農業における技術の「進歩」というものがよくわかる本です。
これだけの技術があるなら、飢餓の恐怖というものから解放されるのではないでしょうか。
戦争の前後で飢餓というものが必ず顔を出します。
人類が飢餓から救われるならこれほどすばらしいことはありません。
モンサント社は方針を変えるべきだと思います。
また、日本の農業のあり方も目先の儲けを追うのではなく、若者にとって大きな夢となるような
世界への貢献を目指すべきです。
食べ物の恨みは大きいと思います。
経済戦略として考えると、いずれはその組織は衰退に追い込まれる、ということになると思います。
ぜひ、モンサント社は当初に持っていたはずの農業貢献への夢を実現してほしいと思います。

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
自殺する種子: アグロバイオ企業が食を支配する (平凡社新書 469) 新書 – 2009/6/1
安田 節子
(著)
- ISBN-104582854699
- ISBN-13978-4582854695
- 出版社平凡社
- 発売日2009/6/1
- 言語日本語
- 本の長さ204ページ
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 平凡社 (2009/6/1)
- 発売日 : 2009/6/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 204ページ
- ISBN-10 : 4582854699
- ISBN-13 : 978-4582854695
- Amazon 売れ筋ランキング: - 828,318位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 863位平凡社新書
- - 32,011位投資・金融・会社経営 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。

公式ウェブサイト 安田節子ドットコム
https://www.yasudasetsuko.com/
1990年~2000年
日本消費者連盟で、反原発運動、食の安全と食糧農業問題を担当。
1996年~2000年
市民団体「遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン」事務局長。表示や規制を求める全国運動を展開。
2000年11月
「食政策センター ビジョン21」設立
2000年12月
情報誌「いのちの講座」創刊号を発刊
2002年~2004年9月
環境政党「みどりの会議」副代表委員。
2009年~2013年3月
埼玉大学非常勤講師。
現在
「食政策センター ビジョン21」主宰人
NPO法人「日本有機農業研究会」理事
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2017年10月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ミニマムアクセス米って2017年現在でも、まだ輸入を続けてるんですね。
関税自由化しないかわりに最低限輸入するって、弱者が足元見られてる仕組みですね。
当時、三笠フーズの売り捌いた猛毒カビ米の行方や、売買に関わった企業についても、
あまり掘り下げられずすーっとフェードアウトしていったなあと思い出しました。
農業(生産者)が拝金サイコ企業や投機や政治によって、ふるぼっこにされている現況を分かりやすく説明してる本です。
関税自由化しないかわりに最低限輸入するって、弱者が足元見られてる仕組みですね。
当時、三笠フーズの売り捌いた猛毒カビ米の行方や、売買に関わった企業についても、
あまり掘り下げられずすーっとフェードアウトしていったなあと思い出しました。
農業(生産者)が拝金サイコ企業や投機や政治によって、ふるぼっこにされている現況を分かりやすく説明してる本です。
2011年1月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
農業に関わるすべてのものが、一部の企業の懐を肥やすために搾取されている。
種苗会社が売り出すハイブリット種やGM種は、収量は高いが、農家は自己採取ができず、毎年種を買わねばならない。おまけにこれらの品種は、同じ会社が売る農薬や肥料を多用しないと育たないから、コストも高くつき、農家の手元にはもうけが残らない。
家畜たちは、収量を上げるために無茶な品種改良をされたり、不自然な飼い方をされて、病気に弱くなり、抗生物質なしでは育たない。
農地は化学肥料と農薬の過剰散布で疲弊しつつある。
