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エージェント6(シックス)〈下〉 (新潮文庫) 文庫 – 2011/8/28
1980年。ニューヨーク行きの野望を断たれたレオは、ソ連軍の侵攻したカブールで、設立間もないアフガニスタン秘密警察の教官という職に甘んじている。アヘンに溺れる無為な日々がつづくが、訓練生ナラを伴ったある捜査で彼女とともにムジャヒディン・ゲリラに囚われてしまう。ここにいたって、レオは捨て身の賭けに出た。惜しみない愛を貫く男は何を奪われ、何を与えられるのか?
- 本の長さ479ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2011/8/28
- ISBN-104102169369
- ISBN-13978-4102169360
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2011/8/28)
- 発売日 : 2011/8/28
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 479ページ
- ISBN-10 : 4102169369
- ISBN-13 : 978-4102169360
- Amazon 売れ筋ランキング: - 109,376位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,422位新潮文庫
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年1月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この著者の本年を読破してくて購入。古本屋には、売ってないので、安く購入できてよかったです。
2017年9月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
仕事で悩んだり、奥さんとぎくしゃくしたり、反抗期の娘たちに手を焼いたり、
若い女性に惹かれたり、でもそんな苦労の中で自身を成長させていく頑張る
お父さんの話だなと感じてしまいました。
しかし、その苦労がとんでもないレベル!
自分だったら何百回死んでるか分からないほどの過酷の連続!
血のつながらない娘たちにどうしてここまで必死になれるのかが、なかなか感情的に
理解し辛かったですが、愛する妻が愛した娘たちだから、ということなのでしょうね。
で、これだけ苦労したのにラストが悲惨過ぎる気もしますが、娘たちの涙はレオが
報われたと思えるほどの価値があったような気もします。
レオの戦いは、どれほど壮絶でも、お金や名誉のためではなく、ただ家族を、
人を愛するためだったのですから。
若い女性に惹かれたり、でもそんな苦労の中で自身を成長させていく頑張る
お父さんの話だなと感じてしまいました。
しかし、その苦労がとんでもないレベル!
自分だったら何百回死んでるか分からないほどの過酷の連続!
血のつながらない娘たちにどうしてここまで必死になれるのかが、なかなか感情的に
理解し辛かったですが、愛する妻が愛した娘たちだから、ということなのでしょうね。
で、これだけ苦労したのにラストが悲惨過ぎる気もしますが、娘たちの涙はレオが
報われたと思えるほどの価値があったような気もします。
レオの戦いは、どれほど壮絶でも、お金や名誉のためではなく、ただ家族を、
人を愛するためだったのですから。
2011年11月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「チャイルド44」「グラーグ57」で、ソヴィエトの秩序とその異様な社会の中で苦闘してきたレオ。
本作ではついにその社会からも半ば弾き出され、最後の旅に身を投じることになっています。
二つの国の思惑に翻弄された彼がたどり着くのがアフガニスタンというのは
皮肉ですね。同じくアフガニスタンへのアメリカの援助について描いた映画
「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」を思い出しました。こちらは、アメリカ
それも政治家の側から「歴史を動かした」男の物語でしたが、こちらも皮肉と
いえる結末を迎えています。
これまで超人的な働き(「グラーグ57」ではもはや「ダイハード」並み)を見せてきたレオが
これまでになく無力な様、そして彼の旅の結末にはある種「ヒーローの時代の終わり」すら
感じられます。追い続けたはずの「悪」にたどり着いたとき、レオが下す判断はただひたすら
家族への愛にあふれていて見事。
三部作の完結にふさわしい哀愁のある物語でした。
本作ではついにその社会からも半ば弾き出され、最後の旅に身を投じることになっています。
二つの国の思惑に翻弄された彼がたどり着くのがアフガニスタンというのは
皮肉ですね。同じくアフガニスタンへのアメリカの援助について描いた映画
「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」を思い出しました。こちらは、アメリカ
それも政治家の側から「歴史を動かした」男の物語でしたが、こちらも皮肉と
いえる結末を迎えています。
これまで超人的な働き(「グラーグ57」ではもはや「ダイハード」並み)を見せてきたレオが
これまでになく無力な様、そして彼の旅の結末にはある種「ヒーローの時代の終わり」すら
感じられます。追い続けたはずの「悪」にたどり着いたとき、レオが下す判断はただひたすら
家族への愛にあふれていて見事。
三部作の完結にふさわしい哀愁のある物語でした。
2015年11月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
増殖する閉塞感。
加速する不安感。
哀愁と詩情は火砕流の如く。
たどり着くはずのない出口に向けて登場人物たちは疾走を続ける。
絶望三部作だ。
際限のない絶望の向こう側に希望は、ほの見えるのか。
エピローグで主人公の心は救われたのだ、と思いたい。
完読後、物語の愛おしさに6冊を並べて撫でさすってしまった。
「チャイルド44」はサイコスリラー風味の暗黒警察小説。
己よりも大切なものがある。
「グラーグ57」は熱血冒険小説。
誇りよりも大切なものがある。
「エージェント6」はエスピオナージ。
