心情を情景に例える上手さに唸ります
ストーリーもあっという間に引き込まれました
女なら分かる 狂わせる女を見事に描いていると感じました
少女の頃の拉致監禁レイプ、精神異常、失踪や事故が複雑に散りばめられ
大抵のミステリーは早めに犯人わかって白けてしまう私も、沼田まほかるさんの作品は読めないので、本当に面白いです
しかも、現実離れしていない生々しさが、好きです

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九月が永遠に続けば (新潮文庫) 文庫 – 2008/1/29
沼田 まほかる
(著)
高校生の一人息子の失踪にはじまり、佐知子の周囲で次々と不幸が起こる。愛人の事故死、別れた夫・雄一郎の娘の自殺。息子の行方を必死に探すうちに見え隠れしてきた、雄一郎とその後妻の忌まわしい過去が、佐知子の恐怖を増幅する。悪夢のような時間の果てに、出口はあるのか――。人の心の底まで続く深い闇、その暗さと異様な美しさをあらわに描いて読書界を震撼させたサスペンス長編。
- 本の長さ495ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2008/1/29
- 寸法14.8 x 10.5 x 2 cm
- ISBN-104101338515
- ISBN-13978-4101338514
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登録情報
- 出版社 : 新潮社; 文庫版 (2008/1/29)
- 発売日 : 2008/1/29
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 495ページ
- ISBN-10 : 4101338515
- ISBN-13 : 978-4101338514
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 328,273位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
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2023年8月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
あまりロジカルではないけど、雰囲気とか全体観でまとめ切った感じの面白いストーリー。悪い面としては、ルッキズムにこだわった感じの描写がイチイチめんどくさいので、そこら辺をシンプルにしたら、もっと読みやすかったかなぁ。。。
2016年8月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「ユリゴコロ」「彼女がその名を知らない鳥たち」の2作品が良かったので、沼田まほかるさんのデビュー作にたどり着きました。こちらのデビュー作は、ホラーサスペンス大賞受賞作です。
1人息子と暮らす、シングルマザーの主人公は、若い男と逢引きをするようになった。ある日、高校生の息子が失踪し、その翌日には恋人が事故死する。
このような幕開けで始まる物語ですが、主人公の別れた元夫、その後妻、後妻の娘など、複雑な人間関係が現れます。しかもそれらの人々が、やたらに複雑にからまりあっており、何がなんだか混乱するうちに、主人公はその中に巻き込まれていくのですが、ハッキリ言って、読者はこの展開についていけません。
自分の息子が行方不明なのに、妙に淡々と話が進んでいくのも違和感を感じます。
この作品のキーパーソンは、主人公の元夫が再婚した後妻なのですが、最初から最後まで、この女性を取り巻いているものがすべての元凶なのです。そのあたりを、この作品に主軸に持ってくれば良かったのではないでしょうか。
また、服部という登場人物が、この作者の次作の構想につながったのは間違いないように思います。
1人息子と暮らす、シングルマザーの主人公は、若い男と逢引きをするようになった。ある日、高校生の息子が失踪し、その翌日には恋人が事故死する。
このような幕開けで始まる物語ですが、主人公の別れた元夫、その後妻、後妻の娘など、複雑な人間関係が現れます。しかもそれらの人々が、やたらに複雑にからまりあっており、何がなんだか混乱するうちに、主人公はその中に巻き込まれていくのですが、ハッキリ言って、読者はこの展開についていけません。
自分の息子が行方不明なのに、妙に淡々と話が進んでいくのも違和感を感じます。
