この本は作曲家シェーンベルクが作曲に必要な基礎知識や作曲を行うのに役立つ思考方法や楽曲分析法について述べた本であり、国内外ともに名著として評価の高いものです。
しかしながらこの本に対して以下の4点の批判が加えられているようです。
1: 譜例と本文が離され、さらに本のサイズが小さいため読みにくい。原著では本文と譜例が繋がっているし、サイズも大きいため原著が良い。
2:譜例がかすれている箇所がある。
3: 日本語が難解。原文の方が読みやすい。
4: 長い間改定されていない。
自分はこれらに同意出来かねるため、以下これに対して反論を書いてみます。
1についてですが、自分はこの指摘を読んでBelmont music publishersから出版されている原著を購入したのですが、本の構成は本書と同じでした。つまり原著も本文と譜例は離れているのです。またサイズも本書より一回り小さいものでした。違う出版社からならサイズに関しては違うのが出版されていることもあるでしょうが、構成が異なることがあるのでしょうか?疑問に思います。
2についてですが、たしかにかすれている箇所はあります。しかし読めないというレベルではありませんし、譜例全てがかすれているというわけでもありません。もし気になるのなら鉛筆ででも書き足せばそれで解決出来る問題であると思います。
3についてですが、たしかに訳文の日本語は最近の柔らかい、日本の音楽本で流行っているようなくだけた話し言葉で書かれているわけではありませんので、読むのにある程度の知性が要求されることは事実だと思います。しかし一般的でない単語等については欄外に丁寧な注がつけられていますし、内容もセンター試験国語評論題が読める程度の読解力があれば問題無いレベルと思います。また原文についてですが、原文は読みやすい英文と言えるものでは無いと思います。というのはシェーンベルクの英文は氏が英語が母語ではないことからか、辞書で引いたと思われる一般的でない語を使うことがあるため、語句と文法の二つの面において平明とは言えない箇所が多々あるのです。これは海外版アマゾンから原著のレビューを見てもらえばわかるのですが、海外でもこの本は名著だけど難しいという意見が書かれています。語句の解釈が丁寧につけられている分、訳書の方が読みやすいと言えるのではないでしょうか。
4についてですが、改定されていないことはたしかなのですが、それで言えば原著も改定されていません。古いことがそれだけでもし問題であるのなら、訳書の方が原著より後に出版されているので原著よりも好ましいと言えるのではないでしょうか。言葉は電化製品のように簡単に変わるものでは無いのですから、古いから良くないと一概に言えるものではないと自分は思います。
長々と書きましたが、以上より自分はこの訳書にあたえられた批判の多くに同意出来ません。自分はこの翻訳は素晴らしい仕事であると思います。
作曲を志し、この本に興味を持たれた方は安心して購入し、勉強に邁進されることを勧めます。
プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
新品:
¥6,600¥6,600 税込
ポイント: 198pt
(3%)
無料お届け日:
3月31日 日曜日
発送元: Amazon.co.jp 販売者: Amazon.co.jp
新品:
¥6,600¥6,600 税込
ポイント: 198pt
(3%)
無料お届け日:
3月31日 日曜日
発送元: Amazon.co.jp
販売者: Amazon.co.jp
中古品: ¥3,800
中古品:
¥3,800

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
作曲の基礎技法 単行本 – 1998/12/10
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥6,600","priceAmount":6600.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"6,600","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"gHQTEsVMnfC3GMP6RGp3mTCQbA9FsCX%2Bg0ezqtHV%2FeG1jKUPcIpGAxYW4pug8x505tQ8wq2QhvjWpjpEdakFpbf7iT2K7Oc%2BGuRT5YDs827SIUdNuA8Fvb4dp0SQr%2BDM","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}, {"displayPrice":"¥3,800","priceAmount":3800.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"3,800","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"gHQTEsVMnfC3GMP6RGp3mTCQbA9FsCX%2BZ0GMK4eqNrCf%2BWzanamWz9Kt%2BMhQBdXvF9xiZIyOX2BeB4ubUIhTS%2BAMGa8iJeP3p1bWc3OvkNCC2r7tEwmMu3Xu2bwESLk95ih6Z8AzeaHq7gEKIbr8XwngNvPsQUp5L2BfsJmgd60HLmDr1TIOwD%2FjuOl095vt","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"USED","aapiBuyingOptionIndex":1}]}
購入オプションとあわせ買い
作曲家であり、教育家でもあった著者が、鋭い洞察力と深い学識により精緻な分析を加えつつ説いた。学生や教師、作曲を志す人の必読の書。
- 本の長さ254ページ
- 言語日本語
- 出版社音楽之友社
- 発売日1998/12/10
- ISBN-104276106206
- ISBN-13978-4276106208
よく一緒に購入されている商品
この商品を見た後に買っているのは?
