普段何気なく流れていく時間、
どうにかして効率的に生産的に活用したいと思う時間。
この本はテクニック云々より、時間とは何かという そもそも 論を
300ページ近くかけて説明してくれている。
正直ここまで時間というものを研究し、言葉にし、伝えている本に出会えてとても光栄である。
人は考え方の違いや価値観の違いで、人との付き合い方を判断することがあると思う。
しかし、この本を読むとなんというか 人それぞれ目的は同じなのだが
時間指向の違いで発している言葉の表現が変わっているのだなと...
時間が人を作っているのかもなと考えさせられた。
日々の生活・健康・お金・ビジネス・愛・政治などなど
時間のとらえ方で選択がこうやって変えられていくのかと、
読み進めていく度に知的好奇心をくすぐられた。
読むのに時間はかかったけど、とても価値ある本に出会えたと感動しました。
僕も「過去から学び・今日を解釈し・明日の希望」のために
時間の大切さを味わって生きていきたいです。
もしよろしければ、お手に取って読んでみてはいかがでしょうか?

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
迷いの晴れる時間術 単行本 – 2009/7/1
- 本の長さ301ページ
- 言語日本語
- 出版社ポプラ社
- 発売日2009/7/1
- ISBN-104591110524
- ISBN-13978-4591110522
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : ポプラ社 (2009/7/1)
- 発売日 : 2009/7/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 301ページ
- ISBN-10 : 4591110524
- ISBN-13 : 978-4591110522
- Amazon 売れ筋ランキング: - 690,706位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。

著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
星5つ中5つ
5つのうち5つ
10グローバルレーティング
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2016年1月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
時間管理などの多くは、それこそタイムマネジメントの内容ばかりですが、7つの習慣などとも切り口が違い、とても参考となり、自身を見直す名著です。
2015年11月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ジンバルド氏のTEDの公演を視聴して、興味をもったので購入。自分はこの本のいうところの未来型かな?って思ってたけど、書中のテストをしてみたら現在快楽型の結果に。最初は受け入れられなかったけど、日常生活をこの本の視点で観察してみると「ああ、やっぱり自分は現在型なのね」って思うことが多々あった。この本のいいところは、未来型を手放しに称賛するのではなく、現在快楽思考の良い点も主張していること。後先のことが心配で、楽しいはずの家族との食事どころじゃない、なんて考えてしまうことがよくあった自分を諭してくれた。
2013年5月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この書籍の主眼と特徴は、いかに人生を充実させるために時間を捉え、活用していくべきかということを明らかにするために多くの具体的事例を丁寧に紹介し結論をまとめていることです。
表題にあるように、時間術や時間管理に関する書籍の多くはインプットする時間や労力に対してアウトプットを最大化、最適化するためのテクニック、例えば手帳の使い方、スマートフォンの時間管理アプリや情報管理など、いわゆる手段の紹介したものが多いです。
本書は、そのようなテクニックではなく、人間の時間に関する考え方、人間の時間に対する精神的側面に着眼し、時間をどのように捉えるべきかを様々な具体的事例を参照しつつ紹介されています。