この作品のキーパーソンは、主人公の元夫が再婚した後妻なのですが、最初から最後まで、この女性を取り巻いているものがすべての元凶なのです。そのあたりを、この作品に主軸に持ってくれば良かったのではないでしょうか。
また、服部という登場人物が、この作者の次作の構想につながったのは間違いないように思います。
2011年7月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
うわあ、この人デビュー作からこんなに気味の悪い作風だったのか。とにかくすべての人物にイヤーな感じが漂うのだ。
何度も性犯罪被害に遭ってしまう特異かつ凄惨な経験をもつ女性が主要人物だ。
中心視点人物は、ソトオリヒメともたとえられるその主要人物ではなく、比較的普通の人物だ。とはいえ、夫を彼女に略奪された形で、しかも複雑な不倫で仕返しをする形にもなる。
息子の高校の先生とか、不倫相手のルームメイトとか、平凡なはずの人間関係が絡まった糸で気味悪く結びついている。
なんだか割り切れない感じ、はぐらかされて堂々巡りする感じが、現実のいやらしさに通じている。そして悪夢のぬかるみの奇妙な生温かさに変わっていく。
気味が悪いんだが止まらない感じ。胸焼けするのが分かっているのに食べ続けてしまうジャンクフードのようなしつこい魅力がある。
何度も性犯罪被害に遭ってしまう特異かつ凄惨な経験をもつ女性が主要人物だ。
中心視点人物は、ソトオリヒメともたとえられるその主要人物ではなく、比較的普通の人物だ。とはいえ、夫を彼女に略奪された形で、しかも複雑な不倫で仕返しをする形にもなる。
息子の高校の先生とか、不倫相手のルームメイトとか、平凡なはずの人間関係が絡まった糸で気味悪く結びついている。
なんだか割り切れない感じ、はぐらかされて堂々巡りする感じが、現実のいやらしさに通じている。そして悪夢のぬかるみの奇妙な生温かさに変わっていく。
気味が悪いんだが止まらない感じ。胸焼けするのが分かっているのに食べ続けてしまうジャンクフードのようなしつこい魅力がある。
2016年4月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
レビューを気にせず買ってみましたが…ダメでした。どこに面白さを見出していいのかわからないし、怖くも気持ち悪くもなく、ただただ何が言いたいのか分かりません。他が面白かっただけに残念です。
2020年1月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いつもの物語のオチだが「その名を知らぬ〜」ほど感動しなかった。
2007年1月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
表面上平穏な母と息子の家庭に、その一切を暴くかのような事件が起こります。
ゴミを捨てに出させたまま息子は姿を消しました。
人と人のただならない関わり方は、周囲の人を巻き込みさまざまな悲劇を生み出します。
息子は生きているのか死んでしまったのか、生かしているのか殺しているのか。
波濤の先にはなにがあるのでしょう。
ところで、女のエロは3断面あるとおもわされました。
一つ目は少女漫画的なつながることへの妄想。
二つ目は昆虫のような交尾。
三つ目は罪の深さの分だけ得られる悦楽。
その全てが表されているサスペンス小説です。
果てというものを見てきた心になって読了しました。
このレベルのものを著者が書き続けられるのだったら、私はもう他にサスペンスの書き手を必要としないとまで思ってしまいました。
無力なひたすら無力な人間の有様が痛切な作品です。
ゴミを捨てに出させたまま息子は姿を消しました。
人と人のただならない関わり方は、周囲の人を巻き込みさまざまな悲劇を生み出します。
息子は生きているのか死んでしまったのか、生かしているのか殺しているのか。
波濤の先にはなにがあるのでしょう。
ところで、女のエロは3断面あるとおもわされました。
一つ目は少女漫画的なつながることへの妄想。
二つ目は昆虫のような交尾。
三つ目は罪の深さの分だけ得られる悦楽。
その全てが表されているサスペンス小説です。
果てというものを見てきた心になって読了しました。
このレベルのものを著者が書き続けられるのだったら、私はもう他にサスペンスの書き手を必要としないとまで思ってしまいました。
無力なひたすら無力な人間の有様が痛切な作品です。
2015年11月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私はこの人の作品は苦手です
幸せな気持ちにもなれませんし、すきっともしませんから
幸せな気持ちにもなれませんし、すきっともしませんから