小川未明といえば「赤い蝋燭と人魚」をすぐ思い浮かべます。悲しくて怖い作品ですが、「電信柱と妙な男」はおかしくて笑いました。
でもユーモラスな反面、引きこもり とかちょっと考えさせられました。

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電信柱と妙な男 大型本 – 2004/7/1
- 本の長さ1ページ
- 言語日本語
- 出版社架空社
- 発売日2004/7/1
- ISBN-104877521348
- ISBN-13978-4877521349
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
ある町に一人の妙な男が住んでいた。昼間はちっとも外に出ない。夜になって人が寝静まってから独りでぶらぶら外を歩くのが好きであった。ある夜、いつものように町を歩いていた男が出会ったのは、散歩をしている電信柱で…。
登録情報
- 出版社 : 架空社 (2004/7/1)
- 発売日 : 2004/7/1
- 言語 : 日本語
- 大型本 : 1ページ
- ISBN-10 : 4877521348
- ISBN-13 : 978-4877521349
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,909,656位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 87,226位絵本・児童書 (本)
- カスタマーレビュー:
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2017年12月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2011年7月27日に日本でレビュー済み
千に近い作品を書いた未明の第一童話集『赤い船』に収録されていた初期の作品です。
世の中の人がみんな嫌いだという「妙な男」が月夜に電信柱と友達になります。
月夜のしんとした雰囲気、電信柱との会話に不思議な魅力があり、最後は未明らしい救いのないラストです。
自ら「明るい方へは望みがない。私は暗い方へ憧れている」と語った未明ですが、
彼は「暗い」「寂しい」中にも美しさを見出した作家なのです。
明るく楽しいことばかりではないこの世界を、未明の作品はどんな時にも「美しい」と眺めています。
この世の中に交わり明るく生きている人も、「妙な男」のようにひとり部屋に生きている人も、
どちらもしみじみとした寂しさ、それ故の美しさを感じられる作品です。
一見愉快な絵柄が、また心を惹き、愁いを呼んでいます。
数ある中からこの作品に再注目した作家さん、出版社さんの眼目は素晴らしいものがあります。
世の中の人がみんな嫌いだという「妙な男」が月夜に電信柱と友達になります。
月夜のしんとした雰囲気、電信柱との会話に不思議な魅力があり、最後は未明らしい救いのないラストです。
自ら「明るい方へは望みがない。私は暗い方へ憧れている」と語った未明ですが、
彼は「暗い」「寂しい」中にも美しさを見出した作家なのです。
明るく楽しいことばかりではないこの世界を、未明の作品はどんな時にも「美しい」と眺めています。
この世の中に交わり明るく生きている人も、「妙な男」のようにひとり部屋に生きている人も、
どちらもしみじみとした寂しさ、それ故の美しさを感じられる作品です。
一見愉快な絵柄が、また心を惹き、愁いを呼んでいます。
数ある中からこの作品に再注目した作家さん、出版社さんの眼目は素晴らしいものがあります。
2007年3月15日に日本でレビュー済み
いちばん大好きな絵本です。
小川未明のかなりシュールなストーリーとかぶりものをかぶった妙な男のイラストが、
なんというか、普通じゃないところでひとつの絵本になっていて、すばらしい。
ストーリーと絵を違うひとが書いている絵本の面白さを、たっぷり体感できる。
内容的には大人向きかもしれませんが、子供にもわからないながらに読ませたい絵本です。
小川未明のかなりシュールなストーリーとかぶりものをかぶった妙な男のイラストが、
なんというか、普通じゃないところでひとつの絵本になっていて、すばらしい。
ストーリーと絵を違うひとが書いている絵本の面白さを、たっぷり体感できる。
内容的には大人向きかもしれませんが、子供にもわからないながらに読ませたい絵本です。
2004年10月26日に日本でレビュー済み
人と関わるのが嫌いな「妙な男」と、人目があって夜しか散歩できないという電信柱が、夜の街を散歩中に出会い、気が合って友達になります。背の高さが合わず話がしにくいので、「妙な男」が屋根の上を歩き、電信柱が軒について歩くうち、ふたりとも元の場所に戻れぬまま、夜が明けて… 小川未明さんの文学調、昔風な硬い語り口で、内容がすっとんきょうなのが面白い。まじめくさった調子で読んでみたい。結末も全く救いがなく、お説教がましくなくて良い。小学校中学年でもよいが、高学年でも十分楽しめるだろう。私のお気に入りが一つ増えました。