佐藤氏の本を片っ端らから読んでいるが、本作品はちょっと息抜き程度に買ってみた。
正直、異色のコラボとか、最強コンビなどというのにはちょっと遠い気がする。
新潮も、西原ファンと佐藤ファンの両方からのお買い上げを期待していたと思うが、
西原ファンではない佐藤ファンとしてはあんまりの内容。
佐藤氏としては、もっとページを割いて持論を展開したいんだろうが、いかんせん、
大量生産された製品のようになってしまった。
なんか、ちょっと残念な作品です。

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週刊とりあたまニュース 最強コンビ結成!編 単行本 – 2011/1/28
有罪が確定した元外交官の作家と、お笑い脱税マンガ家が、最凶コンビを結成! 2009年〜10年のニュースをメッタ斬り。タブーなし! 怖いものなし! 本音ばかりの時事放談。
日米安保は「みかじめ料の明文化」、政権交代は「吉田茂と鳩山一郎のケンカの続き」、ツイッターは「オチのない話ばかり」......。コラムとマンガでつづる爆笑ニュース解説。
日米安保は「みかじめ料の明文化」、政権交代は「吉田茂と鳩山一郎のケンカの続き」、ツイッターは「オチのない話ばかり」......。コラムとマンガでつづる爆笑ニュース解説。
- 本の長さ143ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2011/1/28
- ISBN-104103019336
- ISBN-13978-4103019336
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2011/1/28)
- 発売日 : 2011/1/28
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 143ページ
- ISBN-10 : 4103019336
- ISBN-13 : 978-4103019336
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,191,451位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 130,405位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1964年高知県生まれ。武蔵野美術大学卒。97年『ぼくんち』で文藝春秋漫画賞を受賞。2004年『毎日かあさん カニ母編』で文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を、05年『上京ものがたり』『毎日かあさん』で手塚治虫文化賞短編賞を受賞。著者に『ゆんぼくん』『鳥頭紀行』『できるかな』『女の子ものがたり』『営業ものがたり』『いけちゃんとぼく』『パーマネント野ばら』『この世でいちばん大事な「カネ」の話』など多数。2010年7月には絵本『きみのかみさま』も発売になった。
元外交官で文筆家。ロシア情報収集・解析のエキスパート。魚住昭/ジャーナリスト。ノンフィクションに著作多数。青木理/ジャーナリスト。元共同通信記者。『日本の公安警察』『絞首刑』など著作多数。植草一秀/経済学者。日本経済、金融論が専門。(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 誰が日本を支配するのか!?政治とメディアの巻 (ISBN-13:978-4838721566)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年6月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
内容は面白いよ。サイバラのほうが特に。
だが、これは「とりあたま事変(文庫)」じゃないか!
だが、これは「とりあたま事変(文庫)」じゃないか!
2011年2月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
タイトルが「週刊とりあたまニュース」ですが、時事ネタと
思われるお題で、それぞれ1ページずつ使って好き勝手に書いて
います。西原さんに至ってはお題からも逸れまくりです。