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 音楽之友社 (1998/12/10)
- 発売日 : 1998/12/10
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 254ページ
- ISBN-10 : 4276106206
- ISBN-13 : 978-4276106208
- Amazon 売れ筋ランキング: - 207,476位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 577位音楽学・音楽教育学
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2018年5月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2019年6月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
[読書の目的・期待]
①基礎教養として
②和声学や対位法、管弦学の統合におけるとっかかりのヒントを得たい
①に関しては文句なし。曲作ろうとすれば自然にぶつかる基礎的なことを改めてシステマチックに含蓄のある言葉で述べていて、背景強化、「シェーンベルクもこう言っています」とスノッブさの足しになることは間違いない
②については外れだった。この本では具体的な度数や数値化できるルールだったり、とにかく数字は出てこない。これが料理本だったら胸肉に数本切り込みを入れ5分間蒸し、醤油みりん大さじ3、酒大さじ2、塩ひとつまみ、にんにく一片、しょうが少々加え後は余熱で……ではなく「肉は下味がつきやすいよう処理するのがよい。醤油みりん酒塩など調味料は火が通り切る前に加えるのがよい。風味づけとしてにんにくしょうがなどを加える」といった感じ。鶏肉を蒸す時間の公式を (参考として)知りたいなら、この本からは得られない
これは余談だが、作曲本のレビュー見てると楽しんでるというより権威的な匂いがする。これってたぶん本の書き方の問題で、情報、数字としては何の差異もなくても権威的な文章で書かれてるとなんか絶対的な気がしたりするから、音感含めそれに流されてる人って自分も含め多いと思う。でもこれからの時代に作曲に権威なんてない。そのうちAIが人より美しい曲を書く。そして実際音楽とは人の気分を少し良くする嗜好品以上の特別な価値はない。芸術として消しゴムはんこと音楽に本質的に違いなどないことに世の中はそろそろ気づく。そんな時代にこんな権威的な文章は恥ずかしく感じるだろう。なのでそこもちょっとマイナス要素
①基礎教養として
②和声学や対位法、管弦学の統合におけるとっかかりのヒントを得たい
①に関しては文句なし。曲作ろうとすれば自然にぶつかる基礎的なことを改めてシステマチックに含蓄のある言葉で述べていて、背景強化、「シェーンベルクもこう言っています」とスノッブさの足しになることは間違いない
②については外れだった。この本では具体的な度数や数値化できるルールだったり、とにかく数字は出てこない。これが料理本だったら胸肉に数本切り込みを入れ5分間蒸し、醤油みりん大さじ3、酒大さじ2、塩ひとつまみ、にんにく一片、しょうが少々加え後は余熱で……ではなく「肉は下味がつきやすいよう処理するのがよい。醤油みりん酒塩など調味料は火が通り切る前に加えるのがよい。風味づけとしてにんにくしょうがなどを加える」といった感じ。鶏肉を蒸す時間の公式を (参考として)知りたいなら、この本からは得られない
これは余談だが、作曲本のレビュー見てると楽しんでるというより権威的な匂いがする。これってたぶん本の書き方の問題で、情報、数字としては何の差異もなくても権威的な文章で書かれてるとなんか絶対的な気がしたりするから、音感含めそれに流されてる人って自分も含め多いと思う。でもこれからの時代に作曲に権威なんてない。そのうちAIが人より美しい曲を書く。そして実際音楽とは人の気分を少し良くする嗜好品以上の特別な価値はない。芸術として消しゴムはんこと音楽に本質的に違いなどないことに世の中はそろそろ気づく。そんな時代にこんな権威的な文章は恥ずかしく感じるだろう。なのでそこもちょっとマイナス要素
2017年3月15日に日本でレビュー済み
例題にはクラシック楽曲を取り上げていますが、どんな音楽にも流用出来ます。
音楽を勉強したいなら安っぽいコード進行本よりも、こちらを買ってほしい。
むしろ一冊で事足ります。
音楽を勉強したいなら安っぽいコード進行本よりも、こちらを買ってほしい。
むしろ一冊で事足ります。
2018年12月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
堅苦しく、ドイツ的なニュアンスのある本でした。
自分には合いませんでした。
なにか、自分の個性がその環境で葉を伸ばすことを許さなかったような…。
あと高度すぎて難しかったです。基礎ではないです・・・全然ないです。
楽譜が読めて、基礎を知ってて、ピアノが弾けるくらいの人しか理解できないかも知れません。
