世の中にはいろんなものを収集・研究している人がいるのだなあと感心。
怪文書のコピーも掲載されているが、まさに怪文書といったかんじで書き方に不気味さというか怨念のようなものを感じるほど。
怪文書を流したい人のお手本にはなるんじゃないかな。
同時に、怪文書ってしょせん怪文書としてしか扱われないので、本当に義憤にかられて世の中に訴えたいことがあるなら、証拠そろえてマスコミにたれこんだほうがいいね。
個人的に面白かったのは、怪文書ではないけど「春日大社のお告げ」。
かつて証券会社に勤めていた人が陰陽道などを参考に独自に記したものだそうだけど、善意?からこんなことをする人もいるんだなあと。
いちど会ってみたかったな。

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怪文書 2 業界別・テーマ別編 (光文社新書 51) 新書 – 2002/7/1
六角 弘
(著)
ムネオもマキコもツジモトもみんなみんな 飛ばされた
鈴木宗男、辻元清美、加藤紘一の失脚、官僚・警察官の腐敗、東京相和銀行の破綻、マイカルの倒産……。これらの事件はみな、怪文書があらかじめ予告していた。
本作は、前作『怪文書』に引き続いて、怪文書図書館「六角文庫」の館主である著者が、世紀末から今世紀はじめにかけて起こった事件や出来事を中心に、怪文書の解読、怪文書が飛ばされた背景、そして作者像に迫ったものである。
鈴木宗男、辻元清美、加藤紘一の失脚、官僚・警察官の腐敗、東京相和銀行の破綻、マイカルの倒産……。これらの事件はみな、怪文書があらかじめ予告していた。
本作は、前作『怪文書』に引き続いて、怪文書図書館「六角文庫」の館主である著者が、世紀末から今世紀はじめにかけて起こった事件や出来事を中心に、怪文書の解読、怪文書が飛ばされた背景、そして作者像に迫ったものである。
- 本の長さ238ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2002/7/1
- ISBN-10433403151X
- ISBN-13978-4334031510
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商品の説明
著者について
著者 六角 弘(ろっかくひろし)
1936年生まれ。夕刊紙記者を経て、「週刊文春」記者に。企業犯罪などを中心に取材活動を展開する。95年10月から、収集した怪文書を公開する「六角文庫」を開設。98年4月から、ジャーナリスト志望者向けの寺子屋「六角マスコミ塾」を主宰する。編著書に『怪文書の研究Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ』(晩謦社)、『ドキュメント企業犯罪』(ベストブック)、『絵葉書が語る 明治・大正・昭和史上・下』(ビッグ社)、『怪文書』(光文社新書)などがある。
1936年生まれ。夕刊紙記者を経て、「週刊文春」記者に。企業犯罪などを中心に取材活動を展開する。95年10月から、収集した怪文書を公開する「六角文庫」を開設。98年4月から、ジャーナリスト志望者向けの寺子屋「六角マスコミ塾」を主宰する。編著書に『怪文書の研究Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ』(晩謦社)、『ドキュメント企業犯罪』(ベストブック)、『絵葉書が語る 明治・大正・昭和史上・下』(ビッグ社)、『怪文書』(光文社新書)などがある。
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2007年3月25日に日本でレビュー済み
著者は元週刊誌記者であり、現在は、怪文書に関する図書館を運営しているその道の専門家。それを考えれば、本書の内容はちょっと物足りない。新書だから仕方ない部分もあるが、表面的なこと(怪文書なのに表面的というのもおかしいが)をサラッと書いた感じがする。
しかし、それを補って余りあるのが、本書に掲載されている怪文書の原文(当然縮小されているが)である。まとめて読むと壮観だ。多くの怪文書は、上手いか下手なのか良くわからない文章なのだが、妙に丁寧なのは共通しているようだ。誰もが知ってる大ネタに関する怪文書もあるが、誰もが知らない小ネタに関する怪文書も紹介されている。個人的には後者の方が人間臭くて興味深く読むことができた。
