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国内の政敵放逐のためマッカーサーに取り入り
日本「東洋のスイス」化政策のお先棒を担いで「東アジア版NATO」の構築を妨げ
国務省(ダレスら)の怒りを買った挙句
その報復として日本国憲法・日米安保・地位協定の3重の縛りを受ける事態を招来した
吉田茂の罪は重い。
従米を装いつつも本音は米国嫌いの吉田は
時に社会党左派を裏で操り反米闘争を展開したりしたが
60年安保闘争も田中清玄ら(全学連のスポンサーとなった)
更にはその背後にいた吉田一派によって反岸闘争に変容されていた。
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米国政治の6大潮流は
1)保守本流=バーキアン=自然法派=クラシカル・リベラリズム
2)現実保守派=ロッキアン=自然権(生命・身体・財産の自由)派=実務官僚・法律家・現実的政治家の集団
3)リバタリアン(著者はリバータリアンと伸ばさないと怒る)
=ベンサマイト=ポジティヴ・ロー(著者は実定法ではなく人定法と訳す)派
=市場原理優先・反福祉・反ヒューマニズム・反税・反官僚・反国家
4)ネオコン=元トロツカイト
5)モダン・リベラル=人権派=福祉推進派
6)急進リベラル=反資本主義。
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著者は自らを左右の価値対立の何れにも与せず
「思想の諸価値の対立点を記述する者」と規定しつつも
現在は「リバータリアン=ベンサマイトにかなり肩入れしている」ことを表明。
また「五つの権利を裸にする」(1997/2)では
フリードマンを「リバータリアニズムの創始者のひとり」に位置付けていたが
2010年の新しい註では「フリードマンは、本当は市場原理主義者ではなくて、
市場統制主義者〈デイヴィット・ロックフェラーの手先〉であることが一九九八年頃から発覚し、判明した。
リバータリアニズムの獅子身中の虫であった」と指弾。
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尚、バークの自由主義(ホイッグの思想)が米共和党の保守主義の源流となったのであり
英国貴族の思想たるトーリーのそれであろうはずがない。
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[新版]日本の秘密 単行本 – 2010/6/22
副島 隆彦
(著)
戦後日本政治はいかにして、誰によって、形成されたのか? 吉田茂の政治を俎上に乗せながら、その欺瞞を暴く、力作論稿の新装復刊。
- 本の長さ373ページ
- 言語日本語
- 出版社PHP研究所
- 発売日2010/6/22
- ISBN-104569779506
- ISBN-13978-4569779508
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登録情報
- 出版社 : PHP研究所 (2010/6/22)
- 発売日 : 2010/6/22
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 373ページ
- ISBN-10 : 4569779506
- ISBN-13 : 978-4569779508
- Amazon 売れ筋ランキング: - 343,846位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2011年9月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
副島隆彦氏の「日本の秘密」を読んだ。現代アメリカ政治思想の見取り図は極め付け。これを日本で、独学で、作りあげたのだから、大いに自慢していいと思う。膨大で誠実な読書の果てに、全体を見通せた時、著者の法悦はいかばかりか。アマゾンの書評にある間違いの指摘や批判は的外れだ。事の核心はそこにはない。
著者が指摘するように、政治思想の見取り図程度は、米国のまともな大学なら、学部レベルの政治学できちんと講義される。最近評判のサンデル教授の白熱教室のように。大学院レベルなら、領域の基礎知識として厳密にテストされ、不合格なら学位は得られない。それが日本以外の国際社会では、政治議論の共通基盤となる。
ちなみに、ハーバードの先生方は、サンデル教授の話が出ると不機嫌になる。一番の人気授業という触れ込みだが、「別に特別なものじゃない、普通の講義ですよ」と、言外に匂わせる。米国の良い大学の講義の価値は、シラバスの中の精選された文献リストにある。良いリストは普遍的で効率的な読書を可能にする。
欧米の大学ならどこを出ようと、同じ古典テキストを読んでいる。そして、その正統的な読み方を指導される。しかし日本の大学にはそれがない。教員も、学生も院生も、それぞれが勝手に読んでいる。読む本に偏りがあり、しかも絶対量が少ない。その結果、国際社会で議論ができない。著者が日本人の学者を批判するのはそこだ。
著者が指摘するように、政治思想の見取り図程度は、米国のまともな大学なら、学部レベルの政治学できちんと講義される。最近評判のサンデル教授の白熱教室のように。大学院レベルなら、領域の基礎知識として厳密にテストされ、不合格なら学位は得られない。それが日本以外の国際社会では、政治議論の共通基盤となる。
ちなみに、ハーバードの先生方は、サンデル教授の話が出ると不機嫌になる。一番の人気授業という触れ込みだが、「別に特別なものじゃない、普通の講義ですよ」と、言外に匂わせる。米国の良い大学の講義の価値は、シラバスの中の精選された文献リストにある。良いリストは普遍的で効率的な読書を可能にする。
