まずシリーズの購入を考える前に "Nice boat."と"School Days"をネット検索すべきです。その際"School Days wiki"とウィキペディアを優先させる方がオススメ。もう、そこの記述(たぶんウィキペディアには「猟奇的表現」についての警告が書いてあります。あえて読んでから購入を検討しましょう。因みに本体カバーシールにも「暴力的なシーンやグロテスクな表現」についての警告があります)を見れば、他の人のも、私の以下のレビューも不要なぐらいに詳しく書いてあります。
主要登場人物:
主人公・伊藤 誠: 「誠」というか「不誠実」というか。この役の声優本人が「お前、それはちょっとヒドイんじゃない?」と言い、音響監督に声優が「良心はスタジオのドアの前に置いてきてね」と言われた、とか(封入リーフレットに明記)。学生ながら不特定多数(というかかなり多数)の女性と性行為を繰り広げている。
桂 言葉(かつら ことのは): 誠の自称彼女。後述・西園寺 世界の友達だった。世界の紹介で誠と付き合っていたが、別離を誠に切り出されてしまっていた。よくハイライトのない目(海外では#empty_eyesというタグで検索できる)で描写される。
西園寺 世界(さいおんじ せかい):桂の友達。言葉を誠に紹介した。が、世界本人が誠を好きになってしまい、誠と性交渉を持つに至る。なお、「誠に気に入られるために言葉を誠に紹介した」と策を弄したように言葉は思っている(本編中で語られる)。
……とここまででも、かなり濃い性格設定ですが、この第6巻の内容は、もう、誰にも救いようのない「グロテスクな」悲劇です↓。
第11話~第12話。世界は、いろいろショックで引きこもっている。生理不順であるところに突然吐き気を催したことにより(また避妊していなかったことにより)妊娠したと思い込んだ。そして、誠には「妊娠した」と告げる。誠はうろたえる。
偶然、誠と再会した言葉は、誠を未だに思っていることを告げる。そして、どうやら誠に、「世界に産科医の診察を受けさせるよう」アドバイスしたらしい(誠発信・世界受信の携帯メール文面による)。
世界が用意していて、なおかつ帰ってこない誠にいら立ちあたり一面にぶちまけられた夕食。誠はそのゴミを片付ける。
世界が次に誠の自宅台所で、ゴミとして片づけられた夕食の残骸を発見。ゴミであるかのように世界自身が片づけられたように感じたのか、「自分だけ桂さんと幸せになろうとするのはずるい」と叫びながら、誠に向かって包丁を……。
誠の家から逃げ帰った世界に、誠の携帯から(おそらく事件の後に誠の家に到着した言葉による代筆)「屋上で会いたい」とメールが来る。
屋上にいたのは言葉だった。そもそも「妊娠」(したという思い込み)を「誠の気を引くための嘘」と思っていた言葉は「確認させてください」と言う。世界は、誠の家から持っていた血塗られた包丁をポケットから取り出す。世界の包丁よりも、言葉の持つ血塗られたノコギリのほうが速かった……。
屋上の床に広がる赤い液体。効果音。ほぼ黒一面の画面中央部に不規則な形の夜空を背景にした、赤い液体を浴びたEmpty_eyesな言葉、「ほら、やっぱり嘘だったんじゃないですか」
画面暗転、真っ暗け、「中に誰もいませんよ」
……いや、買ったのが真夏で良かったです。充分納涼肝試しといった感じで。
ただ、最終話は、たまたま現実世界で殺人事件が発生したため、急きょ放映打ち切りになりました。
代わりに放映されたのが、フィヨルドをクルーズする(割と大き目の)観光船。
後日、その動画は海外掲示板4chanで「Nice boat.」とコメントがつけられました(ボート、というには少し大きい気もしますが)。
それが逆輸入され、製作スタッフの打ち上げ乾杯の掛け声も「Nice boat」だったとか(封入リーフレットに明記)。
「悲劇」のデキとしては最高級だと思うし、購入以来、何度も繰り返し視聴する程度に気に入っているのですが。
「アニメ後半の言葉は怖いという理由で結構リテイク出ていた」……いえ、もっと凄味があっても全然OKです。
「本来誠のみのリテイクだったのが世界もナットクいかなかったらしく」「テイクを重ねる毎に怪演に磨きがかかり」
……はい、もう少しだけ磨いて(言葉を超えない程度に)いただければ、もっと好きになったかも。
