山頭火という人の人生を
多くの研究書を読み、作品を熟知しつつも
あとがきに書かれているように
著者独自の潤色を施して山頭火像を創りあげた作品です。
もしかしたら「創り上げた」というより「生まれた」という
形容の方が合うかもしれません。
山頭火の作品が 「創る」ではなく「生まれた」のと
同じように。
著者が 山頭火のことを「神経症者」と評するように
医学的にはそうなのだろうと思います。
ただ
季語や形式の枠のない不安定な「自由律詩」の吐露だからこそ
多くの人の心を打つのだろうと思います
著者が生んだ「山頭火」には
著者の全霊が込められています

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種田山頭火の死生: ほろほろほろびゆく (文春新書 8) 新書 – 1998/10/1
渡辺 利夫
(著)
なぜ彼の句が現代人の心を揺さぶるのか。何が彼をして泥酔と流転に追いたてたのか。漂泊の俳人の生涯と苦悩を描く異色の山頭火像
- 本の長さ182ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日1998/10/1
- ISBN-104166600087
- ISBN-13978-4166600083
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (1998/10/1)
- 発売日 : 1998/10/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 182ページ
- ISBN-10 : 4166600087
- ISBN-13 : 978-4166600083
- Amazon 売れ筋ランキング: - 709,335位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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上位レビュー、対象国: 日本
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2013年10月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2016年9月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
山口出身在住ですが、他県の方から山頭火の事について質問された時にきちんと応えられず、これではいけないと思いこの本を購入しました。なかなか興味深い読み物でした。
2016年6月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
人に勧められて購入しました。本棚お助け隊様の廉価で迅速な送本、ありがとうございました!
内容は、評伝なのか全くの虚構なのか曖昧、思い入れ溢れちゃってる?ただただ噂話を延々と読まされてる感じで、私は誰かにお勧めは出来ません。
☆は、本棚お助け隊様へです。
内容は、評伝なのか全くの虚構なのか曖昧、思い入れ溢れちゃってる?ただただ噂話を延々と読まされてる感じで、私は誰かにお勧めは出来ません。
☆は、本棚お助け隊様へです。
2003年9月15日に日本でレビュー済み
「狂おしい不眠がつづいている」ではじまる本書。このような雰囲気で、話は進みます。山頭火の生涯を描いた作品です。山頭火が、何にどう苦しんで生きてきたか、という内面を中心に、その中で、どのような俳句を作ってきたか、が描かれています。30台後半から死ぬまでが、中心です。
苦く暗い本ですが、このような人生をおくらざるをえなかった男、その内面に、人というものを考えさせられる本でした。誰にも、このような不安が、葛藤が、焦りが・・。
苦く暗い本ですが、このような人生をおくらざるをえなかった男、その内面に、人というものを考えさせられる本でした。誰にも、このような不安が、葛藤が、焦りが・・。
2015年8月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
山頭火の死生観、云々より、この本がこの値段で買える嬉さ!それに古本と言っても、新品同様の美しさ!ブックステーション様本当に有り難うございます。