内容豊富だが、テンポの良い文章で一気に読ませる。
「枠組み」の考え方がよく伝わってこないのは、これが適切なネーミングではないからかも。もう少しぴったりくる言葉はないだろうか。
理論編は難解だが、実践編の虫退治の章だけでも読む価値はある。

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セラピストの技法 単行本 – 1997/9/1
東 豊
(著)
- 本の長さ198ページ
- 言語日本語
- 出版社日本評論社
- 発売日1997/9/1
- ISBN-104535560544
- ISBN-13978-4535560543
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
心理療法やカウンセリングの初心者に向けて、患者個人の枠組み(理論)を治療対象とした7人の症例をとりあげて、サイコセラピーの技法を詳しく解説する。「セラピスト入門」の続編。
登録情報
- 出版社 : 日本評論社 (1997/9/1)
- 発売日 : 1997/9/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 198ページ
- ISBN-10 : 4535560544
- ISBN-13 : 978-4535560543
- Amazon 売れ筋ランキング: - 599,334位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,636位臨床心理学・精神分析
- - 9,031位心理学入門
- - 9,600位心理学の読みもの
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2009年11月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私は糖尿病を専攻する臨床医をしています。心理臨床に関してはまだ初心者です。本書を、前作「セラピスト入門」に続いて読みました。
本書は、初学者である私に「システムで考え、システムを見て、システムに介入していく」というシステム・アプローチの基本を、ありありと強烈に実感させてくれました。これは見事!としか言いようがありません。
また本著にはシステム・アプローチに関する実践的なアドバイスが満載されています。それは例えば、直線的認識論から円環的認識論への転換であり、クライアントの枠組みを尊重することの大切さとその技法などです。
著者の執筆スタイルは、ちょうど一昔前に流行ったMacのスケルトン・デザインPCのように、著者の頭の中の思考過程、心の内の葛藤などを、あたかも読者が透見できるように、リアルタイムに再現しながら解説しています。これによって、読者は、セラピーのテクニック以前の考え方、心構え(実はこちらの方が重要!)について学ぶことができるので、きわめて実践的な書と言えます。
虫退治のケースも大変興味深く読みました。これはまさにマイケル・ホワイトの「スニーキー・プーsneaky pooh(ずる賢いプー)」の上を行く、見事な外在化で、深く納得しました!
心理臨床に関心のある初学者にぜひお勧めしたい。
本書は、初学者である私に「システムで考え、システムを見て、システムに介入していく」というシステム・アプローチの基本を、ありありと強烈に実感させてくれました。これは見事!としか言いようがありません。
また本著にはシステム・アプローチに関する実践的なアドバイスが満載されています。それは例えば、直線的認識論から円環的認識論への転換であり、クライアントの枠組みを尊重することの大切さとその技法などです。
著者の執筆スタイルは、ちょうど一昔前に流行ったMacのスケルトン・デザインPCのように、著者の頭の中の思考過程、心の内の葛藤などを、あたかも読者が透見できるように、リアルタイムに再現しながら解説しています。これによって、読者は、セラピーのテクニック以前の考え方、心構え(実はこちらの方が重要!)について学ぶことができるので、きわめて実践的な書と言えます。
虫退治のケースも大変興味深く読みました。これはまさにマイケル・ホワイトの「スニーキー・プーsneaky pooh(ずる賢いプー)」の上を行く、見事な外在化で、深く納得しました!
心理臨床に関心のある初学者にぜひお勧めしたい。
2005年7月12日に日本でレビュー済み
「セラピスト入門」に続く東先生の著書である。なんとなく狐につままれたようなテクニックの見事さが強調された前著「セラピスト入門」であったが、本著はその種明かしが丁寧にされてある。
前著同様、軽快な韻を踏んだようなリズム感のある文章は、私の嫉妬をかきたてるほど見事であり、知らず知らず「東ワールド」に入ってしまう。そして読後は数段治療がうまくなっている自分に気づくだろう。
前著同様、軽快な韻を踏んだようなリズム感のある文章は、私の嫉妬をかきたてるほど見事であり、知らず知らず「東ワールド」に入ってしまう。そして読後は数段治療がうまくなっている自分に気づくだろう。