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銀河鉄道999 COMPLETE DVD-BOX 4「999の反乱」
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フォーマット | ドルビー |
コントリビュータ | 肝付兼太, 松本零士, 池田昌子, 野沢雅子, 麻上洋子, 井上真樹夫 |
言語 | 日本語 |
稼働時間 | 7 時間 56 分 |
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商品の説明
商品の説明
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Amazonより
機械伯爵に母を殺された少年・星野鉄郎は、母に生き写しの謎の女性メーテルに出会う。無限の命を手に入れるため、そして母を殺した機械化人に復讐するため、メーテルとともに銀河鉄道999号に乗り、遠い宇宙へと旅立つ鉄郎。だが、道のりは遠い。旅の途中で降り立つ惑星での出会いと別れを通し、鉄郎は一歩ずつ大人へと近づいていく。
SFアニメブームで一斉を風靡し、さらに現在なお続編が描かれ続けている傑作の原点。「宇宙海賊キャプテン・ハーロック」「クイーン・エメラルダス」、さらには「男おいどん」まで、松本零士のほとんどの作品が同じ宇宙に存在し繋がってくる、そのライフワークともいえる代表作のTVアニメーションシリーズ。(田中 元)
レビュー
チーフディレクター: 西沢信孝 原作: 松本零士 脚本: 山浦弘靖/藤川桂介/吉田喜昭 企画: 別所孝治/横山賢二/小湊洋市 総作画監修: 湖川友謙 美術設定: 浦田又治 録音: 池上信照 音楽: 青木望 声の出演: 野沢雅子/池田昌子/肝付兼太/川島千代子/井上真樹夫/谷育子/富山敬/北浜晴子/柴田秀勝/藤田淑子/納谷悟朗/来宮良子/久松保夫 ナレーション: 高木均
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
登録情報
- アスペクト比 : 1.33:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 日本語
- 梱包サイズ : 19.8 x 14 x 6.6 cm; 581 g
- EAN : 4988064145652
- メディア形式 : ドルビー
- 時間 : 7 時間 56 分
- 発売日 : 2003/3/19
- 出演 : 野沢雅子, 池田昌子, 麻上洋子, 肝付兼太, 井上真樹夫
- 言語 : 日本語 (Mono)
- 販売元 : エイベックス・トラックス
- ASIN : B000087EPL
- ディスク枚数 : 5
- Amazon 売れ筋ランキング: - 52,704位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 9,255位アニメ (DVD)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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このアニメでは人の人生を宇宙に置き換えて、この問いに
対する答えを常に追い求めているような気がします。
そしてその答えは主人公である鉄郎の性格、すなわち、
見ず知らずの他人の不幸に涙し、ともに克服していくという
限りない優しさにあるのではないだろうかと作者が問いかけている
ような気がするのです。
この巻辺りからそうした鉄郎の優しさがにじみ出たエピソードが
数多く出てきます。
