殺人の追憶 [DVD]
フォーマット | 色, ドルビー, ワイドスクリーン |
コントリビュータ | ソン・ガンホ, キム・レハ, ポン・ジュノ, キム・サンギョン, ソン・ジェホ |
言語 | 日本語, 韓国語 |
稼働時間 | 2 時間 11 分 |
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登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- 言語 : 日本語, 韓国語
- 梱包サイズ : 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 83.16 g
- EAN : 4527427634367
- 監督 : ポン・ジュノ
- メディア形式 : 色, ドルビー, ワイドスクリーン
- 時間 : 2 時間 11 分
- 発売日 : 2006/6/23
- 出演 : ソン・ガンホ, キム・サンギョン, キム・レハ, ソン・ジェホ
- 字幕: : 日本語
- 言語 : 日本語 (Dolby Digital 5.1), 韓国語 (Dolby Digital 5.1), 韓国語 (Dolby Digital 6.1 EX)
- 販売元 : アミューズソフト
- ASIN : B000FHIVYA
- ディスク枚数 : 2
- Amazon 売れ筋ランキング: - 237,455位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 8,812位外国のミステリー・サスペンス映画
- - 23,958位外国のドラマ映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2022年11月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この当時の米国からのDNA鑑定書では判定できなかった場面もあり、この映画が実際の事件を扱ったものですが、その連続殺人犯がもう現実に逮捕されたと思いますが、この映画の大人しそうな事務員の男だったと考えますが、当時の韓国の生活もあり、その短大卒の刑事の恋人が手ずで風呂場で下着を洗濯したり、気怠く女上位で抱き合ったりもありましたが、第一容疑者が篠原涼子の夫のような、歌舞伎役者のような、男前の年輩の親父が女物の下着を身に着けてマスターベーションをしてましたが、第二容疑者がその事務員で向井理のような感じで、地方から来た西島秀俊のようなその刑事に殴られても耐えてましたが、その殺人事件の証拠の証言者が知的障害者で、その知的障害者の最後が線路に入り、警笛を吹き手信号で、独りルールを、独り合図をし走行する列車に轢かれてしまいますが…
2023年4月30日に日本でレビュー済み
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日本がエンターテインメント分野で韓国に遥かに置いて行かれてしまったことをつくづく実感する作品。これが20年前の作品というのだから。全てにおいて、韓国の作品は力強く、日本の作品は弱々しい。韓国はもう日本など眼中にないのだろう。
2022年12月24日に日本でレビュー済み
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映画秘宝で評判が良く、岩井志麻子もイチオシしていたので鑑賞したが、今ひとつだった。もうちょっと努力すれば名画になれたと思う。
2022年12月29日に日本でレビュー済み
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観客を嘲笑うかのようなストーリー展開が特徴です。最初はあまりに杜撰な警察の捜査をばらして観客の失笑をさそう。次に事件の急展開を見せて観客の目をくぎ付けにする。そして迎えるラスト。「いったい私たちは何を追いかけていたのだ!」と観客は自問自答する羽目になります。
個性的な刑事たちの演技が光ります。なんでも適当にこなす「田舎刑事」。飛び蹴りで物事を解決しようとする「暴力刑事」。一見理論的に物事を解決しようとする「インテリー刑事」等。
この映画のテーマは「人はかわることができるか」だと思います。「暴力刑事」は、かわることが出来なかったので自滅しました。「インテリー刑事」は、悪い方にかわる=捜査に私情をはさむ ことで自滅しました。主人公の「田舎刑事」は、変わることが出来たので自滅を免れました。かわることが出来たのは、人だけではなく、韓国社会そのものだと思います。軍事政権下の人々の心の闇もまた深かったはずです。
