入間人間、紅玉いずき、綾崎隼、橋本紡、柴村仁。
この5人の作家さんの短編小説が詰め込まれています。
入間人間さんはさすがです。
彼女と過ごすクリスマスを何回もループしてしまう、19歳童貞の男の子。
彼女がほんわかしていて可愛いです。
柴村仁さんはプシュケの涙、ハイドラの告白、セイジャの式日以来の作家さんです。
大学の人間模様を写した作品。
みんなの心の中が見えて面白かったです。自分に置き換えて考えて、「こう思われてたら嫌だな〜」とか考えながら読めました。
綾崎隼さんは好きな作家さんで1番楽しみにしていました。
同社で出版されている蒼空時空から続くシリーズで好きになりました。
そこで出てくる舞原家の人が出てきてびっくり。相変わらず美男子みたいですv
女の子の性格が自由奔放で羨ましくなりました。
紅玉いずきさんは初めて読ませていただきました。
巫女としてバイトしているハルカを主人公としたマンガを描いている女の子の葛藤。
大学受験を頑張ってるんですが、一直線に突き進んでいけない気持ちがすごく分かりました。
女の子が悲しんだときは、自分まで悲しくなりました。
でも最後に救いがあってホッとしました。
橋本紡さんも初見の作家さん。
1ページに文字が少なくてびっくりしましたが、それがいいです。
少しの言葉で情景や心情が浮かんできてすごいなぁと思いました。
全体的に「いい話」。
ただいい話すぎて物足りない感じです。星4.7とかがあればいいのに。

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19 -ナインティーン- (メディアワークス文庫 を 1-1) 文庫 – 2010/12/25
成人すると同時に下方面の大人も迎えようという、最高に下らない決意と熱意を秘めて、ここまで戦ってきた。/地上には人々の想いが溢れているのだ。それってすごいことだよね。ああ。胸糞悪い。/「ふーん。じゃあ、お金を借りたお礼に、あたしがあんたを変えてあげよっか?」/頑張れば、出来るって思ったのは一体誰だろう?/好きな人と手を繋いで、キスをして、抱き合って、求め合う。ぬくもりを感じる。それのどこがいけないのだろう。
19歳をテーマに、5人の人気作家が描く、彼女彼らの物語。
メディアワークス文庫創刊1周年記念企画作品。
19歳をテーマに、5人の人気作家が描く、彼女彼らの物語。
メディアワークス文庫創刊1周年記念企画作品。
- 本の長さ306ページ
- 言語日本語
- 出版社アスキー・メディアワークス
- 発売日2010/12/25
- ISBN-104048701746
- ISBN-13978-4048701747
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登録情報
- 出版社 : アスキー・メディアワークス (2010/12/25)
- 発売日 : 2010/12/25
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 306ページ
- ISBN-10 : 4048701746
- ISBN-13 : 978-4048701747
- Amazon 売れ筋ランキング: - 965,405位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,402位メディアワークス文庫
- カスタマーレビュー:
著者について
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1986年生まれ。アスキー・メディアワークス刊の電撃文庫にて活躍する若手小説家。同社が主催する、第13回電撃小説大賞に『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』を投稿、最終選考で惜しくも受賞を逃す。その後、数度の改稿を経て電撃文庫にてデビュー(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 六百六十円の事情 (ISBN-13: 978-4048685832 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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2011年4月3日に日本でレビュー済み
綾崎隼さん目当てで買いましたが、柴村仁さんの『xxxさんの場合』が予想外に面白かったです。
しかし、所々にある神話の引用の効果がいまいち分からない。
私が思ったのは、女って怖いね、男って馬鹿だなー、という単純なものでした。
CCCちゃんはイイ女の雰囲気をかもし出してますよね。
