タイトル負けしない
熱い1冊
創業者の安藤百福さんの
転んでもただでは起きるな
と一緒に読むのがおすすめ

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カップヌードルをぶっつぶせ! - 創業者を激怒させた二代目社長のマーケティング流儀 単行本 – 2009/10/11
安藤 宏基
(著)
付属資料:DVD-VIDEO(1枚)
- 本の長さ246ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日2009/10/11
- ISBN-104120040658
- ISBN-13978-4120040658
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登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (2009/10/11)
- 発売日 : 2009/10/11
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 246ページ
- ISBN-10 : 4120040658
- ISBN-13 : 978-4120040658
- Amazon 売れ筋ランキング: - 692,841位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2009年11月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
世の中には偉大なる創業者は星の数ほどいる。凡庸なる二代目、三代目もまた掃いて捨てるほどいる。どうしても二代目、三代目は内からも外からも偉大なる創業者と対比される分、損な役回りにある。著者の日清ホールディングス現CEOである安藤宏基氏は、創業者とはタイプが違うが、数少ないトップクラスの二代目と言っていい存在である。
本書は大きく二つのパートに分かれている。
第一章、第二章では自分の父であるカリスマ経営者、安藤百福とどう対峙したかが描かれている。第三章からはカリスマ経営者が一人で感性により引っ張ってきた会社を、社員一人一人が考え、行動する組織として組み替える方法論になる。その組織の仕組み作りを、ブランドの強化というひとつの柱を立てて行っている。
前半では創業者との確執について述べ、口論も多かったが、尊敬すべき点も随所に触れられている。そして最後に、創業者と付き合ってゆく方法を四つの教訓としてまとめている。
後半では、創業社の作り上げた会社をさらに発展させるための、さまざまな組織的手法について述べている。中でもコアとなる制度がブランドマネージャー制度である。この制度はいまだに同社の強さの最大の秘密である。常に社内競争を促進させる役割を果たしてきた。かつて、九〇年代にはしばしば注目を集めたこともあるので、昔から同社を見ている人は良く知っていることかもしれない。そしてこの制度を補完する仕組みとしてブランドファイトシステムやSBU(ストラテジック・ビジネス・ユニット)制度などにも言及している。
著者は第一章で「草創と成就はいずれが難きや」という言葉を引用して、二代目の成すべきことの大変さに触れている。どうしても目立って、世の中で高く評価されるのは創業者が行う「草創」であり、二代目が成す「成就」のほうはできて当たり前、できなければ無能とされやすい。しかし、実は「草創」の成功者は多いが、「成就」の成功者は少ないことを考えれば、もっと「成就」は評価されるべきであると思うという趣旨のことを述べているが、これには私も全く同感である。もっと、「成就」を成し遂げた二代目は評価されるべきであろう。
この本はすべての経営者に読んでもらいたい一冊である。特に、カリスマ創業者の弱い部分である組織として企業をどう構築して行くかについて述べられており、その意味では中でも創業経営者には目を通してもらいたい本である。創業経営者は本書を読んで、二代目の大変さを理解する必要があるのではなかろうか。
昨今も、ユニクロの柳井氏、京セラの稲盛氏などのカリスマ創業者の本が多く出版され、世の中に受け入れられている。世の中の経営者にとって、なるほどと思い、共鳴する話も多いことであろう。しかし、企業は作って大きくした次には、創業経営者の属人性から脱却させて、さらに企業体として成長できるようにすることが非常に大切な責務である。ところが、創業者は次世代に席を譲ったあとも、うまく行かないと自分が出てきてしまう。そういった意味では、この手の本はあまりないだけに、多くの創業経営者に読んでもらいたいと思うところである。
二代目の仕事には与えられた制約条件、つまり創業者が作り上げた事業というものがある。もちろん、創業者が作り上げた事業と全く違う業種に展開し成功した例はある。しかし、それは二代目としての仕事ではなく、やはり新たな創業者である。
特に日清食品の場合、2年間ほど、現CEOの兄が社長をしていた時期があり、多角化展開で百福氏と対立し、同社の歴史からほぼ抹殺されたという経緯がある。私の記憶違いでなければ、安藤百福氏の「魔法のラーメン発明物語―私の履歴書」では、息子は現CEOしかいないような書き方になっている。それほど苛烈な性格であったのであろう。そのような状況下において、日清食品を食品企業のエクセレントカンパニーにまで高めた現CEOの苦労がよくわかる一冊である。
本書は大きく二つのパートに分かれている。