個性的な刑事たちの演技が光ります。なんでも適当にこなす「田舎刑事」。飛び蹴りで物事を解決しようとする「暴力刑事」。一見理論的に物事を解決しようとする「インテリー刑事」等。
この映画のテーマは「人はかわることができるか」だと思います。「暴力刑事」は、かわることが出来なかったので自滅しました。「インテリー刑事」は、悪い方にかわる=捜査に私情をはさむ ことで自滅しました。主人公の「田舎刑事」は、変わることが出来たので自滅を免れました。かわることが出来たのは、人だけではなく、韓国社会そのものだと思います。軍事政権下の人々の心の闇もまた深かったはずです。
2022年9月29日に日本でレビュー済み
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都心のソウルから田舎へと派遣されたソ・テユン刑事や最終容疑者の警察への視線や反抗(お前らが拷問してるのは知っているという台詞)を見るに、権力を傘に横柄な取り調べなどをしていた当時の警察に対する市民の不信感など深刻な社会問題があったのだと推察しました。
ソ・テユン刑事は、当初は田舎刑事の拷問・恫喝といった暴力的で強引な取り調べ方に否定的だったのに対して、刑事という忙しさや、容疑者が絞れているのに事件解決まで辿り着けない悲哀や焦燥感から憔悴していき、最後の方では、馬鹿にしていた刑事と同様のやり方で自白を強要させようとするなど地元刑事のような横柄かつ杜撰な刑事へと変貌していきます。ごく常識的な人間が、組織の色に染まっていくという過程がリアリティがあって良かったと思います。
そして、組織間で連携が取れてなかったり対応が遅かったりする点など、警察全体の捜査の拙さというものも見てとれます。
追憶は表題ですが、刑事を辞める契機となったトラウマ的事件の犯人が、今も平気で生活しているという現実、自分の中に刻まれた苦い記憶、それらの葛藤や後悔、自身の無力感といったものが思い出されるまでの表情の変遷が素晴らしかったです。
ソ・テユン刑事は、当初は田舎刑事の拷問・恫喝といった暴力的で強引な取り調べ方に否定的だったのに対して、刑事という忙しさや、容疑者が絞れているのに事件解決まで辿り着けない悲哀や焦燥感から憔悴していき、最後の方では、馬鹿にしていた刑事と同様のやり方で自白を強要させようとするなど地元刑事のような横柄かつ杜撰な刑事へと変貌していきます。ごく常識的な人間が、組織の色に染まっていくという過程がリアリティがあって良かったと思います。
そして、組織間で連携が取れてなかったり対応が遅かったりする点など、警察全体の捜査の拙さというものも見てとれます。
追憶は表題ですが、刑事を辞める契機となったトラウマ的事件の犯人が、今も平気で生活しているという現実、自分の中に刻まれた苦い記憶、それらの葛藤や後悔、自身の無力感といったものが思い出されるまでの表情の変遷が素晴らしかったです。
2022年10月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まず、タイトルについて考えたいと思います。英題のMemories of Murderはエンドロールにも載っているので、ポン・ジュノの頭の中ではMemory of Murdersではないのだとしましょう。一連の殺人の記憶ではなく、個別の殺人の記憶の積み重ねとして考えられていると思われるのです。この記憶の複数性が何を意味するのか、例えばこのストーリーがソン・ガンホを中心に語られているのは確かなのですが、複数の刑事の行動やその未来の暗示を含んでいることも明らかではないかと思われます。そうした共有される殺人捜査の記憶の束とも取れます。被害者、この映画では生存者が一人いますが、その記憶の語りは死に隣接、死に接続される感覚の記憶として視覚化されています。そして被害者たちの記憶は後ろ手に縛られ雨に打たれる死体の冷たさの繰り返しとして伝えられます。さらに犯人はこの映画では特定されず、重要容疑者はトンネルの奥へ消えてゆきます。殺人者の記憶は見失われることの積み重ねとしてあります。
1986年当時の韓国の雰囲気、農村の風景、灯火管制の放送や消灯する様やシャッターを閉める様子、薄汚い警察署や病院など、捜査を行き詰ませる要因には韓国の固有性が有ったと言うのは有るのでしょうが、取り調べの乱暴さ、現場確保の杜撰さ、捜査方針の迷走などが、むしろ笑いを入れなければ社会的な問題に誤解される方向づけになってしまう危険性が有ったようです。
この映画は事件が有り捜査を行い解決すると言うストーリーと言うよりは、捜査を進めながら同時に殺人が起こり続ける事に、被害者の記憶が増え続けることに重点が有るのだと思えるのです。重要参考人は列車に轢かれ、刑事の一人は足を切断し、ソン・ガンホは自分の生活を再考し、キム・サンギョンは容疑者に銃を突き付けて自白を強要する事になります。刑事たちは捜査に取り組むことによって基盤となるものを失うことになる訳です。捜査と同時に殺人が有り、周囲の人には精神が削り取られるような記憶が残る。雨の中被害者から剝がされる絆創膏とは、その肌に残る小さな傷とはあの当時の韓国に固有のものとは言えない訳です。
