季刊誌「考える人」の連載「万物流転」の単行本化。
養老孟司氏の昨今の著作は、語りおろしやインタビューなど、軽いものが中心だったので、
ちょっと物足りないことが多かった。
が、この連載は、がっつりと、氏の文章を堪能でき、読み応えもあって、
(私に限らないであろう、)氏の(文章の)ファンにとっては、非常に毎回待ち遠しいものだった。
その連載が単行本化され、まとめ読みができる、というのは、この上ない喜び! マーベラス。
(一点、書籍の題名と装幀が、ちょっと腑に落ちない。
森なりなんなりの写真と共に、「万物流転」の表題で、よかったんじゃないかと思った。
大言論って、何。)
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希望とは自分が変わること (養老孟司の大言論 1) 単行本 – 2011/2/1
養老 孟司
(著)
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- 本の長さ252ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2011/2/1
- ISBN-104104160040
- ISBN-13978-4104160044
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2011/2/1)
- 発売日 : 2011/2/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 252ページ
- ISBN-10 : 4104160040
- ISBN-13 : 978-4104160044
- Amazon 売れ筋ランキング: - 420,770位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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2011年3月21日に日本でレビュー済み
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2011年11月27日に日本でレビュー済み
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養老先生のこのシリーズ3冊まとめ買いして読み続けてます。じつに面白い。氏は脳を通じて世間の矛盾、人の不可思議さを語っている。それは今は亡き 池田晶子氏と同じことを言っている様に思えて尚更興味深い。池田氏は養老先生とは180度違いただひたすら考えることのみにより真実を知りたいとすべての事象を追究してきた。
何故だろうか?ただひたすら真実のみ知りたい願い考えると道は違えど辿り着く地点は同じなんだ。
私には到底たどり着けぬ孤高でありながら知性の極みを感じる。
何故だろうか?ただひたすら真実のみ知りたい願い考えると道は違えど辿り着く地点は同じなんだ。
私には到底たどり着けぬ孤高でありながら知性の極みを感じる。
2011年11月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
養老先生のエッセイですから仕方ありませんが、タイトルと内容にずれがあるような気がします。
やはり虫を通したエッセイって感じかな???
やはり虫を通したエッセイって感じかな???
2013年4月13日に日本でレビュー済み
季刊『考える人』に連載された著述をまとめたエッセイ集の第一弾。
掲載紙が掲載紙だけに、著者の文章も普段以上に枝葉を切り詰めた無駄のない緊縮したスタイルになっており、時に論理の流れを見失いかけることすらあるが、著者が繰り返し語って来た、「情報不変・人間変化」説は、ますますその論理が冴え渡って来た感があり、本のタイトルもそのあたりを意識してのものだろう。
又、個人主義の迷妄を突く文章など、かつての山本夏彦氏や福田恒存氏の言説同様、大変に蒙を啓かれる卓見と見た。
ただ、私のように20年以上にわたって著者の論説に付き合ってきたものからすると、過去の著述との発言のダブりは枚挙に暇がなく、著者自身も思考の流れを途切れさせないためには致し方ないと、分かった上での仕儀とは言え、いささか新味に欠ける憾みはぬぐい切れない(H24.6.15)。
掲載紙が掲載紙だけに、著者の文章も普段以上に枝葉を切り詰めた無駄のない緊縮したスタイルになっており、時に論理の流れを見失いかけることすらあるが、著者が繰り返し語って来た、「情報不変・人間変化」説は、ますますその論理が冴え渡って来た感があり、本のタイトルもそのあたりを意識してのものだろう。
又、個人主義の迷妄を突く文章など、かつての山本夏彦氏や福田恒存氏の言説同様、大変に蒙を啓かれる卓見と見た。
ただ、私のように20年以上にわたって著者の論説に付き合ってきたものからすると、過去の著述との発言のダブりは枚挙に暇がなく、著者自身も思考の流れを途切れさせないためには致し方ないと、分かった上での仕儀とは言え、いささか新味に欠ける憾みはぬぐい切れない(H24.6.15)。
2011年6月9日に日本でレビュー済み
