦しめられる、
そんなテキスト。
この人物についての説明を読まされるのはこれで何度目だろうか、このエピソードは
既に使用済み、なんてことも他のレヴュアーの指摘する読みづらさ、私のことばでは
かったるさに大きく寄与する(この点については、あとがきにおいて新聞連載の単行本化と
知らされて多少納得したものの、ならば修正の過程で削除するとか、やりようはいくらでも
あっただろうに)。フランス好きにいかにもありがち、セオリーを「テオリー」などとわざわざ
表記してみたくなっちゃう面倒くささもなんとかならないものか。les annees follesは
いちいち「フォール」なんて伸ばさないよね、なんて余計なストレスも盛り沢山。
裏表紙によれば「徹底した取材により新事実を明らかにし」となってはいるし、丹念な
現地調査とインタビューにも一定の敬意は表するが、関係者の多くが既にこの世を去って
しまっている以上、実は孤児院出身者だった、なんて「新事実」の衝撃は今さら生じる
余地も残されてはいない。
「モードではなく、スタイルだった」。
20世紀の「モード」を嗅ぎつける鋭敏な機知がそうさせたのではなく、偶然か、必然か、
彼女が既に身に着けていた「スタイル」が同時代性との幸福なカップリングを実現させた。
時代の寵児、ただし孤独な。
使い古されたといえばその通りの、そんなココ・シャネル像を再構成した一冊。
2005年2月6日に日本でレビュー済み
~シャネルのブランドを創ったココ・シャネルが、あまりに魅力的な存在だったことがよくわかる一冊です。窮屈なコルセットを着ていた女性たちに新しいモードを次々と披露し、自由に動ける楽しさをくれたココ。マリンルックやショルダーバッグを誕生させたココ。何人もの男性と恋をしながら相手の文化や趣味に染まり、作品に生かしていたココ。1971年に87才で亡く~~なるまで、彼女がいかに魅力的で劇的な人生を送ったかが淡々と綴られています。
今や日本では女子高生も手にするシャネルですが、ほんとは快活で知的なマダムのためのブランドなのねと感じました。あちこちにフランスの歴史が語られ、漢字も多いのでちょっと読みにくいですが、拾い読みでも楽しめそう。~
今や日本では女子高生も手にするシャネルですが、ほんとは快活で知的なマダムのためのブランドなのねと感じました。あちこちにフランスの歴史が語られ、漢字も多いのでちょっと読みにくいですが、拾い読みでも楽しめそう。~
2010年3月30日に日本でレビュー済み
シャネルに興味があったわけではなく、あまり期待しないで買った本だったが、丹念な取材で、克明にシャネルの人生とその生きた時代が書き込まれていて、夢中になって読んだ。祖先の話や父母の属した階層から、第2次大戦時の対独協力疑惑の詳細まで、事実を追い求めた著者の熱意は、著者が日本人であるにもかかわらず、おそらくは本国で書かれた伝記よりも質が高いのではないか、とさえ思わせる出来映えをもたらしている。持って生まれた背景に押しつぶされず、時代の波を捕らえて発揮されたシャネルの個性。最近、映画を見たが、この本から得た感銘の方がまさった。
2005年6月11日に日本でレビュー済み
ココの存在自体が強烈なオーラをはなっているだけあって様々な書籍が出版されていますが、著者が新聞記者ということも大きな要因であろうが鋭く切り込み俯瞰の目でとらえているのが面白く単なるシャネル本とは違った趣味がある。ココシャネルに全く関心のない人モードに関心のない人にも興味深く読める本ではないだろうか。全くこの分野に触れる機会のなかった男性にも薦めたい。
2009年11月12日に日本でレビュー済み
読みづらいです。登場人物が多かったり急に時代背景が延々と説明されたりと。深く時代背景も知りたいなら良い本では。