第一章、第二章では自分の父であるカリスマ経営者、安藤百福とどう対峙したかが描かれている。第三章からはカリスマ経営者が一人で感性により引っ張ってきた会社を、社員一人一人が考え、行動する組織として組み替える方法論になる。その組織の仕組み作りを、ブランドの強化というひとつの柱を立てて行っている。
前半では創業者との確執について述べ、口論も多かったが、尊敬すべき点も随所に触れられている。そして最後に、創業者と付き合ってゆく方法を四つの教訓としてまとめている。
後半では、創業社の作り上げた会社をさらに発展させるための、さまざまな組織的手法について述べている。中でもコアとなる制度がブランドマネージャー制度である。この制度はいまだに同社の強さの最大の秘密である。常に社内競争を促進させる役割を果たしてきた。かつて、九〇年代にはしばしば注目を集めたこともあるので、昔から同社を見ている人は良く知っていることかもしれない。そしてこの制度を補完する仕組みとしてブランドファイトシステムやSBU(ストラテジック・ビジネス・ユニット)制度などにも言及している。
著者は第一章で「草創と成就はいずれが難きや」という言葉を引用して、二代目の成すべきことの大変さに触れている。どうしても目立って、世の中で高く評価されるのは創業者が行う「草創」であり、二代目が成す「成就」のほうはできて当たり前、できなければ無能とされやすい。しかし、実は「草創」の成功者は多いが、「成就」の成功者は少ないことを考えれば、もっと「成就」は評価されるべきであると思うという趣旨のことを述べているが、これには私も全く同感である。もっと、「成就」を成し遂げた二代目は評価されるべきであろう。
この本はすべての経営者に読んでもらいたい一冊である。特に、カリスマ創業者の弱い部分である組織として企業をどう構築して行くかについて述べられており、その意味では中でも創業経営者には目を通してもらいたい本である。創業経営者は本書を読んで、二代目の大変さを理解する必要があるのではなかろうか。
昨今も、ユニクロの柳井氏、京セラの稲盛氏などのカリスマ創業者の本が多く出版され、世の中に受け入れられている。世の中の経営者にとって、なるほどと思い、共鳴する話も多いことであろう。しかし、企業は作って大きくした次には、創業経営者の属人性から脱却させて、さらに企業体として成長できるようにすることが非常に大切な責務である。ところが、創業者は次世代に席を譲ったあとも、うまく行かないと自分が出てきてしまう。そういった意味では、この手の本はあまりないだけに、多くの創業経営者に読んでもらいたいと思うところである。
二代目の仕事には与えられた制約条件、つまり創業者が作り上げた事業というものがある。もちろん、創業者が作り上げた事業と全く違う業種に展開し成功した例はある。しかし、それは二代目としての仕事ではなく、やはり新たな創業者である。
特に日清食品の場合、2年間ほど、現CEOの兄が社長をしていた時期があり、多角化展開で百福氏と対立し、同社の歴史からほぼ抹殺されたという経緯がある。私の記憶違いでなければ、安藤百福氏の「魔法のラーメン発明物語―私の履歴書」では、息子は現CEOしかいないような書き方になっている。それほど苛烈な性格であったのであろう。そのような状況下において、日清食品を食品企業のエクセレントカンパニーにまで高めた現CEOの苦労がよくわかる一冊である。
2010年4月24日に日本でレビュー済み
本書を読んで気付いたが、本当の意味で偉大な創業者の後を継ぎ、成功させている人
と言うのは意外と少ない。そういう意味では地味だが評価できる人物だと思います。
ただ、本書を評価できるかどうか、という点については深く考えてしまう。部分部分
納得出来るところはあるものの、「謙虚な気持ちで書いてみた」と言う割には、「自分ほど
インスタントラーメンを知っている人間はいない」「ラーメンの味覚について自分の右に
出るものはいない」みたいな、そういったコメントが目立ちます。
同じような話として武田薬品の武田國男会長が書いた「落ちこぼれ タケダを変える」と言う
本がありますが、個人的にはそちらの方が面白かったです。
と言うのは意外と少ない。そういう意味では地味だが評価できる人物だと思います。
ただ、本書を評価できるかどうか、という点については深く考えてしまう。部分部分
納得出来るところはあるものの、「謙虚な気持ちで書いてみた」と言う割には、「自分ほど
インスタントラーメンを知っている人間はいない」「ラーメンの味覚について自分の右に
出るものはいない」みたいな、そういったコメントが目立ちます。
同じような話として武田薬品の武田國男会長が書いた「落ちこぼれ タケダを変える」と言う
本がありますが、個人的にはそちらの方が面白かったです。
2010年3月17日に日本でレビュー済み
大阪商工会議所の中に大阪企業家ミュージアムという、明治以降大阪で事業にチャレンジし成功した実業人を
その事業とイノベーションの内容、現代社会にどう繋がっているかなど現物・資料で展示している場所がある。
若い起業家の挑戦の心に火をつけようと意識してのスペースだ。
ここで今、一番人気で常に流れている映像が、実は、この「カップヌードルをぶっつぶせ!」に同封されている
二代目安藤社長とCMのDVDなのです。
初代の百福社長時代に作られた、インスタントの標準品「チキンラーメン」と「カップヌードル」を超える為の
チャレンジ、チャレンジ、またチャレンジ。勘と度胸と粘りの一代目にマーケッティングで挑む二代目。
さて、次に出る商品で「カップヌードル」はつぶせるか?
