先日、「ワイドナショー」という番組でゲストで出てた武田鉄矢さんが「自分自身の
正義が絶対に正しいんだという価値観の押し付けほど危険なことはない」って言ってましたが
その価値観の押し付けがどれだけ危険で人を精神的に苦しめるということがこの本を読むと
痛いほどわかると個人的には思いました。
それにしても著者の方もこんなに長期間、よく耐えていたな。他人事で申し訳ないが本当に
気の毒としか言い様がない。
よく自分自身の正義を振りかざしている人はよく考えた方がいいかもね。

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突然、僕は殺人犯にされた ~ネット中傷被害を受けた10年間 単行本 – 2011/3/22
スマイリーキクチ
(著)
お笑い芸人のスマイリーキクチが、ネット上で10年間に渡り受け続けた誹謗中傷の全貌について綴った単行本。 インターネットの巨大掲示板“2ちゃんねる”などで、「足立区で実際に起きた残虐な殺人事件の犯人だ」といった誹謗中傷を受け続けたスマイリーキクチ。 その誹謗中傷は10年間続き、デマを信じたネットユーザーから、自身のブログなどに殺害予告の書き込みもされるなど、事態は悪化する一方だった。 対応に悩むスマイリーキクチは警察に相談。 09年2月と3月には悪質な書き込みをしていた18人が名誉毀損等の罪で書類送検され、話題を呼んだ。 この10年に渡る誹謗中傷がどのようなものであったか… スマイリーキクチがこのような誹謗中傷にどのように対応し、何を悩んできたのか… そして、09年の18人一斉検挙に至った経緯は… 被害者であるスマイリーキクチ本人が赤裸々に綴った。 ネットでの誹謗中傷に悩む人や、それによるいじめに遭っている中高生や保護者、そして、インターネットを利用するすべての人に読んでもらいたい。
- 本の長さ284ページ
- 言語日本語
- 出版社竹書房
- 発売日2011/3/22
- ISBN-104812445043
- ISBN-13978-4812445044
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登録情報
- 出版社 : 竹書房 (2011/3/22)
- 発売日 : 2011/3/22
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 284ページ
- ISBN-10 : 4812445043
- ISBN-13 : 978-4812445044
- Amazon 売れ筋ランキング: - 791,037位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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上位レビュー、対象国: 日本
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2017年9月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
何気ないネットでの書き込みが、実は誰かを傷つけ、それだけでなく犯罪者になってしまうことを知り、恐ろしくなった。
2012年5月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本事件を2009年当時知りましたが、当時はあまり関心を持たず、今回何気に本書を手に取り拝読し詳細を確認させていただきました。
まず、キクチ氏の行動には胸を打たれました。読了後、氏に、当然良い意味で興味が沸いてきました。
ただ、本書の読後感は決して良いものではありません。心が痛む部分が多々あります。
綺麗スッキリ解決はされていません。未だに、氏を揶揄する輩がネット上には存在します。本書を読了後、氏を揶揄する輩の存在が非常に不愉快になりました。
・・翻って、北芝某の著した某書の記載を真に受け、キクチ氏を敵意を向けた加害者と、本書を読み終えた後の、ネット上に記載をした輩を不快に思う私の気持ちは、「負の感情」という意味でイコールなのではないか・・と思った。が、これには決定的な違いがある。
