東日本大震災を機に、様々な苦難を乗り越えて生き抜こうとされる方々に向けて、新渡戸稲造の言葉を読みやすい形にして精選した本。
日頃ビジネス書を読んで少しずつ成長したつもりになっていたが、国家のためといった高い視座にはないことに気付かされた。
特に学んだことは以下の点。
- ここだなという意識
決心を継続していくことは難しい。自分が志を立てたことに接したら「ここだな」と力を込めて行い、怠惰に流されそうになったら「ここだな」と反省する。「ここだな」と意識することで、志は継続され目的を達成することができるはず。
- 人生の決勝点は高いところに置く
個人を超えた大きな利益を考えるとき、他人を羨む気持ちは少なくなる。国という観点から考えれば、自分の出世や他人の幸福を気にすることもなくなる。

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逆境を越えてゆく者へ 単行本 – 2011/7/6
100年を経ていま甦る、歴史的名著
――『修養』『自警』抄
苦しみのうちに前を向いて進んでゆこうとする、
すべての人への熱きメッセージと具体的助言。
今こそ、すべての日本人が立ち返りたい「新渡戸哲学」の真髄。
本書は、新渡戸稲造博士の名著『修養』『自警』から、「苦難の時をいかに生きるか」をテーマとして
項目を精選、現代仮名遣いを用いた平易な日本語にして、注や見出しを加えて再編集、新たに編んだものです。
明治・大正の人々に大きな感化を与えた新渡戸博士の教えは、今もまったく色あせることはありません。
いかに生きていくべきか、いかに困難を乗り越えていくか、そのためには日々、どんな心得を持ち、
修養すればいいのかを、新渡戸博士は、すべての世代に向けてあたたかな目線で説いています。
私たちが、人生の逆境をどのように乗り越えるか、今こそ、深い示唆を与えてくれる1冊です。
東京女子大学学長・眞田雅子氏による「発刊に寄せて」を収録。
【構成】
●第一章 逆境を越えてゆく者へ(『修養』第十章より)
・そもそも逆境とは何か
・逆境にある者が陥りやすい危険
・どのように逆境に立ち向かっていくか
・逆境の善用で精神を鍛える
●第二章 人生の危機は順境で起こる(『修養』第十一章より)
・順境にあるとついつい油断が生まれる
・順境にある者が警戒すべき危険
・どのように順境に対処するか
●第三章 決心を継続していくということ(『修養』第四章より)
・決心の継続は大事をなす基
・決心を継続するためにすべきこと
・継続心を妨害する外部要因
●第四章 四つの力を貯蓄する(『修養』第八章より)
・貯蓄と蓄財は異なる概念
・金銭の貯蓄は決して卑しいことではない
・大きな目的を達成するに役立つ体力の貯蓄
・事が起きた時に活きる知識の蓄積
・最も大切な徳の貯蓄
●第五章 臆病を克服する工夫(『自警』第五章より)
・僕も気が弱かった
・危険を察知できない人ほど豪胆になる
・身体からくる気弱の原因
・身体的弱点からくる気弱
・弱点の自覚から起きる気弱
・自分の最善を尽くせば無作法も許される
・「正を守って恐れることなかれ」
●第六章 人生の決勝点(『自警』第十一章より)
・勝っている間に負けた時の準備をする
・「負けて勝つ知恵の強さ」
・人生の勝利者
・「まあ十年待て」。勝敗は長い年月を経て決定する
・決勝点は高い所に置け
・私心をなくす
――『修養』『自警』抄
苦しみのうちに前を向いて進んでゆこうとする、
すべての人への熱きメッセージと具体的助言。
今こそ、すべての日本人が立ち返りたい「新渡戸哲学」の真髄。
本書は、新渡戸稲造博士の名著『修養』『自警』から、「苦難の時をいかに生きるか」をテーマとして
項目を精選、現代仮名遣いを用いた平易な日本語にして、注や見出しを加えて再編集、新たに編んだものです。
明治・大正の人々に大きな感化を与えた新渡戸博士の教えは、今もまったく色あせることはありません。
いかに生きていくべきか、いかに困難を乗り越えていくか、そのためには日々、どんな心得を持ち、
修養すればいいのかを、新渡戸博士は、すべての世代に向けてあたたかな目線で説いています。
私たちが、人生の逆境をどのように乗り越えるか、今こそ、深い示唆を与えてくれる1冊です。
東京女子大学学長・眞田雅子氏による「発刊に寄せて」を収録。