いろいろな曲が引用してあっても、その曲を知らない自分からしたら、なぜ引用しているのか理解に苦しみました。文脈関係なしに、これ知ってるよね・・、って突然引用されるから、その曲を前もって聞いてたり、知識とか経験がないと辛い。クラシック曲の一部分とかが断片的に引用されて、これはこうで、という感じなので、前々からクラシック嗜んでないと辛いです。楽譜読めるの前提です。
三部形式とかソナタ形式とかありますけど、いきなり、モーツアルトとか真似して書いたらいいんじゃないかなぁ。書いてあること以上に、意外に単純っていう。
日本だとAメロ、Bメロサビとか形式っていうんですがそんな感じがクラシックにもあるということ、形式、ABAの三部形式とか、ソナタとか起承転結の作り方色々、
メロディの変奏法、ラララ~が、ラ↑ララ~に変奏できるよとか、曲が退屈になったときそうしてけば退屈を防げるし、曲の展開するときにそうすれば良い、みたいことを自分なりに消化してなんとなく学んだ。
機械的にただ、こうすればいいってだけ書いてあるのと、クラシック曲を賛美的に書かれてる+訳語的にかしこまったてしかもアカデミックっぽい言葉書いてあるのでむずい。
決して、作曲を楽しくしよう的な本ではなかったのです。
硬質なものを噛み砕いて作ろうとしてる人向けです。
今なにかの理論書や、作曲のことが書かいてある本で作曲を学びたいと思ってる人は、
理論書を書いている人の様式や、ニュアンスなんかを吸い取りながら、自分の音楽が伸びていくと思うから、
自分の感性を無視せず、自分に合う本で作曲を学んでほしいです。
一生に一冊こういう本があればいいと思うけど、こういう本読んでかっこよくはなれなかった。
学術的でちょっと権威的な本読むと無駄に賢くなりすぎ、逆にそれが、無意識の偏見になって作曲するとき、それ以外の視野がなくなる。お、こういう発想があるのか、っていう曲に出会ったとき、あっ、前習得したこの本がまずかったのか、って気づくことになる。どの本読むのでも、メリットとのトレードオフだと思うけど、自由な発想がある本で、あまり権威的でない本を自分は勧めたいなぁ。
ベートーヴェンとかそのまま楽譜見てパクるのが、実は一番良かったけど、初心者の人に勧められるかと言えばそうでもなく、と言いつつ、やったらできるからおすすめではある…。
自分には合いませんでした。
なにか、自分の個性がその環境で葉を伸ばすことを許さなかったような…。
あと高度すぎて難しかったです。基礎ではないです・・・全然ないです。
楽譜が読めて、基礎を知ってて、ピアノが弾けるくらいの人しか理解できないかも知れません。
いろいろな曲が引用してあっても、その曲を知らない自分からしたら、なぜ引用しているのか理解に苦しみました。文脈関係なしに、これ知ってるよね・・、って突然引用されるから、その曲を前もって聞いてたり、知識とか経験がないと辛い。クラシック曲の一部分とかが断片的に引用されて、これはこうで、という感じなので、前々からクラシック嗜んでないと辛いです。楽譜読めるの前提です。
三部形式とかソナタ形式とかありますけど、いきなり、モーツアルトとか真似して書いたらいいんじゃないかなぁ。書いてあること以上に、意外に単純っていう。
日本だとAメロ、Bメロサビとか形式っていうんですがそんな感じがクラシックにもあるということ、形式、ABAの三部形式とか、ソナタとか起承転結の作り方色々、
メロディの変奏法、ラララ~が、ラ↑ララ~に変奏できるよとか、曲が退屈になったときそうしてけば退屈を防げるし、曲の展開するときにそうすれば良い、みたいことを自分なりに消化してなんとなく学んだ。
機械的にただ、こうすればいいってだけ書いてあるのと、クラシック曲を賛美的に書かれてる+訳語的にかしこまったてしかもアカデミックっぽい言葉書いてあるのでむずい。
決して、作曲を楽しくしよう的な本ではなかったのです。
硬質なものを噛み砕いて作ろうとしてる人向けです。
今なにかの理論書や、作曲のことが書かいてある本で作曲を学びたいと思ってる人は、
理論書を書いている人の様式や、ニュアンスなんかを吸い取りながら、自分の音楽が伸びていくと思うから、
自分の感性を無視せず、自分に合う本で作曲を学んでほしいです。
一生に一冊こういう本があればいいと思うけど、こういう本読んでかっこよくはなれなかった。
学術的でちょっと権威的な本読むと無駄に賢くなりすぎ、逆にそれが、無意識の偏見になって作曲するとき、それ以外の視野がなくなる。お、こういう発想があるのか、っていう曲に出会ったとき、あっ、前習得したこの本がまずかったのか、って気づくことになる。どの本読むのでも、メリットとのトレードオフだと思うけど、自由な発想がある本で、あまり権威的でない本を自分は勧めたいなぁ。
ベートーヴェンとかそのまま楽譜見てパクるのが、実は一番良かったけど、初心者の人に勧められるかと言えばそうでもなく、と言いつつ、やったらできるからおすすめではある…。
2014年8月10日に日本でレビュー済み
英語版の方が判型も大きいし、楽譜もはっきり見えます。使われてる英語も決まり切った音楽用語の英語訳で十分だと思うので、翻訳者の方々のご苦労には申し訳ありませんが、私は英語版の方が良いと思います。
2006年9月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
(感想)
日本語版第1刷発行から、2006年3月第25刷発行まで、35年以上1回も改訂せず、売れ続けている!