北芝は記載した内容の説明責任・結果責任を負ってはいない。反対に、本を著した氏が、芸人という重しを背負い、本書以外でも講演や、インタビューに応じ、出版後も情報の発信を行い活動している姿。
これは、書きっぱなしの北芝と、出版後のキクチ氏。信じっぱなしの不法行為加害者と、客観的に信用の置ける情報を信じ、且つ信じたことの結果に責任を負うわれわれとの違いである。そこにあるのは、匿名で害悪を垂れ流す「負の感情」を持つものとは違う、自分の行為に責任を持つものの、言うならば、「正義」の感情である。・・と思う。
追記・・民事訴訟における特別裁判籍の関係上、書き込んだ加害者を相手に民事訴訟を提起する場合、被告住所地にて訴えの提起をする必要はなく。損害発生地、つまり、自宅のパソコンで閲覧中に違法な書き込みがあったら、自宅の管轄裁判所に提起できる。ただ、相手を特定する手間はあるが、この本を片手にがんばりましょう。
まず、キクチ氏の行動には胸を打たれました。読了後、氏に、当然良い意味で興味が沸いてきました。
ただ、本書の読後感は決して良いものではありません。心が痛む部分が多々あります。
綺麗スッキリ解決はされていません。未だに、氏を揶揄する輩がネット上には存在します。本書を読了後、氏を揶揄する輩の存在が非常に不愉快になりました。
・・翻って、北芝某の著した某書の記載を真に受け、キクチ氏を敵意を向けた加害者と、本書を読み終えた後の、ネット上に記載をした輩を不快に思う私の気持ちは、「負の感情」という意味でイコールなのではないか・・と思った。が、これには決定的な違いがある。
北芝は記載した内容の説明責任・結果責任を負ってはいない。反対に、本を著した氏が、芸人という重しを背負い、本書以外でも講演や、インタビューに応じ、出版後も情報の発信を行い活動している姿。
これは、書きっぱなしの北芝と、出版後のキクチ氏。信じっぱなしの不法行為加害者と、客観的に信用の置ける情報を信じ、且つ信じたことの結果に責任を負うわれわれとの違いである。そこにあるのは、匿名で害悪を垂れ流す「負の感情」を持つものとは違う、自分の行為に責任を持つものの、言うならば、「正義」の感情である。・・と思う。
追記・・民事訴訟における特別裁判籍の関係上、書き込んだ加害者を相手に民事訴訟を提起する場合、被告住所地にて訴えの提起をする必要はなく。損害発生地、つまり、自宅のパソコンで閲覧中に違法な書き込みがあったら、自宅の管轄裁判所に提起できる。ただ、相手を特定する手間はあるが、この本を片手にがんばりましょう。
2011年8月5日に日本でレビュー済み
このネット事件が報道された後、作者は記者会見を開かず沈黙していた。
ようやく、この本で事件の全貌を明らかにしてくれた。
軽い気持ちで発した言葉が、どれほど人を苦しませるか。
社会人のインターネットに関する平均的な知識は、どれくらいなのだろう。
ネット事件の始まった1999年夏くらいならば、
まだネットが普及したばかりだったから、仕方がないけれど、
2008年になっても、東京で働いている若い刑事、弁護士、検事らは、
ヤフーと2ちゃんねるの区別がつかないなど、
ネットに関して、あまり理解していないことに驚きました。
職場で、ネットに関して詳しい人と疎い人が、極端に混じっていたら仕事をやりにくそう。
作者とI検事の会話は、内容が深刻なのに、少し引いて見てみるとコントみたいでした。
事実を重ねて、つっこみ、相手を追い詰めていく作者。
苦し紛れのボケを繰り返すI検事。
大阪地検特捜部主任検事証拠改ざん事件といい、
検事には、考え方の固い困った人のいる割合が多いのか。
作者に対して謝る加害者がいなかった事実は悲しい。
大きな精神的苦痛を味わった作者だが、肉体的な被害を受けなかったことは幸い。
事件捜査中、被疑者の一人は、自宅で父親を包丁で切りつけた。
作者が被疑者から襲われていた可能性もあった。
「身元が判明した捜査対象人物の中には、精神の病にかかっている可能性がある人が四分の一近くいた」
ネットを使うことによって、精神の病は、どれだけ進行するのか。
作者は「人生はとんとんだ」と締めくくっているけれども、払わされた代償の方が、多過ぎる。
もし、この本が爆発的に売れて、作者が多額の印税を手にできれば別だが。
