人事異動ということを、現在の経営環境をふまえて正統的に
解説している。とりわけ深い考察があるわけでも、独創的な未来
への展望があるわけでもない。
しかし、人事異動ということについてのキーワードと、近年の
成果主義という考え方に対する著者の主張は分かり易く、買って
読んだ甲斐があったと思えた。

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人事異動 (新潮新書 85) 新書 – 2004/9/1
徳岡 晃一郎
(著)
- 本の長さ191ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2004/9/1
- ISBN-104106100851
- ISBN-13978-4106100857
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2004/9/1)
- 発売日 : 2004/9/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 191ページ
- ISBN-10 : 4106100851
- ISBN-13 : 978-4106100857
- Amazon 売れ筋ランキング: - 634,611位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 575位人事・労務管理 (本)
- - 1,232位新潮新書
- - 2,490位マネジメント・人材管理
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年5月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
人事異動という日本的な制度を洞察している本は珍しいと思い購入しました。著者の日産でのご経験に基づく内容と考えていますが、途中、人事異動の種類(出向、転籍・・・)の解説だったりと、人事部にいる人間としてはあまり有益でないことに紙面が割かれている印象。また、後半部分は野中郁二郎氏のセキモデルの解説とそれを人事異動に合わせて知のトランスファーとして解説していますが、アカデミックな理想論のような感じです。もっと現場のリアルな内容や今後の日本型人事異動の方向感などを期待していましたが、理論建てに無理やり感があると感じてしまいました。
2016年11月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
単に人事異動の例ややり方にとどまらず、そもそも人事異動は何の為に行われるのか、必要なのかを詳しく記述されております。
勿論、そのメリット・デメリット(留意点)も述べられており、初めての方でも入りやすい書籍だと思います。
勿論、そのメリット・デメリット(留意点)も述べられており、初めての方でも入りやすい書籍だと思います。
2005年1月22日に日本でレビュー済み
会社への不満やモチベーションの低下している現状の捉え方がうまい。多くの会社で採用された成果主義の問題点も示している。
成果主義に関しては、城繁幸著「内側から見た富士通「成果主義」の崩壊」もインパクトがあったが、あれは読んで落ち込む本であった。
しかし本書では人事戦略を主眼に置き、著者なりの解決策を提示している。そこには個人の人生観の持ち方でも、仕事に関する意欲を変えることができることも示されている。
ただし下っ端ではなく、管理者層に読んで実践してもらいたいというのは、この種の本についていつも感じること。
成果主義に関しては、城繁幸著「内側から見た富士通「成果主義」の崩壊」もインパクトがあったが、あれは読んで落ち込む本であった。
しかし本書では人事戦略を主眼に置き、著者なりの解決策を提示している。そこには個人の人生観の持ち方でも、仕事に関する意欲を変えることができることも示されている。
ただし下っ端ではなく、管理者層に読んで実践してもらいたいというのは、この種の本についていつも感じること。
2017年6月18日に日本でレビュー済み
企業において、何故、人事異動が行われるのか。この本は、経営学的な視点から様々な人事異動の類型を紹介している。
ただし、全般的には、経営にまつわる話が中心で、書名にある人事異動の話が少し少ないように思えた。
また、内容が私企業のことばかりで官公庁のことに全く触れられていない部分は物足りなかった。
ただし、全般的には、経営にまつわる話が中心で、書名にある人事異動の話が少し少ないように思えた。
また、内容が私企業のことばかりで官公庁のことに全く触れられていない部分は物足りなかった。
2005年1月23日に日本でレビュー済み
最近の人事異動を中心に、現代日本企業の人事制度(成果主義やコンピテンシー)、人の育成、モチベーション、キャリアの形成等の問題について現状を分析し、解決策として、人事ローテーションを活用したナレッジマネジメントを提唱しています。
筆者が、多くの企業をみてきたコンサルのためでしょうか、「あるある」という問題点や、「なる程」と思わせる解決策も、沢山ありました。
会社における人事の問題のほか、自分のキャリアの考え方や組織の中で、どのようにキャリアを築くか、組織を束ねるには、等の考えが紹介されています。また、ナレッジマネジメントを、実践する方法についても、具体的に紹介されています。人事関係の方でなくても、多くのビジネスパーソンに適した本であると思います。前向きで、元気がでる本です。
筆者が、多くの企業をみてきたコンサルのためでしょうか、「あるある」という問題点や、「なる程」と思わせる解決策も、沢山ありました。
会社における人事の問題のほか、自分のキャリアの考え方や組織の中で、どのようにキャリアを築くか、組織を束ねるには、等の考えが紹介されています。また、ナレッジマネジメントを、実践する方法についても、具体的に紹介されています。人事関係の方でなくても、多くのビジネスパーソンに適した本であると思います。前向きで、元気がでる本です。
2009年5月19日に日本でレビュー済み
人事異動を企業の成長戦略ととらえ,理想の人事システムの実現に向けて様々な提案をしています.この部分は人事担当者向けでしょう.