2003年に時間が移行し、用水路を覗き込むソンの眼に死体は見ることは出来ません。居合わせた少女の証言により、犯人の存在が明確化します。死体は無いが犯人は居る。こちらを向くソンの視線に、ある種の問いかけを感じる事は可能でしょう。自分が見る目を持つと自負した刑事が、ストーリーの進行と共に混迷し、転職した後に見出したものは視覚化されないものなのです。私は、「あなたは自分の見る目を信じるのか?見る側の自分の判断が齎したものは何か、思い出してみな」そんな声が聞こえたような気がしました。それは韓国人としての自戒であると同時に、誰もが感じる痛みの様な感覚でもあると言う。
この映画には印象的な場面がたくさんあり、それだけで充分観るに値すると言えるのですが、あえてそこには触れずに、解釈が社会的な方向に傾きがちなのに抵抗感が有るので、もっと見る事、記憶の発生の近い部分に想像を巡らせることが可能だよと言いたいんです。キム・サンギョンが窓を開け手を伸ばし、雨を感じる感触を。
1986年当時の韓国の雰囲気、農村の風景、灯火管制の放送や消灯する様やシャッターを閉める様子、薄汚い警察署や病院など、捜査を行き詰ませる要因には韓国の固有性が有ったと言うのは有るのでしょうが、取り調べの乱暴さ、現場確保の杜撰さ、捜査方針の迷走などが、むしろ笑いを入れなければ社会的な問題に誤解される方向づけになってしまう危険性が有ったようです。
この映画は事件が有り捜査を行い解決すると言うストーリーと言うよりは、捜査を進めながら同時に殺人が起こり続ける事に、被害者の記憶が増え続けることに重点が有るのだと思えるのです。重要参考人は列車に轢かれ、刑事の一人は足を切断し、ソン・ガンホは自分の生活を再考し、キム・サンギョンは容疑者に銃を突き付けて自白を強要する事になります。刑事たちは捜査に取り組むことによって基盤となるものを失うことになる訳です。捜査と同時に殺人が有り、周囲の人には精神が削り取られるような記憶が残る。雨の中被害者から剝がされる絆創膏とは、その肌に残る小さな傷とはあの当時の韓国に固有のものとは言えない訳です。
2003年に時間が移行し、用水路を覗き込むソンの眼に死体は見ることは出来ません。居合わせた少女の証言により、犯人の存在が明確化します。死体は無いが犯人は居る。こちらを向くソンの視線に、ある種の問いかけを感じる事は可能でしょう。自分が見る目を持つと自負した刑事が、ストーリーの進行と共に混迷し、転職した後に見出したものは視覚化されないものなのです。私は、「あなたは自分の見る目を信じるのか?見る側の自分の判断が齎したものは何か、思い出してみな」そんな声が聞こえたような気がしました。それは韓国人としての自戒であると同時に、誰もが感じる痛みの様な感覚でもあると言う。
この映画には印象的な場面がたくさんあり、それだけで充分観るに値すると言えるのですが、あえてそこには触れずに、解釈が社会的な方向に傾きがちなのに抵抗感が有るので、もっと見る事、記憶の発生の近い部分に想像を巡らせることが可能だよと言いたいんです。キム・サンギョンが窓を開け手を伸ばし、雨を感じる感触を。
2022年6月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大好きな映画です。
余談ですが、この事件は2019年に別の殺人事件で無期懲役となっていた人物が、
真犯人と特定されました。ファソン事件は2006年に時効を迎えていた為、2019年時点では事件に関して罪は問えませんでしたが、収監対象の事件の間で何らかの司法取引が成立したとこで、ファソン事件の自白の引き出しに成功したようです。
ただ、34年ぶりに犯人が特定されたのはよかったですが、
”血液型はB型”をヒントにずっと捜査していたのに、
捕まえたらO型だったというのは驚きです。
3度も重要人物としても容疑者に上がっていたのに、
血液型の証拠物に固執し続けた結果、
30余年も未解決になってしまったという、悲しい事件。
それにしてもラストシーン。
ソンガンホの視線の先は、
劇場に見に来ていたかもしれない犯人に向けた
「おまえは絶対に逃がさない」
の強いメッセージだと思っていたけど、
犯人が特定されてよかったです。
余談ですが、この事件は2019年に別の殺人事件で無期懲役となっていた人物が、
真犯人と特定されました。ファソン事件は2006年に時効を迎えていた為、2019年時点では事件に関して罪は問えませんでしたが、収監対象の事件の間で何らかの司法取引が成立したとこで、ファソン事件の自白の引き出しに成功したようです。
