2021年45冊目/4月9冊目/『毎日が自分との戦い―私の実践経営論』(日経ビジネス人文庫/日本経済新聞出版社)/金川 千尋/P.224/2013年/750円+税/★3.4 #読了 #読了2021
著者は信越化学の代表取締役会長。近年では11期ぶりの減益となったが、日本を代表するハイパフォーマーな経営者の一人だろう。三井物産から転職した理由も興味深い。記憶に残ったのは、過去に信越が雇用対策でビジネスホテルを建設する計画を利益がでないことで却下したこと、敵対的買収劇への考え方(数%のリスクでも経営者は未然に防ぐべし)、「健全な心身、真善美の追求」という彼の信条だ。三井物産で経験した資金回収の仕事などのOJTが、彼の今の仕事観につながっているのは、彼の向上心や素直さの証左だろ。見習わねば。
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毎日が自分との戦い: 私の実践経営論 単行本 – 2007/7/1
金川 千尋
(著)
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- 本の長さ203ページ
- 言語日本語
- 出版社日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
- 発売日2007/7/1
- ISBN-104532313384
- ISBN-13978-4532313388
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登録情報
- 出版社 : 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版; New版 (2007/7/1)
- 発売日 : 2007/7/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 203ページ
- ISBN-10 : 4532313384
- ISBN-13 : 978-4532313388
- Amazon 売れ筋ランキング: - 75,953位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 146位ビジネス人物伝 (本)
- - 4,734位投資・金融・会社経営 (本)
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2007年7月22日に日本でレビュー済み
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日経新聞『私の履歴書(2006年5月)』に掲載された内容を大幅加筆,経営者としての思いを多いに語っている.金川さんは小生の尊敬する経営者の一人,体験談を通した経営者の考え方に共感する部分も多く,読んでいて実に勉強になります.最近『私の履歴書』関連の加筆著書を読む癖が付いてきているが,産業界で成功された方々の経験談は実に興味深く感じています.この著書も,その中で読む価値の高い一冊だと思います.
それともう一つ,仕事をする上で信頼できる,命を預けられる上司の存在が仕事の大成に繋がるであろう事を強く感じました.金川さんにとっての小田切さんがそうであったように,武田信玄の『人は城,人は石垣,人は堀,情けは味方,仇は敵なり』を感慨深く再認識致しました.
それともう一つ,仕事をする上で信頼できる,命を預けられる上司の存在が仕事の大成に繋がるであろう事を強く感じました.金川さんにとっての小田切さんがそうであったように,武田信玄の『人は城,人は石垣,人は堀,情けは味方,仇は敵なり』を感慨深く再認識致しました.
2019年9月16日に日本でレビュー済み
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【経緯】
名経営者と言われる人の人生哲学が知りたいと思って
【感想】
経営者としてこれまでに経験してきた様々な出来事を振り返る内容となっており、
私が期待していた人生哲学はほとんど見られませんでした。
全体の印象としては、全く嫌味の無い猛烈サラリーマンの成功体験記に終始している感じはあります。
稲盛和夫氏や松下幸之助氏のような思想的なものは殆どなく、あくまでビジネスマンとしての側面しか描かなかった事に違和感を覚えたのですが、
巻末の生誕からの年表を見てその謎が氷解しました。
年表の出来事には太平洋戦争敗戦が記載されていないのです。
つまり、金川氏は大切な父を奪った敗戦を受け入れていないのではないか、と。
敗戦=父の死であり、
父の弔い合戦という思いが金川氏の全ての原動力の根幹にあったのではないかと。
極めて個人的な信念であり思想であったから、敢えて何も書かないという選択をしたのではないかと感じました。
現に冒頭、父が天皇から受けた勲章の写真を誇らしげに載せています。
千尋少年は”頑張ったな”とお父さんに褒めてもらいたいのだと感じました。
個人的な事は普遍的な事であり、もっと本音を書いて頂ければ、
すばらしい経験と知識を読者が共有できたと思うと少し残念に思いましたのでマイナス1です。
名経営者と言われる人の人生哲学が知りたいと思って
【感想】
経営者としてこれまでに経験してきた様々な出来事を振り返る内容となっており、
私が期待していた人生哲学はほとんど見られませんでした。
全体の印象としては、全く嫌味の無い猛烈サラリーマンの成功体験記に終始している感じはあります。
稲盛和夫氏や松下幸之助氏のような思想的なものは殆どなく、あくまでビジネスマンとしての側面しか描かなかった事に違和感を覚えたのですが、
巻末の生誕からの年表を見てその謎が氷解しました。
年表の出来事には太平洋戦争敗戦が記載されていないのです。
つまり、金川氏は大切な父を奪った敗戦を受け入れていないのではないか、と。
敗戦=父の死であり、
父の弔い合戦という思いが金川氏の全ての原動力の根幹にあったのではないかと。
極めて個人的な信念であり思想であったから、敢えて何も書かないという選択をしたのではないかと感じました。
