内容紹介
21世紀型スピリチュアル・シンフォニー
在アメリカ、ロシア出身の女流パヴロワは、現代にあって壮大なロマンティック交響曲を生み出し続けています。 NAXOSではその軌跡を追い続けてきましたが(8.557157、8.557566)、今回は最新作の交響曲第5番の登場です。大部分が弦楽器が連綿と紡いでいく旋律が主体となっており、先行作よりも編成は絞り込まれていますが、控えめに使用される管楽器、打楽器の用法もまた絶妙で、これがたまらない癒しムードを醸し出しています。併録の「悲歌」は、悲恋物語の映画のために作られた楽曲ということですが、その出自から想像される期待像を裏切らない、昼メロも真っ青な濃厚ロマンティシズムの洪水です。
録音: 2006年6月 モスクワ、ロシア国営TV&ラジオ・カンパニー「Kultura」、第5スタジオ
アーティストについて
ミハイル・シェスタコフ(vn)
アンドレイ・コロベイニコフ(p)*