……という事情と、海外掲示板で「guro」(日本語のグロがそのまま通じます)「empty_eyes」経由「Nice boat.」経由でウィキペディアから購入に至った経緯の事情を勘案して、とりあえず星4つ、という事にしたいと思います。
School Days 第6巻(初回限定版) [DVD]
¥1,519 ¥1,519 税込
フォーマット | 色, ドルビー |
コントリビュータ | 河原木志穂, ごとうじゅんじ, 岡嶋妙, オーバーフロー, 井本恵子, 平川大輔, 永見はるか, 上江洲誠, 元永慶太郎 |
言語 | 日本語 |
稼働時間 | 48 分 |
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登録情報
- 言語 : 日本語
- 梱包サイズ : 19.2 x 13.8 x 3.2 cm; 258.55 g
- EAN : 4988064264933
- 監督 : 元永慶太郎
- メディア形式 : 色, ドルビー
- 時間 : 48 分
- 発売日 : 2008/2/27
- 出演 : 平川大輔, 岡嶋妙, 河原木志穂, 井本恵子, 永見はるか
- 販売元 : AVEX GROUP HOLDINGS.(ADI)(D)
- ASIN : B000SKNR7U
- ディスク枚数 : 2
- Amazon 売れ筋ランキング: - 168,485位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 29,278位アニメ (DVD)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年5月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
リアルタイムで観てたけど、最終回だけ観れずじまいで今日に至ったけど、噂通り、いやそれ以上にヤバかった!
「ひぐらしのなく頃に 解」同様地上波は放送しなくてよかったね。
当時似たような事件があったかどうか関係なく、やってたら大問題だよ!
よく地上波放送のアニメであんな内容の最終回作ったな!?
逆にすげぇよ!
素晴らしい挿入歌が流れてたけど、シーンが衝撃すぎてあんま入らなかった(苦笑)
「ひぐらしのなく頃に 解」同様地上波は放送しなくてよかったね。
当時似たような事件があったかどうか関係なく、やってたら大問題だよ!
よく地上波放送のアニメであんな内容の最終回作ったな!?
逆にすげぇよ!
素晴らしい挿入歌が流れてたけど、シーンが衝撃すぎてあんま入らなかった(苦笑)
2012年11月6日に日本でレビュー済み
ラブコメでもなく、シリアスな恋物語でもなく、エッチでもなく。
サスペンスかホラーというにもちょっと…。
「純愛ものにみせたけど、ラストは落差で驚いたでしょ?」と言われただけの感じです。
奪い合うほど、男主人公の誠が魅力的にはどうしても見えないので、複数の女性が絡んでくるのも、それで女性が病んでいく過程も説得力もありません。
中盤以降の話は、ラストにいたる為の心理描写がされているというよりは、設定の説明をずっとここまでされていた感じです。
全1巻程度で終わらせられたのでは?と思える程度の内容でした。
サスペンスかホラーというにもちょっと…。
「純愛ものにみせたけど、ラストは落差で驚いたでしょ?」と言われただけの感じです。
奪い合うほど、男主人公の誠が魅力的にはどうしても見えないので、複数の女性が絡んでくるのも、それで女性が病んでいく過程も説得力もありません。
中盤以降の話は、ラストにいたる為の心理描写がされているというよりは、設定の説明をずっとここまでされていた感じです。
全1巻程度で終わらせられたのでは?と思える程度の内容でした。
2009年7月3日に日本でレビュー済み
何ですかコレは。
エロゲを現実に実行するとこうなってもしょうがないよ、という反面教師的な話ですか。
内容にそぐわないタイトルもしかり。
もうそういう、ある意味皮肉った意図に思えて仕方ない。
というか、いっそそうであってくれ;
言葉はバカな男にひっかかっちゃねぇ、という感じ。
世界もだけど、前から好きだったとしてもくっつけといて彼女のいる男に粉かけてる時点で評価は低い。
……高校生、こんなにバカばっかじゃないよね?