ただ、34年ぶりに犯人が特定されたのはよかったですが、
”血液型はB型”をヒントにずっと捜査していたのに、
捕まえたらO型だったというのは驚きです。
3度も重要人物としても容疑者に上がっていたのに、
血液型の証拠物に固執し続けた結果、
30余年も未解決になってしまったという、悲しい事件。
それにしてもラストシーン。
ソンガンホの視線の先は、
劇場に見に来ていたかもしれない犯人に向けた
「おまえは絶対に逃がさない」
の強いメッセージだと思っていたけど、
犯人が特定されてよかったです。
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Tristram Shandy
5つ星のうち5.0
Memories Are Made of This
2017年3月12日にドイツでレビュー済みAmazonで購入
Das dumme Wortspiel gleich am Anfang möge man mir verzeihen, aber als ich gestern abend Joon-ho Bongs Kriminalfilm „Memories of Murder“, der im Jahre 2003 gedreht wurde, schaute, wußte ich nach spätestens einer Stunde – am Anfang dauerte es zugegebenermaßen ein wenig, bis ich mich in den Film hineinfinden konnte –, daß ich, wenn auch arg verspätet einer der großen Sternstunden des Kinos beigewohnt hatte. Das ist wahrhaft Erzählkunst auf höchstem Niveau, und es wundert mich auch nicht, daß Bong mit diesem Film eine seiner Produktionsgesellschaften vor dem Bankrott gerettet haben soll.
„Memories of Murder“ erzählt die wahre Geschichte des ersten geschichtlich verbürgten Serienmörders in Südkorea, der zwischen 1986 und 1991 im ländlichen Hwaseong, in der Provinz Gyeonggi, mehrere Frauen unterschiedlichen Alters überfallen, vergewaltigt und dann getötet hat und dessen Identität nie ermittelt werden konnte. Ein wahrlich schwieriges Sujet, dessen Umsetzung zahllose Fallstricke bietet! Anstatt sich aber nun auf herkömmliche Weise auf die Ermittlungsarbeiten der Polizei zu konzentrieren und diese mit dokumentarischer Akribie zu verfolgen und damit Gefahr zu laufen, den Zuschauer zu langweilen – wie dies meines Erachtens vier Jahre später David Fincher mit seinem elend langen Film „Zodiac“ unterlaufen sollte –, zeichnet uns Bong ein kritisches Bild von der Polizeiarbeit jener Zeit, die ein Spiegel der damaligen politischen Verhältnisse in Südkorea war – einem Land, das unter der Herrschaft des Generals Doo-whan Chun stand, der allen Versuchen seines Volkes, parlamentarische Strukturen einzufordern, mit rücksichtsloser Gewalt begegnete.