ニュースという言葉はそのまま信じてはいけません。
正しいのは、帯に書いてある「向かうところ敵だらけ」と
「週刊新潮の無法地帯」というお前が言うな的フレーズ。
佐藤さんはほぼ外務省に集中砲火なんですが、西原さんの乱射
ぶりは、さすがです。他の著作よりさらにキレています。
無意識にできた固定概念を崩すには非常にいい本です。佐藤
さんの意外な過去も知ることができます。打ち合わせは全くない
ようですが、真面目な口調でどこまで冗談かわからないことを書く
佐藤さんと、ふざけた絵柄でストレートに叫ぶ西原さんは相性
抜群です。
無事続刊が出ることを願います。
思われるお題で、それぞれ1ページずつ使って好き勝手に書いて
います。西原さんに至ってはお題からも逸れまくりです。
ニュースという言葉はそのまま信じてはいけません。
正しいのは、帯に書いてある「向かうところ敵だらけ」と
「週刊新潮の無法地帯」というお前が言うな的フレーズ。
佐藤さんはほぼ外務省に集中砲火なんですが、西原さんの乱射
ぶりは、さすがです。他の著作よりさらにキレています。
無意識にできた固定概念を崩すには非常にいい本です。佐藤
さんの意外な過去も知ることができます。打ち合わせは全くない
ようですが、真面目な口調でどこまで冗談かわからないことを書く
佐藤さんと、ふざけた絵柄でストレートに叫ぶ西原さんは相性
抜群です。
無事続刊が出ることを願います。
2011年4月27日に日本でレビュー済み
西原理恵子氏は、彼女がまだ半アンダーグラウンドでギャンブル誌を中心に活躍していた頃からのファンです。
「恨ミシュラン」で、一部のコミックファンのみならず一般人(この場合は、漫画を読まない人、の意)の前にあの絵柄と作風そのままに颯爽と登場して、みるみるまに認知度を高めていく様には快哉を叫んだものです。
普通、似たような例では、インディーズ時代から追いかけていたミュージシャンがメジャーデビューした途端に熱が冷めるような思いをもつのですが、西原氏の(画力を含めた)変わらなさっぷりはそうした冷却感を抱かせないものでした。
一方の、「外務省のラスプーチン」佐藤優氏も、鈴木宗男氏とセットでメディアを騒がせた外務官僚の時代から興味をもっていた人物で、「野蛮人のテーブルマナー」のような、いわゆるインテリジェンス本で、スパイ映画とは根本的に異なる諜報戦のあり方、情報の用い方を学ばせていただきましたし、神学部卒という異色のバックグラウンドとも相俟って、私が非常に興味を抱いている文筆家のひとりです。
この西原理恵子氏と佐藤優氏が合作――それは期待を抱かせるに十二分なものがあり、書店で平積みになっている本書をジャケ買いしました。
そして帰宅して数ページを読み続けたところで……。
なにか違和感、というか、当て外れ感を覚えました。
まず、同一のお題に対して西原氏と佐藤氏が(打ち合わせなしで)コラム漫画、コラムをそれぞれ描く/書くという企画は外していないように思います。
問題は、第一におふたりに与えられた紙幅が十分ではないこと、第二に、佐藤氏はこの1冊の本の中でのネタの使い回しが多いことと、西原氏は「毎日かあさん」他のエッセイ漫画とのネタの重複が多いことにあるのではないでしょうか。
味が薄くて量も足りない――それがこの本の読後感で、購入から読了まで時間がかかったのもそれが理由です。
佐藤氏は前書きで、ケミストリーが起きた、と述べられていますが、「西原理恵子と佐藤優のコラボレーション」に期待される化学反応はこの程度のものではありません。
週刊新潮で連載継続中のコラムですので、今後に期待したいと思います。
「Homo Legens(読書人)の書評ブログ」より
「恨ミシュラン」で、一部のコミックファンのみならず一般人(この場合は、漫画を読まない人、の意)の前にあの絵柄と作風そのままに颯爽と登場して、みるみるまに認知度を高めていく様には快哉を叫んだものです。
普通、似たような例では、インディーズ時代から追いかけていたミュージシャンがメジャーデビューした途端に熱が冷めるような思いをもつのですが、西原氏の(画力を含めた)変わらなさっぷりはそうした冷却感を抱かせないものでした。