作者は、たくさんの時間とお金をネット事件に費やさねば、ならなかった。
その時間とお金を、もっと仕事に注いでいたならば、
作者の芸能界における立場は、もっと良いものになっていたはず。
特別付録に書いてある最初の4ページは、
色々な困難で苦しんでいる人に読んで欲しい文章。
ようやく、この本で事件の全貌を明らかにしてくれた。
軽い気持ちで発した言葉が、どれほど人を苦しませるか。
社会人のインターネットに関する平均的な知識は、どれくらいなのだろう。
ネット事件の始まった1999年夏くらいならば、
まだネットが普及したばかりだったから、仕方がないけれど、
2008年になっても、東京で働いている若い刑事、弁護士、検事らは、
ヤフーと2ちゃんねるの区別がつかないなど、
ネットに関して、あまり理解していないことに驚きました。
職場で、ネットに関して詳しい人と疎い人が、極端に混じっていたら仕事をやりにくそう。
作者とI検事の会話は、内容が深刻なのに、少し引いて見てみるとコントみたいでした。
事実を重ねて、つっこみ、相手を追い詰めていく作者。
苦し紛れのボケを繰り返すI検事。
大阪地検特捜部主任検事証拠改ざん事件といい、
検事には、考え方の固い困った人のいる割合が多いのか。
作者に対して謝る加害者がいなかった事実は悲しい。
大きな精神的苦痛を味わった作者だが、肉体的な被害を受けなかったことは幸い。
事件捜査中、被疑者の一人は、自宅で父親を包丁で切りつけた。
作者が被疑者から襲われていた可能性もあった。
「身元が判明した捜査対象人物の中には、精神の病にかかっている可能性がある人が四分の一近くいた」
ネットを使うことによって、精神の病は、どれだけ進行するのか。
作者は「人生はとんとんだ」と締めくくっているけれども、払わされた代償の方が、多過ぎる。
もし、この本が爆発的に売れて、作者が多額の印税を手にできれば別だが。
作者は、たくさんの時間とお金をネット事件に費やさねば、ならなかった。
その時間とお金を、もっと仕事に注いでいたならば、
作者の芸能界における立場は、もっと良いものになっていたはず。
特別付録に書いてある最初の4ページは、
色々な困難で苦しんでいる人に読んで欲しい文章。
2011年3月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
彼の事実無根が通説になった今でも未だネット上多々ある憶測や「どーして長年も・・・」といった類の疑問を霧散させるに足る内容だと思います
文面もかなり読みやすく仕上がっており、面白さの点で評価満点です
私的ながら事件を後から知った身ですが
ネット情報の曖昧さと、それに惑わされる可能性が充分にある自分とを深く痛感させて頂きました
文面もかなり読みやすく仕上がっており、面白さの点で評価満点です
私的ながら事件を後から知った身ですが
ネット情報の曖昧さと、それに惑わされる可能性が充分にある自分とを深く痛感させて頂きました
2011年3月29日に日本でレビュー済み
ある日ネット上に、自分が殺人事件の犯人であるという書き込みがされる。見の覚えのないことなので放っておいたら、誹謗中傷の声は段々大きくなり自分の周囲にまで被害は及ぶ。やがて、自分の周囲や業務にも影響が出始め、社会的にも大きなダメージを受ける。すべて実話の話である。本書は、お笑い芸人のスマイリーキクチ氏が、十年に渡って受け続けた誹謗中傷の全貌を綴った一冊である。
◆本書の目次
第一章 :突然の誹謗中傷
第二章 :謎の本
第三章 :ひとすじの光明
第四章 :正体判明
第五章 :重圧、そして新たなる敵
第六章 :スゴロク
特別付録:ネット中傷被害に遭った場合の対処マニュアル
ネットにおける負の歴史を、そのまま描いたような内容である。その一方で、問題はネットだけに限定されるものではない印象も受ける。著者への誹謗中傷が沸点を超える時には、必ず既存マスメディアの影響も及んでいる。まず、一度目はTVのコメンテーターを務める元警視庁刑事による書籍の中で、「犯人の一人は出所後、お笑いコンビを組み、芸能界デビューしたという」と記述された時。二度目は、同様にその殺人事件への関与が噂された女性タレントが、死去した時。これらによって拡散された風説が、「本気で殺人犯と思い込む者」、「どうにかして殺人犯に仕立て上げたい者」、「犯行に異常な興味を抱く者」達を大量生産し、事態は収拾がつかない方向に向かってしまう。