まぁ、あれだけ話題になったという手法は、斬新か?
あんなにカワイイ絵なのにねぇ。
エロゲを現実に実行するとこうなってもしょうがないよ、という反面教師的な話ですか。
内容にそぐわないタイトルもしかり。
もうそういう、ある意味皮肉った意図に思えて仕方ない。
というか、いっそそうであってくれ;
言葉はバカな男にひっかかっちゃねぇ、という感じ。
世界もだけど、前から好きだったとしてもくっつけといて彼女のいる男に粉かけてる時点で評価は低い。
……高校生、こんなにバカばっかじゃないよね?
まぁ、あれだけ話題になったという手法は、斬新か?
あんなにカワイイ絵なのにねぇ。
2008年3月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
正直、これはアニメ史に残る作品ではないかと思いました。
昼ドラ顔負けの展開をアニメにしちゃうなんて。
前半はともかく、後半に行くに連れて感想を残せなくなります・・・。
あまり見ていて気分のいいものではありません。
この作品は最終回の放送中止、「Nice boat.」の流行など、とにかく話題性があった作品です。
とはいえ、話題があったから面白い、というわけでは全然なく。
全話見ても別に面白いとは感じませんでしたし・・・。
ですが、この作品を作り上げたスタッフさん達のことは素直にすごいと思います。
声を宛てた声優さん達もすごいなーと。特に言葉役の方。最終話の「中に誰も・・・」の台詞、怖すぎます。
話題のディレクターズカット版、はっきり言ってすごすぎます。
音も色も気持ち悪すぎる。
あれは放送できませんよね・・・。
というわけで面白さという点ではオススメできないわけですが、この作品のものすごさ、後味の悪さが神がかっていたので星を3つに・・・。
最後に。
「こんなスクールデイズ(学園生活)は絶対に嫌だ!」
昼ドラ顔負けの展開をアニメにしちゃうなんて。
前半はともかく、後半に行くに連れて感想を残せなくなります・・・。
あまり見ていて気分のいいものではありません。
この作品は最終回の放送中止、「Nice boat.」の流行など、とにかく話題性があった作品です。
とはいえ、話題があったから面白い、というわけでは全然なく。
全話見ても別に面白いとは感じませんでしたし・・・。
ですが、この作品を作り上げたスタッフさん達のことは素直にすごいと思います。
声を宛てた声優さん達もすごいなーと。特に言葉役の方。最終話の「中に誰も・・・」の台詞、怖すぎます。
話題のディレクターズカット版、はっきり言ってすごすぎます。
音も色も気持ち悪すぎる。
あれは放送できませんよね・・・。
というわけで面白さという点ではオススメできないわけですが、この作品のものすごさ、後味の悪さが神がかっていたので星を3つに・・・。
最後に。
「こんなスクールデイズ(学園生活)は絶対に嫌だ!」
2008年1月23日に日本でレビュー済み
世界と誠が好きあい始めた時に言葉としっかりケジメをつけなかった事が唯一の元凶だ
はっきり別れをいわなかった
それ以外の誠の女とっかえひっかえはまあ特段問題はないといえよう(ただのヤリチン)
ストーリーについて言えば
言葉、世界とのあの別れを言わずいつまでもずるずる引きずる三角関係が何話からかは忘れたが、突然ヤリチン話になってしまい、今まであった繊細な流れが壊された。
その今まであった三角関係によって生ずる、言葉のあの感情をもっと大切に使ってストーリーつくりをして欲しかった。
(加藤まではいいよ。でも黒田光や4pの時にはさすがに笑ってっしまった。あれでいままでの誠の最低振りが逆にただのカサノバ野郎だったとして緩和されてしまった。)
あの後の人間関係は凡庸だ。ラストも含め。(あのヤリチン展開のせいで映えなかったといえる)
ラストが「衝撃的なもの」であることは確かだが、その意味をもっと深く重くできたはずだ
誠の急な多角性関係によって一気に作品を支配していた繊細な感情、流れが消えてしまったように思われる。(それにより言葉の悲劇&狂気ぶりすら遠くへ行ってしまった)
