音楽というコミュニケーションは感情や記憶を揺さぶる大きな力がありますが、世界有数のオーケストラの一つとされる楽団の団員達の極めてプライベートな話や音楽への熱くかつ冷静な思いを知る事ができ、クラシック好きとしては大変楽しめました。
個人的にはかつてソリストを目指しパガニーニ国際コンクールで受賞したこともあるヴァイオリニストがソリストを目指し、あきらめ、天職足るオーケストラに行き着き、そこで音楽を奏でることができる幸福をかみ締めているストーリーが印象に残っています。
日本人も含め何人かの団員のプライベートなエピソードが紹介されていますが、共感できる素敵なストーリーに出会えるのではないでしょうか。