ひとすじの光明が指し出すのは、著者が刑事告訴に踏み切ってからである。紆余曲折を経て、誹謗中傷していた人物達が特定される。「妊娠中の不安からやった」などと供述する女性も出てくる。それが真実かどうかということより、腹イセができればそれで良かったのである。ゲーム感覚で誰かが中傷し、他の者は負の感情にイタズラに便乗し標的を追い詰める。いわゆる日本的いじめの縮図、そのものである。ネットの存在はそれを可視化し、加速化したにすぎない。同質な集団で形成される、日本社会の未成熟さが浮き彫りにされたとも言える。
危機に直面した時に一丸となる日本の強さと、同調圧力によって足の引っ張り合いをする弱さは、表裏一体なのだなと改めて思う。昨今のように、復興へとみんなが一つになっている時にも、負の同調圧力は呼応する。だが目的が明確な時は、標的も多いから、波は強いが寿命は短い。しかし、いつの日か復興は成し遂げられる。その時に全体が目的を見失い、負のスパイラルが蔓延するとしたら、こちらの方が寿命が長く厄介な気がする。物質的な豊かさの復興だけでは不十分と思うのは、気が早すぎるだろうか。
最後に、これだけネットに苦しめられた著者も、ネットによって支えられ、勇気づけられた一面もあると記述している。リスクばかりを恐れて、いたずらにネットを回避することの無いように、巻末には「ネット中傷被害に遭った場合の対処マニュアル」なるものも付けている。そのポジティブな姿勢には、救われる思いがする。
◆本書の目次
第一章 :突然の誹謗中傷
第二章 :謎の本
第三章 :ひとすじの光明
第四章 :正体判明
第五章 :重圧、そして新たなる敵
第六章 :スゴロク
特別付録:ネット中傷被害に遭った場合の対処マニュアル
ネットにおける負の歴史を、そのまま描いたような内容である。その一方で、問題はネットだけに限定されるものではない印象も受ける。著者への誹謗中傷が沸点を超える時には、必ず既存マスメディアの影響も及んでいる。まず、一度目はTVのコメンテーターを務める元警視庁刑事による書籍の中で、「犯人の一人は出所後、お笑いコンビを組み、芸能界デビューしたという」と記述された時。二度目は、同様にその殺人事件への関与が噂された女性タレントが、死去した時。これらによって拡散された風説が、「本気で殺人犯と思い込む者」、「どうにかして殺人犯に仕立て上げたい者」、「犯行に異常な興味を抱く者」達を大量生産し、事態は収拾がつかない方向に向かってしまう。
ひとすじの光明が指し出すのは、著者が刑事告訴に踏み切ってからである。紆余曲折を経て、誹謗中傷していた人物達が特定される。「妊娠中の不安からやった」などと供述する女性も出てくる。それが真実かどうかということより、腹イセができればそれで良かったのである。ゲーム感覚で誰かが中傷し、他の者は負の感情にイタズラに便乗し標的を追い詰める。いわゆる日本的いじめの縮図、そのものである。ネットの存在はそれを可視化し、加速化したにすぎない。同質な集団で形成される、日本社会の未成熟さが浮き彫りにされたとも言える。
危機に直面した時に一丸となる日本の強さと、同調圧力によって足の引っ張り合いをする弱さは、表裏一体なのだなと改めて思う。昨今のように、復興へとみんなが一つになっている時にも、負の同調圧力は呼応する。だが目的が明確な時は、標的も多いから、波は強いが寿命は短い。しかし、いつの日か復興は成し遂げられる。その時に全体が目的を見失い、負のスパイラルが蔓延するとしたら、こちらの方が寿命が長く厄介な気がする。物質的な豊かさの復興だけでは不十分と思うのは、気が早すぎるだろうか。
最後に、これだけネットに苦しめられた著者も、ネットによって支えられ、勇気づけられた一面もあると記述している。リスクばかりを恐れて、いたずらにネットを回避することの無いように、巻末には「ネット中傷被害に遭った場合の対処マニュアル」なるものも付けている。そのポジティブな姿勢には、救われる思いがする。
2015年2月23日に日本でレビュー済み
本来、司法機関と警察は、被害者も加害者も現場のあらゆる物品も、時空を超えて見聞きするし、そうでなければならないはずです。
