中古品:
¥1 税込
配送料 ¥320 5月15日-17日にお届け(23 時間 38 分以内にご注文の場合)
詳細を見る
中古商品: 非常に良い | 詳細
発売元 ネットオフ
コンディション: 中古商品: 非常に良い
コメント: 【購入後48時間以内に弊社より発送】中古品のため使用感はありますが、綺麗なものを販売しております。※カバー・中身(書き込み・線引きなし)ともに良好です。万が一、品質不備があった場合は返金対応。弊社Webサイトでも販売しているため在庫切れになった場合はキャンセル扱いとなります。
Kindleアプリのロゴ画像

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません

ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。

携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。

KindleアプリをダウンロードするためのQRコード

何か問題が発生しました。後で再度リクエストしてください。

妻の浮気: 男が知らない13の事情 (新潮新書 120) 新書 – 2005/5/1

3.0 5つ星のうち3.0 15個の評価

今や浮気の主役は男ではなく、女である。図書館デートにときめく四十五歳、独身を装い遊び続ける二十七歳、いつも同じ顔の男を好きになる四十八歳、韓国ドラマと現実の区別がつかなくなった五十七歳……。夫婦問題のコンサルタントとして約九〇〇〇人の相談を受けてきた著者が綴る、おかしくも恐ろしい現代浮気事情。既婚者も未婚者も知らずにはいられない、倦怠と情熱の間に揺れる人妻達の現在。
続きを読む もっと少なく読む

