IFRS対応の現場において、関係者の関心が『IFRSとは何か?』から、『どのようにIFRSを適用していくか?』に移ってきている昨今、会計基準の解説や比較ではなく、IFRS対応プロジェクトの手順に焦点をあてている本書は、実務的で有用だと思います。
著者の視点で解説するポイントに強弱がつけてられているため、実務担当者としては、もう少し踏み込んで解説してほしいと思える個所はありますが、全体として満足のいくレベルだったので、購入して良かったです。続編にも期待します。

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現場で使える IFRS導入の実務 単行本(ソフトカバー) – 2010/7/29
◆IFRS導入に関するすべての実務に対応
本書は、IFRSに対応するための会計処理だけではなく、既存の業務やシステムへの対策、内部統制との擦り合わせまで、IFRS導入に関係するすべての実務を紹介します。
読者対象は、IFRS導入プロジェクトに参加する、導入企業の経理部門、子・グループ会社の経理部門、各業務責任者、担当監査人、コンサルタント、SIerなど。
◆“いつ”“なにを”“どうすべき”と、IFRS改訂への対応が具体的にわかる
「立ち上げ」から「開始貸借対照表の作成」「IFRS改訂への対応」まで、導入のプロジェクト現場において、担当者がすべきことを具体的に紹介。各工程のポイントだけではなく、導入企業側としてどうすべきかを一歩踏み込んで説明します。
◆現場の導入担当者の立場に立って、各工程の実務上のポイントをコンパクトに紹介
IFRSを導入する企業の担当者の立場から、全工程の実務上の課題点や、社外とのやりとりのポイントも解説。また、IFRS導入の成否のカギとなる「会計方針策定」と「システム対応」について、とくにくわしく説明しています。
◆すぐに使えるフォーマットが満載
本書で紹介している帳票や進捗管理表、チェックリストなどのフォーマットが株式会社イージフのWebサイトからダウンロードできる予定です。
http://aegif.jp/
本書は、IFRSに対応するための会計処理だけではなく、既存の業務やシステムへの対策、内部統制との擦り合わせまで、IFRS導入に関係するすべての実務を紹介します。
読者対象は、IFRS導入プロジェクトに参加する、導入企業の経理部門、子・グループ会社の経理部門、各業務責任者、担当監査人、コンサルタント、SIerなど。
◆“いつ”“なにを”“どうすべき”と、IFRS改訂への対応が具体的にわかる
「立ち上げ」から「開始貸借対照表の作成」「IFRS改訂への対応」まで、導入のプロジェクト現場において、担当者がすべきことを具体的に紹介。各工程のポイントだけではなく、導入企業側としてどうすべきかを一歩踏み込んで説明します。
◆現場の導入担当者の立場に立って、各工程の実務上のポイントをコンパクトに紹介
IFRSを導入する企業の担当者の立場から、全工程の実務上の課題点や、社外とのやりとりのポイントも解説。また、IFRS導入の成否のカギとなる「会計方針策定」と「システム対応」について、とくにくわしく説明しています。
◆すぐに使えるフォーマットが満載
本書で紹介している帳票や進捗管理表、チェックリストなどのフォーマットが株式会社イージフのWebサイトからダウンロードできる予定です。
http://aegif.jp/
- 本の長さ286ページ
- 言語日本語
- 出版社日本実業出版社
- 発売日2010/7/29
- ISBN-104534047363
- ISBN-13978-4534047366
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商品の説明
著者について
野口由美子(のぐち・ゆみこ)
株式会社イージフ CFO、公認会計士。国際基督教大学教養学部社会科学科卒業。あずさ監査法人に入所後、おもに国内企業や外資系企業に対する日本基準及び米基準での監査業務を行なうとともに、米SOX法対応コンサルティング業務を行なう。その後、投資会社に入社し、会計・監査知識をもとに、M&A業務、投資先管理業務の分野において活躍する。
石井昭紀(いしい・あきのり)
