311を境に、
わが国は、放射能に汚染された国になってしまいました。
もはや、放射能に無関心では生きていけません。
では、何を読めばいいのでしょうか。
そんな思いで探索していたところ、この本に出会い、
この本が届いてから2時間足らずで読み終えました。
そして、現実を直視しないといけないと
強く感じました。
福島原発の放射能などの生データは公表されていません。
現在、このデータは加工されて発表されているのですが、
当初は、東電、原子力安全保安院、原子力安全委員会の三者が
別々の加工を行って発表し、データが食い違っていました。
しかし、現在、加工データは一本化されています。
著者は、
「複数の機関が同時に情報を出せば、私たちはそれらを付き合わせて
矛盾や隠蔽を発見することができます。
ところが、情報の出所が少なくなってしまえば、
測定ミスや解釈の間違いに気づくことが難しくなります」
と言っています。
実は、データが食い違っていた頃、
マスコミや評論家のような方が、
「なぜデータが食い違っているのか。一本化しろ」
みたいな発言をしていて、
私は、そんなことしたら、真実が見えなくなるのでは?
と危惧していましたが、
この本を読んで、やはり真実が見えなくなったと確証を得ました。
また、松本健一氏が、総理と話した内容を公表して、
「20キロ圏内には、数年帰れないだろう」みたいな発言を
したと記憶しているのですが、
このとき、私が思ったのは、幸運にもポロッと真実が出たのだから、
マスコミはこの点から、放射能汚染の真実を引きだしてほしいと
期待していました。
しかし、マスコミや評論家は、
「心無いことを言う。避難している住民のことを考えたら、
こんなことを言えないはずだ」
みたいな論調で、せっかくポロッと出た糸口を封じ込めて
しまいました。
そのため、被爆が拡大したと思います。
真実を直視するのは辛いことですが、
直視して追求しないかぎり、
住民への被爆はひどくなる一方ではないでしょうか。
マスコミや評論家がやっていることは、
耳障りの良い言葉を引きだしていることに
つながると思います。
辛くても、真実を知ること。
これが、あの日を境に放射能に汚染された国の私たちが
やらなければならないことだと思います。
そのためにも、まず、この本を読むことから始めるのが、
私は良いと思うのです。
★6/7 追記します。
・原子力安全・保安院は、
放射性物質の放出量が、
当初発表されていた2倍だったと発表しました。
とすると、広島の原爆の160発分になります。
(この本には、前の発表を受けて、原爆の80発分としています)
・昨日(6/6)の「たけしのTVタックル」で、長妻元厚労相は、
「一日も早く20キロ圏内に帰れるように……」
という発言をしていました。
また、
「汚染土を取り除いて……」
とも言っていましたが、
唖然とします。
その膨大な汚染土を取り除けたとして、
どこに運び出せるのでしょうか?
小学校の運動場の汚染土ですら、
どこにも引き受け手がなく、
校庭の片隅にブルーシートをかけて保管しているのに。
現実には、チェルノブイリの例からも、帰ることは不可能です。
私は、長妻さんのように、無責任で、期待を持たせる発言が
いちばん残酷だと思います。
もし私が20キロ圏内の住民だったら、東電と政府(国)に、
1.新しい郷土(コミュニティー単位で移住したいから)と、住居を求める
2.家財を除染して運び出せるように、その方法を求める
3.その代り、20キロ圏内は国に差し出し、
すでに困っている汚染土などを、そこに保管できるよう権利を譲る
ようにします。
長妻さんは、実現できない期待を抱かせることで、精神的ショックと
問題解決の先延ばしさせるという、残酷なことをしています。
ぜひ、長妻さんこそ、この本をお読みいただきたいです。
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原発のウソ (扶桑社新書) 新書 – 2011/6/1
小出 裕章
(著)
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危険性を訴え続けて40年
“不屈の研究者”が警告する原発の恐怖
“安全な被曝量”は存在しない! 原発を止めても電力は足りる!
いま最も信頼されている原子力研究者の、3.11事故後初の著書
著者の小出裕章氏は、かつて原子力に夢を持って研究者となることを志した。
しかし、原子力を学ぶうちにその危険性を知り、考え方を180度変えることになる。
それ以降40年間、原子力礼賛の世の中で“異端”の扱いを受けながらもその危険性を訴え続けてきた。
そんな小出氏が恐れていたことが現実となったのが、2011年3月11日に起きた福島第一原発事故だった。
原発は今後どうなる?
放射能から身を守るにはどうすればいい?
どのくらいの「被曝」ならば安全?
原発を止めて電力は足りるの?