商品の説明

抜粋

まえがき

離婚相談を行っている。当然、浮気の相談も含まれる。
主宰する「東京家族ラボ」の主な仕事は「夫婦問題・離婚コンサルティング」だ。夫婦間のトラブルを抱えて電話予約を行い、初回九十分間を二万一〇〇〇円という料金を払ってまで来所する人が、「うちは夫婦円満ラブラブです、うふふ」などという話をするはずもないので、当然、コンサルティングやカウンセリングのメインは離婚や不倫といった関係性のトラブルに絡む話となる。それらを毎日毎日じっくり聞き、ときに慰め、ときに叱り、ときに泣き笑いをともにするのが私の仕事である。
 特別な資格もないのに「離婚相談」なんてことがビジネスになるのか、という疑問をお持ちの方も多いだろう。念のために申し上げるが、私は弁護士ではないので法律相談は行っていないし、精神科医でもないため投薬を含む医療行為も行っていない。
 しかし、ちょっと考えてほしい。世の中に「結婚相談所」はたくさんあるし、それに疑問を持つ人は少ない。実際には、結婚に際しては相手を紹介するというニーズは依然として高いが、それ以外にはあまり他人の助言を必要とはしない。挙式は好きな場所で好きなところでやればいい。住居も新婚カップルが身内と相談して決めればいい。それでめでたしめでたし、以上おしまい。結婚式はある種のイベントでもあるからだ。
 ところが、「離婚」は違う。離婚はとてつもなく怖い。
 結婚したからといって自動的に幸せになれるわけではないと気付いた夫か妻いずれかが関係修復の努力をはじめたり、結婚生活で起こったトラブル解決のために方策を練ったりする、しかし配偶者への期待はもうできないと悟り、その揚げ句起こるのが離婚である。ゴールだと思った結婚がスタートだったと気付いて離婚する・しないと悩むまでの時間は、このうえなく長く苦しい。
相談来所する方が男性であっても女性であっても必ず口にする言葉がある。
「まさか自分がここに座ることになるとは、思ってもみませんでした」
 たった一度きりだが離婚したことのある私には、クライアントの苦しみが分かる。当事者として、クライアントの身内より深く理解できる。
 離婚には弁護士が必要なケースは珍しくない。またそこに至るまでのプロセスで、興信所の力を借りることもあるし、財産分与にあたっては不動産会社の査定も大切だし、子どもがあれば子どもも分けなければならない。夫と妻の関係における解決だけでだけでなく、それぞれ個人の内的葛藤や生育歴まで遡って回復を図るために心理カウンセリングや精神的治療が必要な場面もある。それまで一般的な日常生活をしていた人にはおよそ縁のなかった問題が一挙に押し寄せてくる、非日常の世界である。
 夫婦問題評論家としての仕事は講演やマスコミを相手にするものだが、離婚コンサルタントとしては、クライアント一人一人に向き合い様々な問題の交通整理を行う。
 誤解されると困るのだが、私は離婚を成立させることで料金を頂戴しているわけではないので、無理やり離婚に仕向けることはない。本書をご一読いただければおわかりのとおり、むしろ夫婦関係の修復を勧めることのほうが多いくらいだ。
 「東京家族ラボ」を設立した一九九七年から八年あまりの間に、延べ九千人近くの男女の相談に乗ってきた。相談内容で多いのは、1浮気、2暴力、3親子関係。その年によって、多少の変動はあるが、浮気が上位にあることに変わりはない。
 ただし、相談の中身はこの三年でかなり変わってきたと実感している。簡単にいえば、かつて浮気の主役は夫だった。それが、妻にとって代わりつつあるのである。
 浮気は男の甲斐性だといわれた時代が懐かしい向きもあるだろう。かつての妻は、夫の浮気を耐えしのび子を育て、夫だけでなく舅姑につかえていたのが日本の文化であった。ところが、六十年代アメリカから日本へ多少歪められて入ってきた「悪しき男女平等」によって、今まさに浮気は男女平等になってしまった。何をもって悪しき男女平等と呼ぶかといえば、男性を真似て同一化をはかった面が否定できないことにある。したがって、女性らしい恥じらいを失い、次々と相手を変えアクロバティックなセックスを自ら楽しむ女性すら表われている。私は、きちんとした日本的な個性として「男らしさ」「女らしさ」を大切にしている人を好ましく思う。
 この恥知らずな風潮はなにも浮気だけにかぎったことではない。
 以前から日本の夫婦における三大トラブルの原因は、夫の浮気・暴力・借金であったが、ところが今や、妻の浮気に嘆く夫、妻からの暴力に怯える夫、妻の借金で苦しむ夫という、かくも情けない現実があちこちに転がっている。浮気相手と出奔した妻を血眼になって探す夫もあるし、妻の暴力行為によって傷害や殺害される夫は後をたたないし、妻の自己破産も年々増加している。背景にはパソコンや携帯電話の普及と、無人キャッシングシステムなどの利便性こそが、皮肉にもそれらを後押しする環境を整えてしまったのは言うまでもない。
 本書では、現代を象徴する「妻の浮気」を絞り込んでいくつかのケースを取り上げた。実際に行われた相談の中からピックアップしたものだが、プライバシーの問題もあり、年齢や居住地域などの設定は多少変更があるものの、基本的には事実に基づいている。相談者が語ったセリフはできるかぎりそのまま忠実に再現した。
 ここでご紹介したエピソードは、あなたにとっては「特殊な人たちのレア・ケースだろう」と思われるかもしれない。確かに健全な日常生活では見聞きしないパターンが多い。そして読者の多くは健全な社会人であろう。
 しかし、よく読んでいただければ分かるのだが、彼女たちの夫はごく普通の人たちばかりである。もちろん彼女たちも表向きは健全に見える人妻である。近所の人には普通のいい奥さんだと信じられているだろう。ところが実際には市原悦子(「家政婦は見た!」)もびっくりの素顔が隠されているのである。いや、すでに何が素顔でどちらが仮面であるかですら本人たちも分かってはいない。
 私はことさら彼女たちの密やかな楽しみを糾弾するつもりもないし、ましてや擁護するつもりもない。覗き見趣味を満足してもらうために書いているわけでもない。
ただ、本書に登場するエピソードは、いつ誰の身に起こっても不思議ではない。それがあなたの妻か、誰かの妻とあなたか、あるいは彼女があなた自身かもしれない。そういうものだということだけは知っておいていただきたい。これが本書を書いたきっかけである。
 
 面接相談の中、お目にかかってすぐには、彼女たちは自ら浮気をしていると語らない。ときにはその告白までに九十分を要することもある。でもそれは彼女にとっては必要であり大切な時間でもある。だから、こちらから尋ねてさしあげる。
「あなたは、浮気をしていますか」
「いいえ」
 斜に構えて少し怒った顔で答える彼女は、年齢が上でも下でも、とてもかわいらしい。浮気を否定する彼女に対して、次には質問の方向を少しだけ変えてさしあげる。
「あなたは、夫以外に好きな人がいますか」
「はい」
 頬の緊張を緩め口角を上げ、はにかんだ笑顔で答える。これが「女」という生き物だ。