株式会社イージフ CTO、ITコーディネータ、PMP。京都大学大学院情報学研究科修士課程修了。PWCコンサルティング(現IBM)入社後、おもにERPおよび文書管理システムの導入プロジェクトに参画。その後、バイオ分野ソフトウェアの研究開発ほか各種Webベースアプリケーションのオフショア開発プロジェクトマネジメントと並行して、文書管理専門のコンサルティング業務の分野において活躍する。
株式会社イージフ CFO、公認会計士。国際基督教大学教養学部社会科学科卒業。あずさ監査法人に入所後、おもに国内企業や外資系企業に対する日本基準及び米基準での監査業務を行なうとともに、米SOX法対応コンサルティング業務を行なう。その後、投資会社に入社し、会計・監査知識をもとに、M&A業務、投資先管理業務の分野において活躍する。
石井昭紀(いしい・あきのり)
株式会社イージフ CTO、ITコーディネータ、PMP。京都大学大学院情報学研究科修士課程修了。PWCコンサルティング(現IBM)入社後、おもにERPおよび文書管理システムの導入プロジェクトに参画。その後、バイオ分野ソフトウェアの研究開発ほか各種Webベースアプリケーションのオフショア開発プロジェクトマネジメントと並行して、文書管理専門のコンサルティング業務の分野において活躍する。
登録情報
- 出版社 : 日本実業出版社 (2010/7/29)
- 発売日 : 2010/7/29
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 286ページ
- ISBN-10 : 4534047363
- ISBN-13 : 978-4534047366
- Amazon 売れ筋ランキング: - 807,159位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 146位国際会計
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年8月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
以前から私が勤めている会社にもIFRSの影響があるという話は耳にしておりましたが、実際、自分の業務にどんな影響があって何をしないといけないのかという点については全く分からず不安な気持ちでおりました。
本屋でもIFRS関連の書籍を拾い読みしましたが、ほとんどが会計基準の差異を扱っているものばかりで、実務(しかも経理部以外の)にどういう影響があるのかについて触れている本は少ないというのが実情でした。
そんな中、こちらの本は細かい会計基準の話ではなく、実際にどういう作業をしていけばよいのかに焦点があてられており、私のような素人でも具体的な作業がイメージしやすかったです。
特に、「調査・計画段階 0ヶ月目 プロジェクトチームの立ち上げ」のように何ヶ月目でどういう事をしないといけないかというスケジュール感も書いてあった点がわかりやすく参考になりました。
これまで、会社からIFRSに対応しろと言われたらどうしようかと不安だったのですが、この本のお陰で何をすればいいか、一部だとは思いますが作業イメージを掴むことができました。
同じ様な悩みを抱えている方にはオススメだと思います。
本屋でもIFRS関連の書籍を拾い読みしましたが、ほとんどが会計基準の差異を扱っているものばかりで、実務(しかも経理部以外の)にどういう影響があるのかについて触れている本は少ないというのが実情でした。
そんな中、こちらの本は細かい会計基準の話ではなく、実際にどういう作業をしていけばよいのかに焦点があてられており、私のような素人でも具体的な作業がイメージしやすかったです。
特に、「調査・計画段階 0ヶ月目 プロジェクトチームの立ち上げ」のように何ヶ月目でどういう事をしないといけないかというスケジュール感も書いてあった点がわかりやすく参考になりました。
これまで、会社からIFRSに対応しろと言われたらどうしようかと不安だったのですが、この本のお陰で何をすればいいか、一部だとは思いますが作業イメージを掴むことができました。
同じ様な悩みを抱えている方にはオススメだと思います。
2010年8月23日に日本でレビュー済み
会計基準の差異を取り扱った書籍は多数ありますが、IFRS導入プロジェクトの推進に役立つ書籍はあまりなかったように思います。本書籍は、IFRS導入プロジェクトを推進していくための、スケジュール、手順、注意点等が簡潔にまとめられているので、プロジェクト関係者の入門本として大いに参考になる書籍だと感じました。
