サカイさんの青春(1970年後半から90年初め)を、彩ったいろんなアイテム(電話、ディスコ)や
現象(竹の子族、ワンレン)等、計24個・種を、いつものユーモア(少し毒入り)で綴ったエッセイ集です。
著者と同性代の人は「懐かしー」で楽しめるでしょうし、それより下の人は−所謂バブル期とその前が
−どんな時代だったのか?を知る一冊として読むのもありでしょう(特に平成世代の方にとっては、昭和
後期と末期の風俗を知るきっかけになるかも)。
ま、気負いせず、息抜きに読むにはお手頃な一冊です。先に述べたように、読者は限定しますが…
後、著者が(他の作品で述べている以上に)意外と遊んでいた(笑)ことも分かる一冊です。

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携帯の無い青春 単行本 – 2007/11/1
酒井 順子
(著)
- 本の長さ197ページ
- 言語日本語
- 出版社幻冬舎
- 発売日2007/11/1
- ISBN-104344014162
- ISBN-13978-4344014169
登録情報
- 出版社 : 幻冬舎 (2007/11/1)
- 発売日 : 2007/11/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 197ページ
- ISBN-10 : 4344014162
- ISBN-13 : 978-4344014169
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,323,384位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 35,796位エッセー・随筆 (本)
- - 107,051位ビジネス・経済 (本)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年5月12日に日本でレビュー済み
私は1976年生まれで、酒井さんとは10歳違うのでやはり共感する点というのは余りありませんでした。
私の世代も青春時代に携帯電話がなかった世代であり、この携帯・ネット全盛時代に青春を送っている子供たちはどんな心境なのか?と常々疑問に思っていたので、この本では携帯の無い中高生生活がいかにイイものかということが書かれているのかと期待しましたが、その辺は余り書かれていません。
「サンリオ」という項目でプレゼント包装を頼んだらつけてくれるおまけを集めるのに血道を上げていたという点は、私も同じことをしていたので非常に懐かしかったです。まだコレクションしたものは残っていると思います。
私の世代も青春時代に携帯電話がなかった世代であり、この携帯・ネット全盛時代に青春を送っている子供たちはどんな心境なのか?と常々疑問に思っていたので、この本では携帯の無い中高生生活がいかにイイものかということが書かれているのかと期待しましたが、その辺は余り書かれていません。
「サンリオ」という項目でプレゼント包装を頼んだらつけてくれるおまけを集めるのに血道を上げていたという点は、私も同じことをしていたので非常に懐かしかったです。まだコレクションしたものは残っていると思います。
2008年6月30日に日本でレビュー済み
「ずいぶんよくおぼえているんだなあ。さすがマーガレット酒井先生」というのが
第一の感想でした。下の年代の読者にはどう映るのかという興味もわいてきて・・・
就職の内定をもらって「私は総合職なの一般事務なの?」と誰にも聞けずに迷う話
なんて今なら絶対ネタだと思われてしまいそうだけど、同年代の者には少しわかります。
一気飲みやDCブランド、ディスコ、ワンレン・・・・今から見ると笑っちゃうちょっと昔の
話のオンパレード。記憶の確かさ、分析の絶妙さで読ませます。
第一の感想でした。下の年代の読者にはどう映るのかという興味もわいてきて・・・
就職の内定をもらって「私は総合職なの一般事務なの?」と誰にも聞けずに迷う話
なんて今なら絶対ネタだと思われてしまいそうだけど、同年代の者には少しわかります。
一気飲みやDCブランド、ディスコ、ワンレン・・・・今から見ると笑っちゃうちょっと昔の
話のオンパレード。記憶の確かさ、分析の絶妙さで読ませます。
2009年2月3日に日本でレビュー済み
内容的には同時代を生きた者として、たいへん共感を覚え、
自分の若かった頃がプレイバックしてきて良かったです。
ただ、校正者のミスだと思われるのですが、句読点の打ち方がかなり
変でした。
また、”〜でした。”、”〜ました。”という終わり方と
”〜だ。””〜である。”という終わり方とが、
一つの文章に混在しているのは、読んでいるうちにたいへん
読み苦しくなってきます。
著者が何らかの意図を持って、わざと混在されてるのかも
知れませんが、今までいろんな方の文を読んだかぎり、
このように混在されてる方はおられなかったので、たいへん
気になりました。
自分の若かった頃がプレイバックしてきて良かったです。
ただ、校正者のミスだと思われるのですが、句読点の打ち方がかなり
変でした。
また、”〜でした。”、”〜ました。”という終わり方と
”〜だ。””〜である。”という終わり方とが、
一つの文章に混在しているのは、読んでいるうちにたいへん
読み苦しくなってきます。
著者が何らかの意図を持って、わざと混在されてるのかも
知れませんが、今までいろんな方の文を読んだかぎり、
このように混在されてる方はおられなかったので、たいへん
気になりました。
2008年5月9日に日本でレビュー済み
「バブルへGO!」とか、林真理子の無駄に女性上位主義な80年代の小説なんかを読むと、バブルがとってもうらやましい。「ものと情報があふれかえり、でも希望は一切ない」という90年代に青春を送った者にとって、「ものも、希望も、これから無尽蔵に増えていく気がする!」というアッパー80年代は夢のよう。
そんな時代への郷愁(体験できなかった世代の者にとっては憧れ)を、存在しなかった「携帯電話」で言い表してしまうセンス。やっぱこの人はすごいな、と思う。
そんな時代への郷愁(体験できなかった世代の者にとっては憧れ)を、存在しなかった「携帯電話」で言い表してしまうセンス。やっぱこの人はすごいな、と思う。