など、原子力に関するさまざまな疑問に“いま最も信頼されている研究者”がわかりやすく答える。
“不屈の研究者”が警告する原発の恐怖
“安全な被曝量”は存在しない! 原発を止めても電力は足りる!
いま最も信頼されている原子力研究者の、3.11事故後初の著書
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しかし、原子力を学ぶうちにその危険性を知り、考え方を180度変えることになる。
それ以降40年間、原子力礼賛の世の中で“異端”の扱いを受けながらもその危険性を訴え続けてきた。
そんな小出氏が恐れていたことが現実となったのが、2011年3月11日に起きた福島第一原発事故だった。
原発は今後どうなる?
放射能から身を守るにはどうすればいい?
どのくらいの「被曝」ならば安全?
原発を止めて電力は足りるの?
など、原子力に関するさまざまな疑問に“いま最も信頼されている研究者”がわかりやすく答える。
- 本の長さ182ページ
- 言語日本語
- 出版社扶桑社
- 発売日2011/6/1
- ISBN-104594064205
- ISBN-13978-4594064204
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商品の説明
著者について
小出 裕章
1949年東京生まれ。京都大学原子炉実験所助教。原子力の平和利用を志し、1968年に東北大学工学部原子核工学科に入学。
原子力を学ぶことでその危険性に気づき、伊方原発裁判、人形峠のウラン残土問題、JCO臨界事故などで、
放射線被害を受ける住民の側に立って活動。原子力の専門家としての立場から、その危険性を訴え続けている。
専門は放射線計測、原子力安全。著書に『隠される原子力・核の真実—原子力の専門家が原発に反対するわけ』(創史社)
『放射能汚染の現実を超えて』(河出書房新社)など。
1949年東京生まれ。京都大学原子炉実験所助教。原子力の平和利用を志し、1968年に東北大学工学部原子核工学科に入学。
原子力を学ぶことでその危険性に気づき、伊方原発裁判、人形峠のウラン残土問題、JCO臨界事故などで、
放射線被害を受ける住民の側に立って活動。原子力の専門家としての立場から、その危険性を訴え続けている。
専門は放射線計測、原子力安全。著書に『隠される原子力・核の真実—原子力の専門家が原発に反対するわけ』(創史社)
『放射能汚染の現実を超えて』(河出書房新社)など。
登録情報
- 出版社 : 扶桑社 (2011/6/1)
- 発売日 : 2011/6/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 182ページ
- ISBN-10 : 4594064205
- ISBN-13 : 978-4594064204
- Amazon 売れ筋ランキング: - 418,516位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 217位扶桑社新書
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5 星
原発事故の早急な収束と県内全ての原発廃炉を求める意見書
[...]「発事故の早急な収束と県内全ての原発廃炉を求める意見書」棚倉町議会で可決。「原発のウソ」参考になりました。町議会議員松本英一
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2011年6月4日に日本でレビュー済み
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2021年12月24日に日本でレビュー済み
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写真などは無し
2012年5月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
原子力発電に漠然と反対する程度であったが、福島原発事故が起こり、小出氏のこの本を読み、改めて原子力発電の愚かさを知らされた。原子力発電推進派は、小出氏が指摘している原子力発電の種々の負の面にきちんと反論ができるのだろうか。反論ができないなら、原子力発電は即刻やめるべきだろう。小出氏は次のような原子力発電の負の面を列挙する。
1 プルトニウムは毒性が高い上に、半減期が2万4千年と長い。1000分の1になるまでに、24万年もかかる。何十万年もの間そういう危険なものを管理し続けることができるだろうか。
2 最小限の被曝量であっても、人間に危険を及ぼす可能性がある。
3 ウランを燃やせば、死の灰と言われる核分裂生成物ができる。現在日本には、広島原爆の80万倍の死の灰がたまっている。この処理をどうするのか。
5 大島堅一教授の試算だと、kWh当たりの発電コスト(単位 円)は一般水力 3.98 火力 9.90 原子力 10.68 であり、揚水発電のコストも考えると、原子力は12.23になる。
6 原子力発電は発電時には、二酸化炭素を出さないが、ウランの採掘、精錬、濃縮、加工は、化石燃料でなされるので、たくさんの二酸化炭素を排出する。
7 原子力発電は原子炉で発生する熱をすべて発電に使うことはできず、3分の2もの熱を海に捨てている。海水をを引き込んで海に捨てているが、熱のために海水が7度上昇する。、現在日本の54基の原子力発電所を合わせると、1年間に約千億トンの7度高い海水を海に放出している。日本の全河川の1年間の総水量は4千億トンである。河川の4分の1もの7度高い海水を放出すると、環境への影響が無視できない。
8 ウランは利用できるエネルギー量換算で石油の数分の一、石炭の数十分の一しか地球にない。しかも高速増殖炉を中心とする核燃料サイクル計画は破綻している。ウランが石油よりも先に枯渇する。
1 プルトニウムは毒性が高い上に、半減期が2万4千年と長い。1000分の1になるまでに、24万年もかかる。何十万年もの間そういう危険なものを管理し続けることができるだろうか。