欧米の大学ならどこを出ようと、同じ古典テキストを読んでいる。そして、その正統的な読み方を指導される。しかし日本の大学にはそれがない。教員も、学生も院生も、それぞれが勝手に読んでいる。読む本に偏りがあり、しかも絶対量が少ない。その結果、国際社会で議論ができない。著者が日本人の学者を批判するのはそこだ。
2010年10月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
21世紀になった頃から、世界史的にアメリカ帝国時代に入りました。日本は、1945年9月からアメリカ帝国の植民地・属領となりアメリカ帝国の一部を構成するようになったことが、本書で分かり易く解説されています。
ローマ帝国の時代と同じように、アメリカ帝国の時代で、100年後には歴史上アメリカ時代となずけられるのでしょう。
その、アメリカ時代を自覚して、日本民族がどのように生きて行くか考える出発点になる本です。
歴史認識を誤らないための灯台の役割をするものと思います。
ローマ帝国の時代と同じように、アメリカ帝国の時代で、100年後には歴史上アメリカ時代となずけられるのでしょう。
その、アメリカ時代を自覚して、日本民族がどのように生きて行くか考える出発点になる本です。
歴史認識を誤らないための灯台の役割をするものと思います。
2010年10月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
戦後政治の歴史を鋭く解説されている辺りは、非常に見所があった。
しかし1999年に書かれた再刊版なので、現在の最新の政治状況と合わせた論評は見れない。
そこが残念。
というか1999年の再刊版なんて知らなかった…(若干内容は変更されているが)。
しかし1999年に書かれた再刊版なので、現在の最新の政治状況と合わせた論評は見れない。
そこが残念。
というか1999年の再刊版なんて知らなかった…(若干内容は変更されているが)。
2015年5月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本の秘密と言いながら副島氏の秘密の暴露以上の意味合いは感じませんでした。 自慢話を読みながら疲労感を覚えました。
2010年9月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
全11章中、以下の5章は特に示唆に富み読み応えがありました。戦後日本の政治が如何にして米国に操られ、また米国に対峙して来たか、その真実を知悉できます。日本の世界における位置付けも認識でき、覇権国米国が崩壊し始めた今、日本(人)が今後どう行動すべきか考える契機を与える愛国の良書です。
・戦後政治の裏(吉田・鳩山・岸の真の行動原理と彼らとマッカーサー・ダレスら米国権力者との関係性)を暴いた第1章「鳩山一郎と吉田茂」2章「ダレス、ハリーカーン、岸信介」
・学生運動が田中清玄氏ら吉田派に操作されていた事実を暴いた第3章「60年安保闘争と全学連の真実」
・米国政治思想を6大潮流を中心に解明した第5章「6大潮流を知れば米国政治は分かる」
・副島氏の本書の纏めで、今後の日本の取るべき戦略(態度)を示した第11章「私の政治思想の全体枠が完成した」
・戦後政治の裏(吉田・鳩山・岸の真の行動原理と彼らとマッカーサー・ダレスら米国権力者との関係性)を暴いた第1章「鳩山一郎と吉田茂」2章「ダレス、ハリーカーン、岸信介」
・学生運動が田中清玄氏ら吉田派に操作されていた事実を暴いた第3章「60年安保闘争と全学連の真実」
・米国政治思想を6大潮流を中心に解明した第5章「6大潮流を知れば米国政治は分かる」
・副島氏の本書の纏めで、今後の日本の取るべき戦略(態度)を示した第11章「私の政治思想の全体枠が完成した」
2013年1月19日に日本でレビュー済み
言いたいことを素直に書いていると思いますが、その背後にある怒涛の知識欲
や調査、思考力などが詰まっている。
戦後の日本がどうなっていったか、学生運動とは何か、など
核心をついた(と思われる)記述の多いこと。
アメリカの政治構図ももっと詳しく知りたかったが、なんか理由をつけて
微妙に避けていたような点が気になった。でも、おおまかによくわかった
(ような気になった)
それよりも、後半部分のほうが私にはインパクトが有った。
自衛隊のことや、尊厳死のことは全くそのとおりと思う。
自分の権利ばかり主張して全体を顧みない人、周りにもいますね。
ゴネ得日本になってもうたのは、どこかで何かがねじれたからでしょう。
会社の中でもそういうのあるよね。
や調査、思考力などが詰まっている。
戦後の日本がどうなっていったか、学生運動とは何か、など
核心をついた(と思われる)記述の多いこと。
アメリカの政治構図ももっと詳しく知りたかったが、なんか理由をつけて
微妙に避けていたような点が気になった。でも、おおまかによくわかった
(ような気になった)
それよりも、後半部分のほうが私にはインパクトが有った。
自衛隊のことや、尊厳死のことは全くそのとおりと思う。
自分の権利ばかり主張して全体を顧みない人、周りにもいますね。
ゴネ得日本になってもうたのは、どこかで何かがねじれたからでしょう。
会社の中でもそういうのあるよね。
2013年1月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
もっと濃い内容を期待しておりましたが、副島先生にしては少し言い切れない部分もあったのでは・・・。