Die Untersuchung der ersten beiden Morde obliegt noch allein dem Beamten Doo-man Park (Kang-ho Song), einem eher unsystematisch vorgehenden Haudrauf-Cop, der sich viel auf sein „Schamanenauge“ einbildet, d.h. die vermeintliche Fähigkeit, einem Verdächtigen in die Augen zu sehen und in ihnen Schuld oder Unschuld zu lesen. Unterstützt wird dieser geistig eher schlichte Ermittler von Yong-koo Cho (Roe-ha Kim), einem bäuerlichen Sadisten, dessen beliebteste Verhörmethode darin besteht, den Verdächtigen mit seinen Stiefeln zusammenzutreten. Es ist aber klar, daß beide Polizisten sowie der Apparat vor Ort hoffnungslos überfordert sind, und so wird ihnen ein weiterer Ermittler aus Seoul zur Seite gestellt, der mit wissenschaftlichen Methoden und reiner Beobachtungsgabe vorgehende Tae-yoon Seo (Sang-kyung Kim). Der studierte Neuling ist den beiden Rauhbeinen von Anfang an ein Dorn im Auge, zumal er all ihre Verdächtige, die sie durch psychischen Terror und nackte Gewalt zu einem Geständnis bewegen, durch unwiderlegbare Deduktionen entlastet. Während Park und Cho einen geistig behinderten Jungen und später einen perversen, aber harmlosen Familienvater mürbe kochen, findet Seo einiges über den Serienmörder heraus, zum Beispiel, daß er nur bei Regen tötet, daß seine Opfer stets ein rotes Kleidungsstück tragen und daß während der Tatzeit immer ein bestimmtes Lied im Wunschprogramm eines bestimmten Radiosenders gespielt wird. Diese Spuren weisen bald in die Richtung eines unscheinbaren jungen Arbeiters, der sich aber im Verhör nicht aus der Reserve locken läßt, so daß schließlich auch Seo die Beherrschung verliert und sich der Methoden bedient, die er an seinen Kollegen so verabscheut.
Ich bemühe mich, hier keinesfalls zu spoilern, weil es sich um einen recht neuen Film handelt, möchte aber dennoch ausführen, warum mich „Memories of Murder“ so faszinierte. Ohne die Jagd nach dem Täter zu sehr aus den Augen zu verlieren, gelingt es dem Regisseur mit diesem Film nämlich, ein nuanciertes Bild der Ermittler zu zeichnen, die uns zwar nicht wirklich sympathisch werden, dabei aber auch nicht zu platten Abziehbildern geraten. Mit dieser Erzähltechnik erinnert „Memories of Murder“ ein wenig an William Friedkins „The French Connection“ (1971), in dem uns das trostlose Privatleben des Ermittlers Jimmy Doyle vor Augen geführt wird, dessen Ermittlungsmethoden sich nicht allzu sehr von der Vorgehensweise derer, die er jagt, unterscheiden. Anders als Friedkin vermag Song allerdings auch durch einen teils absurden Alltagshumor zu nuancieren, wenn etwa Park sich auch in der Übung seines Verstandes beweisen will und zu dem Schluß kommt, daß das Fehlen von Spuren bei den Vergewaltigungsopfern bedeutet, daß der Mörder im Intimbereich rasiert sein müsse und daß man wahrscheinlich sogar einen buddhistischen Mönch suche. In der Folge verlegt Park seine Ermittlungen dann auf Saunabesuche, wo er den Männern aus beruflichem Interesse auf die untere Körpermitte starrt. Ein weiterer Höhepunkt seiner Ermittlungen besteht in dem Besuch bei einer Wahrsagerin, die ihm einen Zauberspruch verkauft, mit dessen Hilfe sich das Gesicht des Täters auf einem Blatt Papier abzeichnen soll. Diese absurden Töne dienen jedoch stimmig der Charakterisierung einer der Hauptfiguren, ohne den Film ins Komödienfach abgleiten zu lassen.
Ein weiterer überzeugender Kunstgriff Bongs sind visuelle Symbole, allem voran Schuhe, die in der Handlung eine besondere Rolle spielen werden und die oftmals eine tragische Bedeutung erlangen. Wenn dann einer der unschuldig Verdächtigten und von Park und Cho Gequälten vor Parks Augen von einem herannahenden Zug erfaßt wird, findet sich der brutale Ermittler über und über mit dem Blut des Verfolgten bespritzt, und eine Detailaufnahme zeigt Parks blutige Hand. Faszinierend ist auch, daß Seo im Laufe des Filmes, getrieben von der Wut auf den Täter, eine unheilvolle Entwicklung durchmacht, so daß man den Film beinahe schon als Neo-Noir einordnen kann, wozu auch der Regen, der den Mörder nicht nur zu seinen Untaten treibt, sondern auch noch einen Teil seiner Spuren verwischt, seinen Teil beiträgt.