67話・宇宙僧ダイルーズでは、鉄郎は虫歯になってしまい、救急医療小惑星に臨時停車する(それがきっかけでC62の反乱に繋がる。C62の反乱の冒頭では555の郵便車が爆破され、金貨を強奪された)。その時、青年ミカエル(原作未登場)が運ばれて来るが、死ぬことしか考えないミカエルに、鉄郎は生きることの大切さを教える(ダイルーズはミカエルを救えなかったため、鉄郎の歯を治すべく、自分の体の部品を鉄郎に提供した。ダイルーズは機械人間で、600年間宇宙を行脚している。ダイルーズが唱えているお経は平家物語の一節)。ダイルーズが打つ鐘の音は、その強力な共鳴音波から、999を故障させて脱線させた上に、虫歯であった鉄郎の歯をボロボロにしてしまう。車掌も機関車から、ダイルーズを列車から降ろすよう命じられる。「やらねばお前は懲戒免職だ」これは、ダイルーズの鐘の共鳴音波がこれ以上続いては危険と判断した機関車(銀河鉄道管理局)が、ダイルーズを列車外に放出する為、車掌がダイルーズを列車から降ろすことができない場合には車掌がクビになることを意味する。車掌がダイルーズに列車を降りるよう命じると、ダイルーズは「最大出力諸行無常!」と唱え、ハンドベルで反撃。共鳴音波で車掌を弾き飛ばす。歯医者に行った鉄郎は歯科医から、総入れ歯なら何とかと言われる。ダイルーズは、自分は宇宙一の名僧であると思っていたが、鉄郎がミカエルを救ったことで、名僧と謳っていた自分を反省して、今まで使っていたハンドベルを叩き壊し、エネルギーを貯蔵する為に必要な特殊カルシウムの原石を鉄郎に提供して、鉄郎の歯の治療に協力した。ダイルーズは、自らの負けを認める。その後、修行のやり直しをするが、何年修行したかは不明。ダイルーズは鉄郎に「機械の身体になるということは、苦しみも長く続くことだな」と教えている。救急医療小惑星は、オーバーホールの為に臨時停車しただけなので、本来は停車しないが、共鳴音波の影響で破損した部品を交換する必要があること、そして、鉄郎の一大事でもあることから、車掌が機関車に頼み、機関車も臨時停車を認める。
60・61話・大四畳半惑星の幻想(停車駅は明日の星)は、原作の停車時間は2週間だが、こちらは2日間である。この話の元になっている作品もある(元祖大四畳半大物語)。ゲストキャラは、元祖大四畳半大物語のキャラが登場している。その前の56・57話・冷血帝国が前後編で、大四畳半惑星の幻想の後、前後編は72・73話・大暗黒星雲アフリカまで無い。
63話のサブタイトルは、ブックレットでは惑星ヤミヤミ(停車駅の名前)となっているが、正しくはヤミヤミの姉妹である(レランとミルの姉妹は原作では死ぬ順番は逆。原作ではレランがミルに殺され、ミルはレランが打ち上げた人工太陽で死亡)。
大きな音を立ててはいけない惑星(64話・沈黙の聖地。原作の停車駅は銀の谷。原作では幽霊世界のフィラメントから続く)、女王亡き後も毎日食糧を貢いだり、食べ物を持っているだけで狙撃される惑星(65話・交響詩 魔女の竪琴)、葬式を楽しむ惑星(66話・霧の葬送惑星)もある(葬送惑星の住人は不老不死で、人を殺しては葬式を楽しむ。住人が持っている燭台は、実は燭台銃)。
沈黙の聖地(停車時間は劇中で語られていない為不明)は、住人が機械の耳と言われる人工鼓膜を付けている為、大きな音を立ててはいけないという決まりがある。鉄郎には向かない星である。その為、鉄郎は普通に話すだけでも大声になってしまい、それだけでも騒音罪になってしまう。実際に鉄郎は騒音罪で絞首刑にされそうになる。人工鼓膜は非常に高性能である為、どんなに小さな音も聞き取ることができるが、鉄郎の地声は大声に聞こえる為に、逆に弱点になってしまう。しかし最後には、鉄郎が大声を出して住人の耳を正常に戻している。その為、人工鼓膜も壊れてしまう。鉄郎の大声が役に立ったという訳だ。知事の像も倒れて破壊されている。知事はその後失脚したのだろうか?条例に反抗している女性・シルビアも、騒音罪で処刑された夫の無念を鉄郎と一緒に晴らすことができて、その後墓前で報告したことだろう。そうでなければ、シルビアの夫や子供は浮かばれないし、あまりにも酷い。更に、車掌の目の大きさが変わる場面もある。ナチスのマークでもあった鉤十字も。独裁者が居たことの名残だろう。車掌が停車駅を言う時に鉄郎は、蚊の鳴くような声と言っている。
