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希望ヶ丘の人びと 下(小学館文庫 し 5-10) 文庫 – 2011/5/10
「希望は世界のどこかに転がってるぜ」――。
二年前にガンで亡くなった妻・圭子のふるさと「希望ヶ丘」。この街に引っ越して塾を開いた私〈田島〉の下に、少しずつ生徒が集まってくる。帰国子女のマリア、高校中退して家を出たショボ、母親の期待に押し潰されそうな泰斗、そして、長女の美嘉……。
「ダメになっていく子に冷たい街」――そんな希望ヶ丘の子どもたちを田島とともに救ったのは、圭子の中学時代の初恋相手・エーちゃんだった。
「顔を上げろよ、少年。うつむいてると息が苦しくなるだろ……美味い息を吸って、美味い息を吐け。それが人生だ」「いろいろ大変なことはあっても、生きてるってのは、もう、それだけでハッピーなんだよな」「人生は吹きっさらしだ……だから、めんどくさくて、大変で、苦労も多くて……でもな、そのかわり、ときどき気持ちのいい風が吹くんだ! その風が、おまえらを……俺たちを、いつだって元気にしてくれるんだ」
薄れゆく人と人との絆を見つめ直す「希望の街」の物語。
- 本の長さ471ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2011/5/10
- ISBN-104094086137
- ISBN-13978-4094086133
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登録情報
- 出版社 : 小学館 (2011/5/10)
- 発売日 : 2011/5/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 471ページ
- ISBN-10 : 4094086137
- ISBN-13 : 978-4094086133
- カスタマーレビュー:
著者について
1963(昭和38)年、岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。
出版社勤務を経て執筆活動に入る。1991(平成3)年、『ビフォア・ラン』(ベストセラーズ、現在は幻冬舎文庫)でデビュー。
著書は他に、『ナイフ』(新潮文庫、坪田譲治文学賞)、『定年ゴジラ』(講談社文庫)、『エイジ』(新潮文庫、山本周五郎賞)、『ビタミンF』(新潮文庫、直木賞)、『隣人』(講談社、講談社文庫で改題『世紀末の隣人』)、『流星ワゴン』(講談社文庫)、『きよしこ』(新潮文庫)、『トワイライト』(文春文庫)、『疾走』(角川文庫)、『その日のまえに』(文春文庫)、『カシオペアの丘で』(講談社文庫)、『とんび』(角川書店)、『十字架』(講談社、吉川英治文学賞)など多数。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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下巻を買ってなかったら、ダッシュで本屋へ行かなければならないところだった。
下巻は、ちょっと普通じゃない登場人物も出てきて、(私がそういう人を見たことが無いっていうだけかもしれませんが)小説らしく感じる部分が多かったです。
そういう意味ではエンターテイメント性も高く、
笑いあり、涙あり、
すごく楽しかった!と思えるお話でした。
特に40代、50代の人は共感すると思います。
小説の内容も非常に心温まる内容で、作者に共鳴しました。