一方の、「外務省のラスプーチン」佐藤優氏も、鈴木宗男氏とセットでメディアを騒がせた外務官僚の時代から興味をもっていた人物で、「野蛮人のテーブルマナー」のような、いわゆるインテリジェンス本で、スパイ映画とは根本的に異なる諜報戦のあり方、情報の用い方を学ばせていただきましたし、神学部卒という異色のバックグラウンドとも相俟って、私が非常に興味を抱いている文筆家のひとりです。
この西原理恵子氏と佐藤優氏が合作――それは期待を抱かせるに十二分なものがあり、書店で平積みになっている本書をジャケ買いしました。
そして帰宅して数ページを読み続けたところで……。
なにか違和感、というか、当て外れ感を覚えました。
まず、同一のお題に対して西原氏と佐藤氏が(打ち合わせなしで)コラム漫画、コラムをそれぞれ描く/書くという企画は外していないように思います。
問題は、第一におふたりに与えられた紙幅が十分ではないこと、第二に、佐藤氏はこの1冊の本の中でのネタの使い回しが多いことと、西原氏は「毎日かあさん」他のエッセイ漫画とのネタの重複が多いことにあるのではないでしょうか。
味が薄くて量も足りない――それがこの本の読後感で、購入から読了まで時間がかかったのもそれが理由です。
佐藤氏は前書きで、ケミストリーが起きた、と述べられていますが、「西原理恵子と佐藤優のコラボレーション」に期待される化学反応はこの程度のものではありません。
週刊新潮で連載継続中のコラムですので、今後に期待したいと思います。
「Homo Legens(読書人)の書評ブログ」より
2011年3月27日に日本でレビュー済み
佐藤優を読みたくなった。
.好きなのは読書と食べること。
.愚行権(現行憲法では各人の幸福追求権ー自分の好きなことをする自由)を認めないと窮屈な世の中になる。
.姓は一つの方がいい。結婚は家庭の事柄である。国家が法制化によって介入すること自体を拒否したい。国家がエネルギーを注がなくてはならないのは国防、外交、教育である。
.国連の直訳は連合国である。
.中国外交にもう少し知恵がついてくると天安門事件を自己批判し誠実なふりをして対日攻撃を始める。その時こそ要注意。日本を勢力圏に含めるべく様々な画策をするであろう。
.プーチンはFSB長官をつとめていた。スパイの世界には自らの国家のためには命を捧げる掟がある。その覚悟をした人間は何ら躊躇することなく、他人を殺す。「死に神」だ。これに対するには命を差し出す思想を持たないと太刀打ち出来ない。
.政治とは、言葉の芸術である。近代以降は明晰な論理。
.4月1日にロシアの新聞にメドベージェフ大統領とプーチン首相が北方領土返還を決断などと記事が出たら要注意。挫折させるための世論工作に他ならないからだ。
.シーシェパードは人間の不倶戴天の敵である。人間を激しく憎んでいる。それが特定の動物に対する偏愛として現れている。
食には、それぞれの民族の文化がある。
.休日に観光を促進するなど経済合理性を持ち込む分散化は発想自体が間違っている。休日とは、同胞意識を確認するためのものだから。
.ギリシャやロシアは、正教文化圏でありキリスト教共同体(一神教、ギリシャ哲学、ローマ法学)のうち最後の伝統が欠けている。約束よりも人情を重視する。にも拘らずEU諸国は救おうとしている。仮に日本がそうなった時に中国、北朝鮮は手をさしのべてくれないだろう。
.東京スカイツリーの634メートルは何となく嬉しくなる。アメリカに気兼ねすることなくこれだけ高いテレビ塔を建てることが出来る。対米追従が仕事の外務官僚たちは心配していると思うが。
.最後に、何かの拍子で「米原さんは美人作家ですから」と言ったら「美人作家というのは、作家という集団の中では美しいという意味なの。私は、美人作家ではなく、美人なの。わかった?」と言われた。
西原理恵子さんに触れなかったがごめんなさい。
.好きなのは読書と食べること。
.愚行権(現行憲法では各人の幸福追求権ー自分の好きなことをする自由)を認めないと窮屈な世の中になる。
.姓は一つの方がいい。結婚は家庭の事柄である。国家が法制化によって介入すること自体を拒否したい。国家がエネルギーを注がなくてはならないのは国防、外交、教育である。
.国連の直訳は連合国である。
.中国外交にもう少し知恵がついてくると天安門事件を自己批判し誠実なふりをして対日攻撃を始める。その時こそ要注意。日本を勢力圏に含めるべく様々な画策をするであろう。