【構成】
●第一章 逆境を越えてゆく者へ(『修養』第十章より)
・そもそも逆境とは何か
・逆境にある者が陥りやすい危険
・どのように逆境に立ち向かっていくか
・逆境の善用で精神を鍛える
●第二章 人生の危機は順境で起こる(『修養』第十一章より)
・順境にあるとついつい油断が生まれる
・順境にある者が警戒すべき危険
・どのように順境に対処するか
●第三章 決心を継続していくということ(『修養』第四章より)
・決心の継続は大事をなす基
・決心を継続するためにすべきこと
・継続心を妨害する外部要因
●第四章 四つの力を貯蓄する(『修養』第八章より)
・貯蓄と蓄財は異なる概念
・金銭の貯蓄は決して卑しいことではない
・大きな目的を達成するに役立つ体力の貯蓄
・事が起きた時に活きる知識の蓄積
・最も大切な徳の貯蓄
●第五章 臆病を克服する工夫(『自警』第五章より)
・僕も気が弱かった
・危険を察知できない人ほど豪胆になる
・身体からくる気弱の原因
・身体的弱点からくる気弱
・弱点の自覚から起きる気弱
・自分の最善を尽くせば無作法も許される
・「正を守って恐れることなかれ」
●第六章 人生の決勝点(『自警』第十一章より)
・勝っている間に負けた時の準備をする
・「負けて勝つ知恵の強さ」
・人生の勝利者
・「まあ十年待て」。勝敗は長い年月を経て決定する
・決勝点は高い所に置け
・私心をなくす
- 本の長さ216ページ
- 言語日本語
- 出版社実業之日本社
- 発売日2011/7/6
- 寸法13.3 x 1.7 x 19.2 cm
- ISBN-104408108960
- ISBN-13978-4408108964
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商品の説明
著者について
新渡戸稲造(にとべ いなぞう)
1862年(文久2年)盛岡に生まれる。明治8年(1875年)東京英語学校に入学、その後農学を修めるため1877年(明治10年)札幌農学校に二期生として入学、1881年(明治14年)同校卒業。在学中に洗礼を受け、キリスト者となる。開拓使などを経て、1883年(明治16年)東京大学に入学するも翌年退学し、アメリカのジョンズ・ホプキンズ大学、さらにドイツで学ぶ。1891年(明治24年)帰国し、札幌農学校教授に就任。1901年(明治34年)台湾総督府技師に任ぜられる。明治39年(1906年)より7年間、第一高等学校校長の職を務め、東京帝国大学教授も兼任する。1918年(大正7年)東京女子大学初代学長に就任。1920年(大正9年)国際連盟事務局次長就任。1928年(昭和3年)女子経済専門学校初代校長に就任。1933年(昭和8年)カナダで開かれた太平洋会議に出席後、同国ビクトリアにて病没。国際平和に尽くし、青少年の教育に情熱を注いだ生涯であった。
本書の原典である『修養』『自警』のほか、『武士道』『世渡りの道』『一日一言』『西洋の事情と思想』など多くの著作を持ち、そのいずれもが版を重ね、今なお多くの読者に影響を与えている。
1862年(文久2年)盛岡に生まれる。明治8年(1875年)東京英語学校に入学、その後農学を修めるため1877年(明治10年)札幌農学校に二期生として入学、1881年(明治14年)同校卒業。在学中に洗礼を受け、キリスト者となる。開拓使などを経て、1883年(明治16年)東京大学に入学するも翌年退学し、アメリカのジョンズ・ホプキンズ大学、さらにドイツで学ぶ。1891年(明治24年)帰国し、札幌農学校教授に就任。1901年(明治34年)台湾総督府技師に任ぜられる。明治39年(1906年)より7年間、第一高等学校校長の職を務め、東京帝国大学教授も兼任する。1918年(大正7年)東京女子大学初代学長に就任。1920年(大正9年)国際連盟事務局次長就任。1928年(昭和3年)女子経済専門学校初代校長に就任。1933年(昭和8年)カナダで開かれた太平洋会議に出席後、同国ビクトリアにて病没。国際平和に尽くし、青少年の教育に情熱を注いだ生涯であった。
本書の原典である『修養』『自警』のほか、『武士道』『世渡りの道』『一日一言』『西洋の事情と思想』など多くの著作を持ち、そのいずれもが版を重ね、今なお多くの読者に影響を与えている。