結局、肥料と薬と種を売る会社だけが儲かり、人も動物も土地も冷酷なまでに搾取されている。
しかも今儲けることだけに力を入れるあまり、将来のことなど考えていない。このやり方はもともとエネルギー効率が悪く、石油を多用しないと成り立たない。石油資源の枯渇が見えてきた今、行き詰まることは目に見えている。それなのに、持続的で伝統的な農業が行われているアフリカにまで、搾取の魔の手を広げようとしている。これらの企業は未来をも搾取しているのだ。
見直しは少しずつ始まっているらしい。しかし、間に合うのか。
読後の気分はけっこう重い。
種苗会社が売り出すハイブリット種やGM種は、収量は高いが、農家は自己採取ができず、毎年種を買わねばならない。おまけにこれらの品種は、同じ会社が売る農薬や肥料を多用しないと育たないから、コストも高くつき、農家の手元にはもうけが残らない。
家畜たちは、収量を上げるために無茶な品種改良をされたり、不自然な飼い方をされて、病気に弱くなり、抗生物質なしでは育たない。
農地は化学肥料と農薬の過剰散布で疲弊しつつある。
結局、肥料と薬と種を売る会社だけが儲かり、人も動物も土地も冷酷なまでに搾取されている。
しかも今儲けることだけに力を入れるあまり、将来のことなど考えていない。このやり方はもともとエネルギー効率が悪く、石油を多用しないと成り立たない。石油資源の枯渇が見えてきた今、行き詰まることは目に見えている。それなのに、持続的で伝統的な農業が行われているアフリカにまで、搾取の魔の手を広げようとしている。これらの企業は未来をも搾取しているのだ。
見直しは少しずつ始まっているらしい。しかし、間に合うのか。
読後の気分はけっこう重い。
2014年4月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今までのお肉にたいする考え方が一変しました。こんな飼育方法で牛をブタを鶏を育てていたのかと思うともう肉は食べる気がしません。本来草食の牛に自然では食べない穀物に栄養剤や抗生物質を与えて運動もさせずにブクブク太らせている。牛は20年の平均寿命がたった6年で病気で死亡してしまう。そうした肉や牛乳を栄養価があるから食べなさいと言われても、もう食べる気がしません。
日本人が昔から食べていた魚、野菜(漬物)と味噌汁、玄米にしました。体調はすこぶる順調で排便も朝晩あります。牛乳は健康な牛からは乳脂肪率3%以下しか取れないそうです。3.5%というのは雪印などの乳業メーカーが酪農家から牛乳を買い叩くために決めた基準だそうです。私たちは病気の牛に抗生物質やビタミン剤、強肝剤を打たれた乳を飲まされているのです。これが人間にどれほど危険な飲み物か分かるでしょう。病気でもない子供に風邪防止と行って抗生物質や風邪薬や栄養剤を食事と一緒に与えますか。そんなことをしたら子供は薬づけで健康な身体も病気になってしまいます。私は自分の子供やおばあちゃんには牛乳は飲ませんません。もちろん自分も。
日本人が昔から食べていた魚、野菜(漬物)と味噌汁、玄米にしました。体調はすこぶる順調で排便も朝晩あります。牛乳は健康な牛からは乳脂肪率3%以下しか取れないそうです。3.5%というのは雪印などの乳業メーカーが酪農家から牛乳を買い叩くために決めた基準だそうです。私たちは病気の牛に抗生物質やビタミン剤、強肝剤を打たれた乳を飲まされているのです。これが人間にどれほど危険な飲み物か分かるでしょう。病気でもない子供に風邪防止と行って抗生物質や風邪薬や栄養剤を食事と一緒に与えますか。そんなことをしたら子供は薬づけで健康な身体も病気になってしまいます。私は自分の子供やおばあちゃんには牛乳は飲ませんません。もちろん自分も。
2013年8月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
良い本だと思います。著者は科学者ではないけれど、できるだけたくさんのデータを集めて、わかりやすく説明し、妥当な結論に導いています。私も賛成です。グローバル化という美名に踊らされず、日本は食糧自給のできる国に少しでも近づく必要があるし、農家の方々をもっと大事にしなければ食の安全は保てないと感じました。ほかのかたも書いていますが、この本の題名にもなっている『自殺する種子』を作るターミネーター技術。この技術で毒素を送り込まれた植物は一代限りとなり、毎年種苗会社から種を買わなければいけない。また、農家の独自の品種改良も禁止される。。読んだだけでまともじゃないことが、多国籍企業によって世界中で起きていることに驚きを覚えました。こんにち、ネット技術だったり、個人情報だったり、世界的に、個人的に影響のある驚くようなことがたくさん起きています。食の世界ではこういうふうに起きているんだなと思いました。日本はアメリカと仲が良いので、なかなかこういう事実は表に出ませんが、ちょっとEUを見習ってもっと独立国ぽく生きなければと思いました。