.プーチンはFSB長官をつとめていた。スパイの世界には自らの国家のためには命を捧げる掟がある。その覚悟をした人間は何ら躊躇することなく、他人を殺す。「死に神」だ。これに対するには命を差し出す思想を持たないと太刀打ち出来ない。
.政治とは、言葉の芸術である。近代以降は明晰な論理。
.4月1日にロシアの新聞にメドベージェフ大統領とプーチン首相が北方領土返還を決断などと記事が出たら要注意。挫折させるための世論工作に他ならないからだ。
.シーシェパードは人間の不倶戴天の敵である。人間を激しく憎んでいる。それが特定の動物に対する偏愛として現れている。
食には、それぞれの民族の文化がある。
.休日に観光を促進するなど経済合理性を持ち込む分散化は発想自体が間違っている。休日とは、同胞意識を確認するためのものだから。
.ギリシャやロシアは、正教文化圏でありキリスト教共同体(一神教、ギリシャ哲学、ローマ法学)のうち最後の伝統が欠けている。約束よりも人情を重視する。にも拘らずEU諸国は救おうとしている。仮に日本がそうなった時に中国、北朝鮮は手をさしのべてくれないだろう。
.東京スカイツリーの634メートルは何となく嬉しくなる。アメリカに気兼ねすることなくこれだけ高いテレビ塔を建てることが出来る。対米追従が仕事の外務官僚たちは心配していると思うが。
.最後に、何かの拍子で「米原さんは美人作家ですから」と言ったら「美人作家というのは、作家という集団の中では美しいという意味なの。私は、美人作家ではなく、美人なの。わかった?」と言われた。
西原理恵子さんに触れなかったがごめんなさい。
2011年2月10日に日本でレビュー済み
佐藤優の現状分析、体験談は面白い。主にロシアの話。つか、ロシアの話だけ。しかし友人にロシア旅行した人間はそう多くなく、ましてや住んだ人はいないので、ほおほおと感心する。
いささか誇張しているだろうが、本当なんだろう。ロシア人分析も、たぶん正しいんだろう。
けれども、その正確だろう分析に続いて、突然、とんでもない結論に落っこちるのだ。
どの経路を通って、どういったわけだか、全くわからないが、唐突に、断定口調で、日本はこうするべきだと出てくる。
あのー、前提と結論の間に乖離があるんですが……。
この、妙なスキップ感が、そこはかとなくおかしい。
意図的に問題をずらして笑いをとろうとしている西原理恵子の発想が常識人の物に見えるくらい。
この取り合わせは案外正解なのかもしれません。
いささか誇張しているだろうが、本当なんだろう。ロシア人分析も、たぶん正しいんだろう。
けれども、その正確だろう分析に続いて、突然、とんでもない結論に落っこちるのだ。
どの経路を通って、どういったわけだか、全くわからないが、唐突に、断定口調で、日本はこうするべきだと出てくる。
あのー、前提と結論の間に乖離があるんですが……。
この、妙なスキップ感が、そこはかとなくおかしい。
意図的に問題をずらして笑いをとろうとしている西原理恵子の発想が常識人の物に見えるくらい。
この取り合わせは案外正解なのかもしれません。
2011年8月21日に日本でレビュー済み
本書の構成は、2009,2010年の起きた出来事を見開き1ページで、西原さんと佐藤さんが
それぞれマンガとコメントを書くといった内容になっている。
2人に対するさまざまな意見もあるが、一読の価値はあると思う。
佐藤さんは、そのさまざまな出来事をロシア人からの視点で、神学者としての視点で、
情報屋としての視点で、と斬新な切り口で描いているので新鮮さを感じた。
西原さんのマンガも、一見、冗談に見えるが、案外本質を突いているのでは?
と考えさせられる箇所がいくつもあった。
通常の国内メディアでは聞くことのできないことばかりだ。
それぞれマンガとコメントを書くといった内容になっている。
2人に対するさまざまな意見もあるが、一読の価値はあると思う。
佐藤さんは、そのさまざまな出来事をロシア人からの視点で、神学者としての視点で、
情報屋としての視点で、と斬新な切り口で描いているので新鮮さを感じた。
西原さんのマンガも、一見、冗談に見えるが、案外本質を突いているのでは?
と考えさせられる箇所がいくつもあった。
通常の国内メディアでは聞くことのできないことばかりだ。
2015年12月13日に日本でレビュー済み
子育てに追われて世間のニュースに疎いのでこれでチェックしてます。毎週週刊新潮読めないのでお得ですね。やる気のない絵柄の時は大好きです。