命より大切なものがある。
作品ごとに異なるテイストで、
それぞれが上下巻だから全6冊の大河ロマンミステリといえる。
しかし、これほど非道い目に遭わされる主人公は、
そう居なかろう。
カムイ伝の正助も目を剥くのではないか。
加速する不安感。
哀愁と詩情は火砕流の如く。
たどり着くはずのない出口に向けて登場人物たちは疾走を続ける。
絶望三部作だ。
際限のない絶望の向こう側に希望は、ほの見えるのか。
エピローグで主人公の心は救われたのだ、と思いたい。
完読後、物語の愛おしさに6冊を並べて撫でさすってしまった。
「チャイルド44」はサイコスリラー風味の暗黒警察小説。
己よりも大切なものがある。
「グラーグ57」は熱血冒険小説。
誇りよりも大切なものがある。
「エージェント6」はエスピオナージ。
命より大切なものがある。
作品ごとに異なるテイストで、
それぞれが上下巻だから全6冊の大河ロマンミステリといえる。
しかし、これほど非道い目に遭わされる主人公は、
そう居なかろう。
カムイ伝の正助も目を剥くのではないか。
2015年4月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
下のインスパイアさんのレビューを読んで。すっかりレオという男に入れ込んだ私のしては、
2015年9月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
チャイルド44を手に取ってから1か月もたたないうちに、グラーグ57、そしてこのエージェント6を読み終えました。
グラーグ57も、面白かったですが、チャイルド44ほど夢中に読み進めることはありませんでした。
しかし、このエージェント6、上巻ラストは信じられないといった思いで、読み返したりしました。
下巻を読み進めていくとレオの苦悩が痛いほど伝わってきて、レオのこんな姿みたくないなんて思ったり。
中盤、ラストにかけては涙がじわじわと溢れてきました。
ここからチャイルド44のネタバレも含みます。
本作、レオの家族への愛が描かれてますが、レオの『血の繋がった家族』への想いというのは、まったく描かれていないのが、少し気になってしまいました。
前々作の重大なネタバレになってしまうからなのか、それを書く必要がまったくないからのか。後者の理由だからだと思うのですが、3部作の完結編ということで、そこらへん少し振り返るところが個人的に欲しかったかなと、思ってしまいました。
ただ、それがなくても、もう、充分楽しめました。下巻はちょうど休日に読み始め、その日のうちに読み終わってしまうくらい
引き込まれてしまったので。
レオの物語、というより、レオとライーサの物語の完結編を読み終えてしまったー 楽しみが1つ減ってしまった、という心境です。
チャイルド44からまた読み返してみるつもりです。
グラーグ57も、面白かったですが、チャイルド44ほど夢中に読み進めることはありませんでした。
しかし、このエージェント6、上巻ラストは信じられないといった思いで、読み返したりしました。
下巻を読み進めていくとレオの苦悩が痛いほど伝わってきて、レオのこんな姿みたくないなんて思ったり。
中盤、ラストにかけては涙がじわじわと溢れてきました。
ここからチャイルド44のネタバレも含みます。
本作、レオの家族への愛が描かれてますが、レオの『血の繋がった家族』への想いというのは、まったく描かれていないのが、少し気になってしまいました。
前々作の重大なネタバレになってしまうからなのか、それを書く必要がまったくないからのか。後者の理由だからだと思うのですが、3部作の完結編ということで、そこらへん少し振り返るところが個人的に欲しかったかなと、思ってしまいました。
ただ、それがなくても、もう、充分楽しめました。下巻はちょうど休日に読み始め、その日のうちに読み終わってしまうくらい
引き込まれてしまったので。
レオの物語、というより、レオとライーサの物語の完結編を読み終えてしまったー 楽しみが1つ減ってしまった、という心境です。
チャイルド44からまた読み返してみるつもりです。
2013年1月17日に日本でレビュー済み
うぐぐ。
これまでも相当過酷な状況に置かれて来た主人公だけど、これはキツすぎる・・・。
既に上巻の最後で考えうる限り最悪の事態は起きてしまっていて、
下巻では全てが手遅れになってしまった世界で苦悩し続ける男の姿が描かれる。
まあ、とにかく一番見たくないレオの姿を見ることに。
アフガニスタンでの共産主義統治に軍事介入するソ連側の顧問として、
レーニン時代となんら変わらない捜査官の役割を演じる事になり、
さらに反乱分子との熾烈なゲリラ戦に巻き込まれて行くなかにあっても、
どこかうわの空のレオが痛々しい。
話とは直接関係ないけども、
この共産主義政府に対する反乱分子で、裏でアメリカから支援を受けていた
ムジャヒディンという勢力の中に後のビン・ラディンもいたわけで、
なんだか皮肉を感じる。
戦争ってのは途切れることなく繋がっているものなんだな。
これまでのシリーズでは考えられないくらい時間が進んでしまうのも先のない旅を予感させる。
これまでも相当過酷な状況に置かれて来た主人公だけど、これはキツすぎる・・・。
既に上巻の最後で考えうる限り最悪の事態は起きてしまっていて、
下巻では全てが手遅れになってしまった世界で苦悩し続ける男の姿が描かれる。
まあ、とにかく一番見たくないレオの姿を見ることに。
アフガニスタンでの共産主義統治に軍事介入するソ連側の顧問として、
レーニン時代となんら変わらない捜査官の役割を演じる事になり、
さらに反乱分子との熾烈なゲリラ戦に巻き込まれて行くなかにあっても、
どこかうわの空のレオが痛々しい。
話とは直接関係ないけども、
この共産主義政府に対する反乱分子で、裏でアメリカから支援を受けていた
ムジャヒディンという勢力の中に後のビン・ラディンもいたわけで、
なんだか皮肉を感じる。
戦争ってのは途切れることなく繋がっているものなんだな。
これまでのシリーズでは考えられないくらい時間が進んでしまうのも先のない旅を予感させる。
2016年1月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「チャイルド44」の3部作の最後の章です。
最初のインパクトに比べるとやや劣る気がしますが、一気に読めるおもしろさでした。
最初のインパクトに比べるとやや劣る気がしますが、一気に読めるおもしろさでした。