当初の目的だった綾崎さんの『向日葵ラプソディ』は花鳥風月シリーズと同じ世界観で、嬉しくなりました。
作品自体は爽やかな感じ。
明季沙みたいなヒロインが花鳥風月シリーズにも出て欲しいと思います。
あちらのほうが平均年齢が高いので無理っぽそうですが;
市貴や明季沙はもちろんですが、舞原家の和沙さんもどこかで再登場するといいなー、と考えています。
『2Bの黒髪』『十九になるわたしたちへ』は評価が高いようですが、私は少々苦手でした。
なんというか、他人事じゃなさ過ぎて…。
エンタメ系の作品は、考えさせられないほうが良いです。
しかし、所々にある神話の引用の効果がいまいち分からない。
私が思ったのは、女って怖いね、男って馬鹿だなー、という単純なものでした。
CCCちゃんはイイ女の雰囲気をかもし出してますよね。
当初の目的だった綾崎さんの『向日葵ラプソディ』は花鳥風月シリーズと同じ世界観で、嬉しくなりました。
作品自体は爽やかな感じ。
明季沙みたいなヒロインが花鳥風月シリーズにも出て欲しいと思います。
あちらのほうが平均年齢が高いので無理っぽそうですが;
市貴や明季沙はもちろんですが、舞原家の和沙さんもどこかで再登場するといいなー、と考えています。
『2Bの黒髪』『十九になるわたしたちへ』は評価が高いようですが、私は少々苦手でした。
なんというか、他人事じゃなさ過ぎて…。
エンタメ系の作品は、考えさせられないほうが良いです。
2011年10月16日に日本でレビュー済み
わたしがこの小説を買った理由は橋本紡の新作が載っていたからだ。ほかに読んだことのある作者はいなかった為、新規発掘を試みるつもりでもあった。
入間人間は名前だけ知っていたが、読んだことはなかった。ただここに載っている『19歳だった』は長いだけで、明らかに短編ということを想定してない設定。同じ設定で長編を書いたのなら面白いと思ったが、これは消化不良だった。
面白いと思ったのは紅玉いづきの『2Bの黒髪』。
素朴な学園もので設定こそ有りがちかと思ったが、予期せずして泣かされた。気になって同作者の長編も読んでみたが、同じように泣かされた。確かな筆力はあるようなので今後も期待していきたい。
本命の橋本紡はいつもの作風だった。
悪く言えば無難。扱っているテーマが使い古されているため、書くことが難しいことはわかるが……。
ただ文章は他の四人の作家に比べて一番綺麗で読みやすかった。コンスタントに長編を書き上げてくれると申し分ないのだけど。
全体として、読めない作家はいなかった。
ただ他のレビューで自分の価値観を一般として考えている人がいたことに残念な気持ちを抱かざるを得ない。
自分がどう思おうと、それを他の人に強要すべきではないと思うのだけど。
入間人間は名前だけ知っていたが、読んだことはなかった。ただここに載っている『19歳だった』は長いだけで、明らかに短編ということを想定してない設定。同じ設定で長編を書いたのなら面白いと思ったが、これは消化不良だった。
面白いと思ったのは紅玉いづきの『2Bの黒髪』。
素朴な学園もので設定こそ有りがちかと思ったが、予期せずして泣かされた。気になって同作者の長編も読んでみたが、同じように泣かされた。確かな筆力はあるようなので今後も期待していきたい。
本命の橋本紡はいつもの作風だった。
悪く言えば無難。扱っているテーマが使い古されているため、書くことが難しいことはわかるが……。
ただ文章は他の四人の作家に比べて一番綺麗で読みやすかった。コンスタントに長編を書き上げてくれると申し分ないのだけど。
全体として、読めない作家はいなかった。
ただ他のレビューで自分の価値観を一般として考えている人がいたことに残念な気持ちを抱かざるを得ない。
自分がどう思おうと、それを他の人に強要すべきではないと思うのだけど。
2013年2月3日に日本でレビュー済み
綾崎隼さんの作品がどうしても読みたかったので購入しました。
それはとても良かったのですが、他の4作品がどうにもダメでした。
ただでさせ、合う作家、合わない作家という相性がある上に、
合う作家の中でも気に入る作品、気に入らない作品がどうしてもある中で、
こう5人の作家の短編集を集めると、そうなってしまうのも必然と言えるのかもしれません。
綾崎隼さんの短編だけを150円とか200円で販売してくれてたら星4つとかですね。
それはとても良かったのですが、他の4作品がどうにもダメでした。
ただでさせ、合う作家、合わない作家という相性がある上に、
合う作家の中でも気に入る作品、気に入らない作品がどうしてもある中で、
こう5人の作家の短編集を集めると、そうなってしまうのも必然と言えるのかもしれません。
綾崎隼さんの短編だけを150円とか200円で販売してくれてたら星4つとかですね。
2012年12月23日に日本でレビュー済み
十九歳をテーマにそれぞれひひとりに一話ずつ、五つの短編が収録されているアンソロジーです。