時間に対する新たな考え方を見出したい、仕事は効率的に処理できているが充実感を得ている、もしくは人生の目的達成のために貢献しているものであるのかなどの疑問がわいてこられている場合には本書はまた別の視点を用意してくれているものと思います。
表題にあるように、時間術や時間管理に関する書籍の多くはインプットする時間や労力に対してアウトプットを最大化、最適化するためのテクニック、例えば手帳の使い方、スマートフォンの時間管理アプリや情報管理など、いわゆる手段の紹介したものが多いです。
本書は、そのようなテクニックではなく、人間の時間に関する考え方、人間の時間に対する精神的側面に着眼し、時間をどのように捉えるべきかを様々な具体的事例を参照しつつ紹介されています。
時間に対する新たな考え方を見出したい、仕事は効率的に処理できているが充実感を得ている、もしくは人生の目的達成のために貢献しているものであるのかなどの疑問がわいてこられている場合には本書はまた別の視点を用意してくれているものと思います。
2019年8月22日に日本でレビュー済み
この本は、時間に対する各個人の捉え方を分類して、各時間思考の傾向について書かれている。
最初の時間思考テストで、自分が過去肯定型で超現在快楽型という結果になったのは、思った通りだった。
本文中で、とても興味を惹かれたのは、人間の記憶は曖昧であり、自分の過去を否定的にも肯定的にも書き換える事が可能である事。
アウシュヴィッツから生還した女性が、悲惨な体験の中から、良い記憶の方を生徒に話す場面はとても印象的でした。
本書を読み終えて、目指すところは、超過去肯定型、適度な現在快楽型、そして未来型のバランスをとる事。
『過去を最大限に再利用し、適度に現在を楽しみ、明日を自分の思うがままにする為に、未来に投資する。』こんな時間思考で行こうと思います。
最初の時間思考テストで、自分が過去肯定型で超現在快楽型という結果になったのは、思った通りだった。
本文中で、とても興味を惹かれたのは、人間の記憶は曖昧であり、自分の過去を否定的にも肯定的にも書き換える事が可能である事。
アウシュヴィッツから生還した女性が、悲惨な体験の中から、良い記憶の方を生徒に話す場面はとても印象的でした。
本書を読み終えて、目指すところは、超過去肯定型、適度な現在快楽型、そして未来型のバランスをとる事。
『過去を最大限に再利用し、適度に現在を楽しみ、明日を自分の思うがままにする為に、未来に投資する。』こんな時間思考で行こうと思います。
2011年4月19日に日本でレビュー済み
タイトルに偽り無し。一読して、迷いがすこし晴れました。
実践できたら、もっと迷い無く人生を生きられそうに思います。
いわゆるビジネス書系の時間管理術とは一線を画している本書。
それどころか、いわゆる時間管理術はある人にとっては無意味だし、
ある人にとっては却って悪影響をもたらすと本書は言います。なぜか。
本書の原題はThe Time Paradox。米国心理学学会元会長の著者が、
「時間の認識」が行動に及ぼす影響を心理学の立場から紹介しています。
時間の認識には互いにパラドックスの関係にあるいくつかの類型があること、
そのため人は自分の類型を正しく認めた上でパラドックスのあいだで
バランスを取ることが大切だと説きます。
時間の認識がパラドックスになっている以上、「正しい」時間管理術は
単一の命題には限られないのです。
全ての人間がいつか死ぬ以上、人間に与えられた時間は有限で、
お金より何よりも貴重な財産です。それを意識した上で、
どうすれば自分の時間を大切にできると思うか?
有限な人生の時間を費やしてあなたは何を得たいのか?
時間を正しく使うとはどういうことか?
これらの問いに読者それぞれの答えを用意することが本書の狙いです。
著者は1997年と1999年の二度にわたり、アメリカ・フランス・スペイン・
ブラジル・イタリア・ロシア・リトアニア・南アフリカなどで調査を
行い、「時間に対する姿勢」の尺度を発見し、それを6つの類型に
分類しました。類型とその特徴は以下の通り。
過去肯定型:過去の良かった体験を思い出すのが好き。
過去否定型:過去の辛かった体験に縛られて悲観的な選択をする。
現在快楽型:現在をいかに刺激的に楽しむかに関心がある。
現在宿命論型:現在の状況は与えられたものでどうやっても変わらないと諦める。
