書庫整理のため再読.
著者は短編の名手.
まだこの頃はSFを専らとしていたが,その後ミステリー畑に移ったらしく,その片鱗が本書にも垣間見える.
▼
本書でお勧めは「オリジナル」(p.33-72)
ミステリー色の強い作品.
オチが巧く決まっている.
ただし,勘の鋭い読者なら,途中でネタバレするかも.
▼
「おお,白い花びらが」「ピューイ」は,やや無理がある気が.
▼
「殺せ!」はバッド・エンドなので,その手の作品が苦手な人にはお勧めできない.
▼
日本国内の作品で,面白い短編集が読みたいなら.
【関心率15.15%:全ページ中,手元に残したいページが当方にとってどれだけあるかの割合.当方にとっての必要性基準】

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
ゆっくりと南へ (ハヤカワ文庫 JA ク 4-10) 文庫 – 1991/5/1
草上 仁
(著)
- 本の長さ264ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日1991/5/1
- ISBN-104150303517
- ISBN-13978-4150303518
この著者の人気タイトル
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 早川書房 (1991/5/1)
- 発売日 : 1991/5/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 264ページ
- ISBN-10 : 4150303517
- ISBN-13 : 978-4150303518
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,361,125位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。

著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
星5つ中3.3つ
5つのうち3.3つ
3グローバルレーティング
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2008年10月10日に日本でレビュー済み
40ページ程度の短編7編。
超能力、SF、ファンタジー、謎の生物、といったテーマで、短編ごとに味わいが違います。
よくありがちな話だけど、バランスは良いです。さくっと読めます。
「殺せ!」みたいなサスペンスたっちの作品があるかと思えば、表題作の「ゆっくりと南へ」のようなやさしいテイストの作品もあります。
私が割と好きなのは、「ゆっくりと南へ」と「おお、白い花びらが」のようなやさしい系の作品です。
おそらく著者の人柄が出ているんじゃないかと思います。
超能力、SF、ファンタジー、謎の生物、といったテーマで、短編ごとに味わいが違います。
よくありがちな話だけど、バランスは良いです。さくっと読めます。
「殺せ!」みたいなサスペンスたっちの作品があるかと思えば、表題作の「ゆっくりと南へ」のようなやさしいテイストの作品もあります。
私が割と好きなのは、「ゆっくりと南へ」と「おお、白い花びらが」のようなやさしい系の作品です。
おそらく著者の人柄が出ているんじゃないかと思います。
2004年5月7日に日本でレビュー済み
残念ながら、最近の出版(重版)状況をみると不当に低い評価をされていると感じずにはいられません。
独特の世界感を持って書いている人です。
淡々として盛り上がりに欠けるのは事実ですが、余韻が残る物語を綴ってくれます。表題作「ゆっくりと南へ」は特に好きな物語です。
SF小説に馴染めない人達にも、お勧め出来るストーリーが多いと思います。読んだ事がない人はぜひ一度。
とまぁ熱く書きましたが、中には軽いおバカな短編や下ネタ系のSFも多かったりします(お喋りセッションとか・・)ので肩の力を抜いて読める作家です。あと、あとがきが面白い人です。
独特の世界感を持って書いている人です。
淡々として盛り上がりに欠けるのは事実ですが、余韻が残る物語を綴ってくれます。表題作「ゆっくりと南へ」は特に好きな物語です。
SF小説に馴染めない人達にも、お勧め出来るストーリーが多いと思います。読んだ事がない人はぜひ一度。
とまぁ熱く書きましたが、中には軽いおバカな短編や下ネタ系のSFも多かったりします(お喋りセッションとか・・)ので肩の力を抜いて読める作家です。あと、あとがきが面白い人です。