登録情報
- 出版社 : 実業之日本社 (2011/7/6)
- 発売日 : 2011/7/6
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 216ページ
- ISBN-10 : 4408108960
- ISBN-13 : 978-4408108964
- 寸法 : 13.3 x 1.7 x 19.2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 165,737位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年8月25日に日本でレビュー済み
2022年11月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いろいろな体験談や偉人の語録が載っていて面白かった。自己啓発本を読むくらいなら思想家や偉人の本を読んだほうが説得力があると思った。
2015年7月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
良書ですね〜本当に心響ます。 是非一読を薦めます。 人生色々とありますから挫折をしたり、大回りをしたりして悩んでしまいますが勇気をもらうことができした。
2022年8月4日に日本でレビュー済み
修養と自警から抜粋してコンパクトにまとめてあり、非常に読みやすい。逆境のときの考え方、順境で注意すべきこと、臆病である理由と意志の大切さ、人生における真の勝者とはなど、メンタルヘルス、いやメンタルバランスを整えるための良書である。何度も読んで、徳を積み重ね、人生を高めたいと思った。
一人の利益は万人の利益、一人の苦しみは万人の苦しみ、一人の喜びは万人の喜びと考えれば、世界は美しい調和に達する
知識より見識、学問よりも人格を尊び、人材よりも人物の養成を主とする、、、
お札になる方は思想も美しい。
一人の利益は万人の利益、一人の苦しみは万人の苦しみ、一人の喜びは万人の喜びと考えれば、世界は美しい調和に達する
知識より見識、学問よりも人格を尊び、人材よりも人物の養成を主とする、、、
お札になる方は思想も美しい。
2014年1月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
順境の怖さを感じました。
逆境が良いわけではないですが、
そんな悲観することはないって話。
逆境が良いわけではないですが、
そんな悲観することはないって話。
2020年5月19日に日本でレビュー済み
新渡戸稲造先生の修養と自警から厳選され,現代語に翻訳してくださり,ありがとうございます。
たくさんの良い言葉があふれていましたが,今の私には以下の言葉が響いたかな。
「どんな人でも三日分の飯を一日に食べておくことはできない。心配も同様で、こうなったらどうしよう、ああなったらどうしようといろいろ心配しても、それはほとんどの場合役には立たない。」
たくさんの良い言葉があふれていましたが,今の私には以下の言葉が響いたかな。
「どんな人でも三日分の飯を一日に食べておくことはできない。心配も同様で、こうなったらどうしよう、ああなったらどうしようといろいろ心配しても、それはほとんどの場合役には立たない。」
2019年6月30日に日本でレビュー済み
この本は、今つらいな風当たりが強いな、全然うまくいかねーというときに読むべきもの。勇気と慰めが得られる。後ろ向きだった体を、前向きになおしてくれる。あと、慢心も諌めてくれる。調子に乗りやすい私にぴったり。定期的に読みたい。
「いわゆる逆境があるから、我々は他人に対し思いやりの心を持つことができる。もし毎日浮かれ騒いでおもしろおかしく人生を過ごすならば、どうして人に対する思いやりの心をもつことができよう。思いやりの心を持たない者がどうして人情の本当の味を知ることができるだろう」――新渡戸稲造
「いわゆる逆境があるから、我々は他人に対し思いやりの心を持つことができる。もし毎日浮かれ騒いでおもしろおかしく人生を過ごすならば、どうして人に対する思いやりの心をもつことができよう。思いやりの心を持たない者がどうして人情の本当の味を知ることができるだろう」――新渡戸稲造