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IQが人並みほどもないにもかかわらず、母親の献身的な愛情と、そして運命がもたらす不可思議な力によって、時代の英雄として歴史をかけめぐっていく青年フォレスト・ガンプの生きざまを描いた、ロバート・ゼメキス監督による大河ヒューマン映画の傑作。戦後アメリカの風俗映画としてとらえても秀逸で、1950年代から80年代にかけてのヒットナンバーに彩られながら、アメリカがその期間に体験したさまざまな事柄が、たとえばガンプが本物のケネディ大統領と握手するなど、巧みな視覚効果によって描かれていく。
1994年度(第67回)のアカデミー賞では作品、監督、主演男優、脚色、視覚効果、編集の6部門を受賞。これが2度目のオスカーとなった主演トム・ハンクスによる『ビッグ』さながらの大人子ども的演技も絶妙だが、母親役サリー・フィールドの名演も忘れがたい余韻を残してくれる。この母あればこそ、ガンプのさまざまな奇跡も可能となり、いつしか運命も彼に味方するようになったのだ。(的田也寸志)
レビュー
製作: ウェンディ・ファイナーマン/スティーヴ・ティッシュ/スティーヴ・スターキー 監督: ロバート・ゼメキス 原作: ウィンストン・グルーム 脚本: エリック・ロス 撮影: ドン・バージェス 音楽: アラン・シルヴェストリ 出演: トム・ハンクス/サリー・フィールド/ロビン・ライト/ゲイリー・シニーズ/ミケルティ・ウィリアムソン/マイケル・ハンフリーズ/ハンナ・ホール 声の出演: 江原正士/土井美加/佐々木優子/有本欽隆/福田信昭/近藤玲子/麻見順子
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)