ラノベを少しでも齧っていた人なら誰でも知っているような豪華な顔触れになっていて嬉しいところ。
また、ひとつひとつのお話の長さもちょうど良かった。
19歳というのはまさに大人と子供の中間で、将来への漠然とした不安が徐々にその輪郭を持ち始めてきたり、はたまた恋の事だったりと
自分でも自分の気持ちを巧く言葉に出来くてモヤモヤしてしまう難しい時期です。
どのお話もその年齢特有の不安定な気持ちを丁寧に様々な視点から描かれています。
個人的には紅玉いづきの「2Bの黒髪」と橋本紡の「十九になるわたしたちへ」が気に入っています。
好きな作家がひとりでもいるなら間違いなく買いです。
ラノベを少しでも齧っていた人なら誰でも知っているような豪華な顔触れになっていて嬉しいところ。
また、ひとつひとつのお話の長さもちょうど良かった。
19歳というのはまさに大人と子供の中間で、将来への漠然とした不安が徐々にその輪郭を持ち始めてきたり、はたまた恋の事だったりと
自分でも自分の気持ちを巧く言葉に出来くてモヤモヤしてしまう難しい時期です。
どのお話もその年齢特有の不安定な気持ちを丁寧に様々な視点から描かれています。
個人的には紅玉いづきの「2Bの黒髪」と橋本紡の「十九になるわたしたちへ」が気に入っています。
好きな作家がひとりでもいるなら間違いなく買いです。
2011年3月13日に日本でレビュー済み
柴村仁「×××さんの場合」紅玉いづき「2Bの黒髪」橋本紡「十九になるわたしたちへ」綾崎隼「向日葵ラプソディ」入間人間「19歳だった」の、いずれも19歳を主人公とした短編集。
個人的な好みでいうと「×××さんの場合」「2Bの黒髪」が良かった。前者は19歳の女性とそれを取り巻く人間模様を様々な視点で描いているのだが、オチがブラックでゾクッとした。まさか募金活動を持って来るなんて…。後者は追い込まれる中で少しでも這い出ようとして、Webマンガで表現していく姿にリアルを感じた。
「十九になるわたしたちへ」はむしろ叔父さんが主役の様な気もする。だから年長者から見た19歳という感じなのだけれど、テーマとは関係なく上手いと思う。「向日葵ラプソディ」は19歳の理由があまり感じられなかったが、短編でおさめるのはもったいない気がする。
作品を並べると色々と浮き彫りになることがありすぎて、かなり危険な企画だと思う。
個人的な好みでいうと「×××さんの場合」「2Bの黒髪」が良かった。前者は19歳の女性とそれを取り巻く人間模様を様々な視点で描いているのだが、オチがブラックでゾクッとした。まさか募金活動を持って来るなんて…。後者は追い込まれる中で少しでも這い出ようとして、Webマンガで表現していく姿にリアルを感じた。
「十九になるわたしたちへ」はむしろ叔父さんが主役の様な気もする。だから年長者から見た19歳という感じなのだけれど、テーマとは関係なく上手いと思う。「向日葵ラプソディ」は19歳の理由があまり感じられなかったが、短編でおさめるのはもったいない気がする。
作品を並べると色々と浮き彫りになることがありすぎて、かなり危険な企画だと思う。
2011年1月10日に日本でレビュー済み
この本を買うきっかけとなったのは、まさに「19」というタイトルです。
つい先日、二十歳になったばかりの私ですが、19歳とは・・・というものに興味を持ち購入してみました。
入間人間先生、柴村仁先生、綾崎隼先生、紅玉いづき先生、橋本紡先生
それぞれ各々のストーリーが心に響きました。
タイトルのごとく、もちろん19歳の人にはオススメですが、18歳や20歳の方にもオススメです。
人生の糧となる、素晴らしい書物だと思われます。
このレビューを書いたのは丁度、成人の日・・・。あなたも一度、19歳について考えてみませんか?
余談ですが、
他の作家さんの描く「19」も読んでみたくなります!
つい先日、二十歳になったばかりの私ですが、19歳とは・・・というものに興味を持ち購入してみました。
入間人間先生、柴村仁先生、綾崎隼先生、紅玉いづき先生、橋本紡先生
それぞれ各々のストーリーが心に響きました。
タイトルのごとく、もちろん19歳の人にはオススメですが、18歳や20歳の方にもオススメです。
人生の糧となる、素晴らしい書物だと思われます。
このレビューを書いたのは丁度、成人の日・・・。あなたも一度、19歳について考えてみませんか?
余談ですが、
他の作家さんの描く「19」も読んでみたくなります!
2013年3月19日に日本でレビュー済み
好きな作家さんがいたので買いました。
19歳という立場がどんなものか、高校生の私には正直まだ分かりませんが、年齢に関係なく楽しめるものだと思います。
19歳という立場がどんなものか、高校生の私には正直まだ分かりませんが、年齢に関係なく楽しめるものだと思います。