Bong bereichert seinen Film auch um die Dimension gesellschaftlich-politischer Kritik, in dem er uns ein Land zeichnet – beispielsweise in einer Restaurantszene –, in dem es nur eines kleinen Funkens bedarf, um die Gewalt zwischen Polizisten und Zivilisten hochkochen zu lassen. Da zudem die Polizei damit beschäftigt ist, politische Demonstrationen niederzuschlagen – auch hiervon bekommen wir einen kurzen visuellen Eindruck –, finden sich in einer Regennacht, in der der Mörder wieder zuschlagen dürfte, auch nicht genug Beamte, um die Gegend zu bewachen. Man kann hier also von einem eklatanten Staatsversagen sprechen.
„Memories of Murder“ ist ganz sicher kein gewöhnlicher Kriminalfilm und dürfte diejenigen, die an professionelle Ermittler wie die CSI-Figuren sowie an nach bewährtem Muster ablaufende Erzählungen gewohnt sind, eher wenig zusagen. Er ist aber gerade deshalb so viel mehr als nur ein Krimi – ein politischer Film, ein einfühlsames, mal humorvolles, mal erschütterndes Psychogramm zweier Ermittler, ein visuell gewaltiger und atemberaubender Neo-Noir. Und ein Lehrstück für das mittlerweile oft leider sehr seichte amerikanische Kino. Mithin unvergeßlich!
„Memories of Murder“ erzählt die wahre Geschichte des ersten geschichtlich verbürgten Serienmörders in Südkorea, der zwischen 1986 und 1991 im ländlichen Hwaseong, in der Provinz Gyeonggi, mehrere Frauen unterschiedlichen Alters überfallen, vergewaltigt und dann getötet hat und dessen Identität nie ermittelt werden konnte. Ein wahrlich schwieriges Sujet, dessen Umsetzung zahllose Fallstricke bietet! Anstatt sich aber nun auf herkömmliche Weise auf die Ermittlungsarbeiten der Polizei zu konzentrieren und diese mit dokumentarischer Akribie zu verfolgen und damit Gefahr zu laufen, den Zuschauer zu langweilen – wie dies meines Erachtens vier Jahre später David Fincher mit seinem elend langen Film „Zodiac“ unterlaufen sollte –, zeichnet uns Bong ein kritisches Bild von der Polizeiarbeit jener Zeit, die ein Spiegel der damaligen politischen Verhältnisse in Südkorea war – einem Land, das unter der Herrschaft des Generals Doo-whan Chun stand, der allen Versuchen seines Volkes, parlamentarische Strukturen einzufordern, mit rücksichtsloser Gewalt begegnete.
Die Untersuchung der ersten beiden Morde obliegt noch allein dem Beamten Doo-man Park (Kang-ho Song), einem eher unsystematisch vorgehenden Haudrauf-Cop, der sich viel auf sein „Schamanenauge“ einbildet, d.h. die vermeintliche Fähigkeit, einem Verdächtigen in die Augen zu sehen und in ihnen Schuld oder Unschuld zu lesen. Unterstützt wird dieser geistig eher schlichte Ermittler von Yong-koo Cho (Roe-ha Kim), einem bäuerlichen Sadisten, dessen beliebteste Verhörmethode darin besteht, den Verdächtigen mit seinen Stiefeln zusammenzutreten. Es ist aber klar, daß beide Polizisten sowie der Apparat vor Ort hoffnungslos überfordert sind, und so wird ihnen ein weiterer Ermittler aus Seoul zur Seite gestellt, der mit wissenschaftlichen Methoden und reiner Beobachtungsgabe vorgehende Tae-yoon Seo (Sang-kyung Kim). Der studierte Neuling ist den beiden Rauhbeinen von Anfang an ein Dorn im Auge, zumal er all ihre Verdächtige, die sie durch psychischen Terror und nackte Gewalt zu einem Geständnis bewegen, durch unwiderlegbare Deduktionen entlastet. Während Park und Cho einen geistig behinderten Jungen und später einen perversen, aber harmlosen Familienvater mürbe kochen, findet Seo einiges über den Serienmörder heraus, zum Beispiel, daß er nur bei Regen tötet, daß seine Opfer stets ein rotes Kleidungsstück tragen und daß während der Tatzeit immer ein bestimmtes Lied im Wunschprogramm eines bestimmten Radiosenders gespielt wird. Diese Spuren weisen bald in die Richtung eines unscheinbaren jungen Arbeiters, der sich aber im Verhör nicht aus der Reserve locken läßt, so daß schließlich auch Seo die Beherrschung verliert und sich der Methoden bedient, die er an seinen Kollegen so verabscheut.
