若いミュージシャンが懐古的ハードロックを演ってるバンドは多々あれど、楽曲、雰囲気、演奏技術
すべての筆頭はBlack Stone Cherryかもしれない。
サザンロックテイストも見え隠れしつつ、基本は1、2枚目と同様の骨太ハードロック。
マリリン・マンソンのギターだったJohn 5とのコラボ曲 "Killing Floor"は今までのBSCより
ダークさが際立っているが、私が一番最初に気に入った曲がまさにコレ。
こんなカッコいい曲をサラリと歌い上げるクリスのヴォーカルとしての力量はまさに本物。
"Won't Let Go"や "Like I Roll"のような甘いメロディも最高で、アルバムはあっという間に
聴き終えてしまうほどの心地良さ。
古いだけじゃない、重いだけじゃない。彼らのハードロックは古き良き時代に現代の音を
ちゃんとミックスして、最高のものを作りあげたという自信のようなものが感じられる。
Lynyrd Skynyrdの「God & Guns」を愛する人はBlack Stone Cherryもぜひ聴いてみて欲しい。
そこには同じ風を感じるはず。