それは非常にしんどい事ですが、それがあるから事件は真実に向かってゆくし、
あるいはそれが叶わず、無念さを共に嘆く事で、それでも生きていこうと感じられるのです。
この本が書き上げられてからも、SNSを中心とした事件は後を絶ちません。
今では上記の機関も対策を考えていると信じたいです。
しかし最も問題なのは、
困っている人の声を聴く姿勢を誰も持っていなかった事です。
私だって、忙しい日々を過ごしている中で、インターネットの個人的な問題をされたら、
「そんな事は無視すれば良いだろ」って言ってしまいそうですが、
“話を聞く”ということは、そうであってはいけないです。
インターネットの発達だけでは終わらない、深刻な闇を見ました。
それは非常にしんどい事ですが、それがあるから事件は真実に向かってゆくし、
あるいはそれが叶わず、無念さを共に嘆く事で、それでも生きていこうと感じられるのです。
この本が書き上げられてからも、SNSを中心とした事件は後を絶ちません。
今では上記の機関も対策を考えていると信じたいです。
しかし最も問題なのは、
困っている人の声を聴く姿勢を誰も持っていなかった事です。
私だって、忙しい日々を過ごしている中で、インターネットの個人的な問題をされたら、
「そんな事は無視すれば良いだろ」って言ってしまいそうですが、
“話を聞く”ということは、そうであってはいけないです。
インターネットの発達だけでは終わらない、深刻な闇を見ました。
2013年5月23日に日本でレビュー済み
この本が何よりも強い説得力をもっているのは、著者自身の直接体験に基づく、圧倒的な情報量であると思う。
10年にわたるネット中傷被害の進行ぶり、それに対して警察や弁護士、検察官らがどのように対応したのかが、順を追って詳細に書かれている(日記をつけていたそうだ)。
当然ながら、アメブロ(サイバーエージェント)、Yahoo! 、2ちゃんねるといった面々も登場する。
問題となった書き込みには、悪ふざけというにはあまりに悪質な内容が大量に含まれていた。
そしてついには明らかな脅迫ととれる書き込みも横行。
著者は人前に出るのが職業である。
人目や物音に敏感になった時期もあった。
電車内で襲われた場合に周りに危害が及ばないようにと、いつも車両の隅に立っていた時期すらあったという。
自分も周囲の人たちも無事でよかったと著者は書いているが、彼自身に起きたことを客観的に見れば、芸人として一番いい時期に時間と労力を空費させられ、長期にわたり精神的な苦痛を受け、神経性胃炎や大量の違反報告のための腱鞘炎など、けっして無事だったなどとは言えないと思う。
しかも、違法な書き込みを行った人間たちからの謝罪はおろか、なんらの金銭的な補償も受けていないようだ。
これでいいのだろうか・・・?
まずは政府、警察関係者は必読の書。
そして、思い出すのもいやであろう過酷な体験を、ここまでまとめ上げた著者の勇気に拍手を送りたい。
10年にわたるネット中傷被害の進行ぶり、それに対して警察や弁護士、検察官らがどのように対応したのかが、順を追って詳細に書かれている(日記をつけていたそうだ)。
当然ながら、アメブロ(サイバーエージェント)、Yahoo! 、2ちゃんねるといった面々も登場する。
問題となった書き込みには、悪ふざけというにはあまりに悪質な内容が大量に含まれていた。
そしてついには明らかな脅迫ととれる書き込みも横行。
著者は人前に出るのが職業である。
人目や物音に敏感になった時期もあった。
電車内で襲われた場合に周りに危害が及ばないようにと、いつも車両の隅に立っていた時期すらあったという。
自分も周囲の人たちも無事でよかったと著者は書いているが、彼自身に起きたことを客観的に見れば、芸人として一番いい時期に時間と労力を空費させられ、長期にわたり精神的な苦痛を受け、神経性胃炎や大量の違反報告のための腱鞘炎など、けっして無事だったなどとは言えないと思う。
しかも、違法な書き込みを行った人間たちからの謝罪はおろか、なんらの金銭的な補償も受けていないようだ。
これでいいのだろうか・・・?
まずは政府、警察関係者は必読の書。
そして、思い出すのもいやであろう過酷な体験を、ここまでまとめ上げた著者の勇気に拍手を送りたい。