未来型:未来の成功のために現在を努力や忍耐に費やせる。
超越未来型:来世の幸福のために現世をなげうてる。
本書には読者が6つの志向のどれに属するかを判定するテストが
掲載されています。
六つの志向について、実験結果などを交えながら相互関係がいくつか
紹介されています。曰く、
・日々生死にさらされている動物は本来現在快楽志向だが、
文明が生死のストレスを解放することで未来志向が生まれてくる。
・現在快楽志向は身体的な認識、未来志向は頭脳的な認識。
・現在快楽志向が仕事のプロセスに集中すると創造的な仕事を行い、
未来志向が仕事の結果に集中すると完成度の高い仕事を行う。
・未来志向は仕事で成功しやすいが他人の幸福に関与しない傾向があり、
現在快楽志向は他人とも積極的に関わるが仕事では成功しにくい。
・現在志向を未来志向に向かわせるにはいくつかの必要条件がある。
生活の安定・教育・就労・成功体験・見本となる未来志向の人物の存在など。
・家族や伝統の重視は過去肯定志向と未来志向を強める。
・過去否定志向と現在宿命論志向は育った家庭環境・経済環境の
影響を強く受ける。
・(例えば児童虐待のような)同じ体験をしても(しなくても)、
過去肯定志向になる人と過去否定志向になる人とは分かれる。
六つの志向のうち、過去否定志向と現在宿命論志向とは強まると
人生を不幸に感じさせる傾向がありますが、それ以外の志向は
上記相互関係から判るように場面場面で長所と短所が織り混ざります。
いまこの瞬間を幸福に生きつつ、かつ長期的にも成功を収めるには、
過去・現在・未来のそれぞれの志向を「行き来」することが
有効だと著者は説きます。
6つの志向は長年の習慣や体験に基づいて形成されるので、
後から変えるというのは容易なことではありません。けれど、
認識=ものの見方、ということは、日々の内省の態度・行動を
コントロールすることで、少しずつ変えて行けるものだと著者は
主張しています。
そして最終的には、六つの志向のバランスを取り戻すことで
人生に与えられた時間を幸福に過ごして欲しいという想いを、
著者は次のキャッチフレーズに凝縮しています。
「昨日を再利用し、今日を楽しみ、明日を自分の思うようにしよう。」
実践できたら、もっと迷い無く人生を生きられそうに思います。
いわゆるビジネス書系の時間管理術とは一線を画している本書。
それどころか、いわゆる時間管理術はある人にとっては無意味だし、
ある人にとっては却って悪影響をもたらすと本書は言います。なぜか。
本書の原題はThe Time Paradox。米国心理学学会元会長の著者が、
「時間の認識」が行動に及ぼす影響を心理学の立場から紹介しています。
時間の認識には互いにパラドックスの関係にあるいくつかの類型があること、
そのため人は自分の類型を正しく認めた上でパラドックスのあいだで
バランスを取ることが大切だと説きます。
時間の認識がパラドックスになっている以上、「正しい」時間管理術は
単一の命題には限られないのです。
全ての人間がいつか死ぬ以上、人間に与えられた時間は有限で、
お金より何よりも貴重な財産です。それを意識した上で、
どうすれば自分の時間を大切にできると思うか?
有限な人生の時間を費やしてあなたは何を得たいのか?
時間を正しく使うとはどういうことか?
これらの問いに読者それぞれの答えを用意することが本書の狙いです。
著者は1997年と1999年の二度にわたり、アメリカ・フランス・スペイン・
ブラジル・イタリア・ロシア・リトアニア・南アフリカなどで調査を
行い、「時間に対する姿勢」の尺度を発見し、それを6つの類型に
分類しました。類型とその特徴は以下の通り。
過去肯定型:過去の良かった体験を思い出すのが好き。
過去否定型:過去の辛かった体験に縛られて悲観的な選択をする。
現在快楽型:現在をいかに刺激的に楽しむかに関心がある。
現在宿命論型:現在の状況は与えられたものでどうやっても変わらないと諦める。
未来型:未来の成功のために現在を努力や忍耐に費やせる。
超越未来型:来世の幸福のために現世をなげうてる。
本書には読者が6つの志向のどれに属するかを判定するテストが
掲載されています。
六つの志向について、実験結果などを交えながら相互関係がいくつか
紹介されています。曰く、