Ich bemühe mich, hier keinesfalls zu spoilern, weil es sich um einen recht neuen Film handelt, möchte aber dennoch ausführen, warum mich „Memories of Murder“ so faszinierte. Ohne die Jagd nach dem Täter zu sehr aus den Augen zu verlieren, gelingt es dem Regisseur mit diesem Film nämlich, ein nuanciertes Bild der Ermittler zu zeichnen, die uns zwar nicht wirklich sympathisch werden, dabei aber auch nicht zu platten Abziehbildern geraten. Mit dieser Erzähltechnik erinnert „Memories of Murder“ ein wenig an William Friedkins „The French Connection“ (1971), in dem uns das trostlose Privatleben des Ermittlers Jimmy Doyle vor Augen geführt wird, dessen Ermittlungsmethoden sich nicht allzu sehr von der Vorgehensweise derer, die er jagt, unterscheiden. Anders als Friedkin vermag Song allerdings auch durch einen teils absurden Alltagshumor zu nuancieren, wenn etwa Park sich auch in der Übung seines Verstandes beweisen will und zu dem Schluß kommt, daß das Fehlen von Spuren bei den Vergewaltigungsopfern bedeutet, daß der Mörder im Intimbereich rasiert sein müsse und daß man wahrscheinlich sogar einen buddhistischen Mönch suche. In der Folge verlegt Park seine Ermittlungen dann auf Saunabesuche, wo er den Männern aus beruflichem Interesse auf die untere Körpermitte starrt. Ein weiterer Höhepunkt seiner Ermittlungen besteht in dem Besuch bei einer Wahrsagerin, die ihm einen Zauberspruch verkauft, mit dessen Hilfe sich das Gesicht des Täters auf einem Blatt Papier abzeichnen soll. Diese absurden Töne dienen jedoch stimmig der Charakterisierung einer der Hauptfiguren, ohne den Film ins Komödienfach abgleiten zu lassen.
Ein weiterer überzeugender Kunstgriff Bongs sind visuelle Symbole, allem voran Schuhe, die in der Handlung eine besondere Rolle spielen werden und die oftmals eine tragische Bedeutung erlangen. Wenn dann einer der unschuldig Verdächtigten und von Park und Cho Gequälten vor Parks Augen von einem herannahenden Zug erfaßt wird, findet sich der brutale Ermittler über und über mit dem Blut des Verfolgten bespritzt, und eine Detailaufnahme zeigt Parks blutige Hand. Faszinierend ist auch, daß Seo im Laufe des Filmes, getrieben von der Wut auf den Täter, eine unheilvolle Entwicklung durchmacht, so daß man den Film beinahe schon als Neo-Noir einordnen kann, wozu auch der Regen, der den Mörder nicht nur zu seinen Untaten treibt, sondern auch noch einen Teil seiner Spuren verwischt, seinen Teil beiträgt.
Bong bereichert seinen Film auch um die Dimension gesellschaftlich-politischer Kritik, in dem er uns ein Land zeichnet – beispielsweise in einer Restaurantszene –, in dem es nur eines kleinen Funkens bedarf, um die Gewalt zwischen Polizisten und Zivilisten hochkochen zu lassen. Da zudem die Polizei damit beschäftigt ist, politische Demonstrationen niederzuschlagen – auch hiervon bekommen wir einen kurzen visuellen Eindruck –, finden sich in einer Regennacht, in der der Mörder wieder zuschlagen dürfte, auch nicht genug Beamte, um die Gegend zu bewachen. Man kann hier also von einem eklatanten Staatsversagen sprechen.
„Memories of Murder“ ist ganz sicher kein gewöhnlicher Kriminalfilm und dürfte diejenigen, die an professionelle Ermittler wie die CSI-Figuren sowie an nach bewährtem Muster ablaufende Erzählungen gewohnt sind, eher wenig zusagen. Er ist aber gerade deshalb so viel mehr als nur ein Krimi – ein politischer Film, ein einfühlsames, mal humorvolles, mal erschütterndes Psychogramm zweier Ermittler, ein visuell gewaltiger und atemberaubender Neo-Noir. Und ein Lehrstück für das mittlerweile oft leider sehr seichte amerikanische Kino. Mithin unvergeßlich!