さらに,動かされる社員の側にも人事異動は自分ではどうにもならないものととらえるのではなく,「自分の想いをはっきりさせ,プロジェクトベースで異動し,知を体系的に蓄積する」「個々の異動経験を知識の吸収,創出,活用,蓄積の場ととらえ,自分なりの知の体型や文脈を考える」べきと説いています.ただ少し疑問なのが,まだ社員として夢が持てる若手はそれでいいとしても,あがりの見えてきた中堅以上の人にはそうもいかないのではないかということです.将来に向けて経験を積んでも,それを活かせる舞台が見いだせる希望がないというのは辛いものです.人事システムとしては,これまで投資し育ててきた人材の活用をもっと重視すべきではないでしょうか.
サラリーマンとしてまだ夢を持っている方は読んでみるのもよいでしょう.
さらに,動かされる社員の側にも人事異動は自分ではどうにもならないものととらえるのではなく,「自分の想いをはっきりさせ,プロジェクトベースで異動し,知を体系的に蓄積する」「個々の異動経験を知識の吸収,創出,活用,蓄積の場ととらえ,自分なりの知の体型や文脈を考える」べきと説いています.ただ少し疑問なのが,まだ社員として夢が持てる若手はそれでいいとしても,あがりの見えてきた中堅以上の人にはそうもいかないのではないかということです.将来に向けて経験を積んでも,それを活かせる舞台が見いだせる希望がないというのは辛いものです.人事システムとしては,これまで投資し育ててきた人材の活用をもっと重視すべきではないでしょうか.
サラリーマンとしてまだ夢を持っている方は読んでみるのもよいでしょう.
2006年1月21日に日本でレビュー済み
上司に「読め!」と言われて読みました。
人事異動のシステムを解説するならで、成果主義やキャリア形成の問題等に触れている。人事異動は、評価制度などのハードな制度論が成立しえないため、解説書等がそれほど出回らない分野である。そこに正面切って突っ込んでいった著者は立派だと思う。
一方で人事異動は体系化しづらい。実際各社各様で、なんでもありですし・・・。本書も個別の事例がベースになっていて、全体像が見えない。MECEにならない。(誰が著者でもそうだと思う)
徳岡さんの人事異動論として読むのが正解だと思います。
人事異動のシステムを解説するならで、成果主義やキャリア形成の問題等に触れている。人事異動は、評価制度などのハードな制度論が成立しえないため、解説書等がそれほど出回らない分野である。そこに正面切って突っ込んでいった著者は立派だと思う。
一方で人事異動は体系化しづらい。実際各社各様で、なんでもありですし・・・。本書も個別の事例がベースになっていて、全体像が見えない。MECEにならない。(誰が著者でもそうだと思う)
徳岡さんの人事異動論として読むのが正解だと思います。