交響詩 魔女の竪琴では、宇宙一気位が高いと言われる女王メタメライナ(メーテルによれば、竪琴の音に相応しい美しい女性。アンドロメダで一番美しいと言われた。類い稀なる美貌の持ち主)が200年前から君臨して食糧を要求しており、その合図として竪琴を鳴らしていることから、それを魔女の竪琴と言う。魚や野菜、果物等も全て貢ぎ物として納めるのだという。鉄郎は、ニコライの仇を討つ為、心を鬼にしてメタメライナを撃とうとする。しかし、そのメタメライナは既にミイラ化しており、メーテルがとうの昔に死んでいたと言うように、死後100年以上は経つと思われる(鉄郎曰く、アンドロメダで一番の美女の成れの果て)。50話の亡霊トンネルで、イローゼの創造主が意地の悪い心をアンドロイドのイローゼに残していったように、メタメライナも、気位が高く美しすぎたが故に、機械の身体になることなく、死期が迫ると自分の醜い姿を見ている部下を皆殺しにして、自分の死後も惑星(魔女の竪琴の星。停車時間は11時間と22分)を支配したいという心だけは残していくという、迷惑な置き土産を残している。本人にとっては、それを自身の遺産にしたかったのかもしれない。椅子も機械仕掛けになっており、自分が死んでも喋ることができるようになっている。竪琴も決まった時間に風を導き、竪琴が自然に鳴る。鉄郎が竪琴を壊したことで、女王の島は爆発する。ホテルはオンボロだが、メーテル曰くナンバーワンのデラックスホテルだという。食堂に行く時に、階段の床が抜けて、鉄郎は「腹一杯食うのも楽じゃないよ」と言っている。鉄郎とメーテルが銃座に撃たれた時は、度々メーテルに語りかける謎の声が助けている。この時点では、エンディング表記も謎の声となっている。食堂で食べようとしたのはオムレツだろうか?一見膨らんでいるが、それは見せかけで、鉄郎が食べようとした時に空気が抜けるようにしぼんでしまう。鉄郎は驚き「あれれれれれれ…」「こんなの無いよ!バカにして!」と怒り、放り投げる。
霧の葬送惑星では、鉄郎とメーテルが住人の燭台銃で銃撃されて、生きたままで埋葬されるが、鐘撞きのマチールが助けている。しかし、そのマチールは、鐘を撞くことを忘れてしまったことで、葬式のターゲットにされて殺されてしまう。マチールによると、不老不死の人々を殺して葬式を楽しむ為に銃が開発されたと言う。棺に入れられた鉄郎は酸欠で苦しむが、そこをマチールに助けられる。列車が葬送惑星(停車時間は3時間40分)に停車する時に、住人は不謹慎だとして、鉄郎とメーテルを殺そうと考えた。更に、鉄郎とメーテルは、死者の霊を冒涜する旅行者として扱われる。「地獄へ落ちろ」、「与えたまえ」は、まるで呪いの言葉のような言い方をしている。鉄郎とメーテルを呪っているかのようだ。鉄郎は最初は降りる気がしなかったが、メーテルが降りたことで、その後災難に遭うという流れになる。埋葬された時、メーテルは旅を終わらせたいと思っていた。葬送惑星の住人は、殆ど女性ばかりである。住人の女共の表情は、俯いていることから、一見悲しみに満ちているように見えるが、かなり殺気立っている。涙を流す者も居るが、それも見せかけ。その為、燭台銃を持つ女共の目は、悲しみの目ではなく、殺意に満ちた、邪悪な目をしている。そんな邪悪に満ちた女共に殺されたマチールは、あまりにも不幸だ。女共は、燭台銃でマチールを撃ち、更に止めを刺している。その時の鐘の音は、マチールへの弔いの鐘の音に変わっている。マチールを殺した女共に対する怨み、そして、鉄郎とメーテルに仇討ちをして欲しいという願いが込められた鐘の音とも言える。葬式を楽しむ習慣を良く思わないながらも、燭台銃の餌食にされたのだから、無念だったことだろう。鉄郎とメーテルの命の恩人でもあるマチールの死を目の当たりにして、鉄郎は怒りが込み上げる。葬式を楽しむ習慣から線香の匂いが立ち込めて、霧深い上に、黒のマントを纏って歩く決まりがあり、笑うことができない上に、歩く際には俯いて歩くことになる。行列とすれ違う際は、この度はどうも。と、死者の冥福を祈る言葉を言わないといけない。勿論頭を下げることは大事だ。振り向くと住人の女共の燭台が燭台銃に変わり、銃撃される。最後には、マチールの仇討ちも兼ねて鉄郎とメーテルが応戦している。勿論女共は不老不死なので気絶しただけだが、葬式に生死は問わず、動かないだけで葬式ができるのだ。葬式をする以外に何もすることが無い上に、死という概念が無いので、葬式をすることで退屈を紛らわせているのだ。燭台銃も、その為にあるのだろう。その始まりとなったのは、トト・タトが乗った宇宙船が葬送惑星に墜落して、タト(男性)が死亡。タトの葬式が済んだ後に、トト(女性)も殺される。そこから葬式を楽しむ習慣が生まれ、葬送惑星と呼ばれるのである。終盤にメーテルは鉄郎に、もし自分が死んでも葬式はしないで良いと話す。