これを超える教科書は、他にないのでしょうか?是非、現代改訂版が発行されることを希望します。
読み進めていくと勉強になるのですが、レイアウトが残念です。楽譜が縮小されているため、ツブレ・カスレが多く、大変読み辛いです。
また、翻訳者紹介では、各大学名誉教授と記されています(初版時の古い情報のままです)。最新の情報に改めて欲しいです。
希望を言えば、再編集して楽譜部分を大きく印刷し、A4版ソフトカバー160ページ、¥2500円程度で発行されれば、買い直します。
よって、星4つです。
(データ)
160mmx222mm ハードカバー(簡易索引付)254ページ
仕上げは、高級本に採用されているようなクロス(布)です。(こんなところに、お金をかけなくても良いと思います)
執筆者(1948年頃)
アルノルト・シェーンベルク Arnold Schoenberg(1874-1951)
編集者(1965年)
レナード・スタイン Leonard Stein(1916-2004)
ジェラルド・ストラング Gerald Strang(1908-1983)
日本語訳(1970年)
山縣 茂太郎(????-????)音楽担当 紹介では大阪教育大学名誉教授となっていますが、今ではわかりません。
鴫原 真一(????-????)英語担当 紹介では京都大学名誉教授となっていますが、今ではわかりません。
執筆者及び編集者のデータは、「Wikipedia」によりました。
日本語版第1刷発行から、2006年3月第25刷発行まで、35年以上1回も改訂せず、売れ続けている!
これを超える教科書は、他にないのでしょうか?是非、現代改訂版が発行されることを希望します。
読み進めていくと勉強になるのですが、レイアウトが残念です。楽譜が縮小されているため、ツブレ・カスレが多く、大変読み辛いです。
また、翻訳者紹介では、各大学名誉教授と記されています(初版時の古い情報のままです)。最新の情報に改めて欲しいです。
希望を言えば、再編集して楽譜部分を大きく印刷し、A4版ソフトカバー160ページ、¥2500円程度で発行されれば、買い直します。
よって、星4つです。
(データ)
160mmx222mm ハードカバー(簡易索引付)254ページ
仕上げは、高級本に採用されているようなクロス(布)です。(こんなところに、お金をかけなくても良いと思います)
執筆者(1948年頃)
アルノルト・シェーンベルク Arnold Schoenberg(1874-1951)
編集者(1965年)
レナード・スタイン Leonard Stein(1916-2004)
ジェラルド・ストラング Gerald Strang(1908-1983)
日本語訳(1970年)
山縣 茂太郎(????-????)音楽担当 紹介では大阪教育大学名誉教授となっていますが、今ではわかりません。
鴫原 真一(????-????)英語担当 紹介では京都大学名誉教授となっていますが、今ではわかりません。
執筆者及び編集者のデータは、「Wikipedia」によりました。
2004年8月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
作曲が簡単に出来る、というような本はたくさん出ているが、そういうお手軽本ではなく、基礎からしっかりと学べるすばらしい本。
どんな分野でも実はそうなのだが、それまでの作品を解析したり技法をきちんと学ばない限り、まともなものは作れない。この本でもその考えが貫かれており、過去の楽譜を分析し、様式を説明することで、作曲を行うときに出会う問題全てに対して明確な指針が与えられている。そういう意味で楽曲分析の技法の本としても活用できる。
きちんと読んで学ぶためには、本の中の楽譜(曲の一部)だけでなく全曲の楽譜を検討するぐらいの必要があるかもしれないが、それだけの価値を示してくれる本。
どんな分野でも実はそうなのだが、それまでの作品を解析したり技法をきちんと学ばない限り、まともなものは作れない。この本でもその考えが貫かれており、過去の楽譜を分析し、様式を説明することで、作曲を行うときに出会う問題全てに対して明確な指針が与えられている。そういう意味で楽曲分析の技法の本としても活用できる。
きちんと読んで学ぶためには、本の中の楽譜(曲の一部)だけでなく全曲の楽譜を検討するぐらいの必要があるかもしれないが、それだけの価値を示してくれる本。
2014年3月2日に日本でレビュー済み
技法の説明と、その参考となる楽譜掲載はページが離れているので非常に読みづらいです。
付録としてつけて、いつでも見れるようにすればもっと評価は上がりそうだと思います。
付録としてつけて、いつでも見れるようにすればもっと評価は上がりそうだと思います。