その事業とイノベーションの内容、現代社会にどう繋がっているかなど現物・資料で展示している場所がある。
若い起業家の挑戦の心に火をつけようと意識してのスペースだ。
ここで今、一番人気で常に流れている映像が、実は、この「カップヌードルをぶっつぶせ!」に同封されている
二代目安藤社長とCMのDVDなのです。
初代の百福社長時代に作られた、インスタントの標準品「チキンラーメン」と「カップヌードル」を超える為の
チャレンジ、チャレンジ、またチャレンジ。勘と度胸と粘りの一代目にマーケッティングで挑む二代目。
さて、次に出る商品で「カップヌードル」はつぶせるか?
2010年12月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
カップヌードルをぶっつぶせ! 本の帯「二代目には創業者の偉さが分かる。創業者には二代目の苦労は分からない。二代目こそ、強靱で謙虚で大胆でなければならない。」 堺屋 太一氏 スゴ本です。
2010年1月25日に日本でレビュー済み
余り期待しないで読み始めたが 途中から引き込まれた。結果としては大変面白い本だ。
一点目。著者は創業者の二代目である。この手の本は 創業者が書くことが多い中で 既にユニークだ。
創業者が書いていると 思い入れの深さもあり いささか食傷することが多い。一方 本書で感じるのは二代目の いくぶんクールな目である。創業者である父親を「異能の人」と断言し 自分を「普通の人」と断定している部分には正直驚いたくらいだ。その「距離感」が 食傷とはかけ離れた面白さを本書に齎している。誤解を避けるために言いたいが 今の安藤社長も十分にカリスマ的な社長であると聞く。その方にして なお 冷静な視点で 会社と創業者と自分を見つめている部分が本書の興趣である。
二点目。本書は 父と子の話だ。有る意味それに尽きる。
これは著者自身も 本書をそう言いきっている。実際本書の前半で 創業者と著者が繰り広げている「喧嘩」は まさしく親子喧嘩以外の何物でもない。強烈な父親の下で 反抗し対抗しなくてはならない息子の話である と 本書を見直すと 実に普遍性がある。誰が読んでも面白い部分がある。かつ 底に流れる 著者の 父親への愛情が心地よい。父親が亡くなって 数年経って 初めて本書が書けたというニュアンスを最後に著者が述べているが その通りなのだろう。
亡くなった創業者が 本書を読んだらなんというだろうか?著者は それを自答しながら本書を書いたはずだ。どんな答えを著者は得たのだろうか。
一点目。著者は創業者の二代目である。この手の本は 創業者が書くことが多い中で 既にユニークだ。
創業者が書いていると 思い入れの深さもあり いささか食傷することが多い。一方 本書で感じるのは二代目の いくぶんクールな目である。創業者である父親を「異能の人」と断言し 自分を「普通の人」と断定している部分には正直驚いたくらいだ。その「距離感」が 食傷とはかけ離れた面白さを本書に齎している。誤解を避けるために言いたいが 今の安藤社長も十分にカリスマ的な社長であると聞く。その方にして なお 冷静な視点で 会社と創業者と自分を見つめている部分が本書の興趣である。
二点目。本書は 父と子の話だ。有る意味それに尽きる。
これは著者自身も 本書をそう言いきっている。実際本書の前半で 創業者と著者が繰り広げている「喧嘩」は まさしく親子喧嘩以外の何物でもない。強烈な父親の下で 反抗し対抗しなくてはならない息子の話である と 本書を見直すと 実に普遍性がある。誰が読んでも面白い部分がある。かつ 底に流れる 著者の 父親への愛情が心地よい。父親が亡くなって 数年経って 初めて本書が書けたというニュアンスを最後に著者が述べているが その通りなのだろう。
亡くなった創業者が 本書を読んだらなんというだろうか?著者は それを自答しながら本書を書いたはずだ。どんな答えを著者は得たのだろうか。
2009年11月13日に日本でレビュー済み
誰が書いているのか知らないけど、三谷社長のより、文章は面白い。
目次だけでも面白いし、それだけでもいいくらい。
しかし、もっとコンパクトに書けたのでは?
DVDは知らなかった編もあったりで、面白い。
カップヌードル食べたくなるね(#^.^#)
目次だけでも面白いし、それだけでもいいくらい。
しかし、もっとコンパクトに書けたのでは?
DVDは知らなかった編もあったりで、面白い。
カップヌードル食べたくなるね(#^.^#)
2012年6月15日に日本でレビュー済み
日清食品は創業者安藤百福さんが一代で築きあげた関西を代表する優良企業ぐらいの知識はありましたが、団塊の世代でもありアメリカ留学経験もある二代目安藤宏基さん流のマーケティングによって、今もよく食べるどん兵衛やUFOが生み出されたことは全く知りませんでした。単に成功した会社というだけでなく、良い意味で日本企業らしからぬ社会貢献事業に非常に熱心な会社であることが分かり、今まで以上にもっと親近感が沸きました。