・日々生死にさらされている動物は本来現在快楽志向だが、
文明が生死のストレスを解放することで未来志向が生まれてくる。
・現在快楽志向は身体的な認識、未来志向は頭脳的な認識。
・現在快楽志向が仕事のプロセスに集中すると創造的な仕事を行い、
未来志向が仕事の結果に集中すると完成度の高い仕事を行う。
・未来志向は仕事で成功しやすいが他人の幸福に関与しない傾向があり、
現在快楽志向は他人とも積極的に関わるが仕事では成功しにくい。
・現在志向を未来志向に向かわせるにはいくつかの必要条件がある。
生活の安定・教育・就労・成功体験・見本となる未来志向の人物の存在など。
・家族や伝統の重視は過去肯定志向と未来志向を強める。
・過去否定志向と現在宿命論志向は育った家庭環境・経済環境の
影響を強く受ける。
・(例えば児童虐待のような)同じ体験をしても(しなくても)、
過去肯定志向になる人と過去否定志向になる人とは分かれる。
六つの志向のうち、過去否定志向と現在宿命論志向とは強まると
人生を不幸に感じさせる傾向がありますが、それ以外の志向は
上記相互関係から判るように場面場面で長所と短所が織り混ざります。
いまこの瞬間を幸福に生きつつ、かつ長期的にも成功を収めるには、
過去・現在・未来のそれぞれの志向を「行き来」することが
有効だと著者は説きます。
6つの志向は長年の習慣や体験に基づいて形成されるので、
後から変えるというのは容易なことではありません。けれど、
認識=ものの見方、ということは、日々の内省の態度・行動を
コントロールすることで、少しずつ変えて行けるものだと著者は
主張しています。
そして最終的には、六つの志向のバランスを取り戻すことで
人生に与えられた時間を幸福に過ごして欲しいという想いを、
著者は次のキャッチフレーズに凝縮しています。
「昨日を再利用し、今日を楽しみ、明日を自分の思うようにしよう。」
2015年7月1日に日本でレビュー済み
過去、現在、未来のどこに意識を向けるか、
そのバランスについて、再確認を促しているのが、
この本の面白い所だと思います。
時間の欠乏感が、現在の行動を変える。
未来の不安は現在の生きた時間を減らす。
過去の解釈を見つめ直し、未来の行動の期待を変える。
など、ふと日常の中で再確認したい事柄が多くありました。
下記の理想に少しでも近づけるようにしていきたいです。
『きのうを再利用し、きょうを楽しみ、明日を自分の思うようにする』(P31)
そのバランスについて、再確認を促しているのが、
この本の面白い所だと思います。
時間の欠乏感が、現在の行動を変える。
未来の不安は現在の生きた時間を減らす。
過去の解釈を見つめ直し、未来の行動の期待を変える。
など、ふと日常の中で再確認したい事柄が多くありました。
下記の理想に少しでも近づけるようにしていきたいです。
『きのうを再利用し、きょうを楽しみ、明日を自分の思うようにする』(P31)
2011年1月16日に日本でレビュー済み
時間術って言うとビジネス書的な物を期待してしまいますが違います。
中身は「時間」についての考え方・性向についていくつかの類型に分けて、
それぞれの特徴を明らかにし、更に「時間」に対するどのような考え方が、
多くの人間にとって有益か、という部分に焦点を当てた物です。
過去は再構築できる。
良く良く考えればそうです。所詮自分の過去ですら、記憶のフィルターを通した認識でしかない。
だからこそ、再構築できる。
そして再構築した過去が未来に向けてのエネルギーになる。
具体的な方法論を求めてる人には向かないと思いますが、
この考え方・類型は非常に興味深く読めました。
”時間が無い”と、いつもお感じのあなたにこそ読んで欲しい本です。
中身は「時間」についての考え方・性向についていくつかの類型に分けて、
それぞれの特徴を明らかにし、更に「時間」に対するどのような考え方が、
多くの人間にとって有益か、という部分に焦点を当てた物です。
過去は再構築できる。
良く良く考えればそうです。所詮自分の過去ですら、記憶のフィルターを通した認識でしかない。
だからこそ、再構築できる。
そして再構築した過去が未来に向けてのエネルギーになる。
具体的な方法論を求めてる人には向かないと思いますが、
この考え方・類型は非常に興味深く読めました。
”時間が無い”と、いつもお感じのあなたにこそ読んで欲しい本です。