著者について

池内ひろ美 1961(昭和36)年岡山市生まれ。夫婦・家族問題コンサルタント。97年「東京家族ラボ」を設立。精神科医、弁護士等と協力体制をとり、総合的な夫婦問題カウンセリングなどを行なう。『リストラ離婚』『勝てる!?離婚調停』など著書多数。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 新潮社 (2005/5/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2005/5/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 190ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4106101203
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4106101205
  • カスタマーレビュー:
    3.0 5つ星のうち3.0 15個の評価

著者について

著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
池内 ひろ美
Brief content visible, double tap to read full content.
Full content visible, double tap to read brief content.

著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう

カスタマーレビュー

星5つ中3つ
5つのうち3つ
15グローバルレーティング

この商品をレビュー

他のお客様にも意見を伝えましょう

上位レビュー、対象国: 日本

2014年6月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
さすが、夫婦問題研究ラボで実際、相談を受けてらっしゃるだけあって、いくつもの妻の浮気の実例が載っていました。正直、驚く内容ばかりで、真実は小説より奇なり。
世の中の男性方に読んでみてもらいたい一冊です。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年10月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
面白く無いので、最後まで読めず。
購入をお考えの方には、購入しないのをお薦めします。
必ず後悔します。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年1月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 前から気にはなっていたので、読んでみた。
 すると、意外にまともな本なのである。通常離婚の話をすると、夫が悪い、男が悪い、不倫礼賛になるのだが、著者はそれをせず、割と不倫妻と距離をとって接している。だいたい、夫も不倫相手も同じ男なのだから、男が悪いので不倫は是とする最近の風潮には私も納得がいかないのだが、著者の姿勢(離婚を勧めない等)は常識的で好感が持てた。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年3月3日に日本でレビュー済み
著者の職業は、夫婦問題・離婚コンサルティング。相談を受け、必要であ
れば各方面の専門家と連携しながら、アドバイスを行うというものである。
著者は、数多くの相談の中から妻の浮気に関する13のケースを紹介し、
いつ誰に起こってもおかしくないことを、そっと読者の横に置く。

相談料は、初回90分2万1000円。値段が高いと感じられるなら、
まだ大丈夫..かも。

転ばぬ先はなんとやら。知り得た知識を使わないことを祈りながら。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2006年12月2日に日本でレビュー済み
急にブログが炎上したので、池内ひろ美という人について知りました。期間工をについての池内さんのブログを読み、池内さんのHPも見て、初めて離婚カウンセラーという仕事を知りました。とても興味を持ってこの本を読みましたが、何だか期待外れでした。ダブル不倫などモラルに反する例もありそれには呆れましたが、一番呆れたのは、この著書がカウンセリングで、夫の浮気に悩む相談者に浮気を勧めていることです。自分から浮気を勧めておいて、著書では相談者の浮気事例を並べるなんて、随分モラルに欠ける人だと思いました。この本を読めば、著者が浮気を勧める理由が書いてあるかと思いましたが、私には理解できませんでした。
109人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2006年12月12日に日本でレビュー済み
残念ながら、内容は薄いです。

っていうか、結論なんてないし、過去にあったことを大雑把に書いてあるだけ。

でも、読みやすいほうだし悪くはありません。

韓国ドラマのあたりでは、妙な納得。

古本とかなら買ってもいいのでは?
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年8月21日に日本でレビュー済み
「妻の浮気」というタイトルに惹かれ、読んでみた。
さまざまなタイプの女性が、不倫しているわけだが、まさに現代の夫婦関係を考える上で、重要な事柄を提示している。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年2月13日に日本でレビュー済み
どうも評価が真っ二つに割れているようですが、夫婦間の関係改善に役立てようとするのであれば役には立たないでしょう。著者の分析は独善性が強すぎます。読み物としては、、私にとっては現実離れしたお話ばかりで、文章の質も手伝い苦痛以外の何者でもありませんでした。
43人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート