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うつの世界にさよならする100冊の本 本を読んでココロをちょっとラクにしよう 単行本 – 2007/11/30
落ち込みがちな人にも役立ちます!
本を読むと「うつ」が軽くなる!? うつを読書で治した著者の体験をもとに、役立った100冊をセレクト。癒しパワーを引き出すコツと、お勧めの本を紹介します。
●本書のポイント
・薬に頼らない、回復への道がわかる
・体験者だけが語れる貴重な気づき、新しい自分に出会うためのヒントが満載
・写真集、CD、コミックも収録
・自己啓発系ブックガイドとしても
・[特別寄稿]メディカルケア虎ノ門 五十嵐良雄院長、心理カウンセラー 衛藤信之氏
●本書で取り上げる100冊のテーマとは……
1 いま、そこにいてもだいじょうぶ
2 はじめの一歩
3 自分を知る~うつは、自分を知るための贈り物
4 想いと在り方を知る~想いが出来事を引き寄せていく
5 ワクワクを取り戻す~自分らしく生き直そう
6 スピリチュアルなものを活かす~運気を上げていこう
7 人のことに心を馳せる
8 言葉と友だちになろう
9 ぶりかえしても、だいじょうぶ
●100冊はこんなラインナップ
『あさ/朝』(谷川俊太郎、吉村和敏)
『モルディブ 青い楽園』(三好和義)
『CD 鍵山秀三郎感動の講話集[掃除哲学編]』(鍵山秀三郎)
『「そうじ力」であなたが輝く!』(舛田光洋)
『幸運を呼びよせる 朝の習慣』『いい明日がくる 夜の習慣』(佐藤 伝)
『ダメな心によく効くクスリ』(ゆうきゆう)
『幸せの引き出しを開けるこころのエステ』(衛藤信之)
『鏡の法則』(野口嘉則)
『銀曜日のおとぎばなし』(萩岩睦美)
『恋は、あなたのすべてじゃない』(石田衣良)
『思えば、そうなる!』(枝廣淳子)
『ツキの天使がやってくる秘密のレッスン』(恒吉彩矢子)
『ソース』(マイク・マクマナス)
『愛蔵版 スピリチュアル生活12ヵ月』(江原啓之)
『何のために生きるのか』(五木寛之、稲盛和夫)
『愛されてお金持ちになる魔法の言葉』(佐藤富雄)
『わたしと小鳥とすずと 金子みすゞ童謡集』(金子みすゞ)
『念ずれば花ひらく』(坂村真民)
『生きるのがつらい。』(諸富祥彦)
『楽しく生きる仏教』(松原泰道)
…ほか100冊の力をあなたに。
- 本の長さ200ページ
- 言語日本語
- 出版社ソフトバンククリエイティブ
- 発売日2007/11/30
- ISBN-10479734413X
- ISBN-13978-4797344134
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商品の説明
出版社からのコメント
本を読むと「うつ」が軽くなる!?
