アマゾンの紹介文によると、この演奏がライスターによるモーツァルトのクラリネット五重奏曲のベストとのことですが、私はやや疑問に感じました。少しテンポが速すぎるし、音色が硬いような気がするのです。名演奏家が名曲を演奏しているのですから、決して「良くない」というわけではないのですが、「本当のライスターはこんなものではないはずだ」と思うのです。
私が耳にした中ではベルフィン・フィルのメンバーと共にドイツ・グラモフォンに録音したヴァージョンが気に入っているのですが、様々なコンピレーション盤に一部の楽章が収録されているものの、全楽章収録されたCDは現在出回っていないようで残念です。再発の機会を気長に待ちたいと思います。