68話・好奇心という名の星では、巨大な目玉のような星が惑星好奇心で、鉄郎が興味本位で惑星好奇心を見た為に、999が無理矢理停車させられる。かつて乗客から何人もの行方不明者を出した為、その責任は車掌にあるという。また同じことが起きれば、車掌は就業規則第71条によってクビになる。車掌がブラインドを下ろしても、鉄郎はブラインドを上げて、好奇心を見ようとする。車掌が再びブラインドを下ろしても、鉄郎は懲りずに好奇心を見てしまう。更に、乗客のミールも、恋人で宇宙カメラマンのマスクを捜す為に乗り込んでいる。終いには、鉄郎とミール、そしてメーテルまで加わって、一緒に好奇心を見ている。しかも、その好奇心では、車掌が好奇心に操られ、車掌の目が赤くなる。それによって車掌はメーテルをバラバラにしようとする。好奇心は巨大な機械だが、好奇心は車掌に服を脱ぐよう命じる。代わりに鉄郎が脱ぐと好奇心は「お前のは見たくない。醜い、汚い、おぞましい」と言っている。好奇心は鉄郎には興味が無いということだろう。最後は鉄郎に中身を見られた為に、恥ずかしさから子供の月と共に自殺する。中身を見られたことで、車掌も正気に戻る。好奇心に吸い寄せられて列車から降りたのは、鉄郎、メーテル、車掌、ミールの4人。他には乗客は居ないのだろう。乗客の人数は一定していないのである。好奇心が降りるよう命じた時、車掌は断ったが、列車を破壊すると言われて降りることに。列車を離れることができないのは、銀河鉄道規則第612条の第3項によるもの。マスクが発見された時、車掌は以前のことを思い出す。その時車掌は、乗客に対する安全義務を怠ったとして、管理局から厳しく叱られたという。しかも、クビになる直前だったという。それでもクビにならなかったのは幸運だったのかもしれない。マスク救出後、マスクは医務室に運ばれるが、その後死亡する。マスク自身も負傷していた為、その時の怪我が原因だと思われる。
71話・賽の河原の開拓者(停車時間は5時間50分。原作の停車時間は30分)では、賽の河原で農業をしている権兵衛と、息子の与作(原作の登場は権兵衛のみ。与作は原作未登場)が暮らしているが、与作は移民船で星を出ようとする。鉄郎は権兵衛の名前を聞いて、おかしな名前と笑ったが、すぐに謝っている。権兵衛も、その素直さを優しく受け入れている。権兵衛と与作の姿は、泥に塗れて働くうちに、泥がこびり付いて取れなくなってしまった為。冒頭の宇宙空間で、小さな星雲が浮かんでいる。空にも星雲が浮かんでいる。かなり殺風景な為、星雲が唯一の慰め。車掌も、賽の河原の景色が嫌いな為、目を閉じている。賽の河原には、悪魔の使いと言われる化け物鳥が生息している。正に地獄の入り口のような星である。鉄郎は化け物鳥を追って怪我をするが、与作はそれを笑う。しかし、化け物鳥がやって来たことで、与作の心は揺らいでいき、畑を守る為に奮闘する権兵衛を見て、与作は最終的に残る決心をする。その後鉄郎が与作の代わりに化け物鳥を退治、与作は鉄郎のことを笑ったことを謝る。賽の河原に来たのは、権兵衛が賽の河原に行きたいと言ったことからだろう。権兵衛の妻は、反対しなかったのだろうか?与作も最初は反対したかも知れない。権兵衛にとっては、全て手作業であっても、賽の河原での生活が良かったのだろう。権兵衛自身、賽の河原を開拓する為にやって来たと言う。与作に星を出ようと勧められても、権兵衛は賽の河原が気に入っているようだ。権兵衛は子供の頃からそういう教育を受けたのかも知れない。権兵衛の妻は、過労の末に亡くなってしまうが、与作は母親の死後、権兵衛と一緒に働きながらも、嫌気が差して、移民船に乗ろうとした。しかし、与作は父親を捨ててまで星を出ようとはせず、権兵衛にも一緒に行こうと誘う。最後には、与作は権兵衛と一緒に頑張る決心をする。与作は、権兵衛のことを大切に思い、権兵衛の面倒を見る、父親思いの優しい息子である。権兵衛が死んで、与作だけになった場合、与作はどうするのだろうか?