うつを読書で治した著者の体験をもとに、100冊をセレクト。
癒しパワーを引き出すコツと、お勧めの本を紹介します。
本で自分が変わることが、なによりのクスリ。
のんびりページをめくってください。きっと心に響きますよ。
レビュー
起き上がれず、ただベッドで天井を眺めて過ごすような日々が続いたこともありました。
そんな状態から抜け出すきっかけになってくれたのが、本たちでした。
本を読むことで、回復の道を歩んでくることができました。
そんな支えとなってくれた本たちを、回復過程に沿って、体験談とともに紹介しています。
うつに効くエッセンスを、本のなかから選んで、この一冊にまとめました。
この本を読むことで、回復を追体験し、実際に回復していけるように……。
わたしの体験が、うつに悩む多くの方々を救うために少しでも役立ってくれたらとの願いをこめて、刊行させていただきました。(寺田真理子) --著者からのコメント
著者について
通訳・翻訳家。長崎県出身。父親の仕事の関係で中南米諸国に居住。
自宅の狙撃やゲリラによる日本人学校脅迫などの体験を経て14歳で帰国。
大学卒業後OL生活ののち、得意な英語を生かしてフリーランスとして独立。
現在、通訳・翻訳に加え、商品ネーミング、文筆でも活躍中。
監修者:佐藤伝(さとう・でん)
1958年生まれ。明治大学文学部卒。
学習方法論を研究し、都心で「創造学習研究所」を主宰、25年以上にわたって幼児から小・中・高・大学生までを幅広く指導、
独自の学習方法を伝授している。
その指導経験から、うつ治療の実際についても詳しい。著書多数。
登録情報
- 出版社 : ソフトバンククリエイティブ (2007/11/30)
- 発売日 : 2007/11/30
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 200ページ
- ISBN-10 : 479734413X
- ISBN-13 : 978-4797344134
- Amazon 売れ筋ランキング: - 322,560位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
ナイン・マトリックス・ラボ(9マス研究所)代表。国際ナイン・マトリックス協会(iNMAX)会長。1958年(昭和33年)生まれ。福島県出身。都心にて創造学習研究所を30年にわたって主宰する(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『たった1分でできて、一生が変わる!魔法の習慣』(ISBN-10:4054046258)が刊行された当時に掲載されていたものです)
日本読書療法学会会長。
https://bibliotherapy.jp/
長崎県出身。幼少時より南米諸国に滞在。東京大学法学部卒業。
多数の外資系企業での通訳を経て、現在は文筆や翻訳、講演で活動。
読書によってうつから回復した経験を体系化して自らの学びと読書の普及のために日本読書療法学会を設立し、国際的に活動中。また、うつの体験を通して共感した認知症について著書や訳書、全国各地での講演活動を通じてパーソンセンタードケアの普及に力を入れている。介護施設や病院の研修、介護・福祉関連団体主催セミナーの講演で多数の実績があり、日本メンタルヘルス協会公認心理カウンセラーとしての知識を生かした内容が高く評価されている。
出版翻訳家として認知症ケアの分野を中心に英語の専門書を多数出版するほか、スペイン語では絵本と小説も手がけている。
寺田真理子オフィシャルブログ:https://ameblo.jp/teradamariko/
パーソンセンタードケア研究会:https://www.clc-japan.com/pcc/index.html
著書:『心と体がラクになる読書セラピー』
『古典の効能』
『うつの世界にさよならする100冊の本~本を読んでココロをちょっとラクにしよう』
『翻訳家になるための7つのステップ』
『パーソンセンタードケア講座~認知症がある人と関わるためのはじめの一歩』
『日日是幸日』
訳書:『認知症の介護のために知っておきたい大切なこと~パーソンセンタードケア入門』
『リーダーのためのパーソンセンタードケア』
『介護職のための実践! パーソンセンタードケア~認知症ケアの参考書』
『私の声が聞こえますか~認知症がある人とのコミュニケーションの可能性を探る』
『パーソンセンタードケアで考える認知症ケアの倫理―告知・財産・医療的ケア等への対応』
『認知症を乗り越えて生きる』
『なにか、わたしにできることは?』