現に冒頭、父が天皇から受けた勲章の写真を誇らしげに載せています。
千尋少年は”頑張ったな”とお父さんに褒めてもらいたいのだと感じました。
個人的な事は普遍的な事であり、もっと本音を書いて頂ければ、
すばらしい経験と知識を読者が共有できたと思うと少し残念に思いましたのでマイナス1です。
2013年4月20日に日本でレビュー済み
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本人による自伝であり、客観性に乏しいが、信越化学の経営者としての考え方がわかる。
とにかく分析し、仮説を立て、とことん考え抜いて、実行することだ。経営力、といえばそれまでだけれど、自分でとことん考え抜いて、必ず実行するという、当たり前のことを覚悟を決めてやり抜かねばならない、ということなのだ。
綺麗事ではない、というのが良くわかる。
とにかく分析し、仮説を立て、とことん考え抜いて、実行することだ。経営力、といえばそれまでだけれど、自分でとことん考え抜いて、必ず実行するという、当たり前のことを覚悟を決めてやり抜かねばならない、ということなのだ。
綺麗事ではない、というのが良くわかる。
2007年8月12日に日本でレビュー済み
日経で連載(私の履歴書)されていたときにも読んでいたが、一度まとめて読みたくなり購読した。
題名にもなっている通り、仕事に関しては常に戦っている人です。そのために自分にも厳しくなるし、部下にも厳しくなる。また、経営に関しては他社にも取引先にも厳しくなる。
競合先、取引先は生半可な気持ちで当たればこの人の厳しい考えに必ず負けると感じる。
一方義理、友人を非常に大切にする人と感じた。学生時代の友人、会社に入ってからの上司、取引先など友好関係を非常に重んじている。
私生活に関しては、博打で金を摩ったり、株式で失敗したり、家は課長時代からの家に今でも住んでいたりする。経営に対する考えとは打って変わって完全に“Off”状態である。
そういった彼の人格はどこで形成されたのか。敗戦のときに『次は別のかたちで勝ちたい』と感じたと書いてある。それが彼のバックポーンになって今に至るのかも知れない。
題名にもなっている通り、仕事に関しては常に戦っている人です。そのために自分にも厳しくなるし、部下にも厳しくなる。また、経営に関しては他社にも取引先にも厳しくなる。
競合先、取引先は生半可な気持ちで当たればこの人の厳しい考えに必ず負けると感じる。
一方義理、友人を非常に大切にする人と感じた。学生時代の友人、会社に入ってからの上司、取引先など友好関係を非常に重んじている。
私生活に関しては、博打で金を摩ったり、株式で失敗したり、家は課長時代からの家に今でも住んでいたりする。経営に対する考えとは打って変わって完全に“Off”状態である。
そういった彼の人格はどこで形成されたのか。敗戦のときに『次は別のかたちで勝ちたい』と感じたと書いてある。それが彼のバックポーンになって今に至るのかも知れない。
2012年12月7日に日本でレビュー済み
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信越化学と言う会社には以前から興味を持っていたので、その経営者の著作には一度目に通してみたいと思っていました。
旧制高校時代に戦争を経験した経営者はやはり覚悟が違いますね。世界を相手に戦う営業マンが経営者になっていく過程を追体験できるのは非常に刺激的でした。
しかし、この金川さんの後継者になる人は大変ですね。それが未だに経営の第一線にいらっしゃる理由なのかな、とも感じました。このマネージメントスタイルは、他人には簡単に真似できないです。金川さんと同じ経路をたどれば可能なのかもしれませんが、それを現代日本で実現するのは不可能に近いですね。
旧制高校時代に戦争を経験した経営者はやはり覚悟が違いますね。世界を相手に戦う営業マンが経営者になっていく過程を追体験できるのは非常に刺激的でした。
しかし、この金川さんの後継者になる人は大変ですね。それが未だに経営の第一線にいらっしゃる理由なのかな、とも感じました。このマネージメントスタイルは、他人には簡単に真似できないです。金川さんと同じ経路をたどれば可能なのかもしれませんが、それを現代日本で実現するのは不可能に近いですね。
2007年11月3日に日本でレビュー済み
経営本というと、その時流行しいているジャーゴンを散りばめただけで無内容なアナリストの商売としての経営本か、その時持て囃されている社長のご自慢話を窺うものばかりで辟易していたが、そのような経営本とは一線を画している。まさにタイトル副題どおり「私の実践経営論」となっている。
なぜ、カントリーリスクを避けるのか、敵対的買収をしないのか、株や土地などへの投資をしないのか、アナリストや広告会社とつるまないのかということが端的に金川千尋氏の人生経験から得られた血の通った実体験を通して理解させてくれる。
金川社長は直接的には語られていないが、冒頭の戦争体験のみならず端々に語られるガダルカナルの喩え、山本五十六氏の言の引用など、経営とは戦争に例えられるものであること、そして信越化学をただただ超一流の企業へと育て上げることは、金川千尋氏の敗戦体験に対する復讐戦であることがひしひしと感じられ、情緒的な書き方は一切なされていないにかかわらず恐ろしいまでの迫力ある一冊となっている。
なぜ、カントリーリスクを避けるのか、敵対的買収をしないのか、株や土地などへの投資をしないのか、アナリストや広告会社とつるまないのかということが端的に金川千尋氏の人生経験から得られた血の通った実体験を通して理解させてくれる。
金川社長は直接的には語られていないが、冒頭の戦争体験のみならず端々に語られるガダルカナルの喩え、山本五十六氏の言の引用など、経営とは戦争に例えられるものであること、そして信越化学をただただ超一流の企業へと育て上げることは、金川千尋氏の敗戦体験に対する復讐戦であることがひしひしと感じられ、情緒的な書き方は一切なされていないにかかわらず恐ろしいまでの迫力ある一冊となっている。