と、まあここまで批判したが アニメもここまで来たか っていうのが正直な感想。
あれだけの感情をアニメで描けるなら、とこれからのアニメの可能性を見せてくれた。
はっきり別れをいわなかった
それ以外の誠の女とっかえひっかえはまあ特段問題はないといえよう(ただのヤリチン)
ストーリーについて言えば
言葉、世界とのあの別れを言わずいつまでもずるずる引きずる三角関係が何話からかは忘れたが、突然ヤリチン話になってしまい、今まであった繊細な流れが壊された。
その今まであった三角関係によって生ずる、言葉のあの感情をもっと大切に使ってストーリーつくりをして欲しかった。
(加藤まではいいよ。でも黒田光や4pの時にはさすがに笑ってっしまった。あれでいままでの誠の最低振りが逆にただのカサノバ野郎だったとして緩和されてしまった。)
あの後の人間関係は凡庸だ。ラストも含め。(あのヤリチン展開のせいで映えなかったといえる)
ラストが「衝撃的なもの」であることは確かだが、その意味をもっと深く重くできたはずだ
誠の急な多角性関係によって一気に作品を支配していた繊細な感情、流れが消えてしまったように思われる。(それにより言葉の悲劇&狂気ぶりすら遠くへ行ってしまった)
と、まあここまで批判したが アニメもここまで来たか っていうのが正直な感想。
あれだけの感情をアニメで描けるなら、とこれからのアニメの可能性を見せてくれた。
2015年12月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最終回がテレビで放映出来なかったと聞いてみてみましたが噂通りでした。ストーリーも世界と言葉の誠を巡るストーリーに引き込まれていくのを感じました。クライマックスは目が離せなかったです。
2008年2月26日に日本でレビュー済み
最終話が問題となり、地上波では放送が打ち切りとなった伝説の迷作。
NiceBoatというキーワードも話題となった。
私は、「ひぐらしのなく頃に解」が物語中盤で地上波放送打ち切りに
なったことがきっかけで、この作品を知った。
最初から観始めると、ありふれた純愛ものであるが、徐々に歯車が狂い
この最終話へと続いている。
本作はディレクターズカット版(パッケージ前面に、注意表示ステッカ
ー有)で、AT-X放送分は観ていない為、正しい情報か不明だが、違いは
おそらくグロテスク表現の強化であろう。(楽しみにしている方もいる
と思うので、これ以上のコメントは控えます。)
興味のある方で、まだ観ていないのであれば、まず1話からじっくりと
観て欲しい。ただ、泥沼化する恋愛物語なので、そのようなカテゴリー
に興味のない方やグロテスクな表現が苦手な方、小さなお子様の閲覧
は絶対に遠慮したほうが良いだろう。また、最終話だけ観ても、良く
わからないまま後味の悪さだけが残ってお勧め出来ない。
私は、1話との差があまりに大きいことに感銘を受けた。観る人を選ぶ
作品だが、なかなかの名作である。
NiceBoatというキーワードも話題となった。
私は、「ひぐらしのなく頃に解」が物語中盤で地上波放送打ち切りに
なったことがきっかけで、この作品を知った。
最初から観始めると、ありふれた純愛ものであるが、徐々に歯車が狂い
この最終話へと続いている。
本作はディレクターズカット版(パッケージ前面に、注意表示ステッカ
ー有)で、AT-X放送分は観ていない為、正しい情報か不明だが、違いは
おそらくグロテスク表現の強化であろう。(楽しみにしている方もいる
と思うので、これ以上のコメントは控えます。)
興味のある方で、まだ観ていないのであれば、まず1話からじっくりと
観て欲しい。ただ、泥沼化する恋愛物語なので、そのようなカテゴリー
に興味のない方やグロテスクな表現が苦手な方、小さなお子様の閲覧
は絶対に遠慮したほうが良いだろう。また、最終話だけ観ても、良く
わからないまま後味の悪さだけが残ってお勧め出来ない。
私は、1話との差があまりに大きいことに感銘を受けた。観る人を選ぶ
作品だが、なかなかの名作である。