『虹色のコーラス』など
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
私自身も、今は元気ですが、以前5年半位うつに苦しんでいました。
そういう、辛かった時の自分とシンクロして、
あの時は出なかった涙があふれてきてしまいました。
「死ぬことばかり考えていませんか?」から始まる文章は、
作者の一般的な日本人では境遇し得ない境遇と、その時の心境が吐露されています。
そして、私自身が体感したのと同じような、仕事に関する深い悩みも書かれていました。
私が重度のうつ病だったとき、まるで仕事が手につかない時、よく職場の隣のビルにある書店に走りました。
このどん底の気持ちを救ってくれる本はないだろうか、って。
そして「うつ病」というキーワードで「うつ病の対処法」だとか、「うつはこうして治せ!」
といったタイトルの本に、自分のこころの特効薬はないかと必死になって探しました。
何か、すぐに実践できるアドバイスはないかって。だいたいは、逆にどの本を買っていいのか悩んでしまって、
逆にどんよりしながら職場に戻ったり、あるいは、たまたまよさそうな本を見つけても、
そこに書いてあるアドバイスが効いているのは、せいぜい2,3日でした。
うつの時に必要とされる本、それは、その時の気持ちに寄り添ってくれる本だったって思います。
この本はまさに、その、「寄り添ってくれる」本です。
「うつ」と一言で言っても、その状態は、ベッドから全く起きられず誰とも顔を合わせたくないどん底のときから、
憂うつがちょっと進んだくらいの状態まで、さまざまな段階があるし、それは人によって変わったりします。
この本は、その時の気分、気分に寄り添ってくれます。そして、その時々に支えとなる本を紹介してます。
例えばまったく活字を読めないときは、お薦めの写真集や画集が紹介されています。例えば、その次の段階では、
いかに「はじめの一歩」を踏み出すか、という本が紹介されています。
そしてこの本は、心が病んだ人への様々な気配りがされています。
絵本のような動物のイラストが入った表紙、うつの本でこんなに優しい本は見たことがありません。
心が安らぐ紫のページをめくり、透ける用紙に書かれた本のタイトルと、その用紙の向こうに見えるオレンジがかった雲のフォト。
ここを見ただけで、なぜか泣きたい気持ちになります。そして、特に最初のほうは、それこそこころが寄り添えるフォトがたくさん散りばめられています。
本の前半部分がカラーになっているのも心遣いですね。
そしてこの本は、作者のエッセイと、本の紹介の二本立てであり、それが見事にコラボレートしています。
紹介された100冊の本は、9個の大テーマに分かれています。
そして、それぞれのテーマに関する本の紹介の前に、必ず、そのテーマに関する著者の想いが2ページに渡って書かれています。
この想い、これは辛い思いをした人でないと決して書けないものです。
このエッセイ部分だけを切り取って再度読んでみましたが、これだけで立派なストーリーになっています。
辛い時をどうやって乗り越えたか、それが作者の具体的な過去の経験と共に誰もが共感できる形で書かれています。
この本は、決してうつの人だけでなくて、誰にでも読んでほしい本です。
それまで仕事しかしてこなかったので、休職により得られた時間をどう過ごしていいか途方に暮れていました。
テレビはうるさく感じられて観ることができず、本を読みとおす元気はなく、外に出る気力などあるはずもなく。
絶えず襲ってくる「どす黒い重い感じ」がつらくてつらくてどうしようもなかったときにこの本に出会いました。
基本的に本の紹介と作者さんのコメントで構成されているので、「読み通す」必要がなく、どのページから読んでもいいのがその時の私にはとても楽でした。
100冊の本が紹介されていますが、本の紹介の順番が作者さんの回復過程を追体験しているようで、「いつか私もまた元気に笑うことができる日がくるのかもしれない」と思ったことが忘れられません。
本当につらかったときに、寄り添ってくれ、希望を示してくれた本です。
鬱病のどん底では本を開くこともままならない人もいると思うのですが、是非手に取ってみてください。
少しだけでもホッとできるのではないかと思います。
うつ病関係の本って患者目線で見れば意外と共感できる本は少ないです。
エンタメ方向に振りすぎていたり、単なる気分の落ち込みをうつ病と称して出版していたり、患者本人が描いてないものなどなど。
その中で寺田真理子さんの温かみのあるこの本は手触りも、文字に使われている色も良く、読んでいるだけで心が癒やされていきます。寝る前に読むとスーッと眠れます。