72・73話・大暗黒星雲アフリカでは、メーテルにとっては喪服でもあるメーテルの普段着を車掌が着用する他、15話で掛けたサングラスを鉄郎とメーテルが掛けている(ここでは15話のサングラスとは別のサングラス)。車掌がメーテルの普段着を着用したのは、車掌が身ぐるみを剥がされ恥ずかしがった為。
因みに、私の姉は、62話・夜のない街、70話・心やさしき花の都が好きな話である。心やさしき花の都の原作では、コアの一家はニッケルを注入されて生き埋めにされたが、こちらは団欒の一時を楽しむ(この時、コアの娘のミアがピアノを弾く。弾いていた曲はベートーベンの月光。15話・水の国のベートーベンでも流れた。15話では、運命、ショパンの別れの曲も流れる)。アニメオリジナルの結末である。コアの息子のドアは、毒の花粉に冒され、体は丈夫ではないが、コアが妻のレアに子供達を連れて上がるよう勧めると、ドアは一緒に居ると、地上に出ることを拒否する。その上この星では、毒の花を摘んだだけで即刻死刑であり、人間の命より毒の花の方が大事という、とんでもない星である(毒の花を燃やしたのはコアだが、コアはこの星の住人を救うため、花を燃やした。しかも、管理局も乗客より列車の安全が第一と非常識だ)。しかも、それが法律で罷り通るのだから、如何に人間の命を軽視しているかがわかる。冒頭で鉄郎が、停車駅が花の都(停車時間は11時間24分6秒)と聞いて、素敵な星だなぁと言うと、車掌が「は?素敵?この星がですか?そうですなぁ。まぁ素敵と言えば素敵な所かも。いやしかし、これが本当の素敵な所ですかね?いや全く」と言って笑っている。メーテルは毒の花であることを知っているので、宇宙に舞う毒の花を見ても何も感じない。しかも、ホテルでも、コアが居る部屋に鉄郎とメーテルが来るという、妙な偶然もあるものだ。メーテルが存在に気付くと、コアは超スピードで移動する。因みにコア達は、地底に住む家族、所謂ファミリーマグネトリウムと言われている。ホテルに居た黒マント姿の男は、花粉除けのテクタイトのコートを着たコアである。コアが自ら人柱になることで、他のファミリーマグネトリウムの人達は、コアを英雄として讃える。救世主とも言える。
62話・夜のない街では、この星の湖に住むヘローンが狂暴な怪物として恐れられている(そのため、この星では完全睡眠法という法律がある)が、実際は恥ずかしがり屋の、とても心優しい生物で(ヘローンは自分の醜い姿が人間を脅かすといけないと思い、夜にのみ活動している)、鉄郎とメーテルが窮地に陥った時は、恥を偲んで救出にやって来る。しかも、ヘローンは二人を背中に乗せて、999まで送り届ける。二人を送り届けて別れる時には、ヘローンも手を振っている。ヘローンが電磁網に絡まれて、鉄郎が電磁網を取る時には、ヘローンは大人しくしている。ヘローンの顔を見た鉄郎は、面白い顔と言って、ヘローンは恥ずかしがるが、鉄郎はヘローンに「男は顔じゃないよ。ハートだよハート」と言っている。それを聞いたヘローンは喜んでいる。ヘローンが救出にやって来る切っ掛けとなったのは、この時にヘローンが自信を持ったことによるものだろう。ヘローンは、ヘラクレス星メビラ産、飛行恐竜の一族。
74話・17億6千5百万人のくれくれ星は、原作タイトルはくれくれ星ではなくルンペン星で、停車駅はくれくれ星ではなく、プラネットベガーだった(イカリとナサケは原作は名前無し)。冒頭で鉄郎がコスモライフルの手入れをしているが、前の星(惑星の名称は不明)で買ったと言う。更に、メーテルの服を着たナサケは、メーテルによく似ている。この時ナサケは妊娠している。鉄郎がイカリにコスモライフルをあげた時、車掌はコスモライフルは次の駅で弁償すると言っているが、鉄郎は弁償は不要と言っている。くれくれ星の住人は何ヶ月も風呂に入らない程体臭が酷い。車掌もくれくれ星を出た後、機関車で消臭剤を撒いている。
是非とも楽しんで見て欲しい。