本書籍の特徴としては、IFRS導入プロジェクトの全体像として3つの工程(調査・計画段階、計画実行段階、運用監視段階)に分類し、各工程で実施すべき作業が整理されている点が挙げられます。また、システムへの影響や内部統制への影響にも触れられていますので、幅広い対応がなされている点も特徴的です。
本書籍の特徴としては、IFRS導入プロジェクトの全体像として3つの工程(調査・計画段階、計画実行段階、運用監視段階)に分類し、各工程で実施すべき作業が整理されている点が挙げられます。また、システムへの影響や内部統制への影響にも触れられていますので、幅広い対応がなされている点も特徴的です。
2010年8月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本におけるIFRSの強制適用を見据えて、任意適用がすでに認められているようだが、
実際の適用事例が極めて限られる中で、”現場で使える”と銘打っているだけあって、
実務がどうなるのかイメージしやすい内容だと思う。
私は情報システム部でファイナンス関連のシステム担当チームも抱えているが、
経理部門のみならず、システム部門や、外部SIer、コンサルタント会社の参考資料にも
なるのではないだろうか。Webサイトからフォーマットや関連資料がダウンロードできるのもうれしい。
公認会計士と技術担当のCTOの共著なので、双方からの視点からバランスが取れているのが特徴。
実際の適用事例が極めて限られる中で、”現場で使える”と銘打っているだけあって、
実務がどうなるのかイメージしやすい内容だと思う。
私は情報システム部でファイナンス関連のシステム担当チームも抱えているが、
経理部門のみならず、システム部門や、外部SIer、コンサルタント会社の参考資料にも
なるのではないだろうか。Webサイトからフォーマットや関連資料がダウンロードできるのもうれしい。
公認会計士と技術担当のCTOの共著なので、双方からの視点からバランスが取れているのが特徴。
2010年8月9日に日本でレビュー済み
IFRS関係のセミナーに行くようになったけど、
結局、企業としては監査法人やコンサルタント、SIerに頼りっぱなしだと思う。
でも、この本では監査法人やコンサルタント、SIerとの付き合い方が載っており、
企業側でも工夫できることが多いことがよくわかる。
IFRS関連の本って、監査法人やコンサルタントが自社のビジネスありきで書いてあるものばかりだけど、
この本は著者の目線ではなく、企業側の目線で書かれていたのがよかった。
内部統制と同じく、お金だけすごくかかりそうだし、
IFRSは企業にとって必要悪でしかないと思っていたけど、
会社のやりようでいくらでも変わるんじゃないかと、気持ちが変わった。
また、この本で書いてある付き合い方は、IFRS以外にも役立つと思う。
結局、企業としては監査法人やコンサルタント、SIerに頼りっぱなしだと思う。
でも、この本では監査法人やコンサルタント、SIerとの付き合い方が載っており、
企業側でも工夫できることが多いことがよくわかる。
IFRS関連の本って、監査法人やコンサルタントが自社のビジネスありきで書いてあるものばかりだけど、
この本は著者の目線ではなく、企業側の目線で書かれていたのがよかった。
内部統制と同じく、お金だけすごくかかりそうだし、
IFRSは企業にとって必要悪でしかないと思っていたけど、
会社のやりようでいくらでも変わるんじゃないかと、気持ちが変わった。
また、この本で書いてある付き合い方は、IFRS以外にも役立つと思う。
2010年8月30日に日本でレビュー済み
上場企業の中でもIFRS導入プロジェクトの進捗は区々という状況であるが、導入段階毎の課題や対応策を理解することができる点で、これから社内PT(Project Team)が発足するような企業の担当者にとっては特に有用。
また、膨大な量の差異を羅列するのではなく、インパクトの大きい分野についてフォーカスしながら、わかりやすい表現を用いているため経理・財務部以外に所属する人が概要を把握する際にもオススメである。
また、膨大な量の差異を羅列するのではなく、インパクトの大きい分野についてフォーカスしながら、わかりやすい表現を用いているため経理・財務部以外に所属する人が概要を把握する際にもオススメである。