creusa
5つ星のうち5.0
Poliziotti in Corea
2014年2月10日にイタリアでレビュー済みAmazonで購入
Questo film può apparire strano a chi non è abituato al cinema orientale. Però vale la pena vederlo, perché è davvero un bel film.
Un serial killer uccide di notte, sempre sotto la pioggia, delle giovani donne. Il poliziotto del villaggio e il poliziotto di città hanno metodi di indagini differenti; per l'uno è importante trovare un colpevole, anche falsificando prove e confessioni, per l'altro è utile utilizzare la logica alla Sherlock Holmes. Falliranno entrambi.
Su questa trama il regista innesta la critica sociale e politica, la denuncia dei metodi spicci della polizia, la diffusione di comportamenti perversi dietro l'apparenza perbene, la violenza generale della nostra società. Alla fin fine chiunque potrebbe essere l'assassino.
Non da ultimo, le scelte registiche sono innovative e emotivamente coinvolgenti.
Un film da vedere assolutamente.
Un serial killer uccide di notte, sempre sotto la pioggia, delle giovani donne. Il poliziotto del villaggio e il poliziotto di città hanno metodi di indagini differenti; per l'uno è importante trovare un colpevole, anche falsificando prove e confessioni, per l'altro è utile utilizzare la logica alla Sherlock Holmes. Falliranno entrambi.
Su questa trama il regista innesta la critica sociale e politica, la denuncia dei metodi spicci della polizia, la diffusione di comportamenti perversi dietro l'apparenza perbene, la violenza generale della nostra società. Alla fin fine chiunque potrebbe essere l'assassino.
Non da ultimo, le scelte registiche sono innovative e emotivamente coinvolgenti.
Un film da vedere assolutamente.

glauco6710
5つ星のうち5.0
Capolavoro da scoprire.
2019年10月6日にイタリアでレビュー済みAmazonで購入
DVD essenziale, per uno dei migliori film di inizio 2000. Non solo della cinematografia coreana. Personalmente lo giudico un capolavoro. La commistione di più generi, tipica di molto cinema asiatico, è però un po' indigesta allo spettatore occidentale, come risulta chiaro anche da alcuni commenti.

Slask
5つ星のうち4.0
Edizione dignitosa per un film superbo
2014年6月14日にイタリアでレビュー済みAmazonで購入
Sono ancora poche le versioni in blu-ray del magnifico thriller di Bong Joon-ho pertanto questa edizione in dvd è al momento il modo migliore per godersi il film. Comunque la Dolmen ha confezionato un dvd di tutto rispetto, con contenuti extra interessanti.
Compratelo senza rimorsi, anche se non conoscete il regista, è un thriller atipico ma dannatamente affascinante, da guardare con mentalità aperta (la sensibilità dei cineasti orientali è completamente diversa da quelli europei/americani e il contesto narrativo è particolare); tra i migliori degli ultimi anni.
Compratelo senza rimorsi, anche se non conoscete il regista, è un thriller atipico ma dannatamente affascinante, da guardare con mentalità aperta (la sensibilità dei cineasti orientali è completamente diversa da quelli europei/americani e il contesto narrativo è particolare); tra i migliori degli ultimi anni.

Fosforo
5つ星のうち5.0
Pietra miliare del genere noir
2016年1月3日にイタリアでレビュー済みAmazonで購入
Uno dei migliori -anzi probabilmente- IL miglior film noir/poliziesco che io abbia mai visto (e odio il genere).
Acquisto e visione obbligatoria, è presente anche l'audio in italiano; la qualità complessiva del DVD è abbastanza buona, si poteva certo fare qualcosa in più ma è già tanto che sia arrivato in Italia. Peccato che poi il regista non si sia mantenuto su questi livelli negli altri film.
Acquisto e visione obbligatoria, è presente anche l'audio in italiano; la qualità complessiva del DVD è abbastanza buona, si poteva certo fare qualcosa in più ma è già tanto che sia arrivato in Italia. Peccato che poi il regista non si sia mantenuto su questi livelli negli altri film.