ただ、縮小されているので非常に読にくい(読めないのもある)のが残念。さらに、著者が要約してしまったり(しかも活字になってしまうので非常に味気ない)、原文であっても全文が掲載されていないケースが多いのも残念。
怪文書の原文をまとめ読むことができる機会はそう簡単にはないだろう。そういった意味では貴重な作品だ。ということで、不満もあるけど☆×3。
しかし、それを補って余りあるのが、本書に掲載されている怪文書の原文(当然縮小されているが)である。まとめて読むと壮観だ。多くの怪文書は、上手いか下手なのか良くわからない文章なのだが、妙に丁寧なのは共通しているようだ。誰もが知ってる大ネタに関する怪文書もあるが、誰もが知らない小ネタに関する怪文書も紹介されている。個人的には後者の方が人間臭くて興味深く読むことができた。
ただ、縮小されているので非常に読にくい(読めないのもある)のが残念。さらに、著者が要約してしまったり(しかも活字になってしまうので非常に味気ない)、原文であっても全文が掲載されていないケースが多いのも残念。
怪文書の原文をまとめ読むことができる機会はそう簡単にはないだろう。そういった意味では貴重な作品だ。ということで、不満もあるけど☆×3。
2007年1月29日に日本でレビュー済み
「怪文書」人間の恨み辛みでしか成り立ってないと思われる文章。本質は負のエネルギーで充満している文書。誰かを貶めるために作成された文書。作者も書いているが、人間の果てしない業を知ることが出来る。私個人は怪文書といわれるものを見たことがないが、本書を読むと、事件の裏には怪文書あり、ということが理解できる。そしてその内容たるや、個人攻撃のみを目標にしている。まさしく、負のエネルギーで満たされているのである。しかしながらプライバシーの中心を攻撃するものであるから、伏字・黒塗りが多くなることは致し方ないか。そこがちょっと残念でした。しょうがないことはわかっています。でも読者は貪欲なのです。しかしながら自分の知らない世界を提示してくれた本書は本当に興味深く読むことが出来ます。本書の前作についても興味を持った読者は必読です。
2002年9月2日に日本でレビュー済み
最近つとに内部告発が重大問題発覚の契機になっていますが、長年マスコミ界に身を置く著者が長年集めてきた「怪文書」実物シリーズの第2弾です。しかし世の中には実にいろいろな怪文書があるものです。著者が集め漏らしたものもあるようですし、宗教関係のものはもっと過激なようです。著者はこれらの怪文書と新聞などのスクラップを「文庫」として図書館形式にして保管しておられるそうですが、つてをたどってそこに「閲覧」に来て、「失敬する」輩も少なくないそうです。わたしは単なる「怪文書」よりも、本書後半の「詐欺事件シリーズ」が面白かったです。オーソドックスなねずみ講に始まって、豊田商事、KKC、和牛商法に地鶏商法(これは知りませんでした)、いや、本当にタネは尽きまじでありまして、おそらく、今このときも、詐欺師の方々はお金集めに駆け回り、だまされている人がいるんだろうなあ、と思います。
2007年10月19日に日本でレビュー済み
「怪文書」というタイトル、テーマ性にまず驚かされた。情報化社会において「文書」というものは、非常に一般化されてきたと思う。その中で怪文書というものの存在にフォーカスをあてているこの著者は非常に独特の世界観をお持ちなのではと推察する。
2003年2月15日に日本でレビュー済み
これに先だって出版された「怪文書」を私は読んでいないのだが、別に読んでいなくてもこの本は面白い。これまでにばらまかれた怪文書がテーマ別にまとめられており、特徴がわかりやすい。
読んでみて改めて思うのは、怪文書が出る背景には必ず理由があるのだということ。怪文書に書かれたことは、必ずしも事実ではない。しかし、内容や出されたタイミングなどをよく分析すると、出した人間の意図が透けて見えてくる。それが何とも人間くさい。
手書きの文書が郵送されていた時代から様変わりし、いまやインターネット上での怪文書が増えている。六角氏が主宰されている怪文書図書館に収納しにくい怪文書が増えているのではないかと余計な心配をしている。
読んでみて改めて思うのは、怪文書が出る背景には必ず理由があるのだということ。怪文書に書かれたことは、必ずしも事実ではない。しかし、内容や出されたタイミングなどをよく分析すると、出した人間の意図が透けて見えてくる。それが何とも人間くさい。
手書きの文書が郵送されていた時代から様変わりし、いまやインターネット上での怪文書が増えている。六角氏が主宰されている怪文書図書館に収納しにくい怪文書が増えているのではないかと余計な心配をしている。