養老先生が雑誌「考える人」に連載されていたものをまとめたものです。相変わらず養老先生のモノの見方は面白く、しかも意識していなかった部分にまで踏み込んできます。いわゆるエッセイにあたる文章ではありますが、何処か論文のようなものも感じました。面白くもあり、しかしかなり極端な面もありますけれど、それでも面白いと思わせるものがあります。
紀行文のように出かけることが多い養老先生の、出かけた先で起こる様々な事柄、そこから考えを巡らせます。ただ、ほとんど全てに関して、およそ養老先生の考え方は既に決定されていることが多く、だからこそ、完成されたひとつの考え方として面白く為になり、私の考え方の死角を照らすかのような感覚になりました。
「万物は流転する」という言葉の意味と情報の不変性、すべてが利益団体化する日本と英国の違い、「手入れ」という思想(丸山 真男の「日本に伝統的思想は無い」を受けての発言ですが、なるほどです。身体性を持った方法論を思想というのは意識したこと無かったです)、田舎と都会生活の対比から考える実体験を伴った経験の重要性、近代化し合理化してきたことの意味する脳化する都市(しかし、ここには異論を感じました、身体が先に生じ意識はそれに次存在であろうとも、意識のない所に人間性もまた存在しないんではにか?)、真理は単純で事実は複雑(生物の多様性の話しであり、物事を単純化することを突き詰め過ぎ、細部をおろそかにすることの原理主義化の弊害を指摘しています)、日本人なら参勤交代しろ!(というのはやや強引でたかだか250年くらいの江戸時代のそれも大名だけの習慣というか制度ではありますし、言葉の意味の正確さを尊重する養老先生っぽくないのですが、要は脳だけでなく身体を使えということなのであろうと思います)、純粋行為主義者(行為とは合目的的なものであるという考え方)である養老先生の挨拶や手段的行為への批判など、本当に普段は考えない方向からの指摘が刺激になります。
が、中には頷けない部分ももちろんあって、題名にもなっていますが、自分が変わることが希望になるのはかなり(個人的に、ですが)難しいことなので希望にならないかも、と感じました。変われる人なら良いですが、変えたくても変えられない人には希望は無い事になってしまいますし。
また、この方のエッセイですと割合出てくるのがこのNHKの話しでして、確かにNHKはつまらないですし、公平、中立というのは言葉どおりに捉えればありえないわけでして、当然の批評ではありますが、NHKの肩を持つわけではなく、おそらく公平、中立を目指す、ということであろうと思われます。ファンタジーはすぐ離れられて面白がれるからこそ危険にもなりうるわけですし。虫やファンタジーなど自分の好きなモノに対する評価は高く、それ以外には割合どうでも良いという批評にも感じられますが、それでも鋭い指摘が多くあり楽しかったです。
養老先生の著作が好きな方に(言い切られると信じやすくなるのはどうしてでしょうか?)、虫が好きな方に、オススメ致します。
紀行文のように出かけることが多い養老先生の、出かけた先で起こる様々な事柄、そこから考えを巡らせます。ただ、ほとんど全てに関して、およそ養老先生の考え方は既に決定されていることが多く、だからこそ、完成されたひとつの考え方として面白く為になり、私の考え方の死角を照らすかのような感覚になりました。
「万物は流転する」という言葉の意味と情報の不変性、すべてが利益団体化する日本と英国の違い、「手入れ」という思想(丸山 真男の「日本に伝統的思想は無い」を受けての発言ですが、なるほどです。身体性を持った方法論を思想というのは意識したこと無かったです)、田舎と都会生活の対比から考える実体験を伴った経験の重要性、近代化し合理化してきたことの意味する脳化する都市(しかし、ここには異論を感じました、身体が先に生じ意識はそれに次存在であろうとも、意識のない所に人間性もまた存在しないんではにか?)、真理は単純で事実は複雑(生物の多様性の話しであり、物事を単純化することを突き詰め過ぎ、細部をおろそかにすることの原理主義化の弊害を指摘しています)、日本人なら参勤交代しろ!(というのはやや強引でたかだか250年くらいの江戸時代のそれも大名だけの習慣というか制度ではありますし、言葉の意味の正確さを尊重する養老先生っぽくないのですが、要は脳だけでなく身体を使えということなのであろうと思います)、純粋行為主義者(行為とは合目的的なものであるという考え方)である養老先生の挨拶や手段的行為への批判など、本当に普段は考えない方向からの指摘が刺激になります。
が、中には頷けない部分ももちろんあって、題名にもなっていますが、自分が変わることが希望になるのはかなり(個人的に、ですが)難しいことなので希望にならないかも、と感じました。変われる人なら良いですが、変えたくても変えられない人には希望は無い事になってしまいますし。
また、この方のエッセイですと割合出てくるのがこのNHKの話しでして、確かにNHKはつまらないですし、公平、中立というのは言葉どおりに捉えればありえないわけでして、当然の批評ではありますが、NHKの肩を持つわけではなく、おそらく公平、中立を目指す、ということであろうと思われます。ファンタジーはすぐ離れられて面白がれるからこそ危険にもなりうるわけですし。虫やファンタジーなど自分の好きなモノに対する評価は高く、それ以外には割合どうでも良いという批評にも感じられますが、それでも鋭い指摘が多くあり楽しかったです。
養老先生の著作が好きな方に(言い切られると信じやすくなるのはどうしてでしょうか?)、虫が好きな方に、オススメ致します。