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3 ウランを燃やせば、死の灰と言われる核分裂生成物ができる。現在日本には、広島原爆の80万倍の死の灰がたまっている。この処理をどうするのか。
5 大島堅一教授の試算だと、kWh当たりの発電コスト(単位 円)は一般水力 3.98 火力 9.90 原子力 10.68 であり、揚水発電のコストも考えると、原子力は12.23になる。
6 原子力発電は発電時には、二酸化炭素を出さないが、ウランの採掘、精錬、濃縮、加工は、化石燃料でなされるので、たくさんの二酸化炭素を排出する。
7 原子力発電は原子炉で発生する熱をすべて発電に使うことはできず、3分の2もの熱を海に捨てている。海水をを引き込んで海に捨てているが、熱のために海水が7度上昇する。、現在日本の54基の原子力発電所を合わせると、1年間に約千億トンの7度高い海水を海に放出している。日本の全河川の1年間の総水量は4千億トンである。河川の4分の1もの7度高い海水を放出すると、環境への影響が無視できない。
8 ウランは利用できるエネルギー量換算で石油の数分の一、石炭の数十分の一しか地球にない。しかも高速増殖炉を中心とする核燃料サイクル計画は破綻している。ウランが石油よりも先に枯渇する。
2021年4月16日に日本でレビュー済み
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菅無責任内閣が福島の汚染水を海洋放出するとの方針を決めたことを聞いて本書を読み、改めて全ての原発は速やかに停止すべきと思いました。
2024年3月11日に日本でレビュー済み
どうにも主観的な内容が多く、実際の所どの程度信じていいのか疑問が残る。
内容としては非常に分かり易く、読み終えれば反原発主義者になれること請け合い。
ただやはりこの一冊だけで知った気になるのは危険だとも思う。
とりあえず、枝野氏の「ただちに影響はない」は大嘘だってことは分かります。
内容としては非常に分かり易く、読み終えれば反原発主義者になれること請け合い。
ただやはりこの一冊だけで知った気になるのは危険だとも思う。
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2020年9月28日に日本でレビュー済み
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有名な大学の教授が執筆した本ですが、裏腹に非常にわかりやすい文章で文字数も驚くほど少なく字も大きいですね。
特に知識がなくても十分理解できるとおもいますし、30分もあれば読めてしまうかもしれません。
しかし著者が訴えたい思いがストレートに伝わってくる素晴らしい本だと思いました。
この本に書かれてる原発の問題は非常に重要でいろんな人に一緒にに考えてもらいたいテーマです。たくさんの人に読んでもらいたいですね。
特に知識がなくても十分理解できるとおもいますし、30分もあれば読めてしまうかもしれません。
しかし著者が訴えたい思いがストレートに伝わってくる素晴らしい本だと思いました。
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2013年5月30日に日本でレビュー済み
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Do not die before you read this Japan's Holy Bible, medicine for awareness of the crucial issue which is kept away from laymen by industrial magnanimities, majority of poor journalism, financial institution, or collective silence, not to mention about OUR government +technocrats. When we can expect English translation available for overseas readers to penetrate into inside
Japan? One cannot miss this precious writing by one of the most audacious scientists living in the country still hung on the cliff no matter how officialdom would proclaims about the FUKUSHIMA PLANT'S cool down.
Japan? One cannot miss this precious writing by one of the most audacious scientists living in the country still hung on the cliff no matter how officialdom would proclaims about the FUKUSHIMA PLANT'S cool down.
2016年1月22日に日本でレビュー済み
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著者の生涯を賭けた名著」である。「核物質は人間の手には負えない。放射能の被害には安全な閾値はない。廃棄物の飛散・拡散は防げない。人体に入った放射性物質の被害は長期・甚大。核廃棄物の捨て場はない。隔離は 30万年を要するが、人間にはその様な歴史はない。地震国では無理。原発は直ちに廃止すべき。原発に安全などない、福島を見よ。原発推進者は福島原発の事故で何を学んだか。」などの提言は心を打たれる。