100冊の本の中に寺田さんのエッセイが挿入される形になっていますが、このエッセイがとても良いです。
うつの辛さって当事者じゃないと絶対に理解できないのですが、辛さにとても共感できます。
100冊の本のリストを眺めていて意外だなと感じたのは「自分がうつになる前、10年くらい前に良く読んでいた自己啓発書やビジネス書の割合が多いな」ということでした。いずれも自力ではなかなか人生を切り開けない男性が本でなんとかしようとして読む本で20冊くらいはすでに私が読んだことのある本でした。読んだあとに鬱になっていますので、これらの本は個人的におすすめできないことになります。
推測でしかありませんが、うつ病経験者でも精神科医でもない監修者の佐藤伝さんが選んだ本が3分の1程度混じってるのではないでしょうか。うつ病になった女性がこんな本を選ぶかなと疑問に感じました。
実際佐藤伝さんのエッセイは本書の中で完全に浮いており、うつ病患者から見れば不要でしかなかったからです。
私は現在うつの再発と向き合いながら仕事をし、認知行動療法の本も読んでいますが、その観点からもビジネス書や自己啓発書はうつと相性が悪いので一切読まないことをおすすめします。これらの本は少なからず認知のゆがみを強め、自己評価を下げる効能があるため、うつが悪化する可能性が高いからです。
私は閉鎖病棟に入院したこともありますが、病院には漫画や雑誌、小説や絵本は置いてあってもビジネス書や自己啓発書は置いてありませんでした。医師はよくわかっているんですね。
うつ関連ですとベストな一冊は「いやな気分よさようなら」でしょう。この本が入っていないのにちょっと驚きましたが、文字が十分読める方はぜひ読んでみてください。きっと良いことが起こります。
文字が読めない方はジグゾーパズル、塗り絵、マインドフルネスなんかがおすすめです。
鬱の症状に合わせた本の紹介と、著者が心に響いた文章などが抜粋してあり「文章」嫌いで本を普段読まない人にもとっつきやすい内容だと思います。
前のほうはカラーだし、パラパラ見てるだけでも、気持ちがほっこりとして癒されます。
読んだことのある本もかなりありましたが、当然まだの本も。さっそく三冊注文しました。
手元に置いておきたい本。ただ、最近の本は掲載されていないので、リニューアル希望。あと、特定の著者が何度も出てくるのは少し残念。
でも実は奥深い配慮がなされているようで……とても参考になりました。
目次をみますと……
「あの女(ひと)に学ぶ〜みんながうまくいっていたわけじゃない」p120
という文章があります。
「いまは華やかに見える彼女たちだって、
たくさん大変な思いをして、つらいことを乗り越えて、いまの場所に立っていたのです。
……おいしい近道なんてない。
それがわかったことで、自分の人生も1歩1歩進んでいくしかない
と思えるようになったのです」
「ロール・モデル」といいますか、
自分にとっての「指標になる人物」と出合えますと、
ふしぎに生きるのが「ラク」に感じられるようになりますね。
「ぶりかえしても、だいじょうぶ」ーーと、書かれている章もあります。
乗り越えたはずの「うつ」が、また戻ってきているようなプロセスも、
あるからです。
ここまでフォローされている目配りに、
うつを当事者として体験している著者ならではの「重味」と、
「真摯さ」を感じます。
こんな風に「うつ体験」を「人生を深める体験」として受け入れられると、
素敵ですね〜。
私も実は落ち込むことが多く、心理学や自己啓発の本を読んでいました。
ブックガイドかと思ってページをめくってみたら・・・かなりビックリしました。
巻頭カラーの衝撃的な告白。
ひとごととは思えず、ちょっと涙してしまいました。
医師や心理カウンセラー(有名な方です)の前説のあと、本の紹介が始まります。
最初に著者のメッセージがエッセイ風に書いてあり、そのあとに本が紹介されています。このエッセイが、体験者でしか書けない内容なんです。
だからとってもよくわかるし、「私だけじゃないんだ、みんなそうなんだ」と思えました。
取り上げられている本は、有名で納得できるものもありますが、なんで?というものもあります。良くも悪くも、著者の方のセンスが良く出ている選択です。
でも読んだことのある本でも、「この人はこう読むのか!」ということがわかり参考になります。
だから、著者の方はうつから回復したんだな・・・とっても大きな学びになりました。
全体にとっても優しく、温かい毛布に包まれるような感じを受けました。
なんだかとってもいい本に出会って良かったと思いました。