2012年8月5日に日本でレビュー済み
自殺する種子という書名ながら,ターミネータ技術(採取した種子が発芽しない技術)について書かれているのはP52〜58までのわずか7ページ。しかも技術的な記述はほぼゼロで「種子を死滅せる毒性タンパク質を作る遺伝子を組み込み,その遺伝子が二回目の発芽のときに働くように,いくつもの遺伝子を組み込んでコントロールしています。」という記述のみ。書名に偽りありです。
ではその他の部分は鳥インフルエンザについてはずいぶん多くの紙面を使っているが高校生物程度の知識があればわかる誤りも多数あります。一例をあげると「…また抗生物質などの薬剤が体内で病原菌の変異を促し…」とあります。インフルエンザはウイルスで抗生物質はウイルスにはまったく効果がありません。抗生物質の多用で耐性菌(細菌ですよ)ができるという話と混同しているのでしょうか。
この著者はロックフェラー財団などが大嫌いなようで,緑の革命でノーベル平和賞を受賞したノーマンボーローグをロックフェラー財産の回し者のように書いています。しかも本書の著者によれば緑の革命は「茎が短い湿地には不向で,灌漑事業と化学肥料を大量に必要とした」から失敗だったそうです(p75)。緑の革命では肥料を与えても丈ばかり伸びて収量が増えないことを改良したのに,このことを全く理解していません。緑の革命ではおよそ10億人が飢えから救われたと言われています。もちろん飢えの問題はまだ解決していませんが緑の革命がなかったら現在どのような状況になっていたか考えてほしいものです。
飢えの克服を目指す農学者に対して悪意に満ちた内容の本書ですが,一つだけ利用価値があるとすれば生物学的な誤りを見つけるテキストとすることです。「エタノールを生産する遺伝子組み換え微生物を小麦畑に散布したところ小麦がすべて枯れてしまったのです。それはエタノールが根粒菌を殺して…」(p190)小麦にも根粒菌って共生するんだったけ。誤りに付箋をつけてながら読み,もし10枚より付箋が少なかったら高校生物から勉強しなおしましょう。
ではその他の部分は鳥インフルエンザについてはずいぶん多くの紙面を使っているが高校生物程度の知識があればわかる誤りも多数あります。一例をあげると「…また抗生物質などの薬剤が体内で病原菌の変異を促し…」とあります。インフルエンザはウイルスで抗生物質はウイルスにはまったく効果がありません。抗生物質の多用で耐性菌(細菌ですよ)ができるという話と混同しているのでしょうか。
この著者はロックフェラー財団などが大嫌いなようで,緑の革命でノーベル平和賞を受賞したノーマンボーローグをロックフェラー財産の回し者のように書いています。しかも本書の著者によれば緑の革命は「茎が短い湿地には不向で,灌漑事業と化学肥料を大量に必要とした」から失敗だったそうです(p75)。緑の革命では肥料を与えても丈ばかり伸びて収量が増えないことを改良したのに,このことを全く理解していません。緑の革命ではおよそ10億人が飢えから救われたと言われています。もちろん飢えの問題はまだ解決していませんが緑の革命がなかったら現在どのような状況になっていたか考えてほしいものです。
飢えの克服を目指す農学者に対して悪意に満ちた内容の本書ですが,一つだけ利用価値があるとすれば生物学的な誤りを見つけるテキストとすることです。「エタノールを生産する遺伝子組み換え微生物を小麦畑に散布したところ小麦がすべて枯れてしまったのです。それはエタノールが根粒菌を殺して…」(p190)小麦にも根粒菌って共生するんだったけ。誤りに付箋をつけてながら読み,もし10枚より付箋が少なかったら高校生物から勉強しなおしましょう。
2009年8月4日に日本でレビュー済み
この本を読んですぐにMonsantoの株価を調べました。
2003年までは$7-8くらいだったのが2008年6月には$140の高値をつけています。
現在は$85くらい。ラウンドアップしか知りませんでしたが、この本で目覚めました。
この会社が食を支配するのは確実でしょう。今からでも投資します。
2003年までは$7-8くらいだったのが2008年6月には$140の高値をつけています。
現在は$85くらい。ラウンドアップしか知りませんでしたが、この本で目覚めました。
この会社が食を支配するのは確実でしょう。今からでも投資します。
2013年10月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
遺伝子組み換え作物の健康に与える影響は未知数にもかかわらず、ヴェトナム戦争の枯葉剤で巨万の富を得たモンサント社の恐ろしい世界戦略。 TPPに参